仮面ライダーレオン   作:堕天使 かよ

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かよです
今回はタウレスメインになります。


第四話

「さぁ、やるか。」

 

一言呟くとタウレスはヘッジホッグエビルへと向かっていく。ヘッジホッグエビルは針を放って攻撃を仕掛けるが、タウレスは豪快ながらも確実に槍を振り回して針を防いでいた。そうしてヘッジホッグエビルに近づくことが出来た。

 

「おらぁ!」

「ギャアァァァ!」

「ふっ。まだまだ行くぞ!」

「ギヤッ!グギャア!」

「凄い…」

「圧倒してるっすね…」

 

タウレスはヘッジホッグエビルに反撃の隙を与えぬように攻撃し続ける。レオンとタウレスには2つ違いがある。1つ目は得物だ。レオンが片手剣なのに対し、タウレスは先が2つに分かれた大型の槍。リーチが長いことで近接戦闘の手段が素手しかないヘッジホッグエビルは一方的に攻撃を食らうしかなかった。もう1つは戦闘スタイル。レオンの戦闘スタイルを一言で表すなら「華麗」、タウレスの戦闘スタイルを一言で表すなら「豪快」が1番しっくりくるだろう。レオンが片手剣を用いての相手の隙を着いたりカウンターをしながら戦うのに対し、タウレスは大きな槍を振り回して攻撃することでそもそも相手に攻撃の隙を与えない、といったスタイルなのだ。針を放っての攻撃がメインなヘッジホッグエビルにはタウレスの方が相性がいい。前の戦闘でそれに気づいた煌は魁に連絡をしていたのだ。

 

「ふっ…!おらよっ!」

「ギャアァァ!」

「こいつで終いにしてやる。」

 

《TAURUS STAR Destroy》

タウレスはベルトのレバーを2回押し込む。すると、持っている槍にエネルギーが溜まっていく。タウレスは2度大きく槍を振り回して攻撃をし、その後ヘッジホッグエビルに槍を突き刺す。

 

「ふん!ふんっ!おらぁっ!!」

「ギャアァァァ!!!」

 

攻撃を喰らいまくって既に満身創痍だったヘッジホッグエビルは、必殺技を諸に喰らい爆散する。

 

「よし。終わりだな。」

 

そう言ってタウレスは変身を解除する。そこへ煌、麗奈、零士が近づいていく。

 

「よう、魁。その豪快さは相変わらずみたいだな。」

「煌こそ、相変わらずチマチマした攻撃ばっかだな。」

「うるせぇよ。ま、今回は素直に助かった。おまえが戻ってきてくれたおかげでよりエビルグラムの討伐がやりやすくなるな。」

「ま、そのつもりできたしな。これからまたよろしくな。」

「えっと…盛り上がってるところ悪いんだけど、あなたの名前を聞かせてくれる?」

「お、悪いな姉ちゃん。さっきもチラッと言ったが、俺の名前は牡牛間魁。煌と同じ星座の戦士、仮面ライダーさ。」

 

麗奈と零士の2人は新しく出てきた「仮面ライダー」という単語に困惑する。

 

「「仮面ライダー?」」

「おう。人々の自由の為に戦う戦士のことを仮面ライダーって言うらしいぜ。自分のこと通りすがりだって名乗るやつが言ってたな。」

「へぇー。それより、その、あなた達仮面ライダーってこれで全員なの?」

「いや、ライダーは他にもたくさんいる。が、そのことを話そうとすると結構長くなるからな。煌の家にでも行ってゆっくり話そうぜ。」

「は?おい勝手に…「よし、そうと決まったからにはさっさと行くぞ〜!」……はぁ…」

「煌さん、ドンマイっす。俺も先輩で同じ気持ち味わってるっすから…。」

 

ライダーの2人はそれぞれバイクで、麗奈と零士はパトカーで再び煌の屋敷へと向かった。

 

 

 

***

 

 

 

「「「お邪魔しまーす。(!)」」」

「ただいま。」

「「「「「「「煌様!おかえりなさいませ!!」」」」」」」

「「!?……たくさんのメイド!?」」

 

玄関へ入ると、綺麗に並んだたくさんのメイドが4人を出迎えた。初めて見た光景に麗奈と零士の2人は驚いてしまう。

 

「相変わらずでっかい家だな!」

「まぁな。それより、紗奈。迅はどうしたんだ?」

「迅さんは料理長の村田さんと買い物に出かけております。」

「そうか。出迎えありがとさん。」

「いえ、この家に使えるメイドの長として当然のことです。」

 

紗奈と呼ばれた女性は、煌の労いの言葉にも表情を変えることもなく淡々と言葉を発する。

 

「少しは笑ってくれてもいいんだぞ?」

「従者である私には笑顔など不要です。」

「まぁ、紗奈がそう言うなら無理強いはしないけどさ。それより、例の部屋にこの4人で行くから誰も近づけないようにしてくれ。」

「かしこまりました。後でお茶をお持ちします。」

「あぁ。よろしくな。じゃ、行くか。」

 

紗奈と煌は会話を交えると、紗奈は去っていく。煌は3人に声をかけ、前とは違う屋敷の奥の方の部屋へと案内する。その途中零士が煌に質問する。

 

「あの〜、ふと気になったんすけど、煌さんってあの資産家さんだったりします?」

「そうだが、どうかしたのか?」

「いや、仮面ライダーって方に気取られてましたけど、獅子崎って苗字どっかで聞いたことあるな〜って思って。」

「何よ橘、煌くんってそんなに有名なの?」

「先輩知らないんすか?資産家の獅子崎って言ったら国でも有数の金持ちっすよ。色んな事業もやってるしで経済学ぶ時は1回は名前聞きますしね。」

「ふ〜ん…。こんな毒舌ツンデレ男がそんなに有名なのね。」

「男勝り女刑事に言われたくねぇよ。」

「なんです…「着いたぞ」え?」

 

そう言って着いたのは行き止まりだった。魁が壁の1部分にアームドチップをかざすと地下への階段が出てくる。4人は出てきた階段を降りていく。奥にはなんと、ラボがあった。一見すればただのラボに見えるが、よく見るといくつかアームドチップが置いてあったりする。

 

「ここは?」

「まぁ研究室兼秘密基地みたいな感じだな。ここなら話も聞かれないし、色々と物も揃ってるからな。」

「さっき俺たち戦士について聞いてきだろ?それに答えるためには星の鎧がどうやって作られて、受け継がれてきたのかも説明しなきゃと思ってな。」

 

そう言うと、煌と魁の2人はベルトとアームドチップをテーブルの上に置く。今、現代を生きる星座の戦士からその生い立ちが語られようとしていた…。

 

 

 

***

 

 

 

「まず俺たちが使ってるこの鎧がいつ作られたかって話なんだが…」

「正確な時期はわかってない。ただ、紀元より前に作られた可能性が高いな。」

「そんなに古いもんなんすね、これ。」

「古いものなのはわかったとして、誰が何のために作ったのよ?」

「誰なのかもはっきりとはわかっちゃいねぇんだが、当時の権力者達が錬金術師に作らせたとしか言えねぇな。」

「おそらくだが理由は、星が神聖視されてたからだろう。」

「「神聖視?」」

「あぁ。星座ってのは結構古い歴史があってな。ほとんどの星座は大昔に作られたと言ってもいい。その中でも特に当時の空に街を囲むように作られたのが代表的な12星座って訳だ。」

 

麗奈と零士の2人は話のスケールの大きさに少し困惑する。煌と魁は気にすることなく話を続ける。

 

「んで、めちゃくちゃ拝まれてた星座を鎧として身に纏うことで自分の権力を高めようとしてた、ってわけだな。」

「本当に権力者なんて12人も居たの?」

「いや、権力者は6人だけだ。だから、権力者が纏っていた鎧は6つだな。」

 

麗奈は先程と話が違うことに首を傾げる。煌と魁はそれに気が付き、説明を続ける。

 

「残りの6つはな、錬金術師達自身が纏ったんだよ。」

「錬金術師が?自分たちも偉くなりたかったんすか?」

「いや、違う。錬金術師達が追加で鎧を作ったのは権力者達の争いを止めるためだな。」

「「争いを…止める?」」

「そういうこった。推測にはなるが、権力者達の争いでかなり国が傾いたんだろ。んで、目には目をって感じで自分たちも鎧を作って戦ったんだろ。」

「結局、6人のうち4人の権力者は改心して残った2人の権力者と戦ったらしいしな。」

「へぇ〜。なかなか物騒なものなのね。」

 

生い立ちは理解出来たが、すると次の疑問が浮かんでくる。

 

「そのあとはどうなったんすか?」

「その鎧が今はどうなってるのかも知りたいわ。」

 

話を続けようとすると、コンコン、とノックの音が聞こえてくる。中にトレーを持った紗奈が入ってきた。

 

「煌様。お茶をお持ちしました。」

「ありがとな。話して喉が乾いてたとこだ。」

「ちょっと!この子はこの部屋のこと知ってるの!?」

「あぁ。紗奈は他のメイドと違って代々家に使えてきた家の人間だからな。お前らより色々と知ってるぞ。あとは、迅くらいか。」

「あの執事さんまで…世間は狭いっすね…」

 

紗奈は皆にお茶を出したらすぐにいなくなってしまった。煌は出されたお茶を1口飲むと話を続ける。

 

「んで、鎧のその後についてだが…その後は世界各地に封印された状態でばらまかれたな。」

 

適当な扱いに驚き、麗奈と零士は思わずお茶を吹く。

 

「ゲホッ…。そんなに適当なの?」

「とは言っても封印自体はかなり強力だからな。」

「明確かつ強い意志とかがないと持ち帰ることはできても使うことはできねぇしな。」

「だから、そこは安心していいと思うけどな。」

「なるほどね。とりあえず納得したわ。」

「とは言っても気になることはまだありますけどね。」

「それについてもちゃんと話してやるよ。」

「あぁ、姉ちゃん達を巻き込んじまったからな!」

 

星座の鎧について、戦士たちの説明は続く……。

 

 




この作品の仮面ライダーの生い立ち的なものが分かる回です。多少ガバガバなところもありますが…おいおい辻褄が合うように出来ればいいかな、と思っています。
次話も説明がメインになると思います。
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