憂「よいしょっと。」
リビングで憂がキャリーバッグに荷物を詰めていた。
憂「え〜。これで着替えはよしっと。ハンカチティッシュよし。しおりよし。お菓子各種よし。うん!準備完了!さてと。」
そう。今日からいよいよ修学旅行。(唯の。)
唯の部屋。
憂「起きて〜!朝だよ〜!」
唯「zzz・・・・」
隣の古川家。陸と梢が朝食を食べてる。
梢「陸。入れ忘れはない?」
陸「全部入れたぞ。後で再確認する。」
梢「もう陸が修学旅行行くのね。早いね。気を付けて行くのよ?」
陸「ありがとう姉ちゃん。たっぷり楽しんで来るよ。」
そして真中家。
駿「じゃあ行って来る。」
皐「お土産宜しくね!」
3年生は新幹線に乗って京都へ向かう。
律「イエーイ!旅行旅行!テンション上がるな〜!」
澪「おい!座席の上で胡座かくなよ!」
唯「そうだよりっちゃん?端ないよ?」
澪「唯もお菓子ばっか食べてないで・・・」
唯「はい!まつたけの山〜!」
澪「っておい!」
前の座席に座ってるグループにお菓子をあげた。
生徒A「サンキュー!」
澪「全く・・・」
紬「はい。お茶どうぞ。」
澪「あ。ありがとう。」
律「流石ムギ!そうだ!皆で写真撮ろうぜ!」
唯「賛成〜!」
澪「ちょっとは落ち着いたらどうだ?」
律「良いじゃん!記念になるって!」
唯「可愛く撮って貰おう。」
律「陸陸!写真撮ってくれ!」
陸「俺まで巻き込むなよ。」
隣の座席に座ってる陸と駿と豊グループ。
さわ子「こら!そこ!用もないのに席を立たないの!」
律「陸が写真撮るって聞きませーん!」
陸「はぁ!?」
駿「うわぁ、律の冤罪攻撃。」
豊「自分だけ罪を逃れるな!」
さわ子「何言ってるの!?すぐ席に戻りなさい!」
陸「それにさっきの言葉!俺が犯罪者だと思われるじゃねぇか!」
律「先生も撮ろう!」
唯「早く来てー!」
陸「おい話聞けよ!」
さわ子「行く訳ないでしょ!?全くあなた達は!」
だが一緒に撮った。
さわ子「ドンマイさわ子・・・!ここからよ・・・!」
澪「ごめんな陸。巻き込ませて。」
陸「いや。ここはお互い様だ。苦労するよなぁ。」
唯「えぇ〜?おにぎりの海苔は先に巻いとくよ!海苔が柔らかいのが良いんだよ?」
律「だから小学生なんだぞ?唯は。海苔はだな。食べる物にこう巻いて・・・香りを楽しみつつパリパリって食感を・・・ん?あ唯!富士山だ!」
唯「え!?何処何処!?」
膝の上に乗せてるまつたけの山を溢してしまった。
唯「あ!お菓子落としちゃった・・・」
澪「もう!お前等小学生か!」
拾おうとしたが、唯の頭にぶつかってしまった。
駿「おい2人共大丈夫か?」
律「おぉ〜!綺麗〜!」
窓から見える富士山。
唯「おっきいねぇ〜!」
律「雲が流れてく!」
澪「全く・・・」
修学旅行の前日。教室で。
澪『え?和は一緒の班じゃないの?』
和『4人で1つの班って決まりだし。軽音部に回った方が楽しいでしょ?それに陸達は3人で1班だし。大変だと思うけど、唯の事を宜しくね。』
そんな感じで唯を頼まれたのだった。
律「澪!澪!撮って〜!ほれほれ!富士バックで!」
澪(律も居るんですが・・・律まで居るんですが・・・)
和(何か視線が・・・)
後ろから泣き顔澪の視線を感じてる。
陸「澪。」
澪「ん?」
陸「俺達も出来る限りお前をフォローするから。」
澪「ありがとう・・・」
そして、遂に京都に到着。
アナウンス『京都ー。京都ー。お忘れ物がないようご確認下さい。』
陸「やっと到着〜。」
駿「景色も楽しめたな。」
豊「あぁ〜、座り疲れた。」
律「着いたー!」
唯「京都だよりっちゃん!」
澪「まずは何処へ行くんだっけ?」
紬「えっと・・・京都駅からバスに乗って・・・」
律「金閣寺やで!」
澪「やで?」
陸「突然どうした?」
律「そうやで!京都に来たんだから関西弁しか喋っちゃいけないゲームやで!」
唯「ゲーム?」
律「そうやで!」
澪「・・・・」
豊「面倒臭そうなゲームだなぁ。」
律「陸達もゲームに参加やで!」
陸「だから巻き込むなっての!!」
全員集合。
さわ子「全員揃ってるかしら?班長はちゃんと確認してね?」
律「何で座らされてるんだ?じゃなくて、座ってんのかなぁ?」
澪「生徒の点呼だろ?こう言う時ってほら。必ず居なくなる子とか居るし。」
律・澪「ん?」
唯「zzz・・・・」
律「あ。居た。」
グースカ寝てる唯を発見。
澪「食べて寝て・・・」
律「能天気な奴だなぁ。」
京都駅を出て外へ。
唯「りっちゃん!あれ何!?大根みたい!あ!こっちにも!」
ビルのガラスに映ってる京都タワーを発見。
律「あははは!変なのー!」
陸「京都タワーを大根みたいとか・・・」
駿「寧ろ蝋燭じゃね?」
豊「ナチュラルに京都民をバカにしてる発言だな。」
バスに乗った。
唯「よいしょっと。はぁ〜。疲れた。」
澪「食べて寝てただけだろ?」
唯「次はこれ食べよ♪」
澪「いい加減にしろ。」
駿「無限の胃袋だな。」
隣の座席に陸達のグループが座ってる。
まず向かった場所は、金閣寺。
唯「りっちゃーん!早くー!こっちこっちー!綺麗〜!」
金閣寺が見えた。
澪「凄いなぁ!」
駿「流石金閣寺!生で見るの初めてだ!」
唯「ねぇねぇ!あれって本当に金で出来てるの?じゃなくて、出来てるん?」
律「そうだぜ!じゃない。やで!せやけどな!少しだけ持って帰ろうなんて思って・・・あ〜、思うたらあかんで!お巡りさんに捕まって・・・捕まってまうんがオチだぜ・・・オ・・・オチやで・・・」
澪(飽きて来たな。)
陸(普通に喋れよ。)
すると紬が。
紬「金閣寺ってな。昭和25年に燃やされてもうて、今あれは新しく建てらてたもんなんやって。お釈迦様のお骨を祀った舎利殿の金閣では有名やさかい。金閣寺って呼ばれるようになったけど、ホンマは鹿苑寺って言うんらしいんや。」
唯・澪「おぉ〜。」
律「くぅ〜・・・」
陸「ムギ。流暢な関西弁やで。」
駿「あっぱれやで。」
豊「こりゃあ1本取られもうたな。」
唯「あ!ねぇねぇ!抹茶が飲めるよ!これって、あの苦い奴だよね?」
律「お菓子も付いてるぞ?飲んでくか?」
澪「それじゃ何時もの放課後と変わらないだろ?」
駿「ここでも放課後ティータイムだな。」
律「良いじゃん別に。」
紬「飲もう飲もう!」
抹茶とお菓子を戴く。
律「では、飲んでみるかな?」
紬「聞いた話だとね。お茶会などで抹茶を戴く時は、お菓子を先に食べてからお茶を飲むんですって。」
陸「確か、抹茶の苦味が引き立つって。」
紬「そうなの。」
律「へぇ〜。」
澪「へぇ〜じゃないだろ?」
駿「律。お前も少しは上品を学んだらどうだ?将来の為に。」
唯「そうだよ?意地汚いよりっちゃん。卑しいよ。お粗末だよ。」
律・豊「お前が言うな!」
次に向かった場所は。
唯「北野天満宮?」
律「ここって有名な所なのか?」
駿「そうらしいぞ。」
中学の修学旅行で行った事があります。By作者。
律「神社なんて学校の近くにもあるのになぁ〜。」
唯「きっとここに大仏があるんだよ。」
律「ねぇよ。」
陸「寺じゃねえよ。」
すると和のグループとたまたま会って。
和「ここの神様は学問のご利益で知られているの。受験生には有名な神様なのよ?」
唯・律「へぇ〜。」
駿「ふむふむ。」
和「ほら。このお宮の彼方此方に牛が居るでしょ?この牛の頭をこうやって撫でるとね、頭が良くなるって言われているの。」
陸「どれどれ?」
早速撫でてみる。
陸「ん〜。何かご利益を感じる。」
律・唯「よーしよしよしよしよし!!」
牛の身体中を撫でまくる。
豊「おい乱暴に撫でるなよ!!」
和(きっとバチが当たるんじゃないかしら・・・?)
さわ子「コラーー!!」
唯達がさわ子に叱られた。
和「ホラね。」
陸「逆にIQ低下しそうな撫で方だったな。」
駿・豊「言えてる。」
叱られた後。
唯「あ!りっちゃん!絵馬があるよ!」
律「おぉ!絵馬かぁ!よぉし唯!これも何かの記念だ!書いとこうぜ!!」
唯「うん!神様に私達の願いを届けとこう!!」
律「おー!絵馬絵馬〜♪」
唯「牛牛〜♪」
絵馬を書きに行った。
澪「却下だな。」
陸「懲りねえなぁ。」
さわ子「あの、この縁結びのお守りを1つ下さい。」
巫女「はい600円です。」
縁結びのお守りを買って、目を閉じて願いを込める。
唯「神様ー!天神様ー!」
律「お願いしまーーす!」
その後ろでは、唯達4人がはしゃいでる。
さわ子「・・・・・」
はしゃいでる4人に耐え切れず。
さわ子「そこ何よ!あなた達!!それわざとなの!?」
律「うわあ!さわちゃん誤解誤解!!」
澪「私達、ただ絵馬に書いてお願いを・・・」
唯「そうだよ!大切なお願いの念押しに!」
さわ子「適当な事を言ってもダメ!こっち来なさい!」
4人が書いた願い。
律は武道館進出。
唯は生涯満腹。
澪は志望校合格。
紬は志望校に受かりますように。
叱られてる唯達を他所に。
陸「もうこのクラスの問題児に発展しそうだな。」
駿「いや、既に発展してると思うけど。」
陸「豊。絵馬書けたか?」
豊「よし。じゃあ掛けるか。」
3人は絵馬に”生涯自由な音楽で生きる”と書いた。
夕方。京都花園会館。
唯「あぁ〜!疲れた〜!」
澪「全く。冷や汗掻いたじゃないか。」
律「唯!先に着替えしろよ?」
唯「えぇ〜?面倒臭〜い。」
律「何が面倒臭いだ!コイツ!」
唯「むぅ!?やるか!?」
紬「・・・」
襖を開けて枕を確認して閉めた。
唯・律・澪「ん?」
そして陸グループは。
陸「ふぃ〜。自由だぁ〜。」
ジャージに着替え終えてゴロゴロしてる。
駿「いやぁ〜、何か疲れた。」
豊「そりゃあ4人の面倒を見てたし。」
陸「もう何時も通りと変わんねぇ。」
駿「ん?豊、お守り買ったのか?」
豊「あぁ。祖父ちゃんと祖母ちゃんに長寿のお守りを買ってあげた。」
陸「お前の祖父母って何歳?」
豊「まだ60代だ。」
陸「ほう。」
同じ頃唯グループは。
澪「さて。まだ少し時間があるからお茶でも淹れるか。」
唯「何か遊ぶ物持って来たら良かったね。」
律「トランプならあるぞ?」
紬「あ!だったら!これどうかしら?」
人生当てもんゲームと言うボードゲーム。
律「あ!それ知ってる!あの手この手でセレブ目指す奴だ!」
唯「それじゃあ!おやつ食べながらしよっか!」
律「賛成〜!」
澪「この後食事だぞ?」
唯「大丈夫だよ〜!」
律「ちゃんと食べるって!」
澪「絶対残すなよ?」
食事の時。
生徒B「あんた達もう食べないの?」
お菓子食い過ぎで少ししか食べれなかった。
律「ちょっと休憩してる・・・ゲプッ。」
唯「残さないとダメだか・・・ゲプッ。」
陸「あの2人・・・」
駿「お菓子食い過ぎたな?」
豊「旅館でも懲りてねえなぁ。」
食事後の女子風呂。
紬「澪ちゃんの髪って凄く綺麗だね。」
澪「え?そ、そう?ありがとう・・・冬場とか乾燥してて大変だけど。ムギも綺麗だよな。それパーマなのか?」
お互いの髪を楽しそうに会話する澪と紬を他所に、唯と律は浴槽に浸かってる。
律「あ〜あ。私も髪伸ばしてみよっかなぁ〜?少しは女っぽくなるかな?」
笑そうになった唯は、後ろを向いて笑い堪える。
律「おい何だよ!」
唯「ブクブクブクブク・・・」
律「おいお前!!」
潜って逃げた。
男湯。
陸「はぁ〜。やっぱ旅館の温泉も最高だなぁ〜。」
駿「こう言う温泉って、冬に行きたくならね?」
豊「あるある。寒い時に入る温泉って格別だよなぁ〜。」
陸「なぁ。今度温泉行くか?」
駿「おぉ!良いじゃん!」
豊「行こ行こ!」
女湯の脱衣所。
律「ゴクゴクゴクゴク!」
唯「身長も伸ばしたいの?」
律「ブーーッ!?」
飲んでる牛乳を吹いてしまった。
律「くそっ・・・!おっきくなってやる!!」
部屋に戻った。
澪「じゃあ。そろそろ消すぞ?」
唯「は〜い。目覚ましセットしたよ。」
澪「明日も早いしな。」
だが紬が。
紬「えい!」
唯「うっ!?」
枕を投げて唯を攻撃。
律「先生!琴吹さんがやりました!」
澪「え!?え!?」
紬「はぁ!!」
澪「ちょっちょ!?むぎゅ!!」
枕が顔面に直撃。
唯「あ!枕投げだね?よー・・・むぎゅ!!」
しかし律の枕を受けた。
律「へっへっへ!既にここは戦場なのだよ!お嬢ちゃん!」
唯「何おう!この魔球受けてみよ!!」
枕を投げたが、律が避けた。
律「あはははは!出直してき・・・むぎゅ!!」
笑ってる時に紬の枕が直撃。
律「・・・何て重い球を・・・!!許さん!!」
紬「アハッ!」
枕を避けたが、紬の後ろに立ってるさわ子の顔面に当たってしまった。
律「あ!」
枕が落ちた一瞬で全員が狸寝入りする。
さわ子「・・・・・」
律「うぐっ!!」
強く律を踏んで電気を消した。
さわ子「早く寝なさい!」
暗くなった唯グループの部屋。
律「いやぁ〜!危なかった〜!」
澪「何!?」
すぐに律が電気を点けた。
律「ムギ!まだ戦いは終わっちゃいないぜ!」
紬「よし来た!」
澪「えぇ・・・?」
枕投げ大会は少し続いた。
一方陸は、トイレを済ませていた。
陸「ふぅ・・・かなり出た。」
部屋へ戻る最中。
陸「ん?」
唯グループの部屋から声が聞こえた。
陸(枕投げでもやってんのか?)
部屋に戻った。
陸「ただいま〜。」
駿「おかえり。」
陸「唯達まだはしゃいでた。」
豊「もしや枕投げやってんのか?」
陸「多分な。さ、俺達も寝るぞ。」
駿「おう。おやすみ。」
豊「おや〜すみ〜。」
電気を消して布団に入って寝る。
静寂に包まれた京都花園会館。
澪「じゃあ消すぞ。」
唯「うん。おやすみ。」
紬「おやすみなさ〜い。」
律「満足じゃ〜。」
電気を消して全員が寝静まる。
律「・・・しゃれこうべ・・・」
唯・紬「・・・プククククク・・・!」
変な言葉で2人が笑う。
律「・・・デコピン。」
唯・紬「プククククク・・・!」
律「デコ。ピ〜ン。」
唯「プククククク・・・!」
紬「アハハハ・・・ブヒッ!」
唯「え!?」
律「ムギ豚鼻・・・!!」
澪「・・・・・」
笑堪える3人に澪は気になって眠れない。その後律と紬も寝静まったが、唯は笑堪え続けた。
翌朝。
さわ子「は〜い。皆揃ってるわね?今日は自由行動です。班ごとに企画した見学コースをちゃんと回るように。何かあったら先生の携帯に連絡して下さいね?それから、6時までには必ず戻って・・・」
唯「でさ、ここのお店で大安売りしててね。」
律「それであんなにお菓子がカバンに詰まってたのか。」
平然と行動を開始した2人。
さわ子「戻って来なさい!そこ!」
唯・律「ひゃい!!」
自由行動開始。
豊「まさか澪達と同じ見学コースとは奇遇だな。」
陸「いやあの2人が心配だから前々に澪と企画したんだけどな。」
駿「自由行動でもお守りかよ。」
澪「えっと、私達の班は嵐山なんだけど。」
紬「じゃあ行きはタクシーにしたらどう?」
澪「そうだな。時間は稼げるし。その方が。」
陸「ん?おい澪。あの2人はどうした?」
澪「あれ?」
駿「おい彼処。」
楽器屋を覗く唯と律を発見。
律「よし!まずはここだな!」
澪「何で京都に来てまで楽器屋なんだよ!」
駿「折角の自由行動を無駄にする来か!?」
澪「早く行くぞ!」
律「いやぁ〜ん!イケず〜!」
澪「地元に帰ってから行けば良いだろ!」
豊「本当自由人だなお前等!!」
律「ちょっとだけじゃん!」
陸「信用出来んわ!」
澪「全く!置いて行くからな!」
律「あ!ここレフティモデル置いてるのか。」
咄嗟に澪が楽器屋を覗いた。
律「えぇ!?」
駿「食い付いた!」
2台のタクシーが嵐山に到着し、7人が降りた。
律「おぉ〜!ここが嵐山かぁ!」
唯「お店がいっぱいだね!」
駿「初めて来たぜ。」
律「人もいっぱいだ!」
陸「えっと、まずは・・・」
澪「じゃあ渡月橋から見て・・・」
律「おぉ凄え!モンキーパークだって!」
唯「え!?お猿!?お猿が居るの!?」
嵐山モンキーパークへ走る。
澪「だから何で京都まで来てお猿なんだよーーーー!!唯ーーー!律ーーー!!」
陸「彼奴等ホンマに!!」
駿「何処まで澪を困らせる気だ!!」
嵐山モンキーパークに到着。
唯・律「ヤッホー!着いたー!」
律「天辺だー!おぉ!絶景かなー!」
唯「凄ーい!これ全部京都!?」
豊「めっちゃ見えるー!」
澪「こんなに良い景色が見られるなんてな!」
陸「写真撮っとこ!」
紬「ねぇ澪ちゃん!あの休憩所の中で餌をあげられるみたいなんだけど・・・」
餌やり体験。紬が餌をあげると、猿が金網から手を伸ばす。
紬「わあ!」
ビックリした。
唯「怖がらなくても平気だよ?ほら。」
餌をあげると、猿が取った。
唯「ね!」
紬「・・・」
勇気を出して餌をあげると、猿が餌を取って食べた。
紬「わぁ!出来た!」
唯「ね?」
紬「うん!怖くなかった!」
一方陸達は。
陸「撮るぞー!」
駿・豊「イエーイ!」
2人のフュージョンのポーズを撮っていた。
唯「あぁ〜!お猿満喫したね!」
律「楽しかったな〜!」
唯「あ!お土産がある!」
律「本当だ!可愛い!」
唯「そうだ!あずにゃんにも何か買ってあげなきゃ!」
澪「そうだな。皐も留守番だし。」
紬「だったら京都らしい物で良いんじゃない?」
唯「京都らしい物?」
4人が考え込む。
さっきの場所に戻り。
唯「これかな?」
舞妓の人形。
紬「これかしら?」
刀のおもちゃ。
律「これこれ!」
京都タワーのオブジェ。
澪「これだろ。」
看板の旗。
cafe de えむで昼食。
唯「いやぁ〜!沢山見たね〜!」
陸「色々見れて良かった!」
澪「もっと名所を見て回りたかったな。」
律「しかし今日は財布にいっぱいお金が入ってたから、ホラ!こんなに買っちゃった!」
唯「私も〜!」
陸「チョコ八つ橋美味しそうだった。」
駿「俺バナナ味!」
豊「イチゴ味!」
唯「ん?でも何でそんなにお金が?」
澪「家族へのお土産代だろ?」
唯・律「あ!」
澪「本当に忘れてたのかよ。」
陸「自分の金だと思ってたんかい。」
夕方。
陸「また色々見れた。写真もたっぷり撮れた。」
澪「じゃあ、そろそろ時間だし。ホテルに戻ろうか。」
紬「帰りは電車にしよ?」
澪「そうだな。」
律「よぉし!なら駅はこっちだ!付いて来ーい!」
しかし。住宅地に来てしまった。
律「あれ?」
澪「迷ったのか?」
律「迷ってねぇ。」
澪「あれだけ地図見てたのに?」
律「今確認してるんだ!」
唯「あはははは!ダメだよ!うふふふふふ!」
ブルドックにペロペロされている唯を見た。
陸「何やってんだ?」
澪「全く・・・」
陸「澪。俺達駅を探しに行く。見付けたら連絡する。」
澪「悪いな。私達もちょっと聞き込みしてみる。」
陸「分かった。よし。行くぞお前等!」
駿・豊「おう!」
駅を探しに3人が走った。
3人が駅を探してる間、住人に聞き込みをしてみる。
律「あ、あの!ちょっとすんまへん!」
老婆「えぇ。」
律「こ、ここから駅へはどう行けば宜しいんどすか?」
老婆「あぁ。駅どしたら、そこを真っ直ぐ行かはって、突き当りを右どすえ。」
律「そ、そうですか!おおきに!通じたー!」
唯「おめでとう!りっちゃん!」
澪「っで?道は分かったのか?」
律「バッチリバッチリ!こっちだー!」
だが、また迷ってしまった。
律「迷った・・・」
澪「何てこった・・・」
紬「ここが何処か分かれば良いんだけど・・・」
澪「ん〜・・・」
唯「あ!そうだ!」
携帯を出して、先生に連絡する。
律「おぉ!」
唯「あ!あずにゃん?私達今、迷子になってるんだよ。」
さわ子じゃなく梓に電話したのだ。
澪「梓に電話してどうすんだよ!!」
唯「あ!そっか!」
すぐに電話を切った。するとそこに。
和「あ!唯達だ!唯ー!澪ー!」
偶然和のグループと会った。
唯「あ!和ちゃん!」
律「助かったー!」
和「ねぇ。駅へはどう行けば良いのかしら?」
律「ズコーーー!!」
何と和達も迷っていた。律がスライディングでズッコケた。類は友を呼ぶとはこの事である。
澪「和達も迷ったのか?」
和「うん。でも北はあっちだから、やっぱりこの道で良いのよね。」
澪「多分な。」
唯「和ちゃんに着いて行けば安心だね。」
律「陸達は先に行ってるから多分会えるな。」
澪「ここを左だよな?」
紬「そうね。」
和「で、ここを道なりに歩いて行けば・・・」
律「同じ所に戻って来たぞ。」
和「可笑しいわね・・・」
澪「和ぁ・・・」
和「もう1度地図確認してみるわ。」
地図を確認する和だが、何の進展もない。
律「・・・しゃれこうべ。」
澪「ん?フッ・・・フフフフフ・・・」
律「しゃ。」
澪「フフフフフ・・・」
和「澪?」
澪「アハハハハハハハ!!!!」
しゃれこうべで澪がツボった。
”ピリリリリン”
唯「ん?もしもし?」
陸『唯!駅見付けたぞ!』
唯「本当りっくん!?」
律「助かった!陸!駅は何処だ!?」
陸『駿に代わる。地図を把握してるし。』
駿『えっと、駅への道程は・・・』
京都花園会館へ無事に戻り、食事を戴く。
紬「ご飯に間に合って良かったね〜。」
唯「うん!」
さわ子「全く。心配させないでちょうだい?」
陸「すみません先生。」
唯「ごめんなさい。どす。」
澪「フフフフフ・・・」
さわ子「ん?」
律「ごはんどす?」
澪「フフフフフ・・・」
律「私はベースの秋山どす!」
澪「アハハハハハハハ!!!!」
両手で口を塞いで笑ってしまった。
駿「あーまた澪がツボった!」
その後の陸グループ。
陸「ふぃ〜。何事もなく済んで良かった。」
駿「それじゃ、明日はいよいよ最終日だ。寝るぞー。」
豊「おいっすー。」
電気を消して寝静まった。
そして唯達も。
澪「じゃ。電気消すぞ。」
唯「あぁ〜。楽しかった〜。」
澪「今日はもう大人しく寝ような?」
唯・律・紬「はぁ〜い。」
電気が消えた瞬間に、律が懐中電灯を顔の下から照らした。
律「澪。」
澪「ん?う、うわあーーー!!」
律「夜はまだまだこれからだぜぃ!」
澪「離せ!離せー!」
さわ子「うーるーさーい!!」
唯・律・澪・紬「キャアアーーーーー!!!」
突然のさわ子参上で4人が絶叫した。
さわ子「早く寝なきゃダメでしょ!」
律「・・・誰?」
さわ子「先生です!!」
律「ギブギブギブギブ!!!」
間接攻撃で律がノックダウン。
さわ子「全く。旅行中も変わらないわねあなた達。陸君達はもう寝てるわよ。」
律「スッピンのさわちゃんは怖さ10倍増しだな。」
さわ子「はぁ〜ん?よく聞こえなかったわ?もう1度言ってみてくれるかしら?」
律の両頬を抓る。
律「くぁwせdrftgyふじこlp!」
抓られてノックダウン。
唯「うわぁ・・・ツンツン。」
さわ子「早く寝るのよ?」
唯「さわちゃん。さわちゃんもお喋りしてこうよ〜。」
さわ子「あのね・・・私は先生なのよ!?」
唯「ねぇ!少しだけ!」
紬「お菓子もありますよ?」
さわ子「またそうやって私を!」
即落ち。
さわ子「大体あなた達のせいで他の生徒からもさわちゃんって呼ばれるようになっちゃったのよね!私のイメージガタ落ちじゃない!折角お淑やかで優しい先生に・・・」
唯・律(誘うんじゃなかった・・・)
後悔してしまった。
電気を消して寝静まった。
唯(もう3年生かぁ・・・軽音部も後1年で終わり・・・もっともっと、皆とバンドしたいのになぁ〜。もっと・・・もっと・・・)
考えながら眠っていると。
先生「山中先生!!」
さわ子「うわあー!びっくりした!!」
一緒に寝てたさわ子がビックリして起きた。
修学旅行最終日。新幹線に乗って帰る。さわ子と大半の生徒達が寝ている中。
律「でさ。その本既に持ってた奴で。」
唯「うんうん。」
律「っで、結局弟に・・・ん?唯!富士山!」
唯「え!?何処何処!?」
澪「わ、私も見たい!」
富士山を見ようと立った瞬間、膝の上に置いてたお菓子を落としてしまった。
澪「落としちゃった・・・」
唯「あはは!澪ちゃん私と一緒だ!」
澪「・・・本当だ!」
唯・律・澪・紬「あははははは!」
陸「本当。帰りも元気だな。」
駿「でも、何か元気貰えた気分だ。」
豊「帰ってからも大はしゃぎだろうな。」
こうして、3年生の修学旅行は無事に幕を閉じたのであった。
『END』
キャスト
平沢唯:豊崎愛生
秋山澪:日笠陽子
田井中律:佐藤聡美
琴吹紬:寿美菜子
古川陸:土屋神葉
真中駿:堀江瞬
西原豊:深町寿成
真中皐:小倉唯
山中さわ子:真田アサミ
真鍋和:藤東知夏
平沢憂:米澤円
古川梢:平野綾
生徒:陰山真寿美
杉浦奈保子
アナウンス:山本兼平
巫女:桑門そら
『次回予告』
憂『間に合った?電話が掛かって来ないって事は、多分集合時間に間に合ったんだと思います。もう駅に着く頃かな?』
憂「ごめんくださ〜い。」
#19「お留守番!」