無個性脳筋少女の英雄学園   作:silika

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06 戦闘という名の蹂躙大会

 翌日は、初日みたいなことにはならず、ふっつうの授業が行われた。ちなみに、マイク先生の呼び掛けはこっちでもスルーされてた。かわいそうに……。

 昼飯はランチラッシュなる有名シェフのご飯が安く食べられる。

 「いや、どんだけ盛ってんの、不瀬沼」

 「腹減るもんは減るし。そっちの八百万だってどっこいじゃん」

 「個性が脂質依存ですもの、仕方がないですわ」

 

 そしたら午後の授業。ヒーロー基礎学。私戦闘一本でここに来てるからかなり助かる。

 「わーたーしーが‼︎ 普通にドアから来た‼︎‼︎」

 噂のオールマイトさん。どうにも千年殺しされているイメージが強いけど、気にしない。…………マタギさん元気かな…………くたばりゃしないと思うけど。

 「ヒーロー基礎学。ヒーローになる素地を作るための訓練をする科目だ」

 

 「早速だが今日はコレ、戦闘訓練」

 入試ん時にも思ったけど。みんな私みたいに戦闘訓練をしていたわけじゃないよね、ねっ? なんで一発目がそれなのさっ!

 「そして、そいつに伴ってこちら、入学前に送ってもらった個性届と要望に沿ってあつらえたコスチューム。着替えたら順次、グラウンドβに集まるんだ」

 なお、私のコスチュームは哀さんや聖子さんに師匠たちの監修が入ってる。最新の物を貰えるなら貰っとけとのこと。腰に閃光弾、煙幕、ナイフ2本、立体機動装置、首にフェンリルの鎖牢もセット。

 

 「格好から入るのっても大切な事だぜ、少年少女」

 中身がないのはやばいと思うんだけど……。まあ、頑張りますか。

 「時に不瀬沼少女。それは相澤君の真似かい?」

 「違います。捕縛布の使い方は習おうと思ってますけど、コレ作った時相澤先生もといイレイザーヘッドの姿も知りませんでしたもん」

 たしかに、無駄に似てるけどさぁ。腰につけたアイテム群と、背中の棒以外大体おんなじだし。

 

 ◇

 

 二人から三人一組で1チーム。ヒーロー側ヴィラン側に分かれてのチーム対抗戦をやるらしい。状況は屋内、核兵器を抱えたヴィランが立て篭もり中なので、核兵器を奪還せよ、と。サブタゲは相手チームの全員捕縛ね、理解。

 「チームと対戦相手はは籤引きで決めるぞ!」

 というわけで、私のチームは耳郎、上鳴。相手は常闇、蛙吸、アリス。

 

 一戦目はヒーロー麗日緑谷、ヴィラン飯田爆轟。戦闘そのものはほぼ爆轟の独壇場だったけど、全体としては緑谷麗日チームの勝ち。

 二戦目は障子轟と葉隠尾白。姿の見えない葉隠ちゃんがどうかなって思ったけど、轟が全部凍らせて終わりだった。まあ、なんというかひどいね!

 

 三戦目は私らがヒーロー側。さてどうするか。常闇と蛙吸がなかなかに面倒な能力をしてる。アリスはまあ……燃やされないように気をつけて、くらい?

 「ウチも特にないけど……」

 「私は作戦あるよ?」

 「お、どんなだ?」

 「まっすぐ行ってぶっ飛ばす」

 上鳴と耳郎に、何言ってのこいつ、という目で見られる。

 

 「高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処する」

 「ウチ、知ってる。それは作戦がある時にしか言っちゃいけない台詞だ」

 と言われましても、相手がどう出てくるしか分かんないし、時間はあっちの味方だから、速攻決めるしか無いと思うんだよな〜。

 

 「じゃあ、私が隠密行動で忍び込むから、二人は陽動とか」

 「はっはっはっは。悩むのも良いが、時間だ、行きたまえよ少年少女達」

 もう演習の時間なのであった。作戦もうちょっと練りたかった……! 裏口はあるから……うん。

 

 「正面よろしく。私後ろからピッキングで侵入するわ」

 「出来んの?」

 「モチのロン」

 というわけで、速攻で裏手に回ってピッキングをする。大したことない鍵だから、4秒程度で開いた。はっ、ちょろいわ!

 扉をうす〜く開けて、そこから小さな鏡を入れて中を見る。誰もいないので、そのままこそこそっと入る。中は普通のがっさい廃ビル。取り敢えず歩みを進めて上へと向かう。正面から、ある程度音を出しつつ来てるのでそっちにある程度釣れたと思う。

 

 2F、3Fと上がっていくけど、誰も見当たらない。4階に辿り着くと、常闇が一人で待ち構えていた。とは言え、隠れてきた甲斐があって、完全に裏を取れている。

 常闇は核爆弾の前、正面側の階段に注意を向けていて、私の使ってきたルートには注意を払っていない。

 というわけで、そろりそろりと近付いて、首筋に一撃を加える。

 「よし、動かれる前に眠った」

 

 なお、さっきから下で物が燃える音がしている。間違いなくアリスが暴れてる。……アレ? 蛙吸が蛙だよね、火、大丈夫かな……。

 ともかく、下に降っていると、

 「全力放電、130万ボルト!」

 上鳴の叫びと共になんかさらにヤバい雰囲気が出た。大丈夫? 炎と電撃で地獄と化してたりしない?

 

 ◇

 

 そんなことはあったけど、それで二人とも気絶したらしく、私たちの勝ちだった。やったぜ!

 「すげえな! どうやったんだ?」

 「こう鍵をカチャカチャっとやって開けて、気配を殺してそーっとね?」

 大騒ぎである。私の行動が凄かったらしい。

 




本編では書きにくかった講評部分
・佑月:上手く奇襲で人数差を作れていてグッド。ただ相手の人数が不明の場合あまりよろしくない
・耳郎、上鳴:不瀬沼が上手く動けるように派手に釣れていたので◎
・アリス:味方の邪魔になるような火の巻き方はするなよ
・蛙吸:特に不味いとこはないけど、頑張れ!
・常闇:周りにちゃんと注意を払って……え、無理? 佑月そんなにやばかったの?

常闇ちゃんファン、ごめんなさい。あとピッキングする脳筋って……。

佑月、敢えて火中の栗を拾うか。

主人公のヒーロー名&必殺技、活動報告にて募集中! どうにか案をください、お願いします。頑張って終わりまで導きますのでどうか!(忘れてた
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