彼女は軽音部の部室へ駆け込み、愛用のギー太を出して弦の調整をしてコードレスをアンプに繋げた。
”〜〜〜♪”
ギー太の音が鳴ったのを確認し、私の恋はホッチキスを奏でた。
外では、生徒達が学校へ向かっている。
紬は駅を出た。
律と澪と駿と豊と皐が一緒に登校していると、前を歩いてる梓を発見した。
途中で紬、そして陸と会って登校。
桜が丘に登校した8人が、部室から聞こえるギターの音を聞いた。
部室へ入ると、唯が立ち上がって腕を振り回してギー太を弾いている姿が目に映った。
唯「おぉ!格好良い!」
律「何やってんだ?」
豊「こんな朝早く。」
唯「え?新歓ライブに向けて必殺技開発中!」
全員「へぇ〜。」
梓「それにしても唯先輩早いですね。」
陸「お前にしては珍しいな。」
唯「目覚まし時計見間違えて1時間早く登校しちゃった。」
陸「なるへそ。」
律「ん?何か付いてるぞ?」
唯「ん?え?」
口元に何かが付いている。
唯「あ!パン!食パン!」
それは、朝ごはんの食パンだった。
唯「あずにゃ〜ん!皐ちゃ〜ん!」
何時も通り梓に抱き付いた。今回は皐にも抱き付いた。
唯「2年生おめでとう〜!」
皐「ありがと〜唯ちゃん!」
梓「何ですかそれ!」
律「梓は2年生になってもあんまり変わらないな〜。」
梓「なっ!?律先輩には言われたくありません!!」
律「私は身長の事を言っただけだぜ?」
梓「胸見てたじゃないですか!」
皐「確かに見てた!」
澪「3年生になっても変わらないな。」
紬「そうね。」
駿「全くだ。」
律「よし!折角だから朝練して行くか!」
唯・皐「イエス!」
この9人が桜が丘高等学校の軽音部のメンバー。
『放課後ティータイム』
ギターとボーカルの平沢唯。可愛いと美味しい物が大好物。
ドラムで部長の田井中律。元気いっぱいで皆のムードメーカー。
キーボードの琴吹紬。おっとりでぽわぽわなお嬢様。
ベースの秋山澪。クールだが人見知りな一面あり。
ギターの中野梓。唯達の大事な可愛い後輩。
『
ギターとボーカルの古川陸。唯の幼馴染みでギターが上手い。
ベースの真中駿。律と澪と豊の幼馴染みでツッコミ気質。
ドラムの西原豊。律と澪と駿の幼馴染みでツッコミ気質。
キーボードの真中皐。梓と同じ1年生で駿の妹。
梓と皐が今年2年生になり、後の7人は今年で遂に3年生。そんな9人は、唯・律・澪・紬・梓の放課後ティータイム。陸・駿・豊・皐の
朝練を終えて、唯達3年生がクラス表を見に行く。
唯「とうとう3年生かぁ〜。早いよね〜。」
律「何がそんなに嬉しいんだよ?」
唯「だって1番上の学年だよ?何か格好良いよ?3年生ってどうしたら良いのかな〜?」
律「まず目覚まし時計をちゃんとセット出来るようになろうな。」
唯「あ!りっちゃんや!ちょいと見ておくんなまし!」
陸「何で花魁?」
唯「どうよ!3年生っぽい?イメージ変わったかな?」
律「な〜にが変わったんだよこの一瞬に?」
陸「普段のお前だけど?」
紬「あ!分け目が!」
澪「逆!」
律「こ・・・これは・・・分かり辛いや。却下。」
唯「えええーーーー!?」
駿「早くクラス表見に行くぞ!」
3年生のクラス表。生徒達の後ろから7人が見てる。
唯「クラス分けどうなったんだろう?」
律「ま〜た澪ちゃんと駿君が違うクラスだったりして?」
澪・駿「そんなの嫌だ・・・」
紬「大丈夫よ澪ちゃん。駿君。」
豊「今年は一緒かもだぞ?」
律「・・・やや!?衝撃の結果が!!」
澪「え!?」
駿「衝撃!?」
律「つーか見えねえ。」
陸「でしょうね。」
澪「もう帰りたい・・・」
唯「りっちゃん!」
律「ん?」
唯「私ちょっと見て来るよ!」
律「おぉ!頼んだぜ!」
生徒達の中を掻い潜る。
何とか見える所まで出た。
唯「ん?」
クラス表を見た唯に。
唯(これは!?)
衝撃が走った。すぐに引き返した。
6人が待ってる後ろへ戻ったが。
唯「あ、あれ?」
バランスを崩して、後ろに倒れた。
6人「ええ!?」
唯「・・・・」
陸「唯?大丈夫か?唯?」
唯「うぅ・・・転んだぁ・・・」
転んで泣いてしまった。
陸「何やってんだよ。泣くなよ。」
倒れた唯を起こした。
律「で?どうだったの?」
唯「え・・・?何が・・・?」
駿「クラス分けだ。」
唯「あ!私達皆同じクラスだよ!!」
律「嘘!?」
紬「本当に!?」
唯「うん!凄いよね!」
駿「唯!俺の苗字ちゃんとあったか?」
唯「あったよ!真中駿君!間違い無いよ!」
駿「ーーー!!よっしゃ!!」
陸「俺達やっと3人揃ったな!」
律「良かったな澪!3年は皆一緒のクラス・・・」
ボーッとしてる澪。
澪「よ・・・良かった・・・」
律「少しは強がったりしろよ。」
嬉し泣きしたのだった。
7人のクラスは3年2組。
陸「まさか俺達7人が一緒のクラスとは。改めて凄いな。」
律「だな。」
唯「ねぇ見て!和ちゃんも一緒!」
なんと和も一緒のクラスだった。
律「おぉ!」
駿「和もか!」
和「騒がしいクラスになりそうね。」
唯「良いクラスだね〜。」
豊「本当凄えやぁ〜。」
澪「誰かが仕組んだみたいに揃ったな。」
紬「本当!凄い偶然!」
律「もしかして!生徒会長パワーを使ったとか!」
和「ないない。そんな事出来る人が居る訳・・・」
すると教室に山中さわ子が入って来た。
さわ子「皆〜。席に着いて下さ〜い。」
唯・律・澪・紬・陸・駿・豊(居たーーー!!)
HRが始まった。
さわ子「教師になって初めて担任になったので。至らぬ所があるかも知れませんが、宜しくお願いします。」
生徒A「ラッキーだね。山中先生が担任って。美人だし優しそうだし。」
律「上部だけに騙されちゃダメだぜ〜?さわちゃんって実は・・・」
さわ子「田井中さん?」
律「ゲッ!は、はい!!」
さわ子「私語は慎んで下さいね?」
律「す、すみません・・・!」
陸(先生は地獄耳持ってるのか?)
HRの後。
律「先生!さわちゃん。ちょっとちょっと。」
豊「ちょっと聞きたい事があって。このクラス分けは先生が選んだんですか?」
さわ子「そうよ?皆一緒にしてあげたの。」
豊「やっぱり!」
律「良いのかよ?職権乱用じゃ・・・」
陸「下手したら懲戒免職ですよ?」
さわ子「何よ?嬉しくないの?」
澪「嬉しいのは嬉しいんですけど・・・」
さわ子「私も名前覚えなきゃいけない子減るし。」
駿(それが本音ですか・・・)
唯「私はすっごく嬉しいよ!ありがとうさわちゃん!」
さわ子「どう致しまして。」
律「唯はちょっと落ち着きなさい。」
唯「ええ!?だって高校最後の年に皆と一緒なんだよ!?」
陸「まぁその気持ちは俺達も同じだ。」
澪「一緒なのは嬉しいけど、進路とかも考えないと。」
唯・律・澪・紬・和・陸・駿・豊「はぁ・・・」
そう。高校3年生は進路や受験があって忙しい学年なのである。
唯「でもね!修学旅行も一緒だし!学園祭のクラス発表も一緒だし!テスト勉強見て貰えるし!宿題写させて貰えるし。」
澪・紬・和(最後の何?)
陸・駿・豊(欲望丸出し。)
唯「ワックワクだね!3年生〜!」
ワクワクする唯を他所に、さわ子が腕時計を見る。
さわ子「ホラ。始業式始まるわよ?早く講堂に行きなさい。」
全員「は〜い。」
講堂へ向かう途中。唯が桜の花を見付け、制服のポケットに入れた。
唯「よし!」
始業式で校歌斉唱。
始業式を終えた後。
梓・皐「よし!」
純「何力入ってるの2人共?」
梓「何としても新入部員を獲得しなきゃ!」
皐「私達は先輩なんだから新入部員が欲しい!」
梓・皐「よぉ〜し!」
一方3年2組の方では。
唯「ん〜・・・」
机の上に桜の花を並べて何かを悩んでいる唯の姿があった。
和「唯。」
唯「あ。和ちゃん。」
和「何やってるの?」
唯「後1個で1ダースなんだよ。」
和「そうなんだ。じゃあ私、生徒会行くね?」
唯「うん!私も新歓ライブの練習して帰る!」
和「新入部員入ると良いわね。」
唯「まぁこのままでも良いわね。」
和「本当に良いの?」
唯「うん!」
和「でも、唯達が卒業したら梓ちゃんと皐ちゃんの2人になるでしょ?」
唯「本当だ・・・」
和「もうしっかりしないと。じゃあね。頑張ってね。」
唯「うん!・・・そっかぁ・・・」
部室へ行く途中。階段の壁に幾つもの部活のチラシが貼られていた。
唯(あずにゃんと皐ちゃんの為にも。軽音部頑張らないと!)
部室。
唯「あぁ〜。部室は落ち着くなぁ〜。」
律「私も春休み中も何回も部室へ行きたくなったよ〜。」
梓「私もです!」
皐「同じく!」
律「よぉし!新学期だからやるべき事は!」
梓「新入部員・・・」
律「ムギのケーキを食べる!」
梓「むぅ!」
律「嘘嘘。お約束お約束。」
梓「もう!真面目にやって下さいよ!」
唯「そうだよりっちゃん!新入部員が入らなかったら、来年あずにゃんと皐ちゃん2人になっちゃうんだよ?」
律「その割に呑気なポーズだなおい・・・」
澪「それもそうだな・・・」
律「でも!このままなら梓は確実に部長になれるぞ?」
駿「だとしたら皐は副部長になるな。」
皐「副部長!良いかも〜。」
梓「・・・はっ!そ、そんなのはどうでも良いんです!」
律・豊(考えた。)
澪・駿(ちょっと考えた。)
梓「それより早く部員の勧誘に行きましょ!」
紬・皐(誤魔化した。)
唯・陸(焦って誤魔化した。)
唯「あ!私、ビラ作って来たんだよねぇ〜!」
全員「嘘!?」
唯「ウチの憂のススメでしてね〜。でへへへへへ〜。」
そしてチラシ配りは、あの着ぐるみで配る事に。因みに梓はブタの着ぐるみ。
ちょっと離れた所に陸達4人がチラシを配ってる。
陸・駿・豊「・・・」
皐「またあの着ぐるみでやってるね・・・」
部室に戻った。結果誰も来なかった。
紬「誰も来ない・・・」
律「これじゃあ来年は廃部かぁ・・・」
唯「あずにゃんと皐ちゃんの2人だけになっちゃう・・・」
澪「・・・」
梓『先輩・・・寂しいよぉ・・・』
皐『皆・・・帰って来て・・・』
お化け屋敷と化した軽音部を想像してしまった。
澪「ヒッ!うわあああああああ!!」
唯「え!?何!?」
陸「どうした澪!?」
澪「梓ああああ!!皐いいいいい!!」
唯「廃部なんてダメッス!」
紬「自分もそう思いマッス!!」
駿「妹のタメッス!!」
陸「未来の後輩のタメッス!!」
全員「部長!!」
律「そうだな。部員が増えれば部費も増えるしな。」
唯「ブヒブヒ!」
陸「ブタかよ!」
律「よーし!部員獲得大作戦を実行だぜ!!」
唯「ブヒーーーーー!!!」
陸「んで、どうするんだ?」
律「なぁに!良い作戦があるんだ!」
廊下を律が歩いていると。
律「うわあ!!」
1年生の横で突然転んだ。
1年生A「あの・・・」
1年生B「大丈夫ですか・・・?」
律「すみません・・・音楽室へ・・・連れてってくれませんか・・・?」
わざと転び、1年生2人に音楽室へ連れてって貰った。
部室前。
1年生2人「ごめんください。」
澪「はい。」
駿「何でしょうか?」
1年生A「大丈夫ですか・・・?」
1年生B「着きましたよ・・・?」
1年生A「お気を確かに・・・」
律「ありが・・・とう・・・そして、軽音部へようこそ。」
1年生A「え?」
律「ウェルカーーーム!!!」
元気になり、唯と紬が律の後ろから参上。
紬「お茶如何?」
唯「はい!ここにサインしてね!」
1年生2人「ま、間に合ってます!うわあああああ!!」
恐怖を感じて部室から逃げ出した。
豊「逃げたな。」
律「行き倒れ作戦は失敗か。」
唯「りっちゃん!諦めるのは早いよ!」
次に実行したのはスパイ大作戦。他の部活に体験入部する形で入った。
その頃部室では。
陸「ここはもうちょっとテンポ早くした方が良いな。」
駿「それで行くか。」
豊「んじゃここも早くするか?」
皐「だね。」
そこに、スパイ作戦へ行った唯と律と梓が戻って来た。
律「青春の汗・・・ね。」
陸「戻って来たか。」
梓「あ!入部特典付いてますね。」
更に澪と紬も戻って来た。
陸「ようお2人さん。着ぐるみで配りに行ったのかよ・・・」
紬「ビラ配って来たの〜。」
澪「そっちはどうだった?」
律「特に成果な〜し。っつか、その格好で行ったの?」
陸「勇気あるな・・・」
”ガチャ”
全員「いらっしゃいませ!!」
だが入って来たのは。
律「ってさわちゃんかよ・・・」
さわ子「何よ?」
陸「どうしたんですか?」
さわ子「あなた達。明日の新歓ライブ何着て歌う?」
律・澪・梓「制服で良いです!」
さわ子「ミニスカフリルメイド・・・」
澪「制服で!!!」
さわ子「似合うのに・・・」
駿「最早何か着させるのはどうかと思いますが・・・」
”ガチャ”
放課後ティータイム・クローバティ「いらっしゃいませ!」
律「和かよ・・・」
和「何?衣装合わせ中?」
陸「を強制的にさせられ中。」
和「そう。明日の新歓ライブの事なんだけど・・・」
翌日の部室。
澪「えっと、曲順はこれで良いよな。」
陸「こっちも確認してくれ。」
律「どれどれ?」
紬「どれどれ?」
最初は放課後ティータイムはわたしの恋はホッチキスとふわふわ時間。次はクローバティ。曲はチェリーとRPG。
律「うん。OK。」
唯(あずにゃんは、あの時の演奏を見て軽音部に入ろうと決めたんだよね。今年もきっと、あずにゃんと同じ気持ちになってくれる人が居る!と思う・・・居るはず・・・居るんじゃない?かな・・・?)
皐「あ!大変!ライブの時間だよ!」
律「よっしゃ!!このライブに賭けようぜ!!」
全員「オーーーー!!!」
新歓ライブ。
唯「皆さん!ご入学おめでとうございます!軽音部です!」
放課後ティータイムと
唯「私達は、放課後ティータイムと言うバンドをやっていて、毎日お茶とかしているんです。」
陸「そして我々は
唯「皆で音楽をやるのって、とっても楽しいです!良かったら是非軽音部へ!」
陸「何時でも待ってます!」
その後。憂と純は急いで講堂へ向かっていた。
憂「早く早く!」
純「もう始まってるの?」
憂「間に合ったのかな?」
講堂に入ると、ふわふわ時間が終わっていた。
唯「それでは次は、
新歓ライブの後の部室。律が水をゴクゴク飲んでる。
律「ゴクゴクゴク・・・ぷはぁ!!いやぁ〜!今回のライブも良かったなぁ〜!」
澪「梓と唯のギターの絡みもバッチリだったしな!」
梓「本当ですか!?」
豊「駿と陸のコンビネーションも良かったぞ!」
陸「本当か!」
駿「やったぜ!」
紬「唯ちゃんは力を果たして突っ伏してるけど。」
唯「ぽへ・・・」
燃え尽きて真っ白になっていた唯を見た。
梓「ダメですよ先輩!ビラ配りです!」
皐「ホラホラ唯ちゃん早く!」
放課後。新入部員は来なかった。
梓「来ませんね・・・」
皐「来る気配もない・・・」
澪「まぁ。まだ時間あるんだし。」
陸「焦らなくても大丈夫。」
梓「そうですよね。」
椅子から立った。
紬「ビラ配って来るの?」
梓「いえ。トイレです。」
皐「行ってらっしゃ〜い。」
トイレへ行った梓。
律「皆でまたビラ配るか?」
唯「可笑しいなぁ。誰も来ないなんて。部室入りやすくしといたのに・・・」
陸「入りやすくしといた?」
唯「うん。」
”ガチャ!!”
そこに、トイレへ行ったはずの梓が焦って戻って来た。
駿「梓?慌ててどうしたんだ?」
梓「はぁ!はぁ!唯先輩!これ片付けて!」
彼女の両手には、カエルのオブジェが。そして『軽音部へようこそ』のプレートがあった。
唯「ええ!?良いと思ったのに!」
陸「余計入り難いだろ!あれ置いたら!」
唯「ケチケチ!」
翌日の昼。2年1組では。
憂「あ!梓ちゃん!皐ちゃん!」
純「お疲れ〜!」
皐「お待たせ〜!」
梓「はぁ・・・」
純「新入部員まだ入ってないの?」
皐「残念ながらそうなんだ〜。」
梓「軽音部って人気ないのかな・・・」
憂「そんな事ないと思うよ?」
純「新歓ライブ格好良かったし。」
憂「そう言ってた新入生結構居たよ?」
梓「え!?」
皐「本当!?」
純「多分軽音部は、5人と4人が結束して外から入り難いんじゃないかな?」
梓「あ・・・そっかな・・・」
皐「純。何か名推理だね。」
純「そうかな?」
憂「皆仲良くて楽しそうだもん。」
梓「うん。」
皐「皆仲良しで楽しいよ?」
純「それか。軽音部の怪しい臭いを嗅ぎ取ってるとか!」
梓「えぇ・・・?」
皐「それだけは勘弁だなぁ・・・」
憂「純ちゃん!?」
純「嘘嘘!あ!憂の卵焼き美味しそう!」
憂「食べる?」
純「いっただきー!」
梓「・・・」
皐「・・・そっか。」
放課後の部室。
澪「今日も来ないな。新入部員。」
律「だなぁ・・・」
紬「何でだろう・・・」
豊「やっぱり皆他の部活に入ってるかもな。」
澪「それも一理あるな。」
律「何か悪い事したのかなぁ・・・」
澪「そんなはずは!」
陸「俺達何も犯してねえぞ?」
紬「まぁでも何とかなるでしょう。ね?」
澪「うん。」
駿「それもそうだな。」
律「よし!じゃあ次の作戦考えようぜ!」
陸「何か思い付いたのか?」
律「虫取り網大作戦とか!」
澪「何だよそれ!?」
陸「新入生を虫扱い!?」
唯「・・・私。しばらくこのままで良いな。」
全員「え?」
唯「今はこのままで良いよ。」
外から梓と皐が唯の言葉を聞いてる。
唯「こうやって皆と部室に集まって。あ、今あずにゃんと皐ちゃんは居ないけど。お茶飲んで。練習して。演奏して。ずっと9人で。」
律「・・・そうだな。」
陸「まぁ唯らしい意見だ。」
律「あと1年で何とかしようぜ!」
さわ子「あなた達。1年って短いわよ?」
唯「え?365日もあるよ?」
陸「いや。先生の言葉何か説得力あるぞ。」
唯「そうかな?所でムギちゃん!今日のおやつは?」
紬「はいどうぞ〜。」
9つのカップケーキ。
唯「わぁ!皆何味が良い?」
律「迷うなぁ〜!」
駿「あ!俺の好きなモンブランもあるじゃねぇか!」
唯「あ!あずにゃんはバナナだと思うんだ!残しといてあげて?」
駿「皐はオレンジケーキが好みなんだ!譲ってあげてくれ!」
”ガチャ”
そこに梓と皐がやっと入って来た。
唯・律「ん?ブー!」
食べていたケーキを吹いた。
唯「ごめんごめん!すぐビラ配りに行くから!」
梓「ムギ先輩。私ミルクティー下さい。」
皐「ムギちゃん。カフェオレ淹れて?」
唯「え!?」
梓「後、バナナケーキも。」
皐「オレンジケーキも食べたい。」
梓「私。今年だけはこの9人だけでやりたくなりました。」
唯「あずにゃん・・・」
皐「この9人が好きだし。来年は頑張って新入部員集めるから。」
駿「皐・・・」
唯「あずにゃん!!」
抱き付こうとした時梓が。
梓「唯先輩。これからはもっと厳しく行きますからね。」
唯「え?」
梓「はい!ギター出して?」
唯「え!?」
皐「唯ちゃん。梓にスイッチが入っちゃったみたいだから頑張って?」
唯「・・・やっぱ新入部員カモーーーーーーン!!!!」
『END
キャスト
平沢唯:豊崎愛生
秋山澪:日笠陽子
田井中律:佐藤聡美
琴吹紬:寿美菜子
中野梓:竹達彩奈
古川陸:土屋神葉
真中駿:堀江瞬
西原豊:深町寿成
真中皐:小倉唯
山中さわ子:真田アサミ
真鍋和:藤東知夏
平沢憂:米澤円
鈴木純:巽悠衣子
1年生:山村響
平田真菜
『次回予告』
澪「と言う事で、大掃除をします!」
唯「何か出て来た〜!」
陸「こっちも出たぞ!」
律「おぉ!高そうなケース!金目の物が入ってないかなぁ〜?ん?」
唯「おぉ!」
陸「これは!」
紬「こっちは古雑誌を纏める簡単なテープ!」
梓「でも、良いんですかね?皆で貰っちゃって・・・」
皐「流石に相談した方が良いと思うよ?」
律「仕方無いだろ?さわちゃんが部費にしろって言ったんだから。」
唯「ブヒブヒ!」
陸「ブタ止めろ。」
律「何処の部も新入部員が入って本格的に活動開始だな。」
紬「うん。」
#16「整頓!」