01001100110011000111111111010100010100101000000110010110010111001110100010111001
木亥広星の携帯の中、擬似人格体であるサユリは、自分自身のうちに生まれつつある異能を少しずつ開発していた。もともと生み出された原因となる能力の残滓を様々な面から解析し、異能もどきを複製してはシミュレーションを行い、プログラムを少しずつ強固な物にしていった。
「ご主人様、これを知ったら驚くだろうなぁ」
にししと笑いながら作業をする。
最初は暇つぶしのつもりで始めた作業だが、これがなかなか楽しくなってきたらしく、たくさんの記号やらアルファベットやら数字やらが入り混じって、システムの取捨選択が行われて行く。
「ふぅ……こんなもんかな」
かと言ってもいつ呼ばれるかわからない。作業の間、外の様子を見ながら、見ていた。
「……ん?」
サユリが外を見たとき、広星は紙のような物に巻かれていて、少しずつ生命力を吸われていた。
「あ、あぶない!」
サユリはバイブ機能を作動させて、広星はそれに反応して携帯に手を触れる。
「……ごめんなさいね」
そして、サユリは一気に自分の内に広星を取り込んだ。高速で生命力を吸い取ったのだ。
しかし、魂、意識を分解せず、自分の内に留めておく。
「もう使わなきゃかな。これ」
先ほどまで作っていた異能、『自らを組み替える程度の能力』とでも呼ぶべきか、サユリはそれを作動させ、携帯の中のメモリーを探る。
とにもかくにも、絶対的な力が必要だ。今の縛られた状況でも、強引にひと暴れして抜け出せるくらい強大な力が。そうしないと、この謎の男を前に御主人様が殺されてしまう。
その探す作業の中で、一つのモンスターに関することが、サユリの目を引いた。
何故か。理由はない。意味もない、いわば運命とも呼べる何かが働いたとしか思えない。
それは、青い龍だった。
それは、ゾンビパウダーが使われ、強靭な生命力を持つと言われていた。
それは血液一つで人に傷つけ、粘液はゴムとして使われた。
それは、右肩に大型の何かがついていた。
それは。
「……核龍……ギアレックス……」
011101000101100101011110010110001110010101011111111001000111010111100101010101111001010011110010111111100101
え?シンギョク(♀)の出番?……びみょん
てか、千文字以上じゃないとダメって、割ときついな……くそ