あの女の子が悪魔らしい、そして何だかんだあり忘れ物を渡す羽目に……。
6:悪魔は引き籠り
俺らはあの少女の居る場所に向かっていた、理由は落し物を届ける為だがこれがなぁ……何とあいつんち町はずれにあるんだよなぁ……トラックも入れない程道も狭い為歩きである。生えている木も枯れてるような道である。にしてもさっきから後ろでメイとヒカリが何か話してんな……何話してんだろう……?
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ヒカリ「………なあ、メイ。」
メイ「ん?何ですか?」
歩いてる途中にヒカリさんが話してきた。
ヒカリ「その……何というか……あいつとお前は……長いのか?」
メイ「長い……?」
ヒカリ「ほ……ほらあれだ!私は新参者だから、その、あいつの事はよく分からんし、時間的にはお前の方がいるから……あいつの事について教えてほしい!」
顔を赤くして言うヒカリさんかわいい……なんて思ってしまう自分は悪い子……反省します。
メイ「マスターの事ですか、実際私もよく分かりません。」
ヒカリ「そうか、お前も分からないか。」
メイ「すみませんね。」
笑いながら謝る、ヒカリさんは「気にするな」と言ってくれた。
ヒカリ「じゃああれだ、お前はあいつをどう思う?」
メイ「そうですね……正直言うと変な人ですね。いつもかっこ悪い人なのに人が困っていると自分の事でもないのにその人を助けようとするかっこいい人ですね、何か今の矛盾してましたね。」
確かに聞かれてみると私もマスターの事をまだよくは知らない、前に話してもらった事があったが実際にマスターの言ってた事はなんか納得がいかない……それに私はどうしてもマスターが『リョウ』に見えてしまう事がある……何でだろう……やっぱ捨てきれないんだ、リョウとの楽しかった思い出を……。だからマスターがリョウに見えてしまう、マスターがリョウだったらという願いが………。
ヒカリ「……メイ?」
メイ「………!すみません、ボーっとしてしまいました。」
「おい、着いたぞ。」
マスターの声でその話は終了した。
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町はずれの丘、悪魔が住んでいると言われる家の前に来た。そこは家があるだけで後はほんとに何もない殺風景な所だった。
「ほんとに静かな所だな……ほんとにあの子はここに住んでんのか?」
メイ「住人の話が正しければ確かにここです。」
ヒカリ「ま、あれを見ただけではイメージ的にはこんな感じだな。」
サクマ「……………。」
「じゃあ……おじゃましまーす。」
メイ・ヒカリ「ちょっと待てえええええ!!」
「うおおおお!?」
襟を掴まれ二人に思いっきり引っ張られ地面に叩きつけられた。
「何だよ!何か悪かったか?」
ヒカリ「当たり前だ!マナーを知れ、マナーを!!」
メイ「ここにノックする為の物があるでしょう!それ使って下さい!」
確かに木で出来ているドアには鉄でできたライオンの形をした物がついていた。なるほど、これを鳴らすのか。
「じゃあ鳴らすぞ。」
ライオンが銜えているリングを持ち叩こうとした瞬間に…………
バキッ!!
「……………。」
メイ「……………。」
ヒカリ「……………。」
サクマ「あ~らら……。」
抜けた……いや正確に言えば外れたか、ドアには何かがあった後のように穴が一つ……そして俺の手にそこにはまる物が……。
ヒカリ「何やってんだおめえぇぇぇ!!」
「うおおお!外れたぁ!?」
メイ「そんなの見れば分かりますよ!どーするんですかこれぇ!」
「お……落ち着け!これはあれだ!このライオンが革命を起こしたと言う設定で誤魔化せる!」
メイ「無理ですから普通に!何小学生以下の解答生み出してるんですか!!」
「なら森のくまさんがこれを破壊したと言う設定なら!」
サクマ「無理だろ、第一こんな所にくま住まねーし。」
「そうだったぁ!」
ヒカリ「どうでもいいけど早くそれ直せぇ!!」
「いや無理だろ!」
ヒカリ「なら壊すな!」
「壊した後に言われても!!」
そんな事を言っていると中から足音が聞こえ大切な物を失ったドアが外側に勢いよく開いた。
「な?……ごふぅ!」
メイ「マスター!?」
ヒカリ「ブッ!あはははは!」
少女「え?あ……ご……ごめんなさいい!」
少女がドアを開けたせいで俺の顔にドアが見事に当たった、こんなのありかよ……。
俺の顔に当ててしまったお詫びになんか皆して家に上がってしまった、いいのかこんなで……。
少女「ほんとに……ごめんなさい……。」
「いや、大丈夫だから。」
サクマ「そうだ、こいつはゾンビ同然だからな。」
「それ酷くない!?」
少女が出してくれたクッキーをかじりながらひでえ事言うなコイツ……
「そうだ、これ。」
ポケットから光る石を出し少女に渡す。
少女「これは……!ありがとうございます!」
少女が石を大事そうに持った所を見るとどうやらとても大切な物らしいな、なら渡せてよかった。
ヒカリ「そう言えばあんたは何で悪魔なんて言われてんだ?私にはそうには見えないが…。」
「確かに、何であんな事言われてるんだい?」
それは気になっていた、そう聞くと少女は寂しそうに微笑みながら訳を話した。
少女「その訳はここにあります。」
少女はそう言うと袖を引っ張り腕を出した。
メイ「………!これは。」
ヒカリ「…………なるほど……。」
サクマ「……………。」
「……………。」
少女の手は俺の見た時と同じ、龍のような皮膚をした手だった。しばらく見せた後にまた手を袖の中に閉まった。
少女「この手と生まれ持った変な能力のせいで私は悪魔って呼ばれてしまって……。」
サクマ「……大変だな。」
「………それだけで……。」
それだけで悪魔扱いか?酷いにも程があるだろ。そう思っていた所でメイとヒカリが反応した。
メイ「……マスター。」
ヒカリ「外からお客さんのようね。」
ヒカリが窓を指さす、窓からはこちらに歩いてくる警官の集団が見えた、おそらく……この子が言ってた通りこの子を殺しに来たのだろう。
6話end
作者の部屋
どーも秘幻です!悪魔の女の子は僕じゃなくある人が作ってくれました!作ってくれた人には感謝です!
ライフ・デーモン・ライフと言うのも出しました、そちらも似た感じなので是非見てみて下さい!
それではここらへんで、次の話でまた会いましょう!