メイの復讐話を聞いたリョウは悩んでしまう、また一方でサクマにも…。
3:盗賊と商人は腐れ縁…な訳ねーか。
メイ「マスター、サクマさーん、朝ご飯出来ましたよ~。」
「分かった~、今行く~。」
サクマ「飯~!!」
「…………。」
出た、飯になると元気になるやつ…さっきまで寝てたくせに…ったく。
魔法で中がデカくなったトラック(以後トラックハウス)のキッチンに集まる、メイは俺の想像とはかなり変わっていた、家事は出来るしうるさくないし…俺違う桐嶋メイさん連れて来ちゃった?
サクマ「うまいな~!」
「だな、メイが料理がうまくて助かったよ。」
メイ「ありがとうございます。」
そんな事を言いながら朝ご飯を済ませた俺はトラックの運転席に行きトラックを運転し始めた。
サクマ「おお…お前意外と運転うまいな、前に何かやってたのか?」
サクマが俺の肩に乗って聞いてきた。
「前に運転手だったんだよ、いつもこんぐらいの大型車扱ってたからな、慣れてんだよ。」
草原の中を走行していく、やっぱ道路の上の方が走りやすいな………あれは…?
サクマ「おっと、ありゃあ盗賊だな、どうする?」
「どうするも何も、もう指でこっち来いって指示してるし…行くしかないでしょ。」
盗賊のいる所にトラックを止め、右手の裾に銃を入れる、デシャピアの力はサクマから聞いた通り長時間使うと危険だ、まぁ一応使うかもしれないから誰もいない所で練習はしているが…。
メイ「マスター、倒しますか?」
メイが後ろから目隠し状態の顔を出して聞いてくる。
「いやお前は出てこなくていい、もし俺が殺されそうになったら助けてくれ。」
メイ「…了解。」
「頼りにしてるぞ。」
笑いながら出る、さてとかなりいるな、ざっと…7~8人って所か、その中の一人が出てくる。女で髪はオレンジで左右に二つ結んでいる、服は緑色の首元まである服でボタンはひし形、そして黒いミニスカートだ、自信満々の顔は少し何か隠してるような感じがした、気のせいか?
???「悪いけどあんたの持ってるもん全部貰うわ。」
その女はそう言うと脅しのつもりだろう、右手をこちらに向けた。その瞬間に光が起き右手には緑色の弓があった。後ろの盗賊達も刀や槍を手に持ち殺すのをまだかまだかと言わん限りの形相でこっちを見てくる…こえぇなおい。
???「さてどうする商人?ここで死ぬか?」
「おいおい、怖い事言うなよ、せっかくのいい顔が勿体ないぞ?」
???「な…………!余計な事言うな馬鹿が!」
「うお?!お…怒るな!悪かった!よく分からんが悪かった!」
???「よく分からんのに謝るなーーー!」
顔を赤くして地団太を踏む、おいおいほんとに盗賊かこいつ?
「じゃあどうしろと!?」
???「知るか!とりあえず死ね!」
「理不尽だ!!」
盗賊達が斬りかかってくる、ここは頼るしかない…!
「メイ!」
メイの名を呼ぶ、その瞬間に斬りかかってきていた盗賊が三人ほど倒れる。
メイ「マスター、これはマスターの危機と見ていいんですね?」
俺の前に立ち盗賊達に大剣を構えたメイが聞いてくる。
「勿論、けど殺すなよ?」
一応念には念を、相手だってこちらを殺す気だろう、しかしこちらが殺してしまったら何も変わらない、だから絶対殺さない。
メイ「…分かりました、流石平和主義者ですね。」
「だろ?ラブ&ピースだ!」
メイ「キモいです。」
「う……!と…豆腐メンタルが…。っと来ちまった、さて、ひと騒ぎ行きますか!」
走ってくる盗賊にメイは大剣で、俺は銃で応戦する、メイはあんなに大きな大剣をまるで小枝を振り回すぐらいのしなやかさで敵を倒していく、一方俺は…
「あぶねぇ!!お前包丁は振り回すもんじゃないってお母さんに聞かなかったのか!?」
盗賊「包丁じゃねぇよ!何処にこんなデケぇ包丁があんだえぇ!?アホかお前?」
「そんなんじゃお母さん泣いちゃう!」
盗賊「人の話聞いてんのか!?つーかお前は俺の母さんじゃねぇだろーが!」
ただこちらが逃げるだけというとても悲しい戦法になっている、こんなでいいのか主人公…。
―――――――――――――――――――――
あの野郎…盗賊のメンツ汚しやがって…ぶっ殺してやる、とにかくあいつを止めなきゃ斬れねぇ、ほんとに早い野郎だ。
盗賊「死ねぇ!このクソもやしぃ!!」
「…クソ……もやし………だと…?」
野郎の動きが止まった、今がチャンスだ。
盗賊「そうだよ!死ねクソもやし!」
「てめぇ…それは…」
手に持っていた銃を回転させて持ち手の方を先にした瞬間に俺の振り下ろした剣をジャンプで避け上から勢いよく銃の持ち手で俺の頭を殴った。
「てめぇ!世界中のもやしに謝れ!」
盗賊「ぐ……あ……。」
お前じゃなくてもやしにかよ………。そこで俺の意識は飛んだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――
さて、大体は片付いたかな(俺じゃなくてメイのお陰で…。)、そう思っていた所に光の矢の雨が降ってきた。
「うおおおお!?あられぇ!?」
メイ「マスター、少なくともあられではないかと…。」
ヤベぇ、今本気でミスった、こんなの俺でも分かったわ。クソぉ…恥ずかしい…。
???「あら、当たらなかったのね、いいわ、次は当てる。」
女はそう言うと弓をこっちに向け糸を引くと太い光の矢が生成された。
「お前…ブレイカ―か。」
???「そう、私はアーチャーブレイカー(弓ブレイカ―)よ!」
メイ「ブレイカ―か、なら容赦はしない。」
「ちょっと待ってくれメイ。」
斬りかかろうとしていたメイを止める、何かさっきからおかしい…。
???「何で止めたの?こんな感じに撃たれるわよ?」
女が大量の矢を飛ばす、メイがそれを弾いてくれたお陰で言う事がまとめられた。
「何でお前そんな顔なんだ?」
???「は…?何言ってんの?私は普通よ?」
「…ウソつけ。」
メイ「な?マスター!」
俺は走りだした、確かめたいからだ。
???「走って!?馬鹿め!格好の的だ!」
女は再び光の矢を撃ってくる、しかしそれはメイが刀を振って飛ばした空気の塊に相殺される。
「お前のそういう顔がぁ!」
???「な………!」
女が下がった先には木がありそこに背中が当たる、その直後に俺は持っていた銃を女の顔のギリギリ横を通し木に刺さる。
女は驚いた顔のまま聞いた。
???「何故外した…?」
「答えを聞いてないからだ。」
???「答え?」
「何でそんな顔してるのかだ。」
???「だからいつも通りだよ!」
女は持っていた弓を振り回した、それに当たらないように後ろに避ける。
???「興を削がれた!帰る!」
「あーあ………お前……名前は?」
立ち去ろうとする女の背中を見ながら質問をする、流石に返ってくるとは…と思ってた所に返事が返ってきた。
ヒカリ「二ノ宮…ヒカリだ。」
「そうか。」
立ち去っていくヒカリの背中を見た後に傍にきたメイに話かけた。
「なぁメイ、少し俺の都合に付き合って貰っていいか?」
しばらく無言だったメイが何かに気が付いたような反応をしてその後に微笑みながら、
メイ「いいですよ、私はマスターについていきますよ。」
「……ありがとな。」
3話end
作者の部屋
どーも秘幻です!やっとの戦闘シーンがまさかのこのグダグダ…(;_;)正直リョウが自分自身で戦わなかったのはちょっと嫌でしたね←(何言ってんだお前?)
それでは今回はここらで、また次の話で会いましょう!