商旅 ~生き返った商人の話~   作:秘幻

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前回のあらすじ・・・

主人公けつが死にかけました。

リョウ)言うんじゃねぇ!!




22:初のカーチェイス

22:初のカーチェイス

 

 

 

遠距離攻撃、城壁の上からや狙撃などでは状況を有利にする事も可能だ、だが近距離での遠距離攻撃用で戦闘となると苦戦を強いられる、故に向いていない………と言いたいがこの二人はどうも使い勝手が違うようだ。

 

 

 

ヒカリ「アアアアアア!!食らえぇぇぇぇ!!」

 

 

 

ノエル「危な………うおお!?」

 

 

 

………既に殴り合いの領域では?と思わせる程の近距離戦になっている。

 

 

 

ヒカリ「大体!何で!あんたが!マスターと………うがあああああ!!」

 

 

 

ノエル「一応言っておく!!事故だ!しようとした気は一度も無い!つーか私のファーストキス返せぇぇぇ!!」

 

 

 

ヒカリ「ファーストキスだと貴様ぁぁぁぁ!!」

 

 

 

ハルナ「おぉ!あいつやけに気合入ってるやないか!」

 

 

 

クレナ「多分………ハルナが思ってるのとは………違う………。」

 

 

 

ハルナ「あっ?そう?」

 

 

 

ヒカリ達の様子を遠くから敵をあらかた片付けたハルナとクレナが揃って見学中………この時点でこれの意味を知ってないのはハルナだけである、理由は簡単、ヒカリが知られたくなくて言ってないだけである。

 

 

 

ヒカリ・ノエル「食らえ!!」

 

 

 

二人共距離を取りヒカリは光の矢を太くし、ノエルは弾倉を交換し、その動作が終わるとお互い再び撃ち合う、弾と矢がお互いに当たり二人の間で火花を散らしながら落ちる、ここまで、と言うより全弾相手に当たらず落ちるというのはブレイカーならやりそうな事であるがブレイカーでないノエルはほぼ実力でやったと言ってもいいだろう、帝国の薔薇と呼ばれるのはその美形だけでなく戦闘時の動きや撃つ様はまさに華麗その物と言ってもいいだろう、その為帝国の薔薇と呼ばれる様になったのだ。

 

 

 

ノエル「ブレイカーの力はそんなもの?」

 

 

 

ヒカリ「………ッ!うっさいわね!」

 

 

 

私が再び光の矢を太くして撃とうとしたその瞬間に辺りが騒ぎ出す、ノエルが「マジか!?」と言いながら見ている方を見るとトラックがドリフト走行しながら近づいてくる、辺りの帝官は近づこうにもトラックがドリフトしてるので下手に近づけない、近づいた暁には宙に自分の体が舞うだろう………。しばらくドリフト走行していたトラックは私がのいる方へ車体を向けると真っ直ぐに走ってくる。

 

 

 

「ズラかるぞヒカリ!」

 

 

 

トラックの運転席からマスターが叫ぶ、トラックの中ドアではメイが手を伸ばしている、掴まれってことか。

 

 

 

ノエル「………!逃がすか!!」

 

 

 

トラックに発砲された弾はトラックに着弾する前に空気に水紋を残し落ちる、これは空気に邪魔されたと言った方がいいだろう、これはクレナの能力………凄いな………。

そのまま私はメイの手に捕まりトラックの中に入る、これで私の仕事は終わりっと。………いや、失敗か……。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

よし、ヒカリも収容したし後はこの地域の突破か、俺はハンドルを回しながらそんな事を考えていた、あちこちで帝官達の車両が見えるし……いっちょ俺のハンドルさばき見してやりますか!

 

 

 

「今から激しく揺れるから覚悟しとけよ!」

 

 

 

ハルナ「カーチェイスか?面白そうやないか!」

 

 

 

ヒカリ「揺れるの?ならどっかに捕まってないと………。」

 

 

 

メイ「食器とかはどうします?」

 

 

 

クレナ「あ………私が能力で止めとく………。」

 

 

 

メイ「ありがとうクレナちゃん。」

 

 

 

クレナ「どう………いたしまして………。」

 

 

 

「おっしゃ、そろそろ行くぞー!」

 

 

 

俺はそう言いハンドルを回す、少し幅が広い道路に出ると案の定、横から帝官の車が姿を現す、濃い緑の車体に帝国のマークが付いている。

 

 

 

「来たな。」

 

 

 

帝国の車両は装甲車両か、まともに車体ぶつけたら負けそうだな……恐らく配置は俺らのトラックを囲むように帝官車両が四台、左右前後といった配置だ、それに今走っているのは土を盛って作られた道、車体が傾いたら転倒してしまう。

その道の中、右側にいた装甲車両が体当たりをしてくる、トラックを弾きだして落とそうとしてるな、左側の車両はそれに反応しスピードを上げトラックが落ちる為の道を作る。

 

 

 

ヒカリ「……!このままじゃ端に落とされるぞ!」

 

 

 

「分かってる!」

 

 

 

ハンドルを回し曲線を描くように走り体当たりしている車両は闘牛の牛のようにそのまま勢いをつけたまま道から外れ転倒する、サイドミラーから様子を見ると転倒し逆さまな車両から帝官が出ようと頑張ってるシーンだった。

 

 

 

 

ハルナ「……!後ろの車両来る!」

 

 

 

ハルナの合図と共にトラックを右側に寄せる、すると後ろから車両がトラックを追い抜いていく。さっき左にいて前に行った筈の車両が後ろにいる、配置は変わって前に二台、後ろに一台といった配置になった。

 

 

 

「……チッ。」

 

 

 

前の車両が速度を落としジリジリと距離を縮めていく、このままじゃ挟まれて道の外に弾かれてしまう、どうすれば……そう考えながらバックミラーを見るとヒカリがいないことに気付いた。

 

 

 

「おい、ヒカリ何処行った?」

 

 

 

メイ「ヒカリさんならトラックの屋根に行きましたよ?」

 

 

 

メイがクレナを膝に乗せて固定された椅子に座りながら言う。

屋根?そう思っていると肩に乗っていたサクマが喋る。

 

 

 

サクマ「あいつ屋根から狙う気だろ。」

 

 

 

「そんな芸出来んの?」

 

 

 

いくらなんでも無理では?と思った瞬間後ろの車両がバランスを崩し道を外れ転倒する、あの動きはパンクしたなとすぐに分かった。その後は前の車両二台が上から放たれた光の矢をタイヤに当てられくねくねと走行しながら一気にスピードを落とした為危うくこのトラックに当たりそうになったので二台の間をスピードを上げその二台を追い抜く。

 

 

 

「……あ……あぶねぇ……。ヒカリ!お前あぶねぇ!」

 

 

 

ヒカリ「ごめーん!!」

 

 

 

俺が天井に話しかけるようにして大声を上げると上からヒカリの声が降ってくる。こうして俺らは帝官達を振り切ってその国を出た。

 

 

 

22話end




作者の部屋

どーも秘幻です!今回は時間が無く編集がうまく出来てないかもしれません、誤字やその他があったらお願いします!
それではここら辺で、次の話でまた会いましょう!
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