メイとの間が縮まり、何故か今度買い物を一緒にして欲しいと言うヒカリであった。
28:エリートだからと言うのは無いらしい。
トラックで移動した後とある国の中に入り仕事を始めた。基本的にこの国は気温が高く砂漠地帯が近い為、アイスなどの冷たい物が売れやすい国である。
「………にしても………あっつい!!」
流石気温が高い国である。いつも着ているコートを今は脱ぎ、下の服の袖も上げている状態だ。ヒカリやハルナも暑い為ボタンやファスナーを下げている。クレナはマフラーとパーカーのフードを取っている。お陰で頬の鱗が見えてしまっている。
「………おいクレナ、見えてるぞ。」
クレナ「………!………うん。」
「ほら、これでも付けとけ、ついでに冷たくていいだろ?」
そう言ってクレナの頬に付けたのは冷やす効果を持つ布だ。これなら頬は隠れるし、しかもくっついてくれるのでテープなどがいらないのが助かる。とは言った物の………これ商品だったんだよなと思いだすとしまったと思ってしまう。まぁクレナがその布を抑えて気持ち良さそうにしてるから結果オーライにしておくか。
ヒカリ「いいなぁクレナ、私にも少し貸して。」
ハルナ「………にしても。」
そう言ってハルナはメイの方に目を向ける。メイはいつも着ているドレスの様な服をずっと着ている。昨日から目に付けていた目隠しを取る様になったものの、その服は脱がなかった。
ハルナ「暑くないんか?見てるだけで暑いわ。」
メイ「大したことは無いから大丈夫ですよ。」
ハルナ「そ、まぁいい。」
「いや熱中症になるだろ。」
そう言いながら前を向くととんでもないものを見てしまった。警察を呼ぼうか悩んだがそれはやめた。何故そう思ったかと言うと、目の前にパンイチの爺さんが立っていたからだ。
「えーと、一つ聞いていいですか?」
爺さん「ん?何じゃ?」
爺さんは当たり前の様に話して来る。
「………変態?」
爺さん「………!?」
「いや何で驚いた顔するの!?」
おかしーだろ爺さん!!何で俺何かしたみたいな顔してんの!?おもいっきりしてるだろ!ちょっとどころか取り返しのつかねーレベルで変態宣言してんでしょあんた!
爺さん「わしはこう見えてエリート大学の出じゃ!!」
「え?中退の間違えじゃなくて?」
爺さん「違うわ!!そう言うお前さんも高校中退みたいな顔しとるじゃないか!!」
「は!?ふざけんなよ爺さん!俺は高校中退してないし!多分爺さんよりは頭いい方だしー!」
メイ「………0点取ってた人が何言ってるんですか。」
メイが言い合いに口を挟んで来る。
爺さん「0点!お主の方が馬鹿の極みじゃろうが!!」
「だまらっしゃい!!人生パンイチで過ごしてる爺さんに言われたかぁねぇよ!!」
爺さん「靴ぐらい履いとるわ!!」
「そこの問題じゃねーんだよ!!」
爺さん「じゃあ何じゃお主?パンツがダメならブルマか?ブルマなのか!?」
「ちげーよ!!あんたはブルマとかパンツの前にズボンの事視野に入れろアホ!」
爺さん「こんなクソ暑い日にズボンなどと言うものを履けと言うんかお主!?」
「あぁそうだよ!!あんたはやっぱズボンの前に世間を視野に入れろ!!」
爺さん「コンタクトは嫌いじゃ!!」
「話飛びすぎだろーが!」
ハルナ「マスター、まだダメか?そろそろ前向きたいんやけど………。」
俺と爺さんがギャーギャー言っている後ろでハルナ達は顔を赤くしながら後ろを向いていた。そう言えば皆大人しいと思ったら後ろを向いてたのか。
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「で?結局あんたは何したい訳?」
何度言っても言うことを聞かなかったので腰にタオルを巻くことで話は終わった。つーかタオルOKならズボンでもいいだろと思ったが「何馬鹿な事言っとるんじゃ?」と馬鹿に言われムカついたが何事もなかったかの様にして今にまで至る。
爺さん「決まっとるじゃろ、暑いからじゃ。」
「いやいやいや、家の中なら分かるよ?爺さん、世の中パンイチで道を歩いている奴を世間では露出狂と言うのだ。」
爺さん「なぬ!?知らんかった………。」
「おい、何がエリート大学の出だコノヤロー。」
エリートなのに一般常識に疎いとは………それ一種の馬鹿じゃね?
爺さん「しかしなぁ………、この国には女子も下着なんじゃよ、ほら、彼女とか。」
そう言って爺さんが指差したのはあまりにも女子とは呼べない女装をしたオカマの集団だった。確かに下着だ………めっちゃ筋肉ムキムキのオカマが女子の下着で歩いてる………。
俺は躊躇わず爺さんの顔を片手で掴む。
「おい爺さん、あんた一体どういう青春時代送ったんだ?女子指定するには無理があるレベルだろーが。もはや魔王を前に「君可愛いね」つってるもんだぞそれ?」
爺さん「は、ははふんひゃ、ははへはははふ(は、離すんじゃ、話せば分かる)。」
「分かる訳ねーだろーが!!あんたの青春どんだけ乏しいものになってるんだよ!!」
爺さんは俺の手を払うと対抗してきた。
爺さん「失礼な!わしだって彼女の一人や二人はいたわ!虎男とか清太郎とか………。」
「ほぼ男子の名前だろーが!!」
爺さん「だまっちょれ!!」
「何で涙目で言うの!?なぁサクマ、おかしいよなこの爺さん!?」
サクマに話を振ると乗っていたハルナの肩の方から胸の部分に行き空いている所に入り目だけを出し言う。
サクマ「済まん、俺にそのホモの対処はオウェ………。」
「対処どころかお前が吐きそうになってんだろーが!」
爺さん「わしだって………わしだって………。」
クレナ「………可哀想。」
「あぁそうだよ、可哀想な爺さんでしたカッコ完。」
爺さん「お、終わらせるなー!」
そして今日の夜、クレナの絵日記には………
『今日はかわいそうなパンツおじさんに会いました。』
で始まっていたらしい。
28話end
作者の部屋
どーも秘幻です!今回あまり面白く無いかと、と言うよりも下ネタな話になってしまいましたがこんなのはこの話では当たり前と思ってもらえると嬉しいです。
それではここら辺で、次の話でまた会いましょう!