俺達は夫婦だ。今でも時々当時を知る人に話しかけられる。
過去に立てた素晴らしい栄光は伝説となり、そんな伝説が出来上がる一部始終を側で見届けることが出来た。
トレーナーとして、男として、そして一人の人間としてそれは誇らしいものだ。
しかし、妻が女帝として、エアグルーヴとして打ち立てたあの記録を、ただの一般平民ともいえる俺が、女帝の杖として支えられたことは今でも信じられないほどの奇跡である。
多分君が聞いたら、そんな事を言うな! と怒られてしまうのだろうが。
でも俺は、そんな奇跡を掴み取って、君と共に人生を歩んでいる。
これがどんなに幸せか、そして幸運な事なのか。
君と過ごしてきて、私は君に何度感謝を伝えられたのか、私はあと何度伝えられるのか。
「なあグルーヴ」
「なんだ? あなた」
「俺さ、今君と居れて楽しいし、幸せだ」
「……? 急にどうしたんだ?」
「いやなに、急に伝えたくなってな」
何故だかは分からない。
けれど、これだけは今伝えなくてはいけないと、何故かそう思った。
君と過ごした最初の3年間、女帝としての威厳を世界に知らしめた5年間、そして……人生を共にすると誓ってからの12年。
君と関わってから、色んなことが変わったな。
最初は担当トレーナーと担当ウマ娘としてしか関わろうとしなかったけれど。
仕事で乱れた俺の私生活を、君は整えてくれた。
周りを見るだけでなく、それと同じくらいに、自分にも目を向けることの大切さを教えてくれた。
共に笑い、共に泣き、苦楽を共にしてきた、そんな唯一無二のパートナー。
幸せな時間を共に過ごし、共に理想の実現へと駆けていく。
今までも、そしてこれからも変わらずにずっと──────
「そうか、これからもよろしく頼むぞ? あなた」
「女帝殿の仰せのままにってね」
「やめろたわけ、今は女帝ではなく貴様の妻としてここにいるんだぞ?」
「ごめんごめん、じゃあ帰ろうか」
「そうだな、母達に預けているとはいえ、娘達と早く会いたいものだな」
「学生の頃の君が見たらビックリするだろうな」
「なにがだ?」
「ん? 愛娘達への溺愛具合がさ」
「案外そうでもないぞ」
「……え?」
「何を呆けているんだ、早く帰るぞ?」
「ちょっとさっきの詳しく! あっ待って置いてかないで!」
艦これ改装しなきゃなぁ
たわけっけになりたいし、呼ばれたいし、踏まれたいし、堕としたい