ゴミ箱   作:ヘイ!尻!モテる方法教えて!?

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この話は短いので前の話とセットでお出しします、どうぞお楽しみください


苦難の道も一歩から

まったくあの二人には本当に頭が上がらないわね

 

ゴールドシップ先輩とトレーナーは私の為にかなり尽力してくれた

 

最初はトレーナーの事をちょっと微妙かなぁと思ってしまったけど今思えばあまりにも失礼な態度だったと思う

 

ゴールドシップ先輩に紹介して貰ったトレーナーさんは先輩の時に相手がレースを回避して出走できないというマルゼンスキーさんと同じ状態になってしまったらしく酷く対応に苦慮していたみたい

 

そういった状態だったので仕方なくとはいえわざと間間で負けるしかなくそういった指示をしてしまった事を悔いていたようで、ゴルシ先輩に相当負い目があったみたい

 

ゴルシ先輩自体はまったく気にしてないようだけどトレーナーさんのほうが土下座したりして凄かったらしいわ

 

あの時ああしてれば良かった、こうしていれば敗北を回避できたのにとアレコレと後から考え付く事が多かったみたいでその時にうまくやれなかった事をまた後悔してしまったり

 

そんなこんなでトレーナーさんとゴルシ先輩は本当に色々あったみたいね

 

そういった経緯があるトレーナーさんなので今回のレース回避問題にはかなり精通してたわ

 

こんなトレーナーさんと組めるのも文字通りゴルシ先輩のお陰なのよね

 

こういう大事な所でゴルシ先輩はいつもキッチリサポートしてくれるから普段迷惑を掛けられても怒るに怒れないのよ

 

ゴルシ先輩が先陣を切って苦難の道を走り抜け、走った道をトレーナーさんが整備をしてくれている

 

私は二人が整備した道の上を楽に走っている、この二人がぶつかった苦難の道とは比べ物にならない程走りやすい道よ

 

メイクデビューでわざと負けこそしたけどその後は2連勝

 

その後のインタビューではそれらしい嘘をもっともらしく苦しそうに言うトレーナーさんの本気を見た

 

相当厳しい戦いになると予想しています?スランプに陥って勝てなくなってしまう?戦々恐々としています?

 

良くもまぁこれだけそれっぽい事を並べられるものねと感心したわ

 

トレーナーの言葉一つ一つがアタシ以外の全員を勘違いさせる為に紡がれる、この日の為にゴルシ先輩の時から考えてた言葉をどんどん並べて行く

 

インタビュアーが帰る頃にはすっかりアタシはこれから成績が落ちて行くだけの可哀そうなウマ娘になっていた

 

笑ってしまう程うまくいった、トレーナーの迫真の演技で聞いてるアタシですら騙されてしまいそうになるほどだった

 

これでホープフルで勝っても次走には負けそうなウマ娘が出来上がった

 

他のウマ娘から見てアタシは勝てそうな相手に見えるわけよね、勝てる相手を避ける程ウマ娘はバカじゃないわ、これでアタシと戦ってくれるようになるはず

 

ここまでしてやっとレースでまともに走れるのね

 

こうまでしないと走れない現状に正直思わない事が無いわけじゃないわ、でもまずは二人が整備してくれたこの道を走り抜く事を考えましょう

 

目標はホープフルステークス、気合を入れていくわよ!

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