さわ子「明日からの夏休み。皆さん有意義に過ごして下さいね。ただし、3年生の皆さんは夏期講習がありますので・・・」
唯「夏休み・・・」
その帰り道。
唯「合宿をしよう!」
全員「え?」
唯「合宿ですよ!」
陸「急だな。」
紬「したいしたい!」
律「良いな〜!」
澪「ちょっと待て!受験は・・・」
唯「合宿に賛成の人ー!はーい!」
律・紬「はーい!」
澪「おい!」
陸「ってか梓はどうなんだ?」
すると唯が携帯を開き、手を上げてる梓と皐と後ろでピースしてる純の写メを見せた。
唯「メールしてあずにゃんと皐ちゃんにも聞いといたんだよ。」
律「5対4だな。おーし!今年も合宿やるぞー!」
唯・紬「おー!」
澪「お、おー。」
陸・駿・豊「お〜。」
強制的に合宿する事になった。
夏休みが入った翌日。平沢家。
憂「皆さんいらっしゃい。」
律・澪・紬・梓・駿・豊・皐「お邪魔しま〜す。」
憂「お姉ちゃ〜ん!りっく〜ん!皆さん来たよ〜!」
陸「おぉ。よく来たな。」
唯「皆〜。入って入って〜。」
倒れながら手を振る。
律「あぁ〜。だらけとるの〜。」
リビング。唯が梢とゲーム対戦してる。
唯「いらっしゃ〜い!」
梢「あら皆。」
澪「梢さん。ご無沙汰してます。」
梢「何時も弟がお世話になってるわ。」
唯「ゲームしよ!」
律「おぉ!」
紬「やるやる!」
梓「今日、何の集まりでしたっけ?」
澪「合宿の打ち合わせのはず。」
駿「目的を忘れてる。」
澪「ほら。さっさと始めるぞ。」
唯「えぇ〜?ちょっと位良いじゃん。」
律「そうだそうだ!」
陸「ちょっとじゃない。打ち合わせ始めるぞ。」
改めて合宿の打ち合わせを始めた。
梓「あのぉ、本当に良いんですか?合宿。」
唯「え?何で?」
梓「皆さん3年生ですし。」
駿「お前等、俺達と違って受験生だろ?」
律「まぁ。ちょっと息抜き息抜き。」
唯「そうそう。」
皐「ちょっと済むか分からないね。」
律「去年とその前は海行ったから、今年は山かな!」
唯「えぇ〜?今年も海が良い。」
律「川で魚獲って、バーベキュー出来るぞ〜!」
唯「おぉ!美味しそうだねぇ〜。」
律「だろ〜?」
豊「遊ぶ気満々だな。」
澪「所で、梓は何処が良い?」
駿「皐も何か希望あるか?」
梓「あの!山は山でも夏フェスとか!」
皐「今年もやるんだって!」
澪「おぉ!」
唯「夏フェス?」
紬「夏ヘソ?」
皐「全然違うよ!気を確かに!」
梓「夏フェス!」
律「色んなバンドが大きな野外の会場で演奏するんだ!」
梢「それも何万人もの人達が集まって大盛況よ。」
澪「夏フェス!1度行ってみたいと思ってたんだ!」
梓「私もです!」
陸「俺も行ってみたい!BUMPの生ライブで盛り上がりたい!」
梓「プロのバンドの演奏を聴くのも勉強になると思うんです!」
律「じゃあ決定だな!」
唯「夏フェスって山?」
陸「会場は山の中だ。」
唯「山の中・・・」
山の中に棲息する原始人を想像した。
唯「・・・食べられちゃったりしないよね・・・?」
澪「何考えてるか知らんが、絶対違うからな。」
豊「チケットはどうすんだ?倍率高いし。」
梓「あぁ・・・」
さわ子「仕方無いわねぇ。今回は特別よ?」
10枚のチケットを持ったさわ子が神出鬼没で参上。
全員「おぉ〜!」
梓「凄いです!」
律「流石さわちゃん!」
さわ子「エッヘン!」
律「って!神出鬼没だなぁ・・・」
陸「忍者ですかあなたは・・・」
梢「先生。ご無沙汰しております。」
さわ子「此方こそ。憂ちゃん。私も麦茶貰えるかしら?」
憂「はい。」
澪「夏フェスデビューかぁ。」
梓「私も野外ライブ初めてです!」
澪「気持ち良いだろうな〜。」
駿「想像するだけでワクワクすっぞ。」
さわ子「そんな呑気に考えてると負けるわよ?」
澪「な、何にですか!?」
さわ子「夏には!良い?キラキラ燃える太陽!ムンムンした熱気!そして今かと獲物を待ち構える夏の虫達!夏フェスに参戦する者はね!その全てと戦うの!覚悟なさい!」
澪「はい!!」
梓(澪先輩がやる気だ!!)
夏フェス当日の夜明け前。夏フェスのシャトルバスのバス停に梓が待ってる。
梓「・・・・あれ?まだ誰も来ていない。」
陸「おーい梓ー!」
梓「あ!おはようございます!」
そこに陸が来た。
陸「おはよう。梓1人だけか。」
梓「陸先輩。唯先輩は?」
陸「起こしに行ったんだけど、全然反応なくて。まぁ後で来るかも。」
紬「梓ちゃ〜ん!りっく〜ん!」
梓「あ!おはようございます!」
陸「ようムギ!」
紬「おはよ〜。あれ?まだ皆来てないの?」
梓「はい。」
律「おはよー!」
そこに律と澪と駿と豊と皐が走って来た。
澪「やっぱり時間通りに来てたのはムギと梓と陸だけか!」
梓・陸「ん?」
陸「澪。お前クマ出来てるぞ?」
律「一晩中何処のバンドを聴くか検討してたんだとさ。」
澪「見たいバンドばっかりなんだよ!」
陸「どれどれ〜?ほぉ!結構出るんだな!」
梓「会場幾つもあるみたいですものね。」
そこにシャトルバスが到着した。
紬「バス来たけど・・・」
陸「唯はどうしたんだ!電話してみるか!」
唯「私ならここに居るよー!おはよー!」
真後ろに唯が居た。
陸「唯!!お前居たんなら声掛けてくれよ!!ってか、俺達より早く着いてたのか!!」
唯「いやぁ〜。何時気付くかな〜って。」
陸「何可愛い事してんだ。」
澪「でも、これで残るは後1人。」
そこにさわ子がフラフラしながら現れた。
さわ子「みんなぁ〜〜〜〜・・・」
澪「うわあああ!!」
唯「さわちゃんどうしたの!?」
皐「何かグッタリしてますよ!?」
さわ子「昨日の夜・・・ライブ行って朝まで飲んで・・・そのまま寝ないで来ちゃった・・・テヘッ!」
律「先生。キツイです。」
澪(兎に角出発!!)
皆を乗せたシャトルバスが高速道路を走る。
唯「うぅ・・・酔った・・・」
さわ子「あら・・・気が合うじゃない・・・」
唯「さわちゃんは二日酔いでしょ・・・?」
さわ子「私ってばロックだから・・・」
唯「何それ分かんない・・・」
紬「大丈夫?」
梓「唯先輩乗り物弱いですね。」
駿「進路の時に陸が言ってた事が本当になったな。」
澪「このバンドとこのバンドは絶対に見る!」
律「無理だって。同じ時間で同じ会場じゃ・・・」
澪「身体が2つ欲しい!」
豊「無茶振り。」
律「どっちか選べ。でなかったら半分ずつ聴くか・・・」
澪「瞬間移動したい!」
豊「無理言うな。」
梓(澪先輩が無理言ってる・・・)
紬「私焼きそば!焼きそば!焼きそばだけは絶対食べたい!!」
駿(ムギが可愛いわがまま言ってる!?)
サービスエリアで休憩。
さわ子「ダメかも・・・」
バスの中で絶賛グッタリ中。
澪「朝から夜中まで・・・ずっと演奏聴けるなんて・・・」
律「ずっとテンション上がりっぱなし・・・」
陸「こう言う事になると澪は変わるな・・・」
唯「上がるよねー!」
律「あ!アイス食べてる!」
アイス食べてる唯。
唯「美味しい物いっぱいあるし!お土産も売ってるし!凄い何でもあるよね!ドライブイン!」
梓「気分悪かったんじゃないんですか?」
唯「治った〜!」
陸「相変わらずの瞬時回復。」
唯「あずにゃんも食べてみなよ!高原濃厚牛乳ソフト。」
梓「あ、戴きます。」
高原濃厚牛乳ソフトを一口食べた。
紬「そろそろ休憩終わるよー!」
駿「行くぞお前等ー!」
唯「えー?まだお土産買ってないよー。」
皐「唯ちゃん。目的地はここじゃないよ?」
紬「そうよ!ここで焼きそば食べるんじゃないんだから!」
豊「どんだけ焼きそばに拘ってるの・・・?」
梓「ムギ先輩も微妙にズレてる・・・」
数時間後。
澪「あぁ〜!音楽まみれの2日間!」
紬「唯ちゃん!焼きそば!焼きそば食べよ!」
律「兎に角気合入れるぞ〜!」
陸「今日から目一杯楽しむか!」
夏フェス会場。
唯「ひ・・・人・・・いっぱい・・・!」
澪「既にこんな人が・・・」
律「大丈夫か?始まる前から。」
梓「本当に凄いですね・・・」
唯「3億人位居る?」
陸「日本の人口を変えんな。」
さわ子「さぁ皆!のんびりムードはここまでよ!!」
遂にさわ子が二日酔いから完全復活。
唯「さわちゃん1番のんびりしてたじゃん!」
律「っつーか二日酔いでグダグダだったじゃん!」
皐「回復が早いね!」
さわ子「昨日の私は脱ぎ捨てたわ。会場入り口!ここから先は戦場よ!」
律「そんな大袈裟な・・・」
駿「別に死人が出ないから。でも熱中症には気を付けねえとな。」
さわ子「さっきチケットと引き換えたリストバンドがロックの最前へのパスポートよ!無くすと再入場出来なくなるから気を付けてね!」
澪「あ・・・!」
さわ子「さぁ!入る前にキャンプエリアへ行くわよ!今夜の寝場所を確保しなきゃ!」
キャンプエリア。既に満杯寸前。
さわ子「しまった!出遅れた・・・!もう平な所は埋まってる・・・!」
???「そこのあなた達〜!」
全員「ん?」
そこにサングラスと帽子の女性が唯達を呼んだ。
女性「確保場所探してるの?良いスポットあるから付いて来なさ〜い!」
唯「おぉ!皆行こ!」
澪「待て唯!見ず知らずの人に付いて行くのは・・・」
女性「見ず知らずじゃないわよ?」
その女性がサングラスと帽子を外した。その正体は・・・
陸「ね、姉ちゃん!?」
梢「ハロー。」
正体は梢だった。
唯「梢ちゃん!何でここに!?」
梢「話は後。さぁ、付いて来なさい。」
最適な場所にテントを設営した。
さわ子「ふぅ〜。」
律「手馴れてるなぁ!さわちゃん!」
さわ子「さぁ。荷物をこの中に置いて。」
荷物をテントに入れようとすると。
紬「よいしょっと。」
何故か紬がテントに入った。
陸「ムギ?何してんだ?」
紬「ヤッホー!」
テントの中で動いた。
紬「ちょっと暑苦しいけど素敵〜!でも背中痛〜い!」
律「いいから出て来い。」
梢「ムギって可愛い事考えるのね。」
律「所で、何で梢さんがここに?」
梢「私もチケット当たったのよ。車で一足先に着いて、ここを私とあなた達のスペースにしてあげたのよ。」
律「おぉ〜!」
澪「梢さん。ありがとうございます。」
梢「いいのよ。弟が世話になってるお礼としてね。」
準備が整った。
さわ子「必要な物は持ったわね?」
澪「はい!」
陸「万全であります!」
さわ子「日焼け止めは塗ったかしら?」
梓「は、はい!」
駿「完璧です!」
さわ子「飲み物は買ってある?」
豊「ポカリとアクエリアスの備蓄完了です!」
唯「大丈夫だよ〜。熱中症対策はバッチリ。」
水を見せた。
さわ子「それじゃダメよ!スポーツドリンクにしなさい!」
唯「じゃあこれいらない?」
さわ子「持って行きなさい。手を洗ったり暑くなったら身体に掛けたり。水は役に立つから。」
律(居るよな〜。こんな風に指揮るのが好きな人。)
さわ子「うわああああ!!何でスニーカーじゃないの!?」
皐「あ!ムギちゃん何時もの靴だ!」
紬「他の靴持って来てないんです・・・」
唯「あ!私のビーチサンダル貸してあげる!川で遊ぼうと思って持って来たんだ〜!」
梢「準備良い割に何しに来たのよ。」
唯「はい。」
紬「唯ちゃんありがと〜。」
唯「いえいえ。」
梢「そうだあなた達。虫除けはした?」
紬「あ!虫除けスプレー入りまーす!」
虫除けスプレーを皆にやった。
唯「ムギちゃんありがと〜。」
澪「何か小学校の遠足を思い出すな。」
駿「ムギは準備良いな。」
唯「それじゃあ!今度は私がムギちゃんをスプレーしてあげるよ!」
紬「自分で出来るから大丈夫よ。」
唯「えぇ〜?私もプシューってやりたい〜!」
紬「じゃあお願い。」
唯「わぁ!」
澪「本当に小学生だな・・・」
陸「でも何か微笑ましい・・・」
唯「りっちゃんとあずにゃんもりっくん達もやってあげるね!」
さわ子「アンタ達!何時までやってるの!!」
ダッシュ寸前のさわ子。
唯・律「さわちゃん何時の間に!?」
さわ子「さぁ!行くわよ!」
梢「陸も行きましょ!」
陸「っしゃ!」
入り口で持ち物検査を終えて、リストバンドを翳していざ入場!
澪(始まるぞ!夏フェス!)
さわ子「じゃあ会場内の説明をするわよ。」
1つ目はメインのファイヤーステージ。約4万人を収容出来るメイン会場の1つ。なだらかな斜面になっていて、後ろの方も見やすい。
2つ目は裏メインのサンダーステージ。1万人が収容出来、音楽シーンの最先端を敷く凄腕のバンドが多く出演する。
澪「この2つを往復する事が多いんですよね?」
さわ子「そうね。その距離約700メートル。」
澪「なっ!100メートルを10秒で走っても70秒掛かる!」
律「落ち着け・・・」
3つ目は若手バンドが多い屋内ステージ。
4つ目はジャズや変わったバンドが多いステージ。
5つ目はアコースティックなミュージシャンが多い小さめのステージ。
澪「まさに音楽のフェスティバル!」
唯「ご飯!ご飯は何処に売ってる!?」
陸「ここまで来て飯かよ・・・」
紬「唯ちゃん!私は焼きそばだからね!」
梢「何かずれてるわね・・・」
梓「はい。」
唯・紬「へ?」
梢「しかも自覚なし・・・」
律「それにしても、さわちゃんよくチケット持ってたな。」
さわ子「このフェスには毎年来てるのよ。」
律「でも何で10枚も?」
さわ子「一緒に来るはずだった友達が直前になって急にキャンセルして・・・」
駿「あららそれは。」
律「さわちゃん嫌われてる?」
さわ子「なっ!そんな事なーーい!!・・・多分・・・」
律「どう反応すれば良いんだよ・・・」
ファイヤーステージ。
陸「凄い数だな。」
梢「夏フェスって凄いわね。」
澪「・・・・」
唯「ん?澪ちゃん大丈夫?」
澪「いや、実際に来てみると・・・暑いし人多くて・・・」
駿「お!出て来た!!」
ボーカル「始めるぞーーーー!!!!」
観客達「ウオオオオオオオオ!!!!」
ボーカル「準備は良いかーーーー!!!!」
観客達「ウオオオオオオオオ!!!!」
ボーカル「オーケー!盛り上がって行くぜーーーー!!!」
ライブが始まり、ステージ周囲に振動が響いた。
唯「す、凄〜い!!」
梓「音大きいですね!!」
陸「振動や衝撃が響いてる!!」
澪「・・・!!これが夏フェス・・・これが・・・夏フェス!!オーーーーーー!!!!」
唯「おぉ!澪ちゃんが夏フェス!!」
澪「このバンド良い感じだな!!!!」
律「あぁ!ボーカルの声渋いなー!」
皐「テンションが爆上がりだよーーーー!!!」
さわ子「さぁ皆!移動するわよ。」
梓「え!?」
梢「早っ!!」
唯「もっとこのバンド聞きたーい!」
さわ子「私のイチオシバンドが屋内ステージでやるのよ!ちょっと遠いからダッシュするわよ!」
律「もう先生1人で行って下さい!」
さわ子「そう?じゃあ私行くわねー!」
澪「律律!私サンダーステージに移動する!」
律「えぇ!?」
澪「早く!急がないと始まる!」
駿「俺もサンダーステージへ行く!」
皐「私も!」
唯「じゃあ私達ここに居るね!」
紬「あ!じゃあ私も!」
澪「うん!じゃあ行って来る!」
駿「後で合流な!」
皐「また後でね!」
3人がサンダーステージへ走る。
律「後で連絡取り合って合流な!」
澪「早く早く!」
律「はいはい!」
豊「じゃあ皆!しばしの別れ!!」
律と豊もサンダーステージへ走る。
梓「良いんですか?」
唯「うん!あずにゃんもこのバンドもうちょっと聴きたいでしょ?」
梓「陸先輩と梢さんは?」
陸「俺もここであのバンドで大盛り上がりする。」
梢「私も。あのバンド私のイチオシだから。」
梓「ムギ先輩は?」
紬「私・・・ビーチサンダルだと走れない。」
サンダーステージでも大盛り上がり。
ボーカル「この夏フェスのステージに俺達が3年振りに帰って来たぜー!!」
澪「あ!律!駿!皐!」
律「何!」
駿「どうした!」
澪「このバンドのギター左利きだ!」
左利きのギタリスト。
皐「あ!本当だ!」
澪「わぁ〜!やっぱり左利きって変な感じだなぁ〜!私が言うのはなんだけど!」
駿「あーはいはい。」
律「仲間が居て嬉しいのは分かったからちょっと黙って?」
ファイヤーステージ。
陸「イエーーーイ!!」
梢「ヒャッホーーー!!」
唯「・・・・」
梓(ん?唯先輩が真剣にステージ見てる!これに触発されてもっともっと真面目に練習してくれれば!)
唯「あずにゃん!りっくん!聞きたい事があるんだけど!」
陸「え?何だ?」
梓「はい。何ですか?」
唯「あのベース弾いてる人の髪型。どうやってセットしてるんだろうね。」
陸「そこ?」
紬「あれは天然パーマよね。」
梓「ムギ先輩まで!?」
陸「2人が以心伝心してる!?」
お昼になり、屋台エリアへ移動。
紬「大人気・・・」
焼きそばに物凄い行列が。
唯「大丈夫!一緒に並ぶよ!」
陸「誰かが逸れても1人で並べば買える!」
梢「頑張って焼きそば買おう!」
梓「行きましょう!」
紬「うん!」
店員「すみませーん!売り切れでーす!」
5人「え!?」
焼きそばが売り切れてしまった。紬が天に召されようとしている。
梓「む、ムギ先輩!」
唯「気を確かに!」
陸「目を覚ませ!」
梢「まだ逝っちゃダメ!」
唯「そうだよ!めげちゃだめだよ!」
紬「あ!うん!じゃあ、唯ちゃんの食べたい物を買お?」
唯が食べたがっていたマリナーラも売り切れ。
陸「マジか。」
今度は唯が天に召されようとしてる。
紬「唯ちゃん・・・」
唯「嫌だ・・・もう帰る・・・」
梓「ダダこねないで下さい。」
”ジリリリリン!”
唯「あ。メール。」
梓「立ち直り早!」
唯「りっちゃんからだ。14時からファイヤーステージで。15時からサンダーステージで。また16時からファイヤーステージ。」
梓「ハードですね。」
梢「凄いわね。」
紬「よし!私走る!」
突然走り出した紬だが。
紬「あ!」
ビーチサンダルが脱げてしまった。
唯「ムギちゃん!?」
梓「ムギ先輩!?」
陸・梢「ムギ!?」
紬「ああ・・・」
梢「大丈夫?」
一方屋内ステージでは。
さわ子「ウオオオオオオオオ!!!サイコーーーーーー!!!!」
その後雨が降っても盛り上がりは絶えない。
ボーカル「サンキューーーーーー!!!!」
唯「雨。小ぶりになって来たね。」
律「次の見たいバンドまで時間あるな。」
唯「お腹空いてない?お昼食べ損ねちゃったし。」
陸「お前クレープやかき氷諸々食ってただろ。」
唯「それはご飯じゃな〜い。」
梢「甘い物は別腹って言うしね。」
澪「それじゃあ私、晩御飯買って来るよ。」
唯「あ!私も行くよ!」
澪「大丈夫大丈夫。それより場所取り頼む。」
律「じゃあ、ボードフォークの真ん中に川があったろ?そこで待ってる。」
河川敷。
律「取り敢えずここに敷くか。」
陸「じゃあ姉ちゃん敷くぞ。」
梢「えぇ。」
シートを広げた。
唯「トォー!」
そのシートに唯が飛び込む。
陸・梢「うわあ!!」
紬「あ!澪ちゃん!」
そこに澪が笑顔満点で来た。
唯「お帰り・・・」
澪「Tシャツ売ってた!さっきの左利きのギターが居るバンド!」
唯「はっ!ほえぇ・・・・」
律・豊「飯は?」
澪「着てみた!」
律「おぉ!良いな〜!私も欲しくなって来た!」
澪「皆も買おうよ!」
紬「私も欲しい!」
皐「ねぇご飯は?」
”ピリリン”
律「ん?あ!さわちゃんからだ!たこ焼き買ったから持って来てくれるって!」
唯「たこ焼きー!」
夜になった。
さわ子「あぁ〜。さっぱりした〜。」
唯「お風呂も入れるんだね。」
紬「凄いね〜。」
梓「ヒリヒリします・・・」
澪「梓は今年も真っ黒だな・・・」
陸「日焼け止めも効かないとは・・・」
唯「可愛いから良いじゃ〜ん!」
真っ黒梓を抱いて撫で撫でする。
豊「あずにゃんならぬ小豆にゃんだな。」
駿「だれうま。」
さわ子「じゃあ私は寝るわね。」
律「え?もう?」
さわ子「ヘドバンし過ぎて首が・・・私の事年だと思ったでしょ?」
律「思ってない思ってない!!」
駿「鋭い。」
夜。唯が丘の上で1人夏フェスの景色を眺めている。
梓「先輩。」
陸「唯。」
唯「ん?あ。あずにゃんにりっくん。」
梓「こんな所で何してるんですか?」
陸「夏フェスの景色見てるのか?」
唯「遠くから聞こえる曲。聴いてたの。本当に一晩中やってるんだね。」
梓「・・・」
唯「まぁ座りんさい。」
梓「あ、はい。」
隣に梓が座った。
梓「ジッとしてたら蚊に刺されませんか?」
唯「大丈夫。虫除けバンド両手にしてるから。」
陸「準備良いな。」
唯「1個あずにゃんにあげよ〜。」
梓「どうも。」
律「あ〜らお3方。こんな所で内緒の話?」
そこに律達6人も来た。
陸「内緒じゃねえよ。」
唯「皆もおいでよ!ちょっとここで曲聴こうよ。」
皆で夜のバンドを聴きながら星空を眺める。陸と駿と豊と皐は座って星空を眺めてる。
陸「星が綺麗だな。」
澪「何か、夢みたいだな。」
梓「はい。不思議な感じです。」
唯「こんな広い所で、ずっと音楽が流れてるなんてね。」
律「今日見たバンド。皆格好良かったなぁ〜。」
紬「うん。音の勢いって言うか、迫力が凄かった。」
駿「一生の思い出だな。」
豊「また来年来れたら良いな。」
皐「うん。そうだね。」
唯「でも、私達の演奏の方が凄いよね〜。」
律「プロ相手に何だその自身は!?」
陸「俺達どっちかと言うとアマチュアレベルだぞ!?」
唯「へ?」
律「そんな口が利けるようになる前に、まずギター間違えずに弾けるようになれ!」
唯「あう〜。痛い所〜。でも、やっぱり私達の方が凄いよ!一体感と言うか、何と言うか・・・そう!オーラが!」
律「オーラって、意味分かってるのか?」
唯「さぁ?」
駿「知らないんかい。」
澪「そうだな。放課後ティータイムも凄いバンドだよ!」
律「澪?」
澪「な?唯!」
唯「そうだよ!澪ちゃん!」
豊「それを言うなら、
陸「あぁ確かに!」
皐「そうだよね!私達も最高だよ!」
梓「そうです!私達はプロにも負けません!」
律「梓まで!?」
澪「今度は聴く方じゃなくて、演奏する方で夏フェスに参加する!」
律「そ、そこまで!?」
陸「目標がデカイ!」
紬「するする!」
唯・紬「おー!」
律「・・・そうだよな!ここで演奏出来たら凄いよな!」
唯「うん!!これからもずーっと、皆でバンド出来たら良いね〜。」
律「そうだな!」
紬「うん!」
梓「そうですね!」
澪「あぁ!ずっと・・・ずっとな!」
初めての夏フェスで皆が大盛り上がりした。
『END』
キャスト
平沢唯:豊崎愛生
秋山澪:日笠陽子
田井中律:佐藤聡美
琴吹紬:寿美菜子
中野梓:竹達彩奈
古川陸:土屋神葉
真中駿:堀江瞬
西原豊:深町寿成
真中皐:小倉唯
山中さわ子:真田アサミ
平沢憂:米澤円
古川梢:平野綾
ボーカル:川原慶久
ボーカル:勝杏里
店員:入屋勝彦
観客:相馬康一
渡辺紘
石川賢利
『次回予告』
純「こう言う所で食べる焼きそばって美味しいよね〜。」
憂「うん。分かる分かる。」
皐「ラーメンも美味しいよ?」
梓「そう言えば。夏フェスでもムギ先輩が楽しみにしてたんだけど、売り切れで結局食べれなかったんだよね〜。」
紬「私、別荘持ってるの〜。」
憂「フィンランド行けるんだよ〜?」
さわ子「私が連れてってあげるわ!」
憂・純・皐「わぁ!」
さわ子「誰?」
純「なぁんだ。」
憂「・・・・」
唯「お昼の残り発見!」
#27「残暑見舞い!」