五条悟の妹は千里眼を持って呪術廻戦の世界を生き抜く   作:アルトリア・ブラック(Main)

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【説明】

五条 零(れい)
五条悟の双子の妹
容姿は五条悟と瓜二つ、唯一違うのは瞳の色が赤。
前世は普通のOLだった。呪術廻戦の世界の事は知らない
【能力】無下限・千里眼(未来・現在視)
【身長】185㎝程(大人の時)
五条悟とは一卵性双生児

【能力説明】
千里眼はここでは『未来・現在(並行世界)で起こりうる現象を見て、都合の悪い事を並行世界と入れ替える』という術式。
要はこちらの世界では死ぬ筈だった人間が死なない代わりに並行世界の存在は死ぬということ。
かなりチートな術式を故にリスクがあり、入れ替えるたびに五年分の寿命を代償にしている。
また、どうやっても変えられない人物も存在している。
近すぎる未来(一時間後)や遠すぎる未来(10年後)は見えない。


プロローグ【序章】
第1話『双子の兄妹』


呪術界御三家の一つ・五条家に無下限呪術・六眼の抱き合わせと無下限呪術・千里眼の抱き合わせの誕生というのが起こった。

 

異質な存在の誕生に呪術界は騒然となり、当然と二人に懸賞金がかけられた。

 

兄の方を五条悟、妹の方を五条零と名付けられた。

 

そして、恐ろしいことに双子の男女が生まれた

 

「一卵性双生児の双子の男女らしいわ。御当主様はかなり驚いていたようだけど、術式を持ってる子どもらしいわ、これで五条家も安泰だわ」

 

一卵性双生児として生を受けただけに留まらず、一卵性双生児の中でもかなり稀有な『MMツイン』というのだったらしい。

 

しかも、1%しかいないという存在。

 

生まれてきただけで奇跡だと言われるらしい存在。そして、それが男女の双子。

 

(…聞こえているんだけど…)

 

赤ん坊として(脳内で)話している私だが、思考はちゃんとしている中身成人の20代後半の女だ。

 

(…赤ん坊生活って理性持ってる状態じゃしんどい…)

 

「だっ!」

 

「!」

 

双子の兄・悟が零の顔をパシッと叩く

 

キラキラした顔で叩いて来る悟

 

「だ、え!」

 

ダメと言ったつもりが上手く言葉にならず、なおかつ、二人でもみくちゃになってゴロゴロしてしまう始末。

 

そして、悟が私を抱きしめたまま眠ってしまった。

 

(…ま、いっか)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7歳になった零は早速、将来の伴侶探しが始まった。

 

「はんりょって何?」

 

悟が零と遊んでいる時に世話役の一人に聞く

 

「未来の旦那様のことです」

 

「零、けっこんするの?」

 

「しないよ?」

 

そう言うと悟が嬉しそうに「だよなぁ〜!」と言ってくる。

 

「悟様。零様は五条家の令嬢であられるのです。それに術式や呪力にも恵まれておりますゆえ、近い未来伴侶となる方を探さなければなりません」

 

女中の真面目な言葉に内心え?となる。

 

7歳で伴侶探しとかいかがなものである。

 

もっと後回しにできないのかと言いたいところだが、言ったところで頭の固い両親は聞いてはくれないだろう。

 

「好きな人と結婚したい」

 

そう言うと女中は「術師の家柄であり、術式の持つお方ならば御当主様は納得されると思います」と返してくる

 

(…何その視野の狭い選択肢…)

 

 

 

 

 

 

生まれ変わってから数年、こっちの生活にだいぶ慣れて来た。

 

(…未来なのか現実なのか…はたまた並行世界の映像なのかハッキリとわかんなくなる…)

 

零が持っている目は『千里眼』で未来・現在(並行世界)を見るという能力を持っており、目を瞑れば無限に見える世界

 

それゆえにロクに寝れず、最近は睡眠不足に悩まされている。

 

10歳になった日、あまりにも隈が凄いことになったので両親から術式についての勉強が始まった。

 

ある程度、目との折り合いがついて来て、それでも現実か並行世界なのか区別できなくなった際は、兄が一緒に寝てくれることで安心して過ごせるようになった。

 

「なぁ、術式の勉強って楽しい?」

 

「全然楽しくないよ?最初、言ってる意味全然わかんなかったし」

 

縁側で二人でくつろぎながら話す。

 

広い庭を眺めながら二人で話していた。

 

悟は何故か母と父に懐いていない。

 

理由を聞けば「心配するのは体じゃなくて目のことだから」とか「口を開けば術式云々で、まともな会話してくれないから嫌い」と返って来た。

 

確かに、あの人たちと話しても将来の婚約者がどうのとか、千里眼についてのことやら有効活用するにはとかしか聞かない。

 

なんというか「五条悟・五条零」という個人を見てくれていない気がする。

 

故に生まれた時から一緒で、普通の話も普通にする零と仲良くなるのは必然だが…

 

(…なんか、双子の距離感じゃない気が…いや、むしろ、双子ってこんな感じだったのかな…?というか、私も全然平気になってしまっているのも…)

 

双子の兄妹といえど、悟は男だ。

 

それなりに異性に対する意識があって、恥ずかしくなる時期だというのに、全然その気配を見せない。

 

むしろ、10歳の今も一緒に風呂に入ったりしている。

 

双子の姉妹ならなんとなく分かるが、異性の兄妹はこういう風にならないのでは?と思ってしまう。

 

前世は歳の離れた妹しかいなかったからわからないが…

 

「あ、零、ちょっと遊ぼうぜ」

 

そう言って縁側から降りて振り返って来る。

 

「ん!」

 

手を出して来る悟の笑顔がキラキラしていた。

 

「待ってお兄ちゃん、靴…」

 

「あれ?さっきまであったけど…また、アイツら片付けたのかよ…ちょっと待ってて」

 

そう言って靴を脱いで部屋に駆け込む

 

「あったあった」

 

タンスから靴を出して来た悟に「なんでタンスの中に入れてんの?」と聞くと「え?だってよく零の靴片付けられるじゃん。だから」と言って前に置く

 

靴を履くと、改めて手を出して来て、手を握ると嬉しそうに笑い

 

「行こうぜ!」と言って引っ張って来る。

 

 

 

 

 

 

13歳に悟と零がなってから本格的に呪術の訓練になり、その訓練をすればするほど、妹は弱気になっていた。

 

「零〜?大丈夫か?」

 

「…大丈夫、ちょっと見えすぎちゃって」

 

妹の持つ千里眼は、『未来・現在(並行世界)で起こりうる現象を見て、都合の悪い事を並行世界と入れ替える』事ができる術式らしく、家の人間は物凄く喜び、御三家の人間、俗に言う『うっとおしい存在』がいなくなった世界を探させて、その世界と入れ替えたらしい。

 

結果的にその人間はここで死亡し、何者かによる呪いと上は断言していたが、実際にそれを引き起こしたのは零と五条家の人間は理解していた。

 

その翌日、零は38.9という熱を出し、寝込んでしまった。

 

それ故に、幼少の今は高度な術式ゆえに使わないようにと命を下していた。

 

 

 

「…零…」

 

心配そうにする兄に零が『大丈夫だよ、お兄ちゃん』と言うと、余計に苦しそうな顔を浮かべる。

 

 

 

 

高専に入学する歳になり、悟は妹と共に学校に入ると親に言い、半ば強引に寮で暮らすことになった。

 

これ以上、ここにいたら零の身がもたない事、そして、居心地の悪すぎる空間になんていたくないという気持ちがあった。

 

「いってらっしゃいませ、悟様、零様」

 

女中たちの言葉に「二度と帰るかよ」と言って車に乗り込む

 

車に乗り込むと、零が悟を見て

 

「なんか、派手な家出して来たね」

 

「あんなクソみたいな家、家出して清々するぜ」

 

不満そうな悟に「家が無ければ恵まれてなかったよ、私たち」と言うと「…俺正論きらーい」と言ってくる。

 

「正論ばっかりかまして来るのも確かに嫌だけど、事実でもあるんだよ、私たちってかなり恵まれてた方だし」

 

「…双子の癖に、そこら辺は似てねえよな…」

 

ボソリと言う悟に微笑む

 

「まぁ、一卵性双生児なのに、あんまり似てないからね、私たち」

 

「ホントだな」

 

車が高速に乗り、東京に向かって行く

 

車内、やることなく、零は携帯を出して本を読み、悟は欠伸をしながら窓の外を眺める。

 

「あ、悟。昔の日本の因習って本読んでたんだけどさ」

 

「…なんつう本読んでんだよ」

 

スッと画面を見せるように近づけると、悟の顔がグイッと近寄って来る。

 

「昔の双子は先に生まれた方を妹あるいは弟って呼んで、後に生まれて来た方を兄あるいは姉って呼んでたんだって」

 

「へー(棒読み)」

 

「そう考えると、私がお姉ちゃん悟が弟だね、是非ともお姉ちゃんと呼ん「え?嫌だけど?」 ……即答」

 

ジト目で見ると、悟が欠伸をし

 

「お兄ちゃんは譲らねぇぞ、お前のこと守ってやるって決めてんだから」

 

盛大な殺し文句に

 

「それは本当に好きな人に言ってあげな、悟」

 

「…自分から聞いて来た癖に、何引いてんの?」

 

 

 

 

 

 

東京都立呪術高等専門学校に入学した五条悟と五条零は夜娥学長に案内されていた。

 

そのあと、二人の同級生に会い、悟が「うわっ雑魚じゃんw」と言い、夏油傑くんと大げんかになり、校庭が割れた。

 

「…クズだな…」

 

「…初対面でそれはないよ、悟」

 

「だって呪霊操術なん「コラッ!!」ブベラッ!」

 

悟に拳骨をすると、悟がのたうち回る。

 

「人の術式に文句を言うんじゃありません!」

 

「…これどっちが年長者なんだか分かんないな」

 

「……そうだね」

 

家入と夏油は目の前で行われるのを黙って見ていた。

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