どうやら………人質にされたっぽい………。
18:事故は事故、はい以上!
あーだこーだ言いながら三十分経過、俺たちが騒いでいる内に立て篭もりの強盗の要件が出されていた、内容はここにいる人質と身白金10億の交換、要件を飲み込めない場合はこの人質を殺すと言った内容だ。
「殺されるのか、そりゃあ大変だな。」
俺が軽口でそう言うと俺の隣の女帝官が小声で怒り口調で言う。
ノエル「何故お前はこれから殺されるかもしれないのにそんな平然としていられるの?」
「別に今ギャーギャー騒いだってどうにもならんでしょ、それよりも、どうすんの姉御さん。」
ノエル「姉御さんじゃない、ノエルだ、私にも名前はある。」
「あっそ、どーでもいいけど。」
そう言うとカチンと来たのかノエルは立ち上がり怒鳴る。
ノエル「貴様は何て常識知らずなんだ!少しは関心を持て!」
「待て待て待て痛い痛い痛い痛い!!繋がれてんだからそれも考えて動けよ!」
今の状態はノエルが立ち上がり俺がそれに引っ張られると言った状況だ。
流石にイライラが限界まで来たのか強盗がナイフを持って近づいてくる。
マスク男「てめーらマジうっせぇんだよぉ!!ぶっ殺してやる!」
「はい!?あんた堪忍袋ちっちぇえなおい!そんなんだからお前モテないんだよ!」
マスク男「何知った顔で言ってるんだお前!?お前は俺の親か!」
「は?ふざけんな!テメェみたいな子は海にドンブラコしてやるよ!」
マスク男「何だよ海にドンブラコって!お前も俺らと変わんねぇじゃねぇか!」
「変わるしー!少なくとも変わるしー!」
マスク男「ここでマスク被って脅してるか道をバイクでヒャッハーしてるかのちがいだろうが!!」
「こっちの方がいいに決まってるだろ!少しは考えろボケ!」
マスク男「テメェマジで殺す!」
そう言うとマスク男はナイフを振り上げる、辺りの人質達が悲鳴を上げる中俺は座っている状態からマスク男の股間に強烈な蹴りを入れる。
マスク男「オオオオオオオ!!?痛えぇぇぇ!」
ナイフを落とし股間を抑えにかかった瞬間を狙い繋がれている手を相手に確認を取らずに動かしマスク男の顎を殴る。
マスク男「オオオオ………ふぶぇら!?」
意味不明な言葉を発し倒れる、それに反応し他の強盗が抑えにかかって来る。
「おい姉御さんよ、ちっと手助けしてくれない?」
ノエル「だから言っているだろ、ノエルだ!」
ノエルはそう言いながら走って来たマスク男に飛び蹴りを食らわす。俺はその後の体制を作る為にフォローする。
「分かったよ姉御さん。」
ノエル「分かってねぇ!」
そう言いながら二人ともお互い体はお互いに向けたまま顔だけ進行方向に向けて走り出す。
マスク男2「待てオメェラァ!」
マスク男3「逃がすと思ってんのかぁ!!」
マスク男3の方が銃を撃ってたのを商品台を盾にして隠れる。
ノエル「で?どうすんだ?考えでもあるのか?」
ノエルが斜め上、台をかすりながら飛んでいく弾を見ながら聞く。
「勿論、だが息が合わないと死ぬぜ?」
俺は試す様な口調で言うとノエルは「一か八か、やるぞ。」と言ったのでその作戦を教えた、その作戦とは………
マスク男3「いつまで隠れてんだオメェラァ!!早く出てこいやぁ!」
マスク男3がそう言うと俺らは台の陰から出て来てまだ結ばれているがマスク男達に向かって走り出す。
マスク男3「血迷ったか!死ぬぇ……ごほぉ!」
ノエル「ごちゃごちゃうるさい!」
マスク男3をノエルが一蹴りで沈黙させる、その後ろからもう一人近づいて来てバットで殴ろうとするのを俺がマスク男の横っ腹に蹴りを入れて倒す、さらにその後に槍を持ったマスク男が突撃してくるのを手の縛り目の所で下に弾き二人で走っていって縛り目の所を使いラリアットをかます。
マスク男5「ぐああ!!」
マスク男6・7「何なんだよこいつら……?」
最後の二人が立ち尽くしている所まで走り俺とノエルの二人で蹴りを入れ勝利を収める。周りには気絶したマスク男達、何の刑事ドラマだこりゃ?
ノエル「………フゥ、これで一安心か。後は私の仲間達が来てくれるはず。あんたはその時に捕まえるから。」
「まーだそれ言ってんの?」
ノエル「当たり前だ、私が来たのはその為なんだからな。それより………」
そこでため息を一つ付き再び話し始める。
ノエル「その作戦の内容がまさか『お互いを信じる』とは………普通出来ないぞ?」
「お前だったらやってくれるかなって感じで信じたんだよ、どちらかと言うと火事場の馬鹿力だったがな。」
ノエル「はぁ………。」
ノエルはそう言うと歩き出す、俺はその反対方向に行こうとしていたのでお互いよろける。
ノエル「何してる!私はこっちにいる仲間の方に行きたいんだ、こっちに来い!」
「やだよ、俺はあっちに行きたいし。」
ノエル「ふざけんな………こっちに来い………!」
「嫌だって言って………!」
俺の引く力が弱かったせいで俺はノエルの方に倒れてしまった、その際に………
「………………………!?!?!?」
ノエル「………………………!!!?」
俺は運悪くノエルの上に倒れてしまい、その………あれだ、事故で唇と唇がくっついてしまった。見ていた周りの人質の人達は「オオオオ!!」と歓声をあげていた。
ノエル「………っの離れろ変態!」
「わ、悪りぃ!事故だ事故!!」
そう言うと慌てて離れられる(全然距離取れない)距離まで離れた。
ノエル「最悪だ………私のファーストキスの相手が犯罪者………?そんな………そんな………?」
「最悪だ………敵と口づけしちまった………。」
お互い落ち込んでいると店の外から騒がしい音が近づいて来た。
ノエル「………!仲間が来た、お前、絶対監獄行きにしてやる………。」
「監獄行き!?それはマズイなーっと。」
俺はそう言うと結ばれている腕をゴソゴソと動かし縛られている筈の腕を縄から抜き手首をコキコキっと鳴らし歩き出す。
ノエル「へっ!?ちょっと待てお前!どうやって出た!!?」
「やだよ待つなんて、捕まっちまうだろーが、じゃあな。」
ノエル「あっ……!待てフォックスーー!」
ノエルが叫ぶ中今までずっと黙っていたメイの所に行きメイの縄も解きその店を後にする、今はまず合流だな。
18話end
作者の部屋
どーも秘幻です!今回は自分が読んでて何と無く「面白い」と思ったのであまり編集してません、これでも楽しんで頂けたらと思います!
それではここら辺で、次の話でまた会いましょう!