けいおん`S   作:naogran

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唯が修学旅行へ行ったその後の平沢家。

憂『間に合った?電話が掛かって来ないって事は、多分集合時間に間に合ったんだと思います。もう駅に着く頃かな?忘れ物しないと良いけど。』




唯の部屋へ入ると。

憂「ん?」

机の上にデジカメが置かれていた。憂が唯のデジカメを撮って、唯の携帯に送信した。

憂「行ってらっしゃい。お姉ちゃん。」

これは、3年生が修学旅行へ行ってる間の梓達の物語である。


#19「お留守番!」

学校にて。唯から送られた写メを梓と皐と一緒に見てる。

 

梓「今、富士山の中。新幹線が見える。はぁ・・・」

 

憂「お姉ちゃんすっごく楽しそうだね!良かった!」

 

皐「立派な富士山!生で見てみたいなぁ〜。」

 

梓「もう。憂がそんなんだから唯先輩は何時まで経ってもダメなんだよ。」

 

憂「え?ダメ?」

 

皐「どゆ事?」

 

梓「もう3年生なのに、部室でだら〜っとしててお菓子ばっかり食べてるし。私が怒らないと練習しないし。」

 

憂「じゃあ梓ちゃんは、お姉ちゃんビシッとしてた方が良いの?」

 

梓「・・・勿論。唯先輩がちゃんとすれば。」

 

 

 

 

ちゃんとした唯を想像。

 

唯『中野!皆と息が合ってないぞ!』

 

梓『はい!先輩!』

 

 

 

 

皐「何で眉毛太いの?」

 

梓「あはは・・・」

 

純「あれ?何見てるの?」

 

皐「ヤッホー純♪」

 

憂「あ。これ?お姉ちゃんからのメール。」

 

純「へぇ〜。・・・プッ!憂のお姉ちゃんって面白いよね!」

 

憂「そうかな?」

 

純「私もね。さっきジャズ研の先輩からメール届いたんだ。」

 

ジャズ研の先輩から送られたメールを見せる。

 

憂「1年の事頼むね。」

 

梓「ちゃんとしてる・・・」

 

皐「唯ちゃんと大違いだ・・・」

 

”ブーーー”

 

梓「ん?あ。唯先輩からだ。」

 

唯からのメールが来た。

 

梓「トンちゃんの餌宜しくね・・・」

 

送られた写真は、律が澪を弄ってる場面だった。

 

梓「格好悪い・・・」

 

純「・・・あ!もしかして軽音部って!」

 

 

 

 

夕方の桜が丘。

 

澪『今日は缶蹴りをしよう!』

 

唯・律・紬『わーーい!』

 

陸・駿・豊『よっしゃー!!』

 

ただの帰宅部になった。

 

 

 

 

梓・皐・憂「そこまで酷くないもん!!」

 

純「フフッ♪」

 

”ブーーー”

 

皐「あ。お兄ちゃんだ。」

 

今度は駿からのメールが来た。

 

皐「えっと何何?お土産に八つ橋買って来る。ありがとうお兄ちゃん。」

 

梓「駿先輩はしっかりしてるよね。」

 

皐「当たり前だもん!私の自慢のお兄ちゃんだもん!」

 

 

 

 

 

 

昼休み。

 

純「わぁ〜!幻のゴールデンチョコパン!2年にして初めて出会った!」

 

購買部でゴールデンチョコパンを発見した。

 

憂「そんなのあるんだぁ!」

 

皐「しかも限定3個!」

 

純「何時もは3年生が先に買っちゃうみたい。」

 

ゴールデンチョコパンを無事購入。

 

憂「あ!純ちゃん!記念写真!」

 

純「あ!良いね!」

 

記念写真を撮る。純がゴールデンチョコパンをバットのように振り翳す。

 

憂「純ちゃん可愛い〜!」

 

皐「バット代わり。」

 

”ブーーー”

 

撮ろうとした時、メールが来た。

 

憂「あ。お姉ちゃんだ。」

 

梓「ん?どうしたの?」

 

憂「・・・プッ。教室にお弁当箱忘れたから、家に持って帰ってって。」

 

皐「ありゃりゃ。」

 

梓「あぁ〜。」

 

純「あの・・・結構恥ずかしいんだけど・・・」

 

皐「あ!忘れてた!」

 

 

 

 

 

 

その後。3年2組の教室へ向かう。

 

皐「3年生が居ないと暗いねぇ。」

 

 

 

 

3年2組。

 

憂「ごめんくださ〜い。」

 

純「静かだねぇ。」

 

皐「誰も居ないね。」

 

梓「本当に入って良いのかな?」

 

憂「忘れ物取りに来ただけだし。」

 

弁当箱を探す。

 

梓「えっと、唯先輩の席はその辺だったと思うけど・・・」

 

憂「あ!本当だ!」

 

唯の席を発見。机の横に弁当箱があった。

 

純「ねぇねぇ。澪先輩の席は?」

 

梓「確かここだったかな。」

 

澪の席に純が座る。

 

純「あ!何か格好良くなった気分!」

 

梓「気のせいじゃない?」

 

純「ヘヘッ。ん?」

 

机の中に『引け』の紙を見付けた。

 

純「引け?」

 

引けの紙を引いた。

 

梓「あ!ダメだよ勝手に!」

 

オモロイ顔が出て来た。

 

純「・・・何これ?」

 

梓「律先輩・・・」

 

純「あれ?憂と皐は?」

 

皐「ここがお兄ちゃんの席なんだね・・・」

 

憂「お姉ちゃんの机だ・・・」

 

2人は自分達の姉と兄の席に座っていた。

 

梓「何か嬉しそうだね。」

 

純「でも、そんなにお姉ちゃんとお兄ちゃん好きで寂しくないの?」

 

憂「え?」

 

皐「何が?」

 

純「明後日まで帰って来ないんだよ?」

 

皐「大丈夫大丈夫。子供じゃないんだし。お兄ちゃんが修学旅行で楽しんでるならそれで良いよ。ねぇ憂。」

 

憂「・・・そっか・・・お姉ちゃん帰って来ないんだ・・・」

 

梓「今気付いたの!?」

 

憂「っ・・・」

 

姉が帰って来ない事を知った憂が涙を流してる。

 

梓「あわわわわ!」

 

皐「憂大丈夫!必ず帰って来るから!」

 

純「ごめん!今日遊びに行ってあげるから!何なら泊まっても良いから!」

 

皐「皆が帰って来る間に私達と遊ぼうよ!ね?」

 

3人が泣いてる憂を宥めてあげた。

 

 

 

 

と言う事で、3人が泊まりに行くと言ったので、そのお礼にジャズ研の手伝いをする事となりました。

 

梓・皐・憂「わぁ〜!」

 

ジャズ研の部室には楽器が勢揃い。

 

憂「いっぱいあるんだねぇ〜!」

 

皐「流石ジャズ研!バイオリンにスーザフォンまで!」

 

純「フフン♪楽器の数ならブラバンには負けないもんね!」

 

梓「こんなに弾く人居るの?」

 

純「まぁね。」

 

憂「え!?凄いね!」

 

純「そう!ジャズ研はサバイバルなの!だから、先輩が居ない間頑張って練習をして・・・あ!ベース!教室に忘れて来た!」

 

急いでベースを取りに行った。

 

梓・皐(ダメダメだ!!)

 

憂「・・・」

 

梓「相変わらずだなぁ純は。」

 

”ガチャ”

 

そこに2人の1年生が入って来た。

 

1年生2人「あ。」

 

梓「あ、えっと・・・」

 

皐「えっと私達は・・・」

 

憂「ごめんなさい!私達、純ちゃんの友達で。」

 

皐「そうそう!だから怪しい者じゃないよ?」

 

1年生A「もしかして、梓先輩ですか?」

 

梓「え?」

 

1年生B「純先輩に言われてたんですよ!軽音部に凄いギターが上手い先輩が居るから教えて貰えって!」

 

梓「え・・・そ・・・そうなんだ。」

 

皐「純ったら、何でも盛り上げ過ぎな気がする。」

 

純「あ!丁度良かった!」

 

ベースを取りに戻って来た。

 

1年生2人「おはようございます!」

 

純「おはよう!この2人、ウチの1年なんだ。梓。ちょっとギター教えてあげてよ。」

 

梓「あ・・・うん。」

 

 

 

 

早速1年生にギターを教えてあげた。

 

梓「1234。1234。」

 

1年生A「あ!すみません・・・」

 

梓「今の所難しいからね。」

 

1年生A「指が上手く動かなくて・・・」

 

梓「じゃあ、指のストレッチとか良いよ?こうやって、行動を抑える方の手を指をくっ付けたまま前に出して?人差し指と中指の間を開いて、次にこうで。それから薬指と小指の間を開いて。1234。1234。」

 

しかし2人は上手く動かせず。

 

1年生A「ダメだ!」

 

1年生B「指つるー!」

 

純「いててて・・・あれ?憂と皐は出来るんだ。」

 

憂「うん。お姉ちゃんのストレッチに付き合ってたから。」

 

皐「私はお兄ちゃんの真似をしてたら自然とね。」

 

梓「お風呂の時とか演奏の前の時とかやってみると、段々と指が動くようになって来るから。」

 

1年生2人「はい!」

 

皐「純?どうしたの?」

 

純「うっ・・・」

 

憂「純ちゃん!?」

 

純「ど、どうしよう!指が動かなくなって!」

 

全員「え!?」

 

純「ううぅぅ・・・・・・豚!!」

 

両手で豚の足。

 

純「・・・す・・・滑った・・・」

 

 

 

 

 

 

その日の夜。平沢家にて。

 

純「ごめんくださーい!」

 

憂「はーい!」

 

ドアを開けて純を招いた。

 

純「こんばんはー!」

 

憂「いらっしゃ〜い!」

 

純「これ、つまらない物ですが。どうぞお納め下さい。」

 

星柄の四角い袋を渡した。

 

憂「わぁ〜!ありがとう!あ、ドーナツ?」

 

純「うん!スーパーオールスターパック!1度買ってみたかったんだぁ〜。」

 

憂「へぇ〜!可愛いねぇ〜!あ、そうだ!」

 

 

 

 

リビングに豪華な料理が並べられていた。

 

純「す、凄い・・・!」

 

憂「今日は5人だからちょっと多めに作ったの。えっとね・・・あ!後足りなかったらちらし寿司とピザもあるから。」

 

純「足りる!十分足りるから!ん?5人?」

 

???「純。私も居るわ。」

 

キッチンから梢が出て来た。

 

純「梢さん!」

 

梢「元気そうね。」

 

”ピンポーン”

 

 

 

 

今度は梓と皐も来た。

 

梓「こんばんは。」

 

皐「こんばんは〜!」

 

憂「いらっしゃーい!」

 

梢「いらっしゃい。2人共。」

 

梓「あ!梢さん。」

 

皐「梢さん!久し振り〜!」

 

梢「久し振りね。去年の大晦日ライブ以来ね。」

 

梓「あ、これお母さんが持って行けって。」

 

皐「これはお父さんからの差し入れだよ。」

 

2人から差し入れが入った袋を受け取った。

 

憂「わぁ!ありがと〜!」

 

梢「ありがとうね。」

 

純「・・・な・・・中身は?」

 

梓「え?お寿司だけど?」

 

皐「私のはメロンだよ?」

 

純(ドーナツ遠のいたーーー!!)

 

 

 

 

 

 

豪華な夕食を食べ終えた。

 

梓「ふぅ・・・」

 

純「食べ過ぎたー・・・」

 

皐「もう食べれません・・・」

 

梓「ん?」

 

ドーナツが1個ずつ一口齧られた状態。

 

梓「どう言う食べ方してるの?」

 

皐「何で1個1個一口ずつ?」

 

純「だって味確かめてみたかったもん・・・梓。皐。後食べて良いよ。」

 

皐「食い掛けを?」

 

梓「入る訳ないでしょ?」

 

純「甘い物は別腹だよ。チョコの奴とか美味しいよ?」

 

梓「え・・・」

 

皐「じ、じゃあ頂こうかな?」

 

憂「食べるの?」

 

梢「お腹いっぱいなんでしょ?」

 

梓「・・・甘い。」

 

皐「・・・美味しい。」

 

”ブーーー”

 

憂「あ!お姉ちゃんだ!」

 

梓「どれどれ?」

 

唯からのメールを見た。

 

梓・憂「あははは!」

 

憂「修学旅行って感じだね!」

 

枕投げを楽しんでる写メ。

 

梓「憂達もお泊り楽しんでる?だって。」

 

”ピロリン”

 

梢「陸からだわ。」

 

憂「見せて見せて。」

 

梢「これ。」

 

憂「わぁ〜!綺麗〜!」

 

バスからの風景。

 

皐「良いなぁ〜。京都良いなぁ〜。」

 

梢「京都良いわね。今度行ってみようかしら?」

 

純「・・・・」

 

梓・皐・憂・梢「ん?」

 

寝転んだままジッとこっちを見てる純を見てる。

 

純「何?とぉ!」

 

ゴロゴロ転がって起きた。

 

梓・純「あいたっ!」

 

2人の顔がぶつかった。

 

憂「大丈夫?」

 

梢「もう純ったら。」

 

 

 

 

風呂から上がった後の憂の部屋。

 

梓「寝ちゃった・・・」

 

憂「よく寝てるよね。」

 

皐「うん。遊び疲れたんだね。」

 

憂「じゃあ私達も寝よっか。」

 

梓「まだ眠たくないよ。」

 

皐「まだ起きたいよ。」

 

憂「じゃあお布団でお話ししよっか。消すよ?」

 

部屋の電気を消した。

 

 

 

 

一方梢はリビングで布団を敷いて寝ている。

 

 

 

 

再び憂の部屋。

 

梓「唯先輩達、きっと今頃楽しんでるだろうなぁ。」

 

憂「もう寝ちゃってたりして。」

 

皐「うん。多分お兄ちゃん達も寝てると思うよ?」

 

梓「それはないよ。合宿の時とか皆遅くまで遊んでたし。きっと・・・」

 

 

 

 

唯『お土産?あ!楽し過ぎて忘れちゃったー!』

 

澪『ごめんなー!』

 

駿『堪忍なー!』

 

紬『お茶ですよー!』

 

 

 

 

憂「流石にそれはないと思うけど・・・」

 

皐「ウチの兄に限ってそれはないよ。」

 

梓「・・・あ〜あ、良いなぁ・・・」

 

憂「・・・ねぇ。明日どっか遊びに行こうよ。」

 

梓「え?」

 

皐「良いの?」

 

憂「うん。行きたい所、何処かない?」

 

梓「え?えっと・・・動物園・・・かな?」

 

憂「あ!私も行きたい!」

 

皐「動物園良いね!私も私も!」

 

梓「本当!?」

 

憂「うん!」

 

”ブーーー”

 

憂「ん?お姉ちゃんだ。」

 

唯からのメールを見る。

 

憂「ん?しゃれこうべ?」

 

梓「・・・何?」

 

皐「しゃれこうべって?」

 

 

 

 

 

 

翌朝。天気は生憎の雨。

 

梓「っ・・・」

 

目を覚ました梓に誰かの足が当たった。

 

梓「ちょっ・・・」

 

寝相が悪い純の足だった。

 

 

 

 

起きて外を見ると。

 

梓「雨だ・・・」

 

 

 

 

 

 

梢「・・・雨かぁ。」

 

 

 

 

 

 

洗面所。

 

憂「梓ちゃん。位置上過ぎない?」

 

梓「こんなもんでしょ。」

 

憂の髪を結んであげた。その後ろで純が梓の髪をブラシで真っ直ぐにしてあげてる。

 

純「良いな〜梓。真っ黒で真っ直ぐで。」

 

皐「本当に。それに可愛いし。」

 

梓「そう?よく日本人形みたいって言われて嫌なんだけど・・・」

 

純「良いじゃんそれ!私なんて毎日大変なんだから!特に今日みたいな雨の日は・・・」

 

”ボヨヨン!”

 

純「こんな感じだし・・・」

 

憂「本当!凄い癖毛!」

 

皐「ボサボサだね!」

 

梓「き、今日は帽子とかどうかな?」

 

純「うっ!」

 

”ビヨーン!”

 

皐「あ。アホ毛が立った。」

 

 

 

 

 

 

リビング。

 

梓「土砂降りだね・・・」

 

憂「うん。動物園は無理っぽいね。」

 

梓「あ〜あ。行きたかったなぁ・・・」

 

梢「仕方無いわよ。」

 

皐「ねぇ純。何かする事ないの?」

 

純「うん・・・」

 

皐「何処か行きたい所とかないの?」

 

純「うん・・・」

 

皐「寧ろゲームとか。」

 

純「うん・・・」

 

皐「漫画に夢中だね。」

 

純「憂。これの6巻ってある?」

 

憂「え?どうだったかな?」

 

梓「友達ん家でそれやってると友達無くすと思う。」

 

皐「え!?そうなの!?」

 

梢「嘘だと思うよ?」

 

 

 

 

唯の部屋。

 

憂「確かお姉ちゃんの本棚だったような気がするけど・・・」

 

純「ここがお姉ちゃんの部屋?」

 

憂「うん!」

 

皐「入るの久し振り〜。」

 

梓「あ。この間の。」

 

皐「あの時のぬいぐるみ。」

 

憂「あ〜。何かこの前沢山持って帰って来て。」

 

梓・皐(大掃除の時の・・・)

 

純「あ!これがギー太ね?へぇ〜!格好良いね!」

 

唯のギー太を発見。

 

梢「モデルはレスポールよ。」

 

憂「え〜っと・・・あ!あった!はい!7巻!」

 

純「え?欲しいのは6巻だよ。」

 

憂「あれ?でもここから先しかないよ?」

 

梓「1冊位良いじゃん。」

 

皐「それは流石に・・・」

 

純「読んで・・・みようかな・・・いや!やっぱダメだ!本屋さん行こ!本屋さん!」

 

憂「え?」

 

梓「まだ土砂降りだよ!?」

 

皐「読みたいが故の好奇心!」

 

純「えぇ・・・何か一気に退屈になった・・・」

 

梓「だからさっきから何かしようって言ってるのに。」

 

”ブーーー”

 

梓「ん?あ。唯先輩だ。」

 

唯からのメールが来た。

 

梓「あずにゃんたちは何してるのー?」

 

嵐山モンキーパークで撮った写メが送られた。

 

梓「・・・やっぱりどっか遊びに行こ!」

 

梢「じゃあ行きましょ。私の車で。」

 

皐「梢さん免許取ってるの!?凄い!」

 

純「zzzz・・・・」

 

梓「寝付き良過ぎ!!」

 

 

 

 

 

 

スポーツランド北百田。

 

梓「何でバッティングセンターなの・・・うっ!」

 

純「だって野球漫画だったんだから、やってみたくなったんだぁ〜。おわっ!!」

 

皐「あるよね〜。漫画読んでやりたくなるって。うひゃあ!・・・流石に150Kmは速いねぇ!」

 

純「こんなの当たる訳ないよ!私あっちでクレーンゲームして来る!」

 

梓「諦め早!」

 

皐「憂はどう?打てそう?」

 

憂「うん・・・やっぱり難しいなぁ・・・」

 

父親「もっとボールをよく見て。」

 

隣で父親の男性が子供にバットの打ち方を教えてる。

 

父親「手元まで引き付けて、ここに壁を意識して・・・打つ!分かったか?」

 

子供「うん!」

 

憂「へぇ〜。」

 

そのアドバイスを受けた憂が。

 

憂(手元まで引き付けて、壁を意識して・・・打つ!!)

 

”カキーン!!”

 

打ったボールがホームランに命中した。

 

父親「おぉ・・・!」

 

憂「あれ?」

 

子供「凄えー!」

 

皐「憂凄い!ホームランだよ!」

 

憂「やった・・・当たった!当たったよ梓ちゃん!居ない・・・」

 

皐「ありゃ?」

 

 

 

 

バッティングセンターから出た。

 

純「憂って本当飲み込み早いのよね。」

 

梓「そう言う所、唯先輩にそっくり。」

 

憂「へ?」

 

皐「天才肌かな?」

 

 

 

 

一方梢はアーケードゲームに没頭中。

 

梢「このCPU、中々ね。でも私にダメージ与えられるかしら?」

 

 

 

 

憂「お待たせ〜!」

 

純「デカッ!!」

 

景品のカメの巨大ぬいぐるみ。

 

純「それがホームラン賞!?」

 

憂「うん・・・」

 

梓「でもそんな大きいのどうするの?トンちゃんの10倍は・・・あ!」

 

純「ん?どうしたの?」

 

梓「トンちゃん・・・忘れてた・・・」

 

 

 

 

アーケードゲームを終えた梢が椅子から立った。

 

梢「ん〜・・・!あぁ〜!今日もベリーハード全勝したわ。」

 

梓「梢さん!」

 

梢「ん?どうしたの?」

 

梓「トンちゃんが!」

 

梢「え?」

 

 

 

 

事情を聞いた梢が、梓達を車に乗せて桜が丘へ向かった。

 

 

 

 

桜が丘に着いて、守衛に事情を話して部室の鍵を受け取って部室へ向かった。梢も同行し、入校許可証を貰った。

 

 

 

 

部室。トンちゃんに餌をあげた。

 

憂「良かったぁ〜。ちゃんと元気だね。」

 

梓「ごめんね?トンちゃん。」

 

皐「餌あげられなくてごめんね。」

 

憂「この子がトンちゃんかぁ。確かに可愛いかも。」

 

皐「ね?軽音部のアイドルだよ?」

 

梓「可愛い?」

 

憂「うん。お姉ちゃん何時も言ってるよ?あずにゃんと同じ位可愛いって。」

 

梓「・・・私と同じ・・・」

 

ジッとトンちゃんを見詰めていると。

 

純「あー!ここにあったよ!第6巻!」

 

探していた6巻が、トンちゃんの水槽の下の棚にあった。

 

憂「来て良かったね。」

 

梓「・・・確かにトンちゃんの事は良かった。でも、何時まで降るんだろう・・・」

 

憂「折角の日曜日なのにね・・・」

 

皐「雨止まないかなぁ・・・」

 

梓「ん?」

 

そんな中。梢は部室を歩き回っている。

 

梢「ここが陸達の部室ね。居心地良いわぁ。」

 

梓「でも毎日お茶したりしてますけどね。」

 

梢「うん。それは聞いてる。良いなぁ。私も桜が丘に通いたかったなぁ。」

 

梓「梢さんは何処の高校に通ってたんですか?」

 

梢「私?三峰女子だけど。」

 

梓「三峰!?彼処、物凄い偏差値の女子校だって聞いてます!」

 

梢「そうなの。」

 

純「ねぇ。4人でセッションでもしよっか。」

 

梓「え?」

 

純「雨だし。結構大きい音出しても大丈夫なんじゃない?」

 

梓「4人で?」

 

皐「え?梢さんと?」

 

梢「皐の方でしょ?」

 

梓「それ面白いかも!」

 

憂「え?でも私上手く出来るかな?」

 

純「大丈夫!簡単なのにするから。」

 

梓「オルガンなら弾けるんじゃない?」

 

憂「あ!小さい頃弾いた事ある!」

 

梓「やってみよ?やってみよ?」

 

憂「あ、うん。」

 

梓「純。ジャズ研にギター置いてあったりしない?」

 

皐「キーボードもある?」

 

純「あるんだよそれが。ちょっと待ってて?」

 

皐「あ!キーボード取りに行くよ!」

 

 

 

 

 

 

ジャズ研からギターとキーボードを借りて、4人でセッションをする。梢が笑顔で見守る。

 

梓「じゃあ。」

 

皐「行くよ?」

 

純「1。2。3。4。」

 

むすんでひらいてを演奏。

 

 

 

 

憂「出来たー!」

 

梢「うん。可愛らしくて良かったわ。」

 

皐「エヘヘ〜。」

 

純「凄い!何か格好良い曲になった!」

 

梢「あら?ねぇ皆。外見て。」

 

4人「ん?」

 

外を見ると、雨が止み夕日が出て来た。

 

梓「あ。」

 

純「雨が。」

 

憂「止んだ。」

 

皐「晴れた。」

 

”ブーーー”

 

憂「ん?あ!お姉ちゃんだ!」

 

梓「うぅ。ギー太が恋しいよう。」

 

梓・皐・憂・純「あはははは!」

 

”ブーーー”

 

今度は皐と梢の携帯のバイブ音が鳴った。

 

皐「あ!お兄ちゃん!」

 

梢「陸からだわ。」

 

皐「えっと?お土産の八つ橋、楽しみにしてろよだって。」

 

梢「京都の土産沢山買ったぜだって。」

 

梓「うわっ。沢山買ってるね。」

 

皐「流石お兄ちゃん!」

 

梢「陸らしいね。」

 

 

 

 

梢「ホラ。梓もっと寄って?」

 

梓「は、はい。」

 

梢「良い?じゃあ撮るわよ。はいチーズ!」

 

4人の写真を憂の携帯で撮ってあげた。

 

憂『お姉ちゃんへ。良いでしょう?』

 

 

 

 

 

 

その後。梢が車で純を家まで送ってあげた。

 

純「じゃあまた明日ね。憂、7巻宜しく。」

 

憂「分かった。」

 

梢「じゃあね純。」

 

車を走らせる。

 

 

 

 

車内。

 

憂「何か楽しかったね。」

 

梓「え?・・・うん。楽しかった。」

 

梢「また皆で遊びましょうか?」

 

憂「うん。」

 

”ピリリリン”

 

梓「ん?」

 

携帯の着信音が鳴った。

 

梓「唯先輩だ!もしもし?」

 

唯『あ!あずにゃん?私達今、迷子になってるんだよ。』

 

梓「え?」

 

皐「ほえ?」

 

澪『梓に電話してどうすんだよ!!』

 

唯『あ!そっか!』

 

”ブツン”

 

この時の唯達は住宅街で迷子中だった。

 

梓「何・・・?」

 

 

 

 

 

 

後日の桜が丘。

 

梓「え?本当?」

 

憂「うん。お姉ちゃん、あずにゃん分が足りないって言うから。」

 

梓「隠れようかな・・・?」

 

皐「唯ちゃんから姿を晦ます?」

 

純「何があるの?」

 

 

 

 

唯「あ〜ずにゃん!!」

 

 

 

 

梓「にゃ!」

 

後ろから唯に抱き着かれた。

 

唯「久し振り振り〜♡」

 

梓「止めて下さいよ!廊下ですよ!」

 

純「何時もこんななの?」

 

憂「うん!そうなの。」

 

皐「唯ちゃ〜ん!」

 

唯「皐ちゃ〜ん!久し振り振り〜!」

 

皐「久し振り振り〜!」

 

唯「あ!そうだ!お土産も買って来たんだよ?皆部室で待ってるんだから行こ?」

 

皐「皆からのお土産!」

 

梓「え?後で良いですよ。」

 

唯「ダメだよ!ムギちゃんお茶淹れてたんだもん。じゃあね〜!」

 

皐「梓も行こ!」

 

梓「ちょっと唯先輩!皐!」

 

3人が部室へ走った。

 

 

 

 

 

 

部室。

 

唯「はいあずにゃん!」

 

渡されたお土産は。

 

梓「ぶ?」

 

皐「ん?」

 

”ぶ”のキーホルダーだった。

 

梓「お土産ですか?」

 

唯「そう!私のはこれ!」

 

”ん”のキーホルダー。

 

梓「ん?」

 

4人「せーの!」

 

4人が”け””い””お””ん”キーホルダーを出した。

 

梓「あ!これって・・・」

 

皐「こ、これはまさか!」

 

律「おけぶいん!桶を愛する部員の事だ!」

 

澪「違うだろ!」

 

豊「何だよ桶部員って!」

 

律「ぶおんけ!東北地方に生息する妖怪だ!」

 

澪「それも違う!」

 

陸「嘘情報出すな!」

 

律「何ぃ!?じゃあ次は・・・」

 

梓「けいおんぶ・・・」

 

8人「ん?」

 

紬「正解!」

 

5つのキーホルダーを並べて『けいおんぶ』になった。

 

皐「何か運命を感じるよ。」

 

豊「そうだ。皐にも土産あるぞ。」

 

陸「俺からも受け取ってくれ。」

 

2人からお土産を貰った。

 

皐「おぉ!ゆー君から木刀!」

 

豊からは木刀。

 

皐「りっくんは京都タワーのキーホルダー!可愛い!」

 

陸からは京都タワーのキーホルダー。

 

皐「ありがとう2人共!大切にするよ!木刀なら、不審者が来ても大丈夫だね!」

 

陸「どっちかと言うとお前が不審者になりそうなんだが・・・」

 

梓「・・・練習しましょうか!」

 

唯「えぇ〜?今日はお茶で良いよ。」

 

律「時差ぼけだし〜。」

 

梓「うっ・・・」

 

皐「あはは!軽音部と言ったらこれだよね!」

 

今度こそ、3年生の修学旅行は無事に終わったのであった。

 

『END』




         キャスト

       平沢唯:豊崎愛生
       秋山澪:日笠陽子
      田井中律:佐藤聡美
       琴吹紬:寿美菜子
       中野梓:竹達彩奈

       古川陸:土屋神葉
       真中駿:堀江瞬
       西原豊:深町寿成
       真中皐:小倉唯

       平沢憂:米澤円
       鈴木純:巽悠衣子
       古川梢:平野綾

       1年生:中村知子
           大亀あすか

        父親:寺島拓篤




『次回予告』

梓「・・・・!」

皐「これって・・・!」

純「これ、何かのお呪いかも。」

梓・皐・憂「え!?」

純「誰かを恨んでて、呪いを掛けるとか。」

梓「そんな・・・!」

純「一体誰が・・・」

さわ子「ん?平沢さん?」

和「どうしたの?」

唯「折角だからもっと違う服が着たい。」

唯「イエ〜イ!」

澪「って!何でお前はそれを選ぶ!」

律「なっ・・・!!」

唯「皆期待してるのに・・・」

和「別に期待に応えなくて良いの。」

#20「梅雨!」
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