どうでもいいけど、最近はじめの一歩読んでるけど、なかなか参考になる。まぁ、問題は初心者がどこまでやれるのかよく分からん辺りだ
2ndステージ
さて。相もかわらず迷子である。くそ!どこぞの修羅々木さんのスキル・章消しリセットが羨ましい!とか言っても書籍の偽物語読んで、なおかつこれを覚えてる人なんざかなり限定されるんだろうな……
「というかさぁ、サユリ。お前、携帯ならルート案内位しねえのか?おい、サユリ?聞いてる?」
「zzz」
「なんでスリープモード入ってるんだよ!?サボるな!はたらけ!」
「んむぅ……普段は話しかけないし、私から話しかけても無視するくせに……どうせ私は都合のいい女れすよお…」
そういやこいつ、俺の生命波吸うんだっけ?ちょっと前まで折れ酔ってたし、酔ったのか?だから、充電のメーターが168%とかアホみたいな数値があるのか?まぁいい。あてにならないことだけわかりゃいい。
「はいはい。お前はそこでくすぶってろ。気合でなんとかするぜ」
とりあえず、地下に行けばいい。地下の連中なら、地霊殿のことくらい知ってるだろう。後はそこからヤマメの家まで行けば、正邪はいるだろう。
「ま、地下に行く入り口さえ……ん?サユリ、ライト出して?」
「ん?ふぁーい」
携帯から出す光で辺りを見る。夜目は効く方だが、闇を探すなら光が必要なのだ。と、カッコつけてもなんなので、見つけたい物は、
「ん、みっけ」
俺が見つけたかったのは洞窟への入り口だ。とりあえず、地下にさえ行っときゃなんとかなるだろうという適当な考えである。だって、他に手掛かりねえしな!
「さぁて、おっじゃまーん」
「ダメです」
男だか女だかよくわからない声が聞こえたと思ったらいきなり目の前に赤と白の…なんだっけ?陰陽玉と言うんだっけ?まぁ、そんな物がでて来た。
「え?なんでダメなんだ?」
「人の子よ、ここから先は魔界や地獄に繋がってます。立ち退きなさい。まだ、無傷のまま帰ることができますよ?」
「……魔界?」
え?まじで?魔界?なにそれすっごい楽しそう!ドキドキで壊れそう先輩全裸!やべ、口が滑った。けど……
「そんな楽しそうな名前聞いたら、引けねえぜ!」
「どうでも、ダメですか……ならば仕方がありません。私も職務を果たさせていただきます」
こうなったら戦うしかねえ!と思って、俺が領域を展開しようとした。が、それを待たず、陰陽玉は禍々しい何かの弾丸をうってきたやがった。回避運動したものの、一発が頬をかすり、血が流れる。
「おい!まだ領域を展開してねえぜ!?」
「はっ?何を言うかと思ったら……いいですか?ここから先は幻想郷ではありません。スペルカードルールなんてまどろっこしいのはないんですよ?わかりやすく結着をつけましょう」
俺は頬の血を拭う。直撃してたら無事では済まなかっただろう。
「なら、俺とて全力で行かせてもらう!」
俺はその場に火をつけた缶コーヒーとかの缶のサイズの四角い箱を置き、洞窟の壁を蹴って不規則な動きで接近する。
「意気は良いです。しかし……近づけば近づくほど、私も外しづらくなるんですよ」
陰陽玉が俺に向けて弾を放つ。
しかし、
「なんの策も無く突っ込むなんて勇敢な真似、俺はできねえな」
先持って、自分の位置をごまかしておいた。それに、まんまとかかってくれたらしい。
「っ!」
「いいぃっしゃあ!」
陰陽玉の後ろを取るように回り込んで蹴りを放とうとするが、流石に前へよけられる。まぁ、むしろ好都合だけど。
「ふむ。面妖な技を使いますね。しかし、あなたの呼吸さえキャッチして撃てばいいんですよ」
「やっべ!」
弾が今度はまっすぐ俺を狙って飛んでくる。俺の能力は視覚情報しか誤魔化せないし、しゃあないとは言え、自分の能力の打開策をまっすぐ言われるのは気持ち良くはない。
まぁ、とりあえず一度能力を切り、彫刻刀を取り出す。
「そんな鈍で私を切る気ですか?」
「勘違いするな。こいつは、刺すもんだ!」
右に足を強く踏み出し、右方向に走るように見せつつ、強く踏み込んで左斜め前に跳び、さらに前にまっすぐ飛ぶと見せかけて蜘蛛の糸で上に急上昇、天井を蹴って緩急を見せた動きをしつつ彫刻刀を振り下ろす。
「くっ!こざかしい!」
陰陽玉は弾をばらまいて当てに来るが、何と無くとした予感を頼りに跳ねる。
「うらぁ!」
「そこかっ!」
前に踏み込み、宙返りするように跳ぶ。しかし、目の前には一つの弾が。
「くそっ!たかが腕の一本!くれてやらぁ!」
左腕を前に出し、弾をガードする。
左腕がヒリヒリと痛み、同時に感じる異物感。まるで、腕を杭で穿かれたような感じがする。されたことないから想像だけど。
「けっ!これしきのことで!」
左腕に力を込めようとすると左腕が踏まれたように痛む。あ、これはこないだされたし。
「どの道、手加減はしませんよ。私とて、怠慢のレッテルを貼られたくないです」
尚も後退しつつ、弾をばらまく。そして、陰陽玉は、俺が最初立っていたあたりの上に停滞してるのを確認し、俺は足を止めた。
「ふっ、私の戦闘能力は53万です。そして、私は後二回変身を残しています。その意味がわかりますね?さぁ、降伏を」
「違うぜ。この場面の俺は、お前に頭を下げるのでなく、ニヤリと笑うことなんだぜ?」
「何を……!」
陰陽玉の真下の地面に置いてある一つの小さな箱。それは上に噴き出す噴水のようなタイプの花火だ。先もって置いておいたそれは、突如火を巻き上げる。それはさながら、小さな火山のようだ。
「きゃぁああぁぁぁ!?」
「やったか!?」
思わずガッツポーズ。視界の悪さに感謝だ。
「さぁて!魔界とやらに道案内してもらおうか!」
煙の向こうに向けて言う。が、飛んできたのは快い承諾の言葉ではなく、細長い紙のような物だった。長さにして1mもありそうだ。それが体にまとわりつき、しめてきた。
「なっ!?」
煙の向こうには、一人の男が立っていた。烏帽子と白い着物と、陰陽師のような格好をした男がいた。
「少し、我は汝のことを見くびっておったようだ……なので、確実に生気を吸い取らせて、搾りかすにし、不安の芽を摘み取らせてもらう」
男はそう言って俺に手を突き出し、ぎゅっと握りしめた。すると、いきなり自分の接してる辺りから徐々に脱力していった。筋肉が弛緩し、力がこもらない。もがくこともできない。
「あぐっ……」
やばい!やばい!やばい!
頭の中に警鐘がなり響き、身体は辛うじて動く程度にしか働いてくれない。瞼を開けるのも辛い。
その時、携帯が異常なまでにバイブを発していた。こしょばゆくてならない。おかげで自我をなんとか保てたが、如何せん邪魔くさい。
「……うっ……せ」
自分を不快にする物を払おうと携帯に触れる。その瞬間、凄まじい喪失感を感じた。間違いない。サユリが、サユリが紙とは桁外れの勢いで俺の命を吸ってやがる!
「……うら……ぎ……り……も」
サユリに対する罵倒も最後まで言えぬまま、俺の意識は深い闇に落ちた。
次はいつになるかな!まぁ、その時までよろしく!