けいおん`S   作:naogran

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冬の夜。澪が家でパソコン作業をしていた。

澪「えーっと・・・」



翌朝。紬が駅で電車を待っていた。




同じ頃律と豊は学校へ登校中。

豊「ふぅ・・・寒い・・・」

律「・・・」

登校中に律が周りを見渡す。

豊「?」

律「・・・」




その頃梓は。

猫「ニャオ。」

梓「?」

下を見ると、1匹の三毛猫が居た。梓が三毛猫を撫でようとすると。

三毛猫『シャーー!!』

梓「あ!」

威嚇された。梓は三毛猫から逃げるように学校へ走った。




唯「〜〜〜♪。寒いねぇ〜。憂〜。りっくん〜。」

憂「うん。」

陸「むっちゃ寒い・・・」


#13「冬の日!」

その日の部室。静寂な空気が包まれている中。

 

唯「寒い〜!」

 

陸「さびぃ・・・!」

 

遅れて唯と陸が来た。

 

唯「寒い・・・」

 

鼻水垂らしながら椅子に座った。

 

唯「りっちゃん寒くない・・・?」

 

律「お寒うございますわよねぇ〜。」

 

唯「ございますわぁ〜。」

 

駿「冬だからな。」

 

唯「ん?りっちゃん。」

 

律「ん?」

 

唯「ピタッ!!」

 

突然唯が律の頬に手を触れた。

 

律「ギャアアアーーーー!!!!」

 

唯「あぁ〜。りっちゃんの頬っぺあったか〜。」

 

律「何すんだーーー!!おいやーーー!!」

 

今度は律が唯の頬に両手を触れた。

 

唯「ああーーーー!!」

 

皐「2人共元気だねぇ。」

 

駿「これ位の賑やかが丁度良いな。」

 

 

 

 

お茶を終えて練習を始めるが。

 

唯「ううぅ・・・寒くてギー太弾けないよ・・・あ!良い事考えた!手袋しながら弾いたら良いんだ!」

 

律「やってみろよ。」

 

唯「よし!」

 

手袋装着完了。

 

唯「えっと・・・」

 

ピックを取り出したが、手袋で滑った。

 

唯「あ!ピックが持てない!」

 

滑ったピックを何とかキャッチし、ギー太を弾く。

 

”ガリガリガリ”

 

唯「あう〜!弦に引っ掛かる!」

 

手袋を外してソファーに置いた。

 

唯「失望した!!」

 

陸「無機物に文句言うなよ。」

 

澪「そらそうだ。なぁ律。」

 

律「・・・」

 

澪「律?」

 

何故かボーッとしてる。

 

豊「おい律?どうしたんだ?」

 

唯「りっちゃん?りっちゃーん?」

 

ボーッとしてる律の目の前で手を振った。

 

律「あ!」

 

唯「どうしたの?」

 

律「え!?何でもない!・・・ホラ!ヒゲ!」

 

髪の毛でヒゲをやって誤魔化す。

 

唯「おぉ〜!りっちゃんずる〜い!じゃあ私も!ヒゲ〜!」

 

律「違ーう!全然なってないぞ〜!」

 

唯「こうですか先輩!」

 

律「むにゅ〜!」

 

唯「・・・あ!ブークロちゃん!怒ってごめんね!」

 

陸「ブークロちゃん?」

 

梓「また名前付けてるんですか?」

 

唯「皆!冬がいけないんだよ!」

 

駿「冬のせいにするなよ。」

 

唯「そうだね駿君!冬の日も楽しい事沢山あるしね!」

 

駿「ほう。」

 

唯「そうだ!日曜日!ウチで鍋しようよ鍋!」

 

全員「・・・・・」

 

唯「あれ?」

 

紬「ごめんなさい・・・私、用事があって・・・」

 

律「私も。弟を映画に連れてってやるって約束したんだよな〜。」

 

梓「私もちょっと。ウチから出られそうにないんです。」

 

陸「俺達も。明日3人でちょっと遠出しなきゃいけないから。」

 

唯「えぇ〜!皐ちゃんは?」

 

皐「ごめんね?私もお兄ちゃんと一緒に遠出するんだ。」

 

唯「澪ちゃんは?」

 

澪「私もちょっと。新しい歌詞書きたいし。」

 

唯「そんなぁ・・・」

 

澪「何時も唯や律が邪魔するから中々集中出来ないんだよ・・・ホラ。」

 

歌詞用のノートを開いた。

 

唯・律・皐「おぉ〜!」

 

かなり作画崩壊な唯と律の絵が。

 

唯・律「・・・・・申し訳ございませんでした!!!」

 

2人が澪に土下座して謝罪した。

 

 

 

 

ティータイム。

 

唯「仕方無い。憂とギー太と3人で鍋するかぁ。」

 

陸「無機物と食べる気か。」

 

梓「ギター汚さないで下さいよ?この間メンテしたばかりなんだから。」

 

唯「大丈夫だよ!ちゃんと前掛けしてあげるし!」

 

梓「じゃあ良いですけど。」

 

陸「良いんだ。」

 

唯「冬はやっぱり鍋だよね〜。」

 

 

 

 

 

 

下校中。

 

唯「りっちゃん!もうすっかり冬だよね!憂に貰ったブークロちゃんあったかいんだ〜!」

 

律「全く。よく出来た子だよな〜。」

 

豊「憂ちゃんは本当健気だなぁ。」

 

律「本当だよな〜。私もあんな妹が欲しいよ〜。」

 

紬「・・・あの!」

 

全員「ん?」

 

唯「どうしたのムギちゃん?」

 

紬「今日はここで・・・」

 

唯「何か用事?」

 

紬「うん。ちょっと・・・じゃあ!」

 

ここで紬と別れた。

 

唯「ムギちゃんどうしたのかな?誰かと待ち合わせかな?」

 

皐「え!?ムギちゃんに彼氏さんが!?」

 

唯「えぇ〜!でも、ムギちゃんモテそうだもんね!」

 

皐「うんうん!」

 

 

 

 

途中の横断歩道で。

 

律「じゃあね!」

 

唯「また来週〜!」

 

陸「じゃな〜。」

 

梓「失礼します。」

 

 

 

 

3人で下校中。

 

梓「先輩。」

 

唯「はい。」

 

陸「何でしょう?」

 

梓「今日私、駅前で買い物して帰ります。」

 

唯「うん。何買うの?」

 

梓「え?ちょっと、おもちゃを・・・」

 

陸「おもちゃを?」

 

唯「そうなんだ〜。付いて行こうかな?」

 

梓「そんな!大丈夫です!失礼します。」

 

陸「あぁ。また来週な。」

 

唯「ばいば〜い!」

 

”きゅるるるるる”

 

唯「お?」

 

 

 

 

 

 

一方律達5人は。

 

澪「律。この間のってさ。」

 

律「・・・」

 

澪「ん?律?」

 

律「え!あ、何?」

 

駿「何じゃねえだろ。今日のお前何か様子変だぞ。」

 

律「ううん〜。どうもしな〜い。しっかしさみいなぁ〜。お腹減ったぞお前等〜。」

 

何かを誤魔化しながら歩いて行った。

 

澪「ん?」

 

豊「彼奴、どうしたんだ?」

 

皐「さぁ?」

 

 

 

 

 

 

一方唯と陸は、コンビニで肉まんを買っていた。

 

唯「肉まんホッカホカ〜♪」

 

陸「肉まんあったけぇ〜♪」

 

 

 

 

 

 

翌朝の田井中家。

 

律「寒・・・!!」

 

家の郵便受けの新聞紙を取り出す。

 

律「?」

 

郵便受けの奥を覗くが、何もなかった。その後、何故かキョロキョロと周りを見る。

 

律「ううぅぅ・・・寒い・・・!」

 

何も無かった事を確認してすぐに家へ入った。

 

 

 

 

 

 

一方中野家では、梓が袋の中から猫じゃらしのおもちゃを取り出した。そんな彼女の前には、小さな子猫が居た。

 

 

 

 

 

 

数日前。

 

純『お願い!今度の土日、ウチの猫預かってくれないかな?』

 

梓『え!?』

 

皐『純って猫飼ってるんだ。』

 

純『うん。お祖母ちゃんが預かってくれるはずだったんだけど・・・風邪引いちゃって・・・まだ小さいから1人にしておくの心配なんだ・・・』

 

梓『猫飼った事ないし・・・』

 

純『そっかぁ・・・だよね・・・じゃあ皐はどう?』

 

皐『ごめんね。ウチ犬飼ってるんだ。』

 

純『そうなんだ・・・』

 

梓『あ、でも他に頼る人が居ないなら・・・』

 

純『本当!?』

 

 

 

 

 

 

そう言う訳で、純の飼い猫を預かる事になったのだった。すると子猫が起きて梓の方を見た。

 

梓「あ、遊ぶ?」

 

子猫「ミャ!」

 

梓「あ!ひぃぃぃぃ・・・!」

 

 

 

 

 

 

一方陸達4人は高速バスに乗って何処かへ向かっていた。

 

陸「俺初めて行くなぁ。」

 

駿「俺は中学の時の卒業旅行で行った事あるし久し振りだ。」

 

豊「俺の祖父ちゃんの地元だしな。彼処。」

 

皐「楽しみ〜!」

 

 

 

 

 

 

場所が変わってある場所。

 

ひとみ「どうぞ。」

 

紬「は、はい!」

 

彼女は今、ある店のアルバイトをしていた。先輩のひとみに教えて貰い、タイムカードを入れた。

 

紬「・・・出来た・・・」

 

ひとみ「じゃあまずお掃除から。」

 

紬「はい!宜しくお願いします!」

 

 

 

 

 

 

その頃澪は、電車に乗って何処かへ向かっていた。

 

澪「・・・」

 

飴を舐めながらふわふわ時間を聴きながら車窓の景色を眺める。

 

 

 

 

 

 

平沢家。

 

憂「お姉ちゃん!そろそろ起きなよー!」

 

唯「・・・」

 

憂「お姉ちゃん?」

 

中々布団から抜け出せない唯は気持ち良く眠ってる。

 

 

 

 

 

 

一方律は部屋に居た。スクールバッグから1枚の紙を出して読んだ。

 

律「冬の日。どんなに寒くても僕は幸せ。白い吐息弾ませて駆けてく君を見てると、切り揃えた髪がとても似合ってる。でも、前髪を下ろした君の姿は見て見たい・・・」

 

どうやら律が書いた歌詞のようだ。彼女はヘアクリームで自分の前髪を塗って鏡を見る。

 

律「・・・可笑しいし。」

 

おかしくねーし!

 

弟『姉ちゃん!まだー?』

 

律「うわっ!・・・すぐ行くってば!!」

 

カチューシャで前髪を上げてすぐに支度をする。

 

 

 

 

 

 

一方梓は、ソファーの上で子猫と一緒に座っている。

 

梓・子猫「ふぁ〜〜〜〜・・・」

 

同時に欠伸をした。

 

梓・子猫「ん〜〜〜〜〜・・・」

 

同時に背伸びをした。

 

梓「ん?」

 

子猫「ミャ。」

 

梓「うわ!」

 

突然子猫が梓の膝の上に乗って座り込んだ。

 

梓「・・・」

 

少し驚いたが、子猫を撫でてみる。

 

子猫「ミャ〜。」

 

気持ち良さそうに鳴いた。

 

子猫「ミャ〜。」

 

梓「ニャ〜・・・あずにゃん2号。エヘヘ。」

 

 

 

 

 

 

そしてハンバーガーショップでは、紬が1組のカップルに接客をしていた。

 

紬「ご注文を繰り替えさせて頂きます。チーズバーガーお1つと、Mサイズのコーラお1つでございますね?」

 

ひとみ「笑顔笑顔。」

 

紬「あ!ご一緒に、ポテトも如何ですか?」

 

笑顔で接客した。

 

男性「じゃあポテトも。」

 

紬「ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

 

そして澪は、海岸に居た。

 

澪「よし。良い詩が出来そうだな。」

 

 

 

 

 

 

デパートでは。

 

憂「誰も来ないんだ。」

 

唯「そう。」

 

憂「残念だね・・・」

 

唯「うん・・・だからね!今日は新しい鍋開発しようよ!今度皆が来る時の為に!」

 

憂「お姉ちゃん前向きだね!」

 

唯「マシュマロ豆乳鍋とか!チョコカレー鍋とかはどうかな!」

 

憂「お姉ちゃん無理なチャレンジは止そうよ。」

 

唯「え〜?美味しいかも知れないよ?」

 

憂「あ!お姉ちゃん!いちご牛乳も買おっか!」

 

唯「おぉ〜!憂〜太っ腹〜!」

 

憂「えへへ。」

 

 

 

 

 

 

海岸では。

 

澪「うぅ・・・寒い・・・!歌詞は浮かばないし・・・唯ん家で鍋の方が良かったのかな・・・?でも、皆も用事があるみたいだったし。何してるんだろう・・・皆・・・」

 

 

 

 

 

 

その頃律は、弟の聡と映画の帰り中。

 

聡「寒い・・・!地球は温暖化してるんじゃないの・・・!?」

 

律「冬は寒いのが当たり前。なっさけないなぁ〜。クラスの女の子に見せてやりたいぜ。」

 

聡「ううぅ・・・ご勘弁を・・・」

 

律「あ。そう言えば・・・」

 

聡「何?」

 

両手を聡の両頬に触れた。

 

聡「うぎゃああーーーー!!!」

 

律「あぁ〜。あったけ〜♪」

 

???「おーい!田井中ー!」

 

律・聡「ん!?」

 

そこに、聡の友人が。

 

友人「こんにちは!」

 

律「こんにちは。寒いね。」

 

友人「今から鈴木ん家行くんだよ。お前も行かね?」

 

聡「おぉ!行く行く!良いよね!姉ちゃん!」

 

律「ん〜。あんまり遅くなるなよ?」

 

姉からの許可を貰い、友人の家へ向かった。

 

友人「失礼します!」

 

律「・・・ん?」

 

横のガラスに自分が映ってる。

 

 

 

 

 

 

その頃ハンバーガーショップでは。

 

紬「お待たせしました〜。」

 

女性「あの、コーラじゃなくてコーヒーを頼んだんですけど・・・」

 

紬「え!?あ・・・すみません!お取り換え致しま・・・うわっ!!」

 

だがひとみにぶつかってコーラを溢してしまった。

 

紬「あ!」

 

ひとみ「ごめんごめん。」

 

紬「すみませんすみません!」

 

ひとみ「大丈夫大丈夫。えっと、何入れるの?」

 

紬「すみませんすみません!」

 

 

 

 

 

 

一方梓の方でも非常事態が。

 

梓「zzz・・・」

 

子猫「ケホッ!」

 

眠っていた梓が起きて子猫を見ると、子猫が嘔吐していた。

 

梓「あ!あずにゃん2号!?どうしたの!?あずにゃん2号!!」

 

 

 

 

 

 

一方律は。

 

律(あれは・・・あれってやっぱり・・・)

 

数日前に郵便受けに1枚の紙が投函されたのを思い出していた。

 

律(ラブレ・・・)

 

”ブーン”

 

その時携帯のバイブ音が鳴った。

 

律「?」

 

 

 

 

 

 

一方澪の方も。

 

澪「帰ろうかな・・・」

 

”ピリリンピリリン”

 

澪「ん?」

 

 

 

 

 

 

そして紬も。

 

紬(失敗しちゃった・・・ちゃんと出来ると思ったのに・・・)

 

”ブーン”

 

 

 

 

 

 

一方陸達4人は東京の観光に来ていた。

 

陸「やっぱ凄えなぁ〜!東京は!」

 

彼等は今、東京タワーから絶景を眺めていた。

 

駿「一面に大都会が広がってるなぁ〜!」

 

豊「くぅ〜!卒業まで待ち切れない!」

 

皐「頑張ってね!皆!」

 

”ピリリン”

 

陸「ん?」

 

 

 

 

 

 

そして梓は、嘔吐してる子猫に焦っていた。

 

梓「どうしよう・・・どうしよう・・・」

 

”ピリリンピリリン”

 

梓「あ!」

 

携帯の着信音が鳴った。そのメールの内容は。

 

 

 

 

『マシュマロ豆乳鍋と、チョコカレー鍋。どっちがたべてみたい?』

 

 

 

 

と言う唯からのメールだった。

 

澪「はぁ?」

 

律「何だこれ?」

 

紬「・・・変。」

 

陸「何じゃ?」

 

そのメールに皆がポカンとしてる。紬は笑ってた。

 

 

 

 

 

 

そのメールを送った唯本人は。

 

唯「あれ?返信来ないなぁ・・・」

 

”ジリリリ”

 

唯「ん?あ!あずにゃんだ!」

 

梓からの着信が来た。

 

唯「もしも〜し。あずにゃん?」

 

梓『こんな時に可笑しなメール寄越さないで下さい!!』

 

唯「ん?どんな時?」

 

梓『猫です!友達から預かった子猫が・・・』

 

唯「どうしたの?」

 

梓『分からないんですけど・・・具合が悪そうで・・・でも・・・今ウチに誰も居なくて・・・私どうしたら良いか・・・』

 

唯「分かった!あずにゃん落ち着いて!すぐ行くからね!」

 

すぐに買い物を済ませて中野家へ向かった。

 

 

 

 

 

 

中野家へお邪魔し、子猫を助けた。

 

梓「すみません。お騒がせして。」

 

唯「ううん。」

 

子猫の体調がすっかり良くなった。

 

唯「良かったね。あずにゃん2号何でもなくて。」

 

梓「猫が毛玉吐くなんて知らなくて・・・」

 

唯「あ〜ん。」

 

梓「ん?」

 

マシュマロを持った唯が梓にマシュマロを差し出す。

 

唯「ほい。あずにゃん。」

 

梓「・・・あむ。」

 

マシュマロを戴いた。

 

唯「やっぱりこのまま食べた方が美味しいかもね。」

 

梓「当たり前ですよ。」

 

唯「あ。皆からのメールが来てる。え!?ムギちゃんバイト!?・・・あ!澪ちゃん海に行ったんだ!・・・あ!りっちゃん今どこ?だって。あずにゃん家だよ〜。・・・え?りっくん達東京行ってるんだ!凄い!」

 

 

 

 

 

 

翌日。律と一緒に紬がバイトしてるハンバーガーショップへ。

 

紬「いらっしゃいませ〜。」

 

唯「びっくり〜。ムギちゃんがバイト始めたなんて。」

 

律「ムギも成長したな〜。」

 

唯「うん。」

 

律「あ!梓!」

 

憂「純ちゃん、子猫引き取りに来た?」

 

梓「うん。」

 

唯「良かったね〜。」

 

律「梓は猫の世話をしてたのか。」

 

梓「えへへ。」

 

唯「あ!澪ちゃんおかえり〜。」

 

律「お!良い詩が・・・出来なかったんだな。」

 

唯「でも何か格好良い!1人で冬の海へふらりと行くなんて!皆凄いよ!私を置いて大人にならないでよ?りっちゃんは変わってないよね?」

 

律「私だって!」

 

唯「え?何?何かあったの?」

 

律「いや。やっぱり何でもない・・・」

 

澪「あ。そう言えば律。」

 

律「何だよ?」

 

澪「この間郵便受けに入れといた歌詞どうかな?」

 

律「へ?歌詞?」

 

澪「うん。頑張ってパソコンとか使ってみたいんだけど〜。」

 

律「じゃあ・・・あれは・・・澪か?」

 

澪「え?うん!」

 

郵便受けに入っていた紙。あれは澪が書いた歌詞だった。

 

律「・・・・・」

 

澪「ん?」

 

律「うおおおおおおお!!!」

 

澪「ええ!?」

 

律「あれ書いたの澪だったのか!!!」

 

澪「郵便受けに入れとくって言っただろ!!」

 

唯「まぁまぁりっちゃん。取り敢えずハンバーガー食べようよ。ね?」

 

 

 

 

その日陸達が東京から帰り、東京のお土産を唯達にあげた。

 

 

 

 

 

 

後日の部室。

 

澪「ひゃあ!」

 

唯「ん!?どうしたの澪ちゃん?」

 

澪「いや、ベースが凄く冷たくて・・・それが太ももに当たって・・・」

 

唯「ひゃあ!だって!もう1回言って!」

 

澪「い〜や〜だ〜!」

 

陸「ムギは普通にキーボード弾いてるよな。」

 

紬「え?」

 

陸「手が悴んだりしないのか?」

 

紬「うん。大丈夫。」

 

彼女の両手を唯が触ってみる。

 

唯「あ!あったか〜い!」

 

律「お?どれどれ?」

 

澪「あ!本当だ!」

 

紬「私、体温高いから。」

 

唯「良いな〜。一家に一台ムギちゃん欲しいなぁ〜。」

 

駿「家電かよ。」

 

唯「あ!あずにゃんも皐ちゃんも触ってみなよ!」

 

梓「え?」

 

皐「本当?失礼しま〜す。・・・ん〜。あったか〜い。梓も触ってみてよ!ムギちゃんあったかいよ?」

 

梓「私はいいよ・・・」

 

唯「あったかいよ?」

 

紬「はい!」

 

両手を梓に差し伸べる。

 

梓「し、失礼します・・・」

 

両手を触ってみる。

 

梓「あ。本当だあったかい。」

 

唯「あずにゃんの手。小さくて可愛いね。」

 

梓「ヒッ!?」

 

澪「どうせ私は手が大きくて心が冷たい女ですよ・・・」

 

唯「あ!根に持ってらっしゃる!手が冷たい人は、心があったかいんだよ?澪ちゃん。」

 

紬「!?」

 

それを聞いた紬が冷たい窓に手を触れる。

 

豊「ムギ?何やっての?」

 

紬「え!?」

 

唯「ムギちゃんは、手も心も全部あったかいよ!」

 

それを聞いた紬が嬉しくなった。

 

 

 

 

ティータイム。

 

唯「あったか〜い。」

 

陸「あったまる〜。」

 

梓「あったかいです。」

 

唯「冬も良いよね〜。」

 

駿「夏派だけど冬も捨て難い。」

 

梓「ムギ先輩。ずっとバイトするんですか?」

 

紬「うん。年内は。」

 

唯「またお店行くね。」

 

律「澪!この間の歌詞絶対忘れないから!」

 

澪「え!?何でだよ!」

 

唯「ねぇねぇ!武道館って借りるの高いの?」

 

梓「借りる気なんですか!?」

 

唯「でも、借りないとライブ出来ないよ?」

 

紬「夢は大きい方が。」

 

律「何時かあのステージに立つ!」

 

澪「じゃあもっと練習しないとな。」

 

梓「そうですよ!練習です!」

 

豊「第一プロでもない限り無理だろ。」

 

律「うへ〜・・・現実的な3人だなぁ・・・」

 

唯「私頑張るよ!りっちゃん!」

 

紬「頑張りましょう!」

 

唯・律・紬「おー!」

 

皐「ねぇ。武道館で借りる場合の資金ってあるの?」

 

陸「借りるとなると500万位が相場だぞ?」

 

全員「高!!」

 

『END』




         キャスト

       平沢唯:豊崎愛生
       秋山澪:日笠陽子
      田井中律:佐藤聡美
       琴吹紬:寿美菜子
       中野梓:竹達彩奈

       古川陸:土屋神葉
       真中駿:堀江瞬
       西原豊:深町寿成
       真中皐:小倉唯

       平沢憂:米澤円
       鈴木純:巽悠衣子
      田井中聡:伊藤実華

       ひとみ:庄子裕衣
        男性:清水祐太朗
      聡の友人:金田アキ




『次回予告』

#14「ライブハウス!」
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