けいおん`S   作:naogran

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ある日のとあるリビング。

唯「ムギちゃんって眉毛太いよね。」

紬「ええ。実はこれ・・・たくあんなの。」

唯「ふぁあ!?」

衝撃の事実!紬の眉毛はたくあんだった。早速炊き立てのご飯を用意し、唯が紬のたくあんを食べてみる。

唯「美味い!!」






しかしこれは唯の夢の出来事で、彼女は熱を出してしまっていた。

唯「たくあん!」

憂「和尚?まだ熱下がってないんだね・・・」

唯「そうか私風邪を・・・くしゅん!憂・・・」

鼻水が出てしまい、憂がティッシュを出してあげた。

憂「はいチーンして。」

唯「チーン!ありがとう憂・・・」

憂「学校には連絡しておくから。」

唯「ごめんね・・・遅刻しちゃうよ憂・・・」

憂「うん。冷蔵庫にアイスとみかんゼリーあるから。」

唯「椀飯振舞だ〜・・・ありがと〜・・・」

憂「何かあったら携帯ね。」

唯「うん・・・」

学校へ行こうとしたが、唯が気になってしょうがなかった。

唯「大丈夫だよ〜・・・」


#12「軽音!」

学校。

 

梓「まだ熱下がらないんだ・・・」

 

憂「うん。あの調子だと明日も多分・・・」

 

梓「残り4日かぁ・・・」

 

皐「治すのに時間の問題だね・・・」

 

憂「私が変わってあげたら良いのにな・・・風邪移して貰って・・・」

 

梓「移す?どうやって?」

 

憂「それは・・・口移しとか!」

 

梓・皐(大胆な子・・・)

 

律「たのもー!」

 

突然の律の大声で1年生がビビった。

 

澪・駿・陸「下級生をビビらせるな!」

 

 

 

 

3人の元へ行って、今の唯の状況を聞いた。

 

澪「そうか・・・」

 

陸「まだ熱が治りそうにないか。」

 

律「全く。こんな時に風邪引くなんて弛んでる証拠だ!」

 

駿「感染させたお前が言うか?」

 

律「え?私?」

 

梓「そうですよ!時期的に考えても。」

 

皐「今は風邪の季節だから、誰かに移っても可笑しくないよ。」

 

憂「あ・・・でも多分此間・・・」

 

 

 

 

 

 

それは数日前の事だった。

 

さわ子『この中からステージ衣装選んで!』

 

律『え!?強制かよ!』

 

大量のステージ衣装をさわ子が用意したのだ。

 

豊『何時の間に仕入れたんですか?』

 

さわ子『どれでも良いわよ〜。例えばこのウエイトレス!』

 

紬『いらっしゃいませ~。』

 

澪『絶対やだ!』

 

チャイナ紬。

 

澪『もっとやだ!』

 

バニーガール紬。

 

澪『これはアリか・・・な?先生・・・何だか楽しくなって来ました!』

 

さわ子『でしょう?』

 

律『戻って来ーい!』

 

陸『澪!カムバック!』

 

唯『ねぇ見て見て!』

 

梓『これどうですか?』

 

唯『これ可愛いよー!』

 

浴衣唯と浴衣梓。

 

紬『本当ね。動きやすそうだし。』

 

澪「まあこれなら・・・』

 

唯『ねえねえ。これにしようよ~しようよ~しようよ~・・・』

 

 

 

 

 

 

そして今に至る。

 

憂「お姉ちゃん凄く気に入ってて。そのあと一日中浴衣で過ごしてたから冷えちゃったのかも。」

 

律「小学生か。」

 

皐「自分で風邪を起こしただけか。」

 

梓「唯先輩らしいですね。」

 

律「っつーか、あの時の衣装もさ・・・イケてるような気がしたけど・・・」

 

梓「冷静になって考えたら、恥ずかしいですよね・・・」

 

陸「いや衣装選び寸前で気付けよ。」

 

律「なぁ澪。」

 

澪「・・・梓。今日からリードの練習もしておいてくれないか?」

 

梓「え?」

 

律「唯が間に合わないかも知れないって事か?」

 

梓「でも・・・」

 

澪「あくまで万が一に備えてだから。じゃあ放課後。じゃ。」

 

律「じゃあな。」

 

駿「じゃあな3人共。」

 

陸「またな。」

 

4人が自分達の教室へ戻って行った。

 

憂「ごめんね・・・」

 

梓「ううん。」

 

皐「気にしちゃダメだよ。」

 

 

 

 

 

 

夕方。平沢家。

 

唯「おかわり・・・」

 

憂「ただいま。」

 

帰って来ると、唯が鼻にティッシュを詰めてギー太を抱いて苦しそうに寝ていた。

 

憂「お姉ちゃん・・・」

 

唯「美味い・・・」

 

 

 

 

 

 

次の日の部室。

 

澪「梓。行けそう?」

 

梓「はい。何とか。」

 

澪「じゃあ、もう1回最初から通してみようか。」

 

梓「はい。」

 

するとそこに。

 

唯「ヤッホー。」

 

風邪から回復した唯が来た。

 

澪「あ。来た!」

 

陸「唯!」

 

皐「唯ちゃん!!」

 

梓「先輩!」

 

紬「風邪大丈夫なの?」

 

唯「え?あ・・・風邪か・・・ケホケホ!」

 

梓「わざとらしい・・・」

 

澪「まあそれなら大丈夫って事か。」

 

律「て言うか治ったんなら朝からちゃんと来いよ。皆心配してたんだぞ?」

 

唯「え?ああそれは・・・そう!授業が終わる頃に急に良くなったの!」

 

律「サボりたかっただけだろ?」

 

陸(あれ?この唯もしや・・・)

 

唯のある所を見て違和感を抱いた。

 

梓「それより早く練習しましょう!ね?」

 

唯「え?うん・・・そうだね。」

 

 

 

 

練習を再開。

 

唯「ジャーンっと・・・」

 

律・澪・紬「・・・あれ?」

 

澪「どう思う?」

 

紬「分からないけど・・・」

 

律「たまたまじゃないか?」

 

澪「陸達はどうだ?」

 

陸「あぁ、そうだな。」

 

駿「何か違和感を感じる。」

 

豊「今まで以上の違和感がする。」

 

澪「でも気のせいかも知れない・・・もう1回やってみよう。」

 

紬「そうね。」

 

 

 

 

再び練習を再開。

 

唯「ふぅ・・・」

 

澪「唯・・・」

 

唯「はい。」

 

澪「完璧に合い過ぎる!今までこんな感触なかったのに!」

 

律「唯のリズムキープが正確過ぎるんだ!何があった?」

 

唯「な・・・何も・・・」

 

駿「何もは可笑しいだろう!ここまで完璧は唯は見た事ないぞ!」

 

紬「月が赤い・・・」

 

唯「ひ!」

 

梓「良いじゃないですか!完璧に合っているならそれで!私は凄く気持ち良かったです!」

 

唯「そうそう。梓ちゃんの言う通りだよ。」

 

梓・陸「え?」

 

紬「そうよね。」

 

律「何か混乱しちゃってたよ。」

 

唯「律さんも紬さんも心配し過ぎだよ。」

 

律「律さん?」

 

紬「紬さん?」

 

唯「あ!」

 

陸「なぁ唯、お前まさか。」

 

唯「え?何?」

 

さわ子「いい加減いいんじゃない?憂ちゃん。」

 

律「いたのかよ・・・って!」

 

全員「憂ちゃん!?」

 

この唯の正体は憂だった。

 

さわ子「皆の目は誤魔化せても、私の目は誤魔化せないわよ。唯ちゃんよりおっぱい大きいじゃない!」

 

豊「何処で見抜いてるんですか!!」

 

憂「な・・・何の事やらさっぱり分かりません・・・」

 

陸「ならその上履きは何だ!」

 

憂「あ!こ、これは・・・」

 

履いてる上履きが赤い事に気付いた。

 

梓「じゃあ私のあだ名言ってみて!」

 

憂「あずさ2号!」

 

梓「あ!ニセモノだ!」

 

 

 

 

皆の前で正体を明かした。

 

憂「ごめんなさい・・・」

 

澪「それにしても似てたなぁ。全く気が付かなかった。」

 

駿「陸は知ってたのか?」

 

陸「上履きでな。それに髪を下ろすと瓜二つ。」

 

紬「でも憂ちゃんギター出来たのね。」

 

憂「いえ。お姉ちゃんに何回か触らせて貰って。」

 

全員(さもありなん・・・)

 

憂「分からない所はりっくんに教えて貰ってました。」

 

陸「憂は物覚えが良いし。唯と違ってある意味。」

 

律「このまま唯には休んでおいて貰った方が良いのかも。」

 

澪「おい。」

 

皐「影武者かな?」

 

憂「梓ちゃんもごめんね。」

 

梓「あ・・・うん。」

 

憂「何かベッドで寝てるお姉ちゃん見てたら、いてもたってもいられなくなって・・・」

 

”ガチャ”

 

 

 

 

唯「ヤッホ〜・・・」

 

 

 

 

律「うわあ!激しくデジャヴ!!」

 

ご本人がやって来た。

 

梓「先輩!」

 

唯「ごめんね〜。心配掛けて。」

 

紬「大丈夫なの?」

 

陸「風邪は治ったのか?」

 

唯「うん。さっき起きたらね。何か元気になっててね。少しは練習し・・・へっくしゅん!」

 

律「汚ね~・・・」

 

唯「だからもう大丈夫!」

 

律「嘘吐け!」

 

駿「さっきのくしゃみで大丈夫と言うのはどうかと思うぞ!!」

 

唯「あ!ギー太!こんな所に居たのか~。よっこいしょ・・・って重!」

 

ギー太を持ったが、重くて倒れてしまった。

 

憂「お姉ちゃん!」

 

陸「唯!!」

 

 

 

 

すぐに唯を寝かせてあげた。濡れタオルを唯の額に乗せようとする紬が、唯に眉毛を触れられた。

 

紬「ん?」

 

唯「今度お茶漬けにさせてね・・・」

 

紬「え?」

 

皐「どゆ事?」

 

陸「熱全然治ってねえじゃねえか!」

 

唯「ごめんね・・・やっぱり駄目だね。私抜きで本番の方が良いかも・・・」

 

紬「そんな・・・」

 

唯「あずにゃん。ギターは任せたよ。」

 

梓「嫌です・・・」

 

唯「え・・・?」

 

憂「梓ちゃん・・・」

 

梓「駄目です!皆で出来ないのなら辞退した方がマシです!」

 

澪「・・・唯。本番まで軽音部に来るな。」

 

唯「つ!遂に出禁!?」

 

澪「違う。本番までゆっくり休んで風邪を完璧に治す事。そして皆で本番を迎える事。それまで絶対諦めるな。いいな?」

 

唯「澪ちゃん・・・」

 

澪「梓もちゃんと練習はしておくように。唯が居なかった時の為じゃなく今後の為に。」

 

梓「先輩・・・」

 

澪「今私達に出来る精一杯の事をやろう!」

 

全員「うん!」

 

 

 

 

 

 

その夜。唯が部屋で寝ている。

 

憂「じゃあおやすみ。」

 

唯「おやすみ〜・・(いっぱい寝る。今は出来るだけいっぱい寝て絶対間に合わせる!)」

 

 

 

 

 

 

そして学園祭当日。しかし唯が来る気配がない。

 

紬「唯ちゃん来ないね・・・」

 

陸「携帯の方も絶対間に合わせるって連絡が来てたし。」

 

澪「12時半か・・・」

 

律「おさらいしておくか?唯抜きの演奏も。」

 

澪「・・・仕方ないな』

 

梓「いやです!やっぱりいやです!このまま唯先輩抜きで演奏しても意味ないです!」

 

全員「・・・・」

 

”ガチャ”

 

そこに和が入って来た。

 

和「どうしたの?」

 

陸「和。」

 

和「ステージは10分押しだけど予定どおり13時には講堂に入って。」

 

澪「分かった。」

 

和「全員揃っているわよね。軽音部出演者全員準備完了・・・と。」

 

澪「和・・・」

 

陸「お前・・・」

 

和「昔ね・・・」

 

彼女は小さい頃の事を話した。

 

 

 

 

 

 

幼い頃、和が花を摘んでいる傍ら、唯が川でザリガニをバケツいっぱい釣って何処かへ持って行った。

 

それから後日。唯が真鍋家にお邪魔して、バケツを持って行ったり来たりした。そんな行動をしてる唯に和が変に思い浴室を覗くと・・・

 

浴槽に大量のザリガニがビッシリと。

 

 

 

 

 

 

澪「ヒィィィ!」

 

律「何だそれ。」

 

梓「昔から変な人だったんですね。」

 

陸「それ和から聞いた途端鳥肌立ったな。」

 

紬「でも何でそんな話を?」

 

和「夢中な事があると、唯はそれだけしか見えないって事。きっと風邪の事なんか忘れちゃうわ。だから・・・」

 

”ガチャ”

 

さわ子「ちょりーす。」

 

律「空気読め!て言うか今まで何やってたんだよ?皆大変だったのに。」

 

さわ子「あら。勿論ボーっと過ごしていた訳じゃないのよ?寒さの事も考えてあの浴衣の防寒バージョンを作っていたのです!」

 

全員(そのやる気を他に回して欲しい・・・)

 

さわ子「そしてこれがその衣装です!」

 

唯「失礼しまーす。」

 

その衣装を来た本命が遂に来たのだ。

 

律「唯!!」

 

陸「来てたのかよ!!ってか、真っ先に俺達に会いに来いよ!!」

 

唯「ごめんなさい・・・ん?あずにゃん?」

 

梓「最低です・・・こんなに皆心配してたのに・・・最低です!」

 

澪「ちゃんと埋め合わせしろよ。梓が一番心配してたんだから。」

 

唯「え?そうなの?」

 

皐「うん。ずっと唯ちゃんの事を思ってたんだから。」

 

唯「あずにゃん・・・」

 

梓「全く駄目過ぎです!大体風邪を引いた時に・・・」

 

唯「ぎゅっ。」

 

後ろから梓を優しく抱き締めた。

 

唯「あずにゃんごめんね心配掛けて。私精一杯やるよ。皆と一緒に。ねっ?最高のライブにするから。」

 

梓「もう・・・特別ですよ。」

 

唯「仲直り〜!」

 

キスしようとする。

 

梓「ヒィッ!?」

 

”パチン!”

 

ビンタを食らった。

 

唯「本当に私の事心配してたのかな?」

 

澪「多分・・・」

 

和「さあもう時間よ。移動して。」

 

全員「おー!」

 

唯「・・・ってあれ?ギー太は?ここに置いてったよね?」

 

律「あ!あれ憂ちゃんが持って帰ってぞ!」

 

唯「そうだった!どうしよう!」

 

さわ子「仕方ないわね。これ使いなさい。」

 

フライングVのギター。

 

陸「フライングVタイプ!」

 

律「ギー太じゃなくていいのか?」

 

唯「うーん・・・ってて言うか、ギー太以外のギター弾けない。」

 

律・澪・紬「だろうな~。」

 

陸「最初俺達のライブだから、唯。取りに行って来い。」

 

唯「よっしゃーー!!」

 

 

 

 

 

 

講堂では、既に満席状態。

 

憂「わぁ〜!凄い!もういっぱいだ!ここで見てよ〜。」

 

純「あ!憂ちゃん!」

 

憂「あっ!会えた!」

 

偶然横に親友の純が居た。

 

???「あら。憂じゃない。」

 

憂「あ!梢ちゃん!」

 

更に陸の姉の梢が憂を見付けた。梢の手にはビデオカメラが握られてる。

 

憂「来てたんだね。」

 

梢「弟達のライブだもの。見逃す訳には行かないから。あら、純じゃない。」

 

純「梢さん。お久し振りです。」

 

梢「久し振り。」

 

アナウンス『これより軽音楽部、cloverty(クローバティ)・放課後ティータイムによるライブを開始します。』

 

幕が開き、cloverty(クローバティ)が立ってる。

 

梢「来たわね弟達。」

 

 

 

 

豊「ワンツースリーフォー!」

 

cloverty(クローバティ)の披露する曲は『エソラ』。

 

陸『二足歩行してる空っぽの生きもの 無意識にリズムを刻んでいる フルボリュームのL-Rに 萎んでた夢が膨らんでく 君が話してたの あそこのフレーズだろう? まるで僕らのための歌のようだ 君はどんな顔して聞いてたの? 甘く切なく胸を焦がす響き♪』

 

 

 

 

 

一方唯は、家に戻ってギー太を取りに行ってた。

 

唯「あ!あった!急がなきゃ・・・」

 

ギー太を持って外へ。

 

唯「うわっ!あっあっあっ・・・」

 

滑って転びそうになったが、今度は転ばなかった。

 

 

 

 

外に出て全力で走る。

 

唯『そう言えば、入学式の時もこの道を走った。何かしなきゃって思いながら。何をすれば良いんだろうって思いながら。このまま大人になっちゃうのかなって思いながら。』

 

 

 

 

 

 

陸『メロディーラインが放ったカラフルな魔法のフレーズ 輝きを撒き散らしては僕らに夢を見せる 明日へ羽ばたく為に 過去から這い出す為に Oh Rock me baby tonight ほらもっとボリュームを上げるんだ♪』

 

 

 

 

 

 

唯『ねえ私。あの頃の私。心配しなくていいよ。すぐ見付かるから。私にも出来る事が。夢中になれる事が・・・大切な・・・大切な・・・大切な場所が!』

 

 

 

 

講堂に到着し、ドアを開けてステージへ走る。

 

憂「お姉ちゃん!」

 

梢「唯!」

 

唯「え?あ!憂!梢ちゃん!ピース!」

 

憂「お姉ちゃん頑張ってー!」

 

唯「おーー!」

 

 

 

 

 

 

陸「あ!」

 

演奏が終わって拍手が響き、ステージ下に唯が到着した。

 

陸「唯!」

 

手を差し伸べ、唯をステージに上がらせた。

 

唯「りっくん・・・駿君・・・ゆー君・・・ありがとう・・・」

 

陸「フッ。さぁ、後は皆のステージだ。」

 

駿「放課後ティータイムの出番だ。」

 

豊「全力で楽しめよ。」

 

皐「頑張ってね唯ちゃん!」

 

cloverty(クローバティ)が舞台袖へ引き、放課後ティータイムがステージに立つ。

 

唯「皆本当にごめんなさい・・・よく考えたら・・・何時も何時もご迷惑を・・・こんな・・・大事な時に・・・」

 

泣きながら皆に反省する。

 

澪「タイ位ちゃんと結べ。」

 

解れてるタイを結んであげた。

 

律「皆唯が大好きだよ。」

 

生徒「頑張って~!」

 

生徒「唯~!」

 

 

 

 

次は放課後ティータイムの出番。

 

唯「えっと・・・改めまして放課後ティータイムです。今日は私がギターを忘れたせいでこんなに遅れてしまいました。ギー太も忘れてごめん。」

 

 

 

 

唯「それで・・・」

 

梢「忘れて来ちゃったのね。」

 

 

 

 

唯「『目標は武道館』とか言って私達の軽音部は始まりました。ギターを買う為に皆でバイトしたり。毎日部室でお茶を飲んで沢山喋ったり。ムギちゃんの別荘で合宿したり。入部してくれる1年生を探したり。脇目もふらずに練習に打ち込ん出来たなんてとても言えないけど・・・でもここが、今いるこの講堂が私達の武道館です!最後まで思い切り歌います。ふわふわ時間!」

 

放課後ティータイム・ふわふわ時間。

 

 

 

 

唯『キミを見てるといつもハートDOKI☆DOKI 揺れる思いはマシュマロみたいにふわ☆ふわ♪』

 

『いつもがんばるキミの横顔 ずっと見てても気づかないよね♪』

 

『夢の中なら二人の距離縮められるのにな♪』

 

唯・澪『あぁカミサマお願い 二人だけのDream Timeください☆ お気に入りのうさちゃん抱いて今夜もオヤスミ ふわふわ時間(タイム) ふわふわ時間(タイム) ふわふわ時間(タイム)♪』

 

 

 

 

演奏が終わり、皆が顔を合わせて笑顔になった。すると紬がキーボードを弾き始めた。

 

唯「え!?」

 

律「ヒヒッ!」

 

今度は律がドラムを叩き、澪がベースを弾き、梓がギターを弾いた。

 

唯「!!」

 

講堂の手拍子が響き、唯がギターを弾いた。

 

唯「もう1回!!」

 

 

 

 

唯・澪『あぁカミサマお願い 二人だけのDream Timeください☆ お気に入りのうさちゃん抱いて今夜もオヤスミ ふわふわ時間(タイム) ふわふわ時間(タイム) ふわふわ時間(タイム)♪』

 

 

 

 

アンコールの演奏が終わり、講堂に拍手喝采が響いた。

 

唯「けいおん大好きーーーーー!!!りっちゃんもう1曲!」

 

律「おっしゃー!」

 

和「唯!」

 

唯「あ!和ちゃん!」

 

和「もう時間切れよ!」

 

唯「ええー!」

 

こうして、学園祭ライブは大盛況で幕を閉じた。

 

『END』




         キャスト

       平沢唯:豊崎愛生
       秋山澪:日笠陽子
      田井中律:佐藤聡美
       琴吹紬:寿美菜子
       中野梓:竹達彩奈

       古川陸:土屋神葉
       真中駿:堀江瞬
       西原豊:深町寿成
       真中皐:小倉唯

     山中さわ子:真田アサミ
       真鍋和:藤東知夏
       平沢憂:米澤円
       鈴木純:巽悠衣子
       古川梢:平野綾




『次回予告』

唯「マシュマロ豆乳鍋とか!チョコカレー鍋とかはどうかな!」

梓「・・・」

澪「えーっと・・・」

律「え!?何でもない!・・・ホラ!ヒゲ!」

紬「今日はここで・・・」

唯「何か用事?」

紬「うん。ちょっと・・・じゃあ!」

#13「冬の日!」
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