何だか皆それぞれ大変な事になってしまっていた。
25:テルトス陣営騒動2
テルトス将兵2「………グ………これは………。」
「………チェックメイトです。」
テルトス将兵2「………いや、まだだ!」
「………チェックメイトです。」
テルトス将兵2「フン、そんなのこっちに逃げれば………なっ!?」
「取りました。」
テルトス将兵2「………仕方ない、私の負けだ。」
「どーも。」
今こうしてチェスの対決が終わったが結果的には………将兵さんのキングがあってそれを俺のが囲む形………まぁ一言で言えば圧勝だったと言う話だ。
テルトス将兵2「………もう………行って………良し………うぅ………。」
「………で、では。」
ヤベー………これは何か言われそうな雰囲気、俺はそのまま何も言わずに後ろで見ていたヒカリとクレナを引き連れそこから離れる。
ヒカリ「凄いなマスター、盤上ゲームとか強いでしょ?」
「えー?そうでもないと思うが………。」
ヒカリ「いやこの前メイに将棋で勝ってたよね?その前は全員でトランプやったけどダントツ一位だったし………。」
「それは運の問題じゃないか?」
歩きながら話す。確かに俺はゲーム系には強いかもしれない。しかしトランプは違うだろと言っていると陣営のあちこちで爆発が起き最後は巨大な爆発によって辺りがメチャクチャになる。何が原因だ?まだ起爆スイッチは押していない筈………。
テルトス兵「あいつらだ!これを仕掛けたのは!」
テルトス兵2「消せ!奴らを消せぇ!!」
「チッ!ヒカリ、クレナ!やるぞ!」
ハルナ「任せて!」
クレナ「え………あわわ………う、うん。頑張る。」
何か結局こういう形になるのかと俺は心の中で呆れてしまっていた。
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テルトス将兵2「………残念だ、お前を殺さなければならないとはな。」
メイ「えぇ、私も残念です。」
爆発によって辺りが燃えている中で将兵とメイはお互い剣を向けていた。今度は決闘ではない、ただの殺し合いだ。正直言って二人共気が進まないのが本音である。それでもやらなければならない、お互いの守る物の為に………。
やがて二人共走り出し剣がぶつかり合う。将兵が横から振ったのをジャンプで避け真っ正面に大剣を振り下ろすが将兵の剣の振りは早く横にやった剣を素早く上げて大剣を防ぐ。メイはそこから地面に足が着いたと同時にテルトス将兵の足を払おうと足に蹴りを入れるがテルトス将兵はそれにいち早く気付き軽くジャンプして避けそこからメイに蹴りを入れ距離を取る。
テルトス将兵2「悪いがお前の戦い方は既に読んだ。」
メイ「それはマズイですね………ならダラダラとやるわけにはいきません!」
テルトス将兵2「こちらもその気は無い。お前を倒して………!?」
テルトス将兵はそう言いかけて辺りの変化に気がつく。そう、合図を待っていたヤクザ達が一斉に攻めて来ていたのだ。
メイ「どちらにしろ時間はありません。次で終わらせます。」
テルトス将兵2「いいだろう、だか一つ行っておくぞ。俺は諦めが悪い。」
メイ「………分かりました。」
そう言い二人共剣を交える。辺りで勢いを劣ることも無く燃え、ヤクザやテルトス兵が戦っている中でドレスの様な姿のソードブレイカーと甲冑にマントの体格がいい兵士が舞を舞うかの様にして剣を振る。
しかしそれもしばらく時間が経ち勝敗が着いた。テルトス将兵の注意力が切れた一瞬を狙いメイがテルトス将兵を斬り捨てる。将兵はそのまま倒れ込み動かなくなる。
「メイ!今すぐここから離れるぞ!」
メイ「マスター!」
テルトス将兵が倒れた後、ヒカリさんとクレナちゃんを連れたマスターが来る。ハルナさんも既に合流して後は私だけだった。だが、私が振り返った後倒した筈のテルトス将兵が起き上がり斬りかかってくる。
メイ「………なっ!?」
「………!メイ!」
ガッ!!それは剣が刺さった音では無かった。私の目の前ではマスターが立ち塞がり丁度頭に剣が当たりかけたのを手を使って掴み抑えている所だった。
メイ「マスター!!」
テルトス将兵2「貴様!?」
「痛ーだろテメェ!」
テルトス将兵2「ぐはっ!」
マスターは驚いているテルトス将兵をアッパーして気絶させる。しばらく息を荒くしていたがやがて剣を受け止めた時に外れてしまった仮面を素早く取ると顔につける。しかし私は見えてしまった。いや、見てしまった。マスターの顔が……。
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あれから時間が経ち、ヤクザの人達による攻撃は成功に終わり、私達は約束の金額を貰いその国から出た。この後私はマスターが怪我したと言う手に包帯を巻いていたがここでマスターとの会話が無かった。包帯を巻き終わった後もマスターは「ありがとう」と一言言ってそそくさと運転席に行ってしまった。これは世に言う距離を置かれているである。理由はきっと仮面の下の顔を見てしまったせいである。それにあの顔は………リョウだった。顔だけの判断なら疑ったかもしれない、けどあの時のマスターは喋ってる時の声が違った。それはもうリョウと言うのを証明するには十分な気がした、これからどうすれば………。
メイがそう悩んでいる傍、運転席では………。
「………ああぁああぁああ〜〜。」
サクマ「ゾンビ!?」
トラックの運転をしながら俺は唸っていた。サクマも運転席にいて………と言うよりはこいつ大体はここにいるんだが………まぁいるんだよこいつも。
「いや、大丈夫だ。問題ない。」
サクマ「いや運転してるのに前見てない時点でアウトだろ。」
確かに俺は今感覚で運転している。まぁここは国の中じゃ無くて外の草原だから余程何か無ければ衝突事故は起きないだろう。だからと言って見ないのは確かに危険に変わりはない。
「………ふー。」
サクマ「で?何があったんだ?」
「それがさ………。」
このfox商団の中で男なのは俺とサクマだけだ。男としてはサクマの存在はありがたいものだった。ネズミだけど………。
サクマ「………で、メイに顔を見られて近づけないと。」
「………そうなんです………。」
正直言って今の俺はかなり弱気になっている。まさか商団の皆の安全では無く自分の正体がバレる形になるとは想像していなかった。これからどうするべきか………。
サクマ「まぁそれはその時になったら対処すればいい。」
「………だな。」
俺は行く先が心配になった。
25話end
作者の部屋
どーも秘幻です!最近忙しくて中々書けない日が続くんですがそれでも見てくれる人がいるのはとても嬉しいです!本当にありがたいです!
それではここら辺で、次の話でまた会いましょう。