梓「おーい!」
憂「あ!梓ちゃん!」
皐「ヤッホー!」
梓「ごめ〜ん!」
ようやく梓が待ち合わせ場所に到着。
憂「服可愛い〜!」
皐「キュート!」
梓「えへへ。」
ハンバーガーショップ。
憂「今度軽音部で合宿行くんだよね?」
梓「うん。3泊4日だって。」
皐「学園祭に向けての強化合宿。」
憂「去年はね。お姉ちゃんがすっごく楽しかったって言ってた。」
梓「楽しかった?・・・あ!それって練習が充実してたって事かな!」
憂「え・・・う・・・うん。そうだと思う・・・」
合宿前の唯の様子を見に行った時。
唯『あ。憂~!可愛いでしょ~!』
買った水着を憂に見せた姉であった。
皐「私のお兄ちゃんも練習が楽しくてしょうがないって言ってたよ?」
梓「そっか。皆さんあんな良い演奏する先輩だもんね。合宿位は・・・(大丈夫かな・・・?)」
憂「お姉ちゃん軽音部でどんな感じ?」
梓「う・・・うん・・・ちょっとあれかな・・・」
憂「何何?」
梓「全然練習しないし、変なあだ名付けて来るし、やたらスキンシップして来るし・・・」
皐「唯ちゃんは本当梓に懐いてるもんね。まるで犬みたいに。」
梓「私は唯先輩の飼い主?」
憂「お姉ちゃんてあったかくて気持ち良いよね。」
梓「いやそう言う話じゃなくて・・・」
皐「包容力の方なの?」
憂「ほえ?」
梓「今日唯先輩は何してるの?」
憂「家に居るよ。お姉ちゃん暑いの苦手だから。冷房も嫌いだし。」
梓「垂れてる姿が眼に浮かぶ。」
皐「本当に自由人だねぇ。」
憂「最近は1日中グッタリしてるよ?」
梓「だらしないわねえ。」
憂「でもゴロゴロしてるお姉ちゃん可愛いよ~♡」
梓(何だろう。この私と憂の感覚の違いは・・・)
皐(もしかして、唯を子供みたいに思ってるのかな・・・?)
梓「あ、皐の方はどう?駿先輩は今日何してるの?」
皐「何時も通りだよ?学園祭に向けて練習中。りっくん達も練習してるって。」
梓「やっぱり陸先輩達は凄いなぁ。」
梓「私、澪先輩みたいなお姉ちゃんだったら欲しいなぁ。」
憂「澪さん優しくて格好良いもんね。」
皐「おまけに可愛い一面もあるし。ねぇ梓。お兄ちゃん達の中で誰をお兄ちゃんにしたい?」
梓「う〜ん・・・陸先輩かな?ギターを丁寧に教えてくれるし。」
憂「りっくんも格好良いよね。律さんは?」
梓「う~ん。あの人はいい加減で大雑把だからパス・・・かな?」
律「ほ~。誰が大雑把だって?」
梓「あー!!」
真後ろの席に律が居た。
憂「こんにちは律さん!」
皐「りっちゃんヤッホー!」
律「ヤッホー!外から見えたから来ちゃった。」
自分を大雑把と評した梓をグリグリしてる。
憂「今日は1人なんですか?」
律「うん。澪は夏期講習行ってるよ。」
梓「律先輩は行かなくていいんですか?」
律「え?私が?夏期講習?何で?」
梓・皐「ですよね~・・・」
梓「所でずっと気になってたんですけど、ムギ先輩って自前のティーセット持って来たり、別荘持ってたり凄いお嬢様なんですか?」
律「そうだぞ~。家には執事さんが居て、長期休暇には外国行ったりしてるんだぞ~。」
梓「本当ですか!?」
律「だったら面白いよね~。」
皐「言っただけですかい。」
律「じゃあ今から電話してムギんち遊びに行こうぜ!」
皐「良いの?ちょっと迷惑なんじゃ。」
携帯で紬に電話するが。
律「あれ?携帯に出ないな。家電に掛けてみるか。」
今度は彼女の家電に電話してみる。すると。
???『はいもしもし。』
律「あ。繋がった。あ、紬さんのお父さんですか?」
執事『いえ。私琴吹家の執事でございます。』
律・梓(本当に執事居たー!)
律「ええと・・・紬さんはいらっしゃいますかしら?」
皐「りっちゃん落ち着いて!冷静に!」
梓「皐も落ち着いてよ!」
執事『紬お嬢様はただいまフィンランドで避暑中でございます。』
律「そ、そうですか!?ありがとうございます!失礼しました!」
通話を終えた。
律「ほら見ろ・・・私の言った通りだろ・・・」
梓・憂「おぉ・・・」
皐「嘘から出たまこととはこの事だね。」
会計を済ませて外へ出た。
律「ああ~・・・何か疲れた・・・」
皐「さっきはお疲れ。」
憂「うち寄って行きます?スイカありますよ。」
律「行く!」
平沢家へお邪魔する。
唯「ただいま〜!お姉ちゃん。律さんと梓ちゃんと皐ちゃんが来たよ〜。」
唯「お〜か〜え〜り〜。」
仰向けになって団扇を扇いでグータラしてる唯を発見。憂と律と皐がうっとりしてる。
律(何かほっとするな。)
皐(気持ち良さそうだ。)
梓(聞いてたとおりだ。)
後日の学校。
律「失礼しま〜す。」
唯「あ。居た居た。」
陸「さわ子先生。」
さわ子「ん?」
律「夏休みなのに大変ですね〜。」
さわ子「研修とか色々あってね・・・あなた達も練習?」
唯「はい。」
さわ子「何か用?」
律「軽音部で合宿するんだけど!」
唯「先生も来るかなと思って。」
さわ子「合宿ねぇ・・・」
律「あはは、面倒臭そうな顔・・・」
唯「じゃあいいよ。私達だけで行くから。」
律「声掛けなかったら怒るのに声掛けたらこれだ~。」
陸「そう怒るなよ。先生も色々大変なんだから。」
律「それはそうだけどよ・・・」
唯「泳いだりバーベキューしたり出来るのにね。」
さわ子「え!」
唯「わ~楽しみだね合宿!」
陸「いや趣旨変わってないか!?」
その日の夕方。
律「おーし。久し振りに皆揃った事だし合宿の買い物に行くか!」
皆で商店街へ。
梓「所で何を買いに行くんですか?新しい機材とか?」
澪「え〜と・・・」
唯「水着だよ!」
皐「泳ぐの!?」
梓「遊ぶ気満々!」
梓「どうせこんな事だろうと思いました。」
律「別にずっと遊ぶ訳じゃないよ。」
梓「信用出来ないです!」
澪「まあ息抜きも必要だから。な?」
陸「練習も必要だけど。」
梓「そっか・・・そうですよね。」
笑顔で梓を優しく撫でる澪。
律(この寂しさは何だろう・・・)
合宿当日。
全員「お〜!」
琴吹家が所有するもう1つの別荘に到着。
律「こりゃまた一段と凄えな・・・」
駿「前よりデケェ別荘だ・・・」
唯「これが去年言ってた借りれなかった別荘だね?」
豊「そうだろムギ?」
紬「ごめんなさい。その別荘は今年も駄目だったの。多少狭いと思うけど我慢してね。」
唯・律・澪・陸・駿・豊(まだ上があるのか!?)
これより上の別荘があるのだと言う。
別荘に入った直後。
律「よーしあっそぶぞ~!」
唯「おー!」
一瞬で水着に着替えた唯と律が外へ飛び出した。
澪「うおーい!遊ぶのは練習してから!」
陸「遊ぶ為に来たと思ったら大間違いだ!!」
律「チェー!」
唯「遊びたい!」
陸「ならば多数決だ!お前達5人中3人の同意見に従う。」
澪「私は練習が先だ!」
律・唯「遊ぶ!」
梓「練習が良いです!」
紬「遊びたいで~す。」
澪(まさかの裏切り!)
陸・駿・豊(ムギさん!?)
皐「海なんて久し振りだよ!」
仕方無く遊ぶ事になった。
梓(でもムギ先輩の遊びってもしかして・・・)
クルーザーの腕で優雅に遊ぶのを想像する。
梓(まさかね・・・)
陸「ん?何だあれ?」
1隻のクルーザーが出て来た。
陸「クルーザー?」
駿「それに見ろよ。」
更にはビーチチェアやパラソルまでもあった。
豊「ビーチチェアにパラソル?」
紬「いらないって言っておいたでしょ!浜辺にあるものをすぐに片付けて!お船もいらない!」
何処かに電話して泣きながらお強請りしてる。
澪「ムギ・・・」
梓「先輩・・・」
陸・駿・豊「去年もそんな感じだったな・・・」
『BGM:君がいる夏or夏色』
全て片付けさせ、パラソルの下にシートを敷いた。唯と律と皐がビーチバレーで遊んでる。
紬「よいしょ♪よいしょ♪」
謎の踊りをしてる紬。
陸・駿・豊「・・・・」
この3人はウォークマンで音楽聴いてる。陸は天体観測。駿は秩序のない現代にドロップキック。豊はシスター。
梓(ちゃんと練習出来るのかな・・・)
唯「あずにゃーん!」
梓「ん?」
唯「あずにゃんも一緒に遊ぼうよ!」
皐「ビーチバレー楽しいよ?」
梓「結構です。」
律「はは〜ん。さてはスポーツとか苦手な人?」
梓「うっ!そんな事ありません!やってやるです!」
皐「煽り耐性が無い・・・」
ビーチバレーに梓も参戦した。
紬「梓ちゃんもすっかり皆と仲良くなったね。」
澪「そうかな・・・」
陸「逆に弄ばれてるように見える。」
その後皆で岩場へ行った。
梓「澪先輩。フジツボの話って知ってます?」
澪「え!?」
陸・駿・豊「あ。」
梓「昔フジツボで足を切った少年が・・・」
澪「わ~!!」
大声を上げて耳を塞ぐ。
梓「あ・・・あの澪先・・・輩・・・?」
澪「わ〜〜〜〜〜!!!!」
そのまま逃げてしまった。
律「グッジョブ!」
フジツボの話をした梓に律がサムズアップした。
スイカ割りの時も。唯の身体が砂に埋められてる時も。海で遊んでる時も。紬がリアル砂の白を作ってる時も。唯が梓にくっ付いてる時も。
澪「あああ・・・・」
陸「何時まで逃げてるんだよお前!」
律「澪。」
澪「ん?アハハハ。私とした事が・・・」
しかし律は海藻を被って海坊主の真似で澪を脅かせた。
澪「・・・・・・・」
それを見た澪が倒れそうになった。
駿「澪ーーーー!!」
倒れる寸前に駿が滑り込み、背中で澪を受け止めた。
その後。
唯「・・・ん・・・?」
浜辺で唯が目を覚ました。
唯「ここは・・・?無人島・・・?」
彼女の横に倒れている律が。
唯「りっちゃん!」
律「ん・・・?ゆ・・・唯・・・?はっ!・・・唯!」
唯「りっちゃん・・・」
律「遂に来たんだ・・・」
唯・律「新大陸だーーーーー!!!」
そんな茶番劇を梓が見てた。
律「ジパング!」
唯「黄金の島~!」
梓「何やってんすか?」
唯「ふは~遊んだ遊んだ。」
律「もうご飯食べて寝ようよ。」
澪「練習はどうした?もう陸達は先に練習しに行ってるぞ。」
梓「やっぱり遊ばずに先に練習した方が良かったんじゃないですか?」
律「梓が一番遊んでたじゃん。真っ黒んなって。」
梓「私はちゃんと練習もするもん!」
見事な日焼け梓。
律「じゃあ一晩中?」
梓「ううっ・・・!するもん!」
着替えて防音室へ。そこでは陸達が練習中。
律「疲れた・・・お腹空いた・・・」
澪「我慢しろ。」
陸「お。来たか。」
梓「わぁ〜!凄〜い!」
陸「お!来たか諸君!」
皐「この別荘の防音室凄いよ!」
駿「見ろよこの機材達!」
揃っている機材を唯達に見せた。
澪「確かに凄いな・・・!」
梓「あのアンプ使った事ないです!」
陸「最新型で音が良い!こんなアンプ欲しかったんだよな〜!」
律「澪!早く練習しようぜ!スネアが新品だ!」
澪(現金な奴・・・)
豊「んじゃ交代だな。」
交代して唯達が準備に入る。
唯「ん?」
そんな中唯は、梓のムスタングに付いてるアクセサリーに目に入った。
唯「あずにゃん。それな~に?」
梓「これですか?ただのチューナーですけど。」
陸「あ。俺の使ってるチューナーと同じだ。」
梓「これでチューニングするんですけど、唯先輩チューナー知らないんですか?」
唯「うん。初めて見た。」
梓「え?陸先輩は教えてなかったんですか?」
陸「部室で使ってるけど、その時の唯はお茶に夢中だったから。」
梓「え?じゃあどうやってチューニングを?」
唯「え?適当に・・・ほら。」
”ジャ〜〜ン♪”
適当に調整したら良い音が出た。
梓「ぜ・・・絶対音感!(陸先輩の言う通り、凄いのか凄くないのか分からない人だ・・・)」
ある意味天才肌の唯であった。
律「じゃあ行くよー!ワンツースリーフォー!」
ノンストップで演奏が進み、唯達の練習が終わった。
梓「今の凄く良い感じでしたよね!」
唯「うん!」
紬「ピッタリ合ったね!」
梓(皆何時の間に練習してたんだろう。)
澪「律もちゃんとリズムキープ出来てたな。特訓でもしたのか?」
律「お腹が空いて力が出ない・・・」
豊「力尽きてる・・・」
澪「お腹空いてるから無駄な力抜けたのね。」
律「うう~・・・もうご飯にしよう。メシ食わせろ~!」
紬「私も。」
陸「んじゃ、飯にするか。」
練習を終えて夕飯の支度に。
唯「戻ったよ~。」
陸「ただいま〜。」
駿「おう。おかえり。」
買い出しから唯と紬と梓と陸が帰って来た。
唯「りっちゃん!お肉だよ~お野菜だよ!」
律「待ってました~!丸ごとキャベツ!生でも食ってやる~!」
澪「ちょっとは我慢しろ。」
駿「先に食うな。」
梓(何時も遊んでばかりなのに、演奏すると何か良いんだよなぁ。)
律「離せー!」
澪「皆で手分けしてやったらすぐ出来るから。」
梓「じゃあ私コンロの火を見ます。」
澪「ほら。後輩が率先して頑張ってるんだから。」
豊「先輩なら後輩に手本見せてやれ。」
律「・・・分かったよ・・・」
野菜と肉は唯と律と陸と豊が包丁で切る。
唯「うううおおおぉぉぉ・・・・目が痛い・・・」
律「唯・・・大丈夫か・・・?」
玉ねぎ切って涙を流してるだけ。
唯「りっちゃん・・・」
律「唯・・・」
唯「死ぬ時は一緒だよ・・・」
律「ああ・・・」
陸「また茶番劇が始まった。」
豊「好きだねぇこう言うの。」
2人はゴーグルを着けてから玉ねぎを切ってる。
丁度ご飯が炊けた。
駿「澪。梓。ご飯炊けたぞ。」
澪「よし。じゃ、おにぎりでも作るか。」
梓「はい!」
皐「了解!」
4人がおにぎりを握る。澪と駿はデカイおにぎり。梓と皐は小さいおにぎり。
澪(こんなに違いが・・・)
律「澪ちゃんの手が大きいのかしら?」
澪「うるさい!」
切った肉と野菜を陸と豊が串で刺す。澪は手が大きい事をまだ気にしてる。
夕飯の支度が早く出来、皆でバーベキューを楽しむ。
唯「あ〜・・・美味しかった〜!」
梓「美味しかったです!」
皐「美味でした美味でした♪」
陸「いやぁ〜、腹一杯。」
駿「久々のバーベキュー楽しかったな。」
紬「じゃあ!花火やろう!」
皆で花火を楽しむ。男達と皐はネズミハナビで楽しむ。唯達は線香花火。
紬「あ・・・終わっちゃった・・・」
律「あはは。最後消える時ってもうちょっと頑張れ~頑張れ~ってなるよな。頑張れ〜頑張れ〜。」
紬「うん!よーしもう1本。頑張れ。頑張れ・・・あ。また落ちちゃった。」
唯「あ!りっちゃん消えちゃうよ!」
律「よ~し!そんな時は合体で大きくするんだ!」
唯・律「合体!線香花火マン!」
紬「あ!ずるい・・・」
澪「アホ・・・」
ネズミハナビを終えた4人が戻って来た。
陸「いやぁ〜、逃げ切れたぜ。」
駿「流石ネズミハナビだな。」
豊「面白かった〜。」
皐「危なかったけどね。」
律「肝試しをやろう!」
唯「おー!」
陸「え?急だな。」
澪「次から次へと・・・」
律「いいじゃん!やっぱり夏と言えば肝試しだよね!」
澪「私はやらないぞ。」
律「そっか~。澪は怖いの苦手だもんね。」
澪「なっ!全っ然余裕よ!やってやろうじゃないの!」
律(中々ご飯食べさせて貰えなかった恨み晴らさせて貰うぜ!)
飯の恨みは怖い。
森の中を澪・梓・駿・皐組が歩く。駿が懐中電灯を持ってる。
澪「こ・・・高校生にもなって肝試しもないよな~。」
駿「そう言ってるけど澪。」
梓「手が痛いんですけど・・・」
駿「お前それ、怖がってる証拠だぞ。」
澪「うぐっ!」
皐「澪ちゃんったら怖がりだねぇ。」
澪「う、うるさい皐!」
”ガサガサガサ!”
澪・梓「ひっ!」
駿「何だ!?」
皐「何?」
後ろから茂みの音が聞こえ、澪と梓が怯え、駿が懐中電灯を照らし、皐が構える。
駿「2人共、俺の後ろに隠れろ。」
澪と梓が駿の後ろに隠れる。
皐「何か来そうだよ。」
梓「な、何でしょうか・・・?」
澪「き、きっと・・・り、律の仕業だよ・・・」
駿「見えた!」
奥から近付いて来る人影が。
???「うう・・・うう・・・」
駿・皐「!!」
???「うう・・・うう・・・」
その人影が近付き。
”澪ちゃああああん!!!”
澪「キャアアアアアアアアアア!!!!!」
彼女の強烈な断末魔が周囲に響いた。
梓「先輩!!先輩!!」
皐「澪ちゃん!!しっかり!!」
駿「え!?」
梓「ん?」
駿「さわ子先生!?」
その人影の正体は、さわ子だった。
駿「先生どうしたんですか!?しかもボロボロになって・・・」
さわ子「よ・・・ようやく会えた・・・」
するとそこに、唯・紬・陸組が合流した。
唯「あれ?さわちゃん先生?どうしたの?て言うか何で居るの?」
陸「どうやって来たんですか?」
さわ子「後から合流して皆を驚かせようと思ったんだけど道に迷って・・・」
梓「驚かせようって言う目標は達成出来たみたいですけど・・・」
紬「澪ちゃん!大丈夫だから!」
皐「しっかりして澪ちゃん!先生だから!」
気絶してしまった澪を必死に起こす。
梓(澪先輩ってこんなに怖がりだったんだ・・・)
その頃律・豊組は。
律「誰も来ねえ・・・」
豊「来る気配すらない・・・」
こんにゃく釣竿を持って奥で待機していたが、誰も来なかった。
そんなこんなで肝試しが終わり、皆で風呂へ。
女風呂。
澪「酷い目に遭った・・・」
紬「まぁまぁ。」
律「澪!澪!」
皐「見て見て!」
2人がアチョンブリケをした。
女性陣「アハハハハハ!!」
皆が笑って、澪も元気になった。
男風呂。
豊「あぁ〜、蚊に刺された。」
駿「いや、流石に俺達が来るまで待つのもしんどかっただろ?」
豊「仕方無えだろ。律が待つって言ったんだから。」
陸「まぁかゆみ止めの薬持って来て良かった。後で渡しとく。」
豊「サンキューな。」
女風呂。
律「ん?梓。熱いのダメなの?」
1人だけ湯船に立ってる梓。
梓「あ、いやそうじゃないんですけど・・・」
唯「あずにゃん。こう言うのは勢いよく入った方が良いんだよ。えい!」
勢い良く梓を湯船に入れた。
梓「痛い!!!!」
唯「あ・・・日やけで痛かったのか・・・」
紬「唯ちゃん少し痩せた?」
唯「ううん。前にも言ったと思うけど、私幾ら食べても体重増えないんだ。」
皐「あ!それ私と同じだね!」
澪・紬・さわ子『羨まし過ぎる!」
唯「え?さわちゃん先生まで?」
皐「え?そんなに羨ましいかな?」
さわ子「しっかし・・・メガネ取ってるとあんた達2人見分け付かないわね。」
澪・梓「はあ。」
皐「確かに。澪ちゃんと梓は姉妹みたいだね。」
さわ子「ん!?胸の大きさで判断すれば良いじゃな~い!」
澪・梓「ヒイィィィ!!」
”ゴチン!!”
しかし殴り返されてしまった。
その夜。皆が寝静まっている。
律「キャベツ美味ー!・・・」
変な寝言を言って上半身を起こしたが、すぐに倒れる。
起きた梓がトイレを済ませて、寝室へ戻ろうとした時。
陸『違うこうじゃない。』
梓「ん・・・?」
唯『こうかな?』
陸『そうそう。そんな感じ。』
防音室で唯が陸からギターを教えて貰ってる。
それを見た梓が練習に参加する。
唯「ごめんね私の練習に付き合わせて。」
陸「まだ眠たいんだろ?」
梓「全然気にしないで下さい。私も唯先輩と陸先輩ともっと一緒に練習したいと思ってたんです。」
唯「ありがと〜。」
陸「悪いな。」
梓「えっと・・・」
”〜〜〜〜〜〜♪”
唯「あずにゃん上手いね!」
梓「え!?そんな事ありませんよ!」
陸「いや、実際上手いよ。」
唯「じゃあ次私ね!」
”〜〜〜〜〜〜・・・♪”
唯「ここが難しいんだよね~。」
梓「最初はスローテンポで弾いてみれば良いんですよ。」
唯「こう・・・?」
”〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪”
唯「出来たー!」
陸「凄え!もうマスターした!」
唯「あずにゃんに出会えて良かったよ!あずにゃ~ん!」
梓に感謝して梓に抱き付いた。
陸「おいおい!」
唯「ありがとうあずにゃん!」
梓「・・・・」
最初は戸惑ったが、自然に笑顔になった。
合宿が終わったその翌日。平沢憂と真中皐は、今日も梓を待ち合わせをしていた。
梓「おーい!」
憂「あ!梓ちゃん!」
皐「ヤッホー!」
梓「ごめ〜ん!遅れちゃった〜!」
ようやく梓が待ち合わせ場所に到着。
憂「もう遅いよ~・・・って誰?」
梓「!」
日焼けの梓が憂に誰と言われた。
皐「いやいや梓でしょ?」
ハンバーガーショップ。
憂「ふ~ん。あんまり練習出来なかったんだ。」
梓「でもないんだけど・・・もっと特訓するものだと思ってたのに、海水浴とか肝試しとか殆ど遊んでた。もっと練習したかったのに。」
皐「うんうん。遊ぶのは良いんだけどね。」
憂「そっかぁ。でもお姉ちゃんは全然焼けてなかったけど、何でそんなに日焼けしてるの?」
梓「そ・・・それは・・・私が一番はしゃいでたから・・・」
皐「それは事実だね。」
梓「でもね・・・やっぱり行って良かった。先輩達の色んな事が分かったもん。」
憂「へえ~。どんな風に?」
梓「う~ん・・・澪先輩は意外と怖がりだった。」
皐「肝試しの時はすっごい悲鳴上げてたよ?」
憂「そうなんだ~。律さんは?」
梓「やっぱ大雑把だったけど、澪先輩とは良い感じだった。」
憂「紬さんは?」
梓「ムギ先輩はね。皆の事を思いやってて優しいけど、案外子供っぽい所もあって可愛い人だったよ。」
皐「お兄ちゃん達は凄い頼りになるよ?りっくんなんて、梓と一緒に練習してたよ?」
憂「ふ~ん。で、お姉ちゃんは?」
梓「唯先輩は・・・ちゃんと練習してた!」
憂「でしょ!」
梓「でも・・・」
バッグから手帳を出して開いた。合宿で撮った写真が入ってた。
梓「相変わらず抱き付いて来られるんだけどね。」
憂「あったかいでしょ~?お姉ちゃん。」
梓「へへ・・・そだね。」
皐「今度私にも抱き付いて欲しいなぁ。お姉ちゃんの温もりを感じたい。」
憂「今度お姉ちゃんに言ってあげるよ?」
皐「本当!?約束だよ!」
梓「皐って、どんな物を求めてるの?」
とても素晴らしい合宿になりました。
『END』
キャスト
平沢唯:豊崎愛生
秋山澪:日笠陽子
田井中律:佐藤聡美
琴吹紬:寿美菜子
中野梓:竹達彩奈
古川陸:土屋神葉
真中駿:堀江瞬
西原豊:深町寿成
真中皐:小倉唯
山中さわ子:真田アサミ
平沢憂:米澤円
執事:丸山詠二
『次回予告』
梓「うっ!弦錆びてるじゃないですか!」
陸「唯。最後に弦を交換したのは何時だ?」
唯「え?弦って交換するものなの?」
陸「へ・・・?」
全員「な、何!?」
店員「これ・・・ヴィンテージギターですか・・・?」
梓「すみません・・・ただ汚いだけです・・・」
唯「まだ買って1年です!」
梓「でも、もしこのまま戻って来なかったら・・・学園祭のライブ・・・どうなるんでしょう・・・」
#11「ピンチ!」