神の器と希望の箱-禁じられた神の子と心優しき者-   作:そのうち匿名外します

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「そのうち匿名外します」です。
そこそこの鬱展開をオリキャラだけで書いていきたいと思い、執筆しました。
戦闘描写は普段書き慣れてないので、いざ書くとなった時大変ですが、最善を尽くしていくつもりです。
よろしくお願い致します。


01

この世界には不思議なものがたくさんある。

あげればキリがないが、一つだけ信じれないものがある。

 

神器

 

神様からの贈り物とも言われ、この世界にはその贈り物を授かった人間が何万人もいる。僕もその1人だ。

人の傷を癒す奇跡とも言える力、脳の動きを活性化させる力、ありとあらゆるものを創造する力。

そう、神器といってもその力は様々だ。

だが僕の持つ神器はその全てを上回るものだった…

 

神の器の複製(ギフトトレース)

 

神器について研究する人達からは『神より奪いし贈り物』とも呼ばれ、忌み嫌われる力。

その正体は他人の持つ神器を自身の体に移し吸収、それを使えるようになる。いわば、他人の神器を跡形もなく奪う力。

 

俺はこの力が嫌いだ。

 

幼なじみがいた。

その幼なじみは小学生の頃に神器を目覚めさせた。

熱量増強(電子レンジでチン!)と言われた、給食のスープを温める力。くだらない力かもしれないし、呼び名もしょーもない。だが何かしらの意味はあったはずの力だ。だがそれを僕は奪ってしまった…

 

幼なじみ「電子レンジでチン! ふぅ温かいぜぇ。」

 

僕「いいなぁ…」

 

先生「神器が使えなくてしょぼくれていても仕方ないです。」

 

僕「ですよね… もしかしたら使えるようになってたりしないかなぁ」

 

先生「神器はふとした瞬間に目覚めると聞いています。もしかしたら、神器に祈りを捧げると使えるかもしれません。」

 

神器は生まれた頃から使えるものでは無いが、生まれた時の検査で神器を持っているかどうかぐらいは分かる。

この時の僕は自分の神器がやっと使えるようになったのかと思い興奮していた。

 

僕「よし、じゃあやってみよ!僕の神器!!」

 

そう言葉を発した時、スープは温まり湯気が出た。

 

幼なじみ「おぉ、スープが温まっt… ぐっ…」

 

だが、幼なじみは倒れた。

 

先生「え?ちょ…えっ…? ○○君?? 大丈夫…じゃないよね… えっ… 救急車呼ばなきゃ…」

 

僕「えっ…」

 

その後、様々な検査をした。

普通に倒れただけなら多くの検査をしなくてもいい。

だが、僕が神器を使った瞬間に倒れた。つまり神器によって何かしらの影響を受けたことが原因なのだろう。

そして1週間に渡る検査の結果、幼なじみの命は失われなかった。しかし、神器は失われたようだ。

そして僕も検査の対象となった。

 

とある部屋に閉じ込められ、目の前には手錠を付けられ、これでもかというぐらいにガムテープで体をグルグル巻にされた金髪の青年がいた。

 

医者「この子は神器の『指で触れた鍵を開ける力』を使い窃盗を行う内に何人もの子供を殺害した死刑囚… 仮に倒れても問題はない。君の神器について調べる必要がある。あの時の再現をしてくれ。」

 

僕「は、はい… 僕の神器…お願い…」

 

スープは温まらなかった。

そのかわり、死刑囚の手錠の鍵が開いた。

 

死刑囚「ん? 手が動かせる…鍵が外れたのk…」

 

死刑囚は自身の手が自由になったことを歓喜した。だが、すぐに倒れた。

 

医者「どういうことだ… スープは温まらず、手錠の鍵は開かれた…これらは倒れた神器所有者と同じ状況…まさか…」

 

この日からだった、僕から自由が奪われたのは。

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