五条悟の妹は千里眼を持って呪術廻戦の世界を生き抜く   作:アルトリア・ブラック(Main)

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あけましておめでとうございます。

これ編集してる時は12/31ですけど、多分投稿するときには年越しますね、一月から夜勤をやるので緊張しすぎて胃が持つかな…


第2話『動き出す闇』

ー???ー

 

とあるマンションの一室にて、男は今後の作戦を話し始める。

 

漏瑚が首だけの状態で花御に抱えられて戻って来ていた。

 

「これで分かったと思うけど、五条兄妹を封印する。実行は渋谷、いいかい?真人」

 

「異論ないよ、狡猾に行こう。人間らしく」

 

男は真人の隣に腰を下ろす

 

「ところで、五条零の封印についてなんだけど、五条悟をその箱に封印したらどうするの?他にツテがあるの?」

 

「もちろん、用意はしてあるよ、彼女は植物系統…いや、物の未来が見えない、故にそれに対処する術はないんだ。だからこそ、花御のことは認識出来ない。花御が漏瑚を助けに行ってしまったから五条悟から五条零にある程度情報は行ってしまうけど大丈夫だろうね」

 

《彼女は呪力を放つモノに関してなら未来が見えると以前聞きましたが?》

 

花御からの言葉に「そうだとしても、君は普通の呪霊と違って、どっちかというと精霊に近いだろう?彼女は何があっても君は認識できないから大丈夫だよ」

 

「つまるところ、封印するためには花御の力が必要なのかぁ」

 

「そう、封印の手順も間違えないように、先に五条零を封印してから五条悟を封印すること、手順を間違えたら先を読まれてご破算だからね」

 

「気をつけるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー高専ー

 

「呪霊が徒党組んで戦っている…かぁ」

 

伊知地からの報告に零は考え込む。

 

「…零の眼を持ってしても認識することは不可能か」

 

夜娥学長の真剣な言葉に悟も考え込む

 

「植物に準じる呪霊は認識外になる…まさか、そこをついて来る奴らがいるなんて…」

 

「昔、認識した記憶には夏油傑の肉体を使い、天元様を陥れようとした何者かを視たのだったな」

 

「はい。傑の術式・呪霊操術を使って天元様を取り込む計画があったようでしたが、あれ以降の未来は見えないんです。妙にあやふやになって見えなくなってしまってるんです」

 

だからこそ、夏油傑の肉体をあの時に燃やし、跡形もなく消したのだ。

 

「かろうじて見えるのは海辺みたいなところにいる呪霊たち数体が何か話してる様子だけなんです。内容を確認しようとすると、そこでぶっつり切れるんです」

 

植物のような何かの音が聞こえ、遮断されてしまう。

 

(…まさか、精度が足りないなんてなぁ…)

 

零の眼は万物を見渡す眼ではなく、呪力を放つモノの未来が見えるのだ。

 

つまるところ、呪力のない人間の未来・ビルなどといった物の未来は見えないのだ。

 

(……完璧じゃない…か)

 

それならば、助けられる人間にも限りが生まれてしまう。

 

このままじゃ、守りたい人々を守れないかもしれないと悩んでいると…

 

「まーた悩んでんの?」

 

会議を終えてから外を歩いていると悟が聞いてくる。

 

「まさか、欠陥があるなんて気付かなかったし…今まで目に頼って来ちゃったから、未来が見えなくなると不安というか…」

 

そう言うと悟がポケットに手を突っ込み

 

「良かったじゃん。未来が見えなくて、それに、俺がいれば問題ねぇだろ!最強なんだからな!」

 

そう言って肩に腕を回して来る。

 

「…まぁ、最強でも慢心したらダメだよ、最強って慢心して負けるまでが流れだからね」

 

そう微笑みながら言うと『零が言うとガチになる気がするから、気をつけるわ』と言って来る。

 

「そうそう、任務もひと段落したんでしょ?じゃ、紹介したい子がいるから一緒に来て」

 

「うん、良いよ、噂の子?」

 

「うん。噂の子」

 

少し後ろを歩いていた新田が『何の話?』と首を傾げていた。

 

 

 

 

 

ー地下室ー

 

「ご、五条先生の妹さん!?」

 

悟と共に地下室に来た零は噂の少年『虎杖悠仁』と初対面する。

 

「やぁ、こんにちわ、虎杖くん」

 

「こ、こんにちは」

 

虎杖は零と悟を見比べて『マジで似てる…』と呟いていた。

 

「本当に両面宿儺の指食べたの?よく躊躇わなかったね」

 

「あの場じゃ、そうした方がみんな助けられると思ったし…」

 

迷いなく言う虎杖に微笑む零

 

(…うーん。いずれ知るだろうからあえて言わないでおこうかな)

 

虎杖悠仁は、いっ時の行動のために茨の道を選択してしまった。

 

彼に宿っている両面宿儺の呪力量から未来が見えた。

 

サングラスを懐から出してかけると

 

「サングラスかけたらまんま五条先生だ!」

 

そう言う悠仁に笑いかける。

 

「あったりまえじゃん!一卵性双生児の双子だからねぇ!」

 

「ぐぇ」

 

悟が首絞める勢いで肩に手を回して来る。

 

「一卵性双生児って確か、男女の双子って生まれないんじゃないっけ?なんかテレビでやってたけど」

 

悠仁のことばに悟は自信満々に

 

「奇跡の子供だからね!世界で3組しかいなくて、なおかつ、非術師の家系にしか生まれないことが多かったからね!!」

 

怒涛のように『なおかつ二人とも呪力と術式を持って生まれた最強兄妹だからね!』と自慢話を始める悟。

 

「あ、そ、そうなんだ」と引き気味になる悠仁。

 

「悟。うるさい」

 

「グハッ!?」

 

肘鉄を腹にお見舞いすると、地面に倒れる

 

「…容赦ねぇ…ホント、お兄ちゃんに容赦ねぇ…」と腹をさすりながら悶える悟

 

(…反転術式使わないで痛がるって、とんだドM…)

 

その光景を見て苦笑いしていた悠仁

 

すると…

 

「なんだ。貴様、面白い眼を持ってるな」

 

第三者の声が聞こえて来て悠仁の方を見る

 

悠仁の頰から口が出現していた。

 

「あ、お前!」

 

悠仁が頰を叩くが、悠仁の手から再び現れた。

 

「それが両面宿儺かぁ、しかし、本当に面白い体になったねぇ」

 

「先生と同じこと言われた…」

 

それから、悠仁に交流会の話になる。

 

悠仁はとある一件で、上層部には死んだと報告したらしく、死んでいないという報告をドッキリという形式で同級生に伝えることにしたらしい。

 

「きっと恵も野薔薇も驚くぞ〜!」

 

「楽しみ〜!」

 

「………」

 

未来を見なくても分かる二人の反応に苦笑いしながら二人を見る。

 

(ま、いっか)

 

「じゃあ、私は先に目的地に行っておくね」

 

そう言って地下室から出て、新田が待っている場所に向かう。

 

車に乗り込み特級呪霊を祓ってから向かうことになった。

 

特級呪霊を殺してから新田に遺体の回収の連絡をしようとすると…

 

「ん?」

 

森の奥から異形の化け物が飛び出して来る。

 

かわして木の上に立って見る

 

「人間…?あれが、七海から報告にあった改造された人間か…」

 

サングラス越しに見えたということはそういうことだ。

 

零のサングラスは呪具であり、千里眼を封じる効果がある。

 

かける理由は一般人が無意識に放出している呪力を通して無数の未来が見えてしまう故に、それを制限するためにつけているのだ。

 

真希がかけているメガネと違い、このサングラスをかけてしまうと呪霊が見えなくなるという弊害がある。

 

つまり、このサングラスをかけた状態で見えているということはそういうことだ。

 

『アソボ、アソボウヨ、おねえちゃん』

 

『タスケテタスケヨ』

 

改造された人間から発しられる悲痛な声

 

「あー…確かに、これを聞いたら悠仁くんは躊躇っちゃうよね」

 

七海から聞いた話によれば、改造された人間を直せないか、殺さないで生かしてあげられないのかみたいな話を硝子にしていたらしい。

 

「ま、私は優しくないからそんなこと言ったって無駄だけど」

 

首斬り刀で改造人間二匹を斬り殺す。

 

血に濡れた刀を肩に担ぎ、消えない改造人間達を見る。

 

「……ツギハギ顔の呪霊か…」

 

(…残穢はあの森の奥から感じる。距離的に離れてるから走って行ったら撒かれるな…)

 

それに、七海からは領域を使えるとの報告もあったので警戒する。

 

領域を展開されても、間髪入れずに領域を展開すれば勝つ見込みはあるだろうが、賭けはなるべくしたくない。

 

帳はあらかじめ下ろしてあり、帳が上がるまでの時間を考えれば今のうちにやっておいた方が良いだろう。

 

「よし!そうなれば…」

 

背中に背負っていた弓を出す。

 

矢の代わりに呪力を弓自体に籠めると矢が勝手に生まれる。

 

「場所が掴めないならまとめて燃やしちゃえばいい」

 

矢を放つと森の方に飛んでいく

 

「やばっ…」

 

そう呟いた声が聞こえるが、次の瞬間には森に被弾して燃え盛る

 

地響きが鳴る。

 

「仕留めて…ないな…森燃やしただけかぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜真人〜

 

「あぶなっ…妹だからって甘く見ちゃったなぁ…」

 

右腕以外を欠損した状態で這って歩いていた真人

 

「遠距離で森ごと燃やして来るなんてなぁ…でも、少しだけ面白いところ見れた、収穫だ」

 

五条零

 

呪術界最強の片割れと言われている呪術師

 

「魂があんなに透明なのに生きてる人、初めて見たなぁ」

 

死にかけの人間によく見えた魂。

 

普通ならば生きていられないはずたというのに、あそこまでの呪力量を持っていた。

 

「封印したら死ぬんじゃないかなぁ、彼女、アイツに言っとくべきかなぁ」

 

真人は笑いながら真っ黒になった空を見つめる。

 

 

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