狩人転生〜異世界でも一狩り行こうぜ〜   作:シーボーギウム

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設定としては別世界にいた主人公が死ぬのと前世ルディ、ナナホシが転生トラックに突っ込まれるのが全く同タイミングで起こった結果主人公も転生に巻き込まれた的なサムシングです。
見切り発車オブ見切り発車なので多少のガバは見逃して下さい。
お願いしますなんでもしますから(何でもするとは言ってない)


1.そうして英雄は眠り、目覚めた。

 

 

「────!!」

「──!───ッ!!」

「───!!!」

 

 慌ただしい様子仲間達の姿をぼんやりと見る。音が遠い。おかしいな、()()()()()()()()はずなのだが。

 

「────!」

「……ぁ……ぁ…」

 

 目の前でボロボロと涙を流し、私の手を握る少女が何かを叫ぶ。悪いが何故か今耳が聞こえないんだ。そう言おうとして、掠れたような声がもれた。声も出ないらしい。

 ふと、視界をズラした。そこにいるのは黒き龍。その亡骸。その脳天に突き刺さった、目の前の少女の物の筈な大剣。お前、こんなもの倒したのか。凄いな。

 

「────!────!!」

 

 今だ泣き続ける彼女の頭に、鈍い体を鞭打って手を乗せる。その涙を拭おうとして、その頬に血がついたのを見て、私はようやく己の状況を正確に理解した。

 

(そうだ、私は黒龍と戦ったんだ………)

 

 秘匿された伝説。禁忌と呼ばれる、その黒き古の討伐戦。この世界のありとあらゆる場所に赴き、ありとあらゆるモンスターを狩った私にかけられたのは、そんな話だった。まだ見ぬモンスターとの戦い。それに心を躍らせ、いざ対峙してみれば、そこにいたのは規格外の怪物だった。

 滅尽龍を超える膂力を持ち、炎王龍を凌駕する劫火を吐き、鋼龍以上の風圧をその翼で生み出す黒く、黒く、黒い龍。

 

 まず、見知らぬハンターが殺され、次に知り合いの、狩猟笛を巧みに扱う凄腕ハンターが殺された。そしてその次に、弟子である彼女へ黒龍の視線が向けられたのを見て、私は反射的に彼女を突き飛ばし、その足元にモドリ玉を投げ付けた。そうして残された私は愛用の弓で黒龍と殺し合い、弓も私自身もズタズタに引き裂かれ、ギリギリのところで残されていた弟子の大剣でトドメを刺すに至ったのだ。

 

「────!!」

(そんなに泣くな………)

 

 だって、私はこんなにも幸せな最期を迎えられるのだから。

 無数のモンスター達としのぎを削り合った。古龍に二つ名モンスターにヌシ。その全てが強敵だった。新大陸に渡ってからは、更なる強敵との連戦だ。赤龍を狩り、煌黒龍を狩り、そして最後の最期で黒龍と相討った。ハンターとして、これ以上幸せな終わりは存在しないだろう。

 だから、最期に一言伝えなければならない。この泣き虫な弟子が、ハンターとしてしっかりと歩めるように。

 

(…………)

 

 少しの逡巡。だが言葉は直ぐに決まった。息を吸う。最期の言葉を、紡ぎ出す。

 

「導きの……青い、星が………輝かん……ことを…………」

「ッ!」

 

 絞り出した言葉に、私の弟子は涙を拭いながらそれでも笑みを見せた。これなら大丈夫だろう。そう、安心したのが原因か、いきなり強い眠気に襲われる。

 

 そうして、私は人生の幕を下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はずだった………

 

 何やら金髪の、竜人族と思わしき女性がこちらを覗き込んでいる。どうやらあの状況から私は生き残ったらしい。相変わらず体は動かないし、女性の言葉も耳がやられているせいか、何か言っているのは分かるがその意味を理解出来なかった。

 

「────」

 

 ………なんかやたら優しげな表情で撫でてくるのはなんなのだろうか。というか治療院にこんな女性いたか?かなりの美人だ。これでも人の顔を覚えるのはかなり得意な方だ、こんな人を忘れる訳が無いのだが……

 と、思っていたところ、何故かその女性が胸を露出させた。

 

(!?!?!?!?)

 

 そうしてどういう怪力か私を持ち上げ、私の口元に胸を持ってくる。なんで!?なんだ!?そういう特殊な性癖持ちの変態なのかこの人!?

 とにかく尊厳破壊甚だしい状況から抜け出そうと両の手で彼女を押し退けようとした時、目に入ったのは小さな小さな赤子の手だった。

 

(??????)

 

 その手は、鈍いながらもどういう訳か私の意思に従って動いている。その手で己の顔に触れていく。しかし20年と少しの間連れ添った私の顔はそこになく、モチモチとした赤子のような、いや正に赤子の顔がそこにあるのみだった。

 

(…………)

 

 どうやら、私は赤子になってしまったらしい。

 

 

 

 

 

────────────

 

 

 

 

 

 少し時間が経って、自分の状況をある程度把握できた。どうやら私はまるっきり別人になっているらしい。確かカムラの里に滞在していた時にみた文献に「転生」とか「生まれ変わり」なる話があったがそれに近しい状況と言えるだろう。この体になる前、カムラの里の文献によれば「前世」では真っ赤だった眼や髪は金色だし、耳は竜人族のように長い。だがどうにも竜人族という訳でも無いらしい。指は5本あるし、足も普通だった。

 

「リリーナ、────」

 

 金髪の女性、彼女は「今世」における母だった。リリーナというのは私の名前らしい。未だ名前くらいしか聞き取れないが、まぁ言語がまるっきり別だから仕方あるまい。前世では経歴のせいで脳筋だと思われていたが、これでも私は新大陸に渡った際に数ヶ月で古代竜人の言葉を聞き取れるようになった人間だ。全く未知の言語でも一年もすれば聞き取れるようになるだろう。

 

 と、母乳を飲みながら思考する。

 

 初めの頃は羞恥心がやばかったが今ではもうだいぶ慣れた。諦めたとも言う。

 まぁ仕方のないことだ。これが嫌ならさっさと育てる様にむしろもっと母乳を飲まなければならない。

 

 閑話休題(話は変わるが)

 

 母はどうにも好色な人らしい。既に何度も出くわしている場面なのだが、私が夜中に起きると見知らぬ男と交合っていた、ということが多々あるのだ。しかも毎夜毎夜相手が違う。しかし別に嫌々やっているとか、そういう仕事だからとかいうわけでは無いようで、単純に好きだからそういうことをしているらしいのだ。

 まぁ思う所はあるが別に忌避する気持ちは無い。私も前世では普通にそういう経験はあるし、それによる快感も知っている。その快感に溺れる気持ちも分からないでもない。

 

 分からないでもないが………

 

(せめて私のいない所でやってくんないかな………)

 

 腹が膨れてそのまま眠り、その後目覚めたのは真夜中だった。普通の赤子ならこのまま夜泣きに移行するのだろうが、まぁ私は中身が成熟した人間だ。そしてハンターとしての癖で、私は目覚めたら真っ先に周囲の状況を把握しようとする。結果、母がまた見たことの無い男と行為に勤しんでいることが分かった。

 

「んんっ……!あんっ……!!」

 

 喘ぎ声って言語が変わっても変わらないんだなぁ、としょうもないことを考えつつ、声を上げるかどうかを考える。ここで私が目覚めたことに気が付けば母は間違いなく私の面倒を見てくれる。明らかに行きずりの関係で生まれた子である私だが、母は間違いなく私を愛してくれている。だがそれと同時にその好色加減も大概だ。多分私に母乳をあげながら行為は止めないだろう。むしろそこに背徳感を見出すかもしれない。

 

(寝よ)

 

 目を瞑る。抑え気味の嬌声に大層集中を乱されるが、この身体なら数分もすれば眠れるだろう。

 

 そして予想通り、数分後には私の意識は落ちていた。

 





モンハンのハンターって色んな武器扱えるし初見の武器でも完璧に扱えるし狩技やら鉄蟲糸技やら特殊技能マシマシだよなぁ………

せや!無職転生世界で北神流使わせたろ!!

大体こんな感じのノリで生まれた話がこれ。
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