澪「えっと・・・これが二乗だからXは・・・」
”ブーブー”
澪「ん?」
携帯のバイブ音が鳴った。
澪「もしもし?何?」
律『あ。出た。澪今何処に居るの?』
澪「家だけど?」
律『豊と駅に居るんだけどさ。今から遊ばないか?』
澪「ん〜・・・明日から夏期講習だからなぁ。予習しておかないと。」
律『夜やれば良いじゃん!』
澪「遊んじゃうと夜疲れて眠くなっちゃんだよ。今日はいいや。」
律『ええーー!?私と仕事どっちが大事なの!?』
澪「はいはい。じゃあな。」
通話を切った。
澪「全く・・・律は何時勉強しているのやら・・・」
”ブーブー”
すぐバイブ音が鳴った。
澪「またか。ん?豊?」
今度は豊からの電話。
澪「もしもし?」
豊『悪いな澪。律が遊びたいって言う事聞かなくて。』
澪「気にするなよ。」
律『グヘヘ〜。お姉ちゃん今どんなパンツ穿いてるの〜?』
澪「だーーーーー!!!うるさい!!!」
律『うへええ!!』
豊『律お前は黙ってろ!!澪ごめんな。夏期講習頑張れよ。じゃあな。』
澪「あぁ。じゃあな。」
駅前。
豊「ふぅ・・・お前、澪に構って欲しくて変な事すんじゃねえよ。」
律「すみましぇん・・・さて、お約束をした所でっと・・・これからどうしよ。」
豊「どうしよって、考えてなかったんかい。」
律「唯も和と勉強って言ってたしな。陸は梢さんと遊びに行ってるし、駿と皐は家族旅行。ん?おい豊。」
豊「何だどうした?」
律「あれ。」
豊「ん?」
マーケットの前で立ってる紬を発見した。
律・豊「ムギ?」
すると紬が歩き出した。
律「何処行くんだろう・・・」
豊「買い物か?」
律「ヘヘッ。驚かしてやろっと。」
豊「おい律止めとけそれは。」
そう言いながら紬を尾行する。
曲がり角を曲がった紬を尾行するが。
律「あれ?」
紬の姿が消えていた。
豊「居ない。何処行ったんだ?」
紬「わぁ!!」
律・豊「うぎゃあああああ!!!」
2人の後ろから紬が驚かした。
紬「うん!りっちゃんと豊君の事見えたから驚かせようと思ったんだけど。」
律「あぁ・・・やられた・・・」
豊「一本取られた・・・」
紬「こんな所で会うなんて珍しいね。」
豊「何か珍しい組み合わせだな俺達。」
律「何処へ行く所だったんだ?」
紬「明日から夏期講習でしょ?買い物済ませておこうかなって。」
豊「そうか。ムギも受けるんだったな。」
律「そっか・・・」
紬「ん?」
律「ああいや。暇なら一緒に遊びに行こうかなって思ってたんだけど。」
紬「・・・!」
律「ん?どうした?」
紬「ジャストモーメントプリーズ!」
律「何故英語!?」
豊「少し待って?分かった。」
後ろ向きになって携帯を開いて何処かへ電話する。
紬「もしもし?紬です。今日の買い物また今度にして貰えますか?・・・はい!宜しくお願いします!」
電話終了。
紬「暇!凄く暇です!」
律「そ、そうか・・・」
豊「顔が近いよ・・・」
これまでのあらすじ。紬の眉毛はたくあんです。美味い!
唯「ジュルリ・・・ムギちゃん。たくあん頂戴?」
眉毛のたくあんを取った。すると誰かが片方のたくあんを取った。
律「唯ばっかりズルいぞ!私も欲しい!」
ご飯と一緒にたくあんを食べる。
唯・律「うん!美味い!!」
”ピーポーピーポー”
すると紬から謎の警告音が鳴り出した。
唯「ムギちゃん?」
紬「私、両方の眉毛を一度に取られると、ゲル状になっちゃうの〜。」
唯・律「ゲル?」
紬「早く代わりのたくあんを付けないと・・・」
すると紬が徐々にゲル状になり始めた。
唯「ムギちゃん!!」
律「唯!早くたくあんを!」
唯「でも!こんな所にたくあんなんて!!」
律「こ、この際!何でも使ってみるしか!」
分度器をたくあん代わりにくっ付けた。
紬「直ったわ♪」
律「分度器でええんかい・・・」
と言う夢を唯が見てる。
唯「zzz・・・ハッ!ど、どうして毛布が?」
和「薄着で寝ていたら風邪引くでしょ?」
唯「勉強中なんだから起こしてよぉ〜。」
和「それは悪かったわ。」
一方律と紬と豊は、電車を降りて駅に到着していた。
律「じゃあ何処へ行く?」
豊「行きたい所あるか?」
紬「お2人に任せる!」
豊「そう?」
律「何か嬉しそうだな。」
紬「だって、りっちゃんと豊君と遊ぶのって実は初めてじゃない?」
律「言われてみれば・・・」
豊「そんなに接点がない俺達がムギと遊ぶなんて新鮮な気がする・・・」
律「確かにな・・・じゃあ、ムギが普段行かなそうな所へ連れて行っちゃおうかなぁ〜?例えばゲーセンとか!」
紬「ん!ゲーセン・・・」
律「え?何?興味ない?」
豊「ないなら他の所が良いか?」
紬「ううん!違うの!行きたい!行きたいの!前に皆と行った時に、凄〜く楽しかったの!」
律「えへへ!だろー?よぉし!じゃあ決定!」
豊「行ってみよう!」
商店街のゲーセンへ向かった。
紬「ほえ〜!ゲーセンだぁ〜!」
律「いちいち感動するんだな〜。」
豊「凄く楽しそうだ。流石お嬢様。」
紬「こ、このシャンデリアみたいにキラキラしているのは!?」
豊「そいつはコインゲーム。」
紬「まぁ!こっちのハンドルが付いているのは?」
律「レースゲーム。」
紬「何かこんな所に釣竿が!」
豊「釣りゲームだな・・・」
紬「ど、どうしよう!面白そうな物がいっぱい多過ぎて、何からやって良いか分からない!!」
律「落ち着け。」
豊「少し冷静になろ?」
律「そうだなぁ〜・・・まず最初は・・・」
紬「あ!これやってみる!」
腕相撲のアーケードゲーム。
律「おぉ!」
豊「アームチャンプ。」
アームチャンプを律が挑戦。
律「ぐぬぬぬぬ・・・あぁ!!」
豊「俺もやる!」
次は豊が挑戦。
豊「ふんぬーーー・・・!!!ぐはっ!!」
紬「私もやる!」
今度は紬が挑戦。
紬「えい!」
あっさり優勝。
紬「2人の仇取りました!」
律・豊「ありがとうございます・・・」
次はクレーンゲーム。
紬「わぁ!このぬいぐるみ欲しい〜!」
律「オッケー。じゃあここのボタンを押して。」
紬「これで、ポチ。」
ボタンを押すとアームが動いた。
豊「んで、こっちのボタンで前に動く。」
紬「これも、ポチ。」
アームが前へ動き、紬が欲しいぬいぐるみ目掛けて降りて、アームでキャッチ。しかし。
紬「ああ!」
ぬいぐるみが落ちてしまった。
豊「惜しいなぁ・・・」
律「よし。ちょっと貸して?」
次は律がやってみる。するとアームがぬいぐるみをがっちり掴んでゲット出来た。
豊「上手いな!」
紬「わぁ〜!りっちゃん凄〜い!」
律「当たり前だろ?(良かった〜取れて。)」
ただのマグレだった。
お次はプリクラ。
律「よぉ〜し!写真はオッケー!次は落書きな?これをこうして・・・」
紬「あ!何これ?」
眉毛が太くなった。
豊「プククククク・・・!」
律「プククククク・・・!じゃあこれも!」
別の写真の紬にヒゲを付け足した。
紬「わぁ〜!」
律「こんなのも出来るぞ〜?オルカール!」
豊「アンドレー!」
3人の目をキラキラさせた。
紬「あはははは!このボタンで、えい!」
律「なっ!?」
紬「りっちゃんこれ意外と似合う〜!」
豊「律にピッタリだな!」
律「私は親父かー!じゃあムギと豊はこうだ!」
紬「あぁ〜!豚〜!」
豊「俺はイノシシか!」
一方平沢家では。
唯「〜〜〜〜♪」
鼻歌を歌いながらケーキを食べてる唯が居た。
唯「和ちゃんのも美味しそうだね〜。」
和「そう?」
唯「一口交換しよ?」
和「え?別にいいわよ。唯の方が高そうだし。」
唯「いいよ〜。そっちも食べてみたいし〜。」
和「そう?じゃあ。」
彼女はケーキではなくイチゴを取ってしまった。
和「あむ。・・・」
唯「和・・・ちゃん・・・?」
和「え?」
一方3人は。
紬「あ〜。楽しかった〜。」
律「そこまで喜んで貰えると、連れて来た甲斐があるよ。」
紬「私、楽し過ぎで明日死んじゃうかも〜。」
豊「死んじゃダメですよ紬さん・・・」
律「でも、結構お金使っちゃったなぁ・・・となると次は節約して・・・駄菓子屋にでも行くか?ん?」
急に紬が立ち止まった。
豊「ムギ?」
紬「駄菓子屋・・・りっちゃん!」
律「ん?」
すると紬が律の両手を握り。
紬「だ、抱き締めてもよかですか!?」
律「何処の人だよ・・・」
豊「急にどした・・・」
駄菓子屋に到着。
紬「こ、これが駄菓子屋!?」
律「そっ。この一角にあるのは大体2〜30円だから、気にしないで買っても大丈夫だぞ。」
紬「本当に?これも?」
律「それも。」
紬「この串に刺さってる物も?」
豊「あぁ。」
紬「この揚げ物みたいな物も?」
律「そっ。」
紬「この大きなお煎餅も?」
律・豊「うん。」
紬「凄い!もしかして、価格破壊ってこう言う事!?」
律・豊「違うと思う・・・!!」
好きな駄菓子を買った。
豊「チョコバット美味え〜。」
律「駄菓子を食べる時は、色々技があるんだぞ?例えば麩菓子を開ける時は・・・こう!!」
膝に強く叩いて麩菓子を開けた。
紬「凄〜い!」
豊「懐かしいな。」
律「えへへ!それから、これを飲む時はこっちから!」
チューブのジュースを逆から飲む。
紬「どうして?」
豊「こっちからの方が少しずつ飲めて長持ちするんだよ。」
紬「そっか凄〜い!これは・・・うわああ!」
ねりあめが伸びてしまった。
紬「ど、どうしよう!」
律「これは、こうやってグリグリして・・・っで、食べる!」
紬「はむっ。」
律「な?」
紬「うん。」
その頃中野家。
梓「ケーキのイチゴ?」
唯『いきなり取っちゃうんだよ!?』
梓「知りませんよそんなの・・・」
平沢家。
唯「変だよね!?普通しないよね!?・・・ええ!?分かんなくないよ!!」
和「ほら。別に変な事じゃないでしょ?一番取りやすい所だし。スポンジだと悪いし。」
唯「違うよ!ケーキのイチゴはケーキの頂上だよ!?ハートだよ!?魂だよ!?」
中野家。
和『唯の中だけでしょ?』
唯『違ーう!全世界的にー!』
憂「お姉ちゃんから?」
平沢家。
和「しょうがないわね。じゃあ私の栗あげるわよ。これでおあいこでしょ?」
唯「違ーう!あずにゃん!変だよね!和ちゃん間違ってるよね!?」
夕方。何時ものハンバーガーショップ。
紬「あぁ〜・・・すっごく楽しかった!」
律「そりゃ良かった。」
豊「楽しんで貰えて何より何より。」
紬「りっちゃん!豊君!本当に私の知らない所、いっぱい知ってるよね!凄いね!」
豊「いやいやそんな。」
律「フフ〜ン!もっと誉めると言い!」
豊「調子に乗んな。」
紬「これは500円で取れたし。」
クレーンゲームのぬいぐるみ。
紬「100円で結構お腹いっぱいになったし!りっちゃんって、お金を使わず遊ぶ達人ね!」
律「はいぃ〜!それでも一般庶民は、今日の出費は結構痛いんですわよ?」
紬「そうなの?」
律「まぁね。」
豊「これが庶民とお嬢様の格差・・・」
律「正直先月も・・・」
先月の楽器店。
律『あ・・・グッ!すまん澪!ちょっとだけ貸しといてくれないか!?』
澪『またか・・・幾ら足りないんだ?』
律『え!?貸してくれるのか!?じゃあ追加でこのスティックと!新しいスコアと!昨日出た新曲CDも!セットしちゃって良いかな〜!?』
澪『・・・!!』
律「そしたら澪の奴酷いんだえぜ?いきなりスパーン!っと。」
豊「いやお前が悪いだけだろ。澪に何買わせようとしてんだ。」
律「あれ〜?」
紬「スパーン?・・・」
律「ん?どしたの?」
紬「実は、2人にお願いしたい事がるんだけど・・・」
律「お金なら無いわよ〜?」
豊「うぜえ。」
紬「知ってる!」
律「あはは・・・」
紬「あ!違うの!そうじゃなくて!・・・ずっと前から憧れている事があるんだけど・・・」
律「憧れてる?」
豊「何に?」
紬「・・・あのね・・・私の事!叩いて欲しいの!!」
律「・・・・はい?」
豊「は?」
後日。
憂「お姉ちゃーん!そろそろ時間だよー!今日から夏期講習でしょ?起きないと・・・」
起こしに行くと、唯が既に起きて準備完了していた。
憂「あ。ごめんね?起きてたんだ。」
唯「はい〜。久し振りだったので、目覚まし1時間早くセットしてしまいました〜。」
夏期講習の待ち合わせ場所。
澪(・・・・うっかり制服で来てしまった・・・・どうしよう・・・・)
唯「あ!制服!」
そこに唯が来た。
唯「もしかして、夏期講習って制服で来なくちゃいけなかった・・・?」
澪「・・・まぁ、こう言う所は制服で来るのは普通なんじゃないか?」
唯「えぇ・・・そうなの・・・?」
そこに律が来た。
律「おはよ!おぉ〜!唯が珍しく早い!」
唯「りっちゃんどうしよう!夏期講習って、制服着て来なきゃいけなかったみたい!」
律「え〜?そんな事ないだろ〜。ホラ。」
夏期講習を受ける学生達の殆どが私服。
唯「あ、本当だ・・・」
律「っつーか、寧ろ制服で来てる人の方が少ないんじゃ・・・」
澪「うっ!」
律「どうしよ〜!もし澪1人だったら・・・まぁっ!ホラホラ見て〜?あの人だけ制服で来てる〜。ププププ〜。」
澪「だあああああーーーー!!服装は自由って書いてあったから何でも良いだろ!!」
紬「おはよ〜。」
そこに紬が到着した。赤いワンピースで来てる。
紬「着替えに時間掛かっちゃって〜。」
唯・澪・律「お、おはよう・・・」
唯「ムギちゃん、何か海行く時みたい。ハッ!もしかして、終わったら皆で海に・・・」
澪「そんな予定はない。」
紬「早く行きましょ?」
澪「ちょっとムギ?」
紬「は、はい!」
澪「タグ付きっぱなし。それに、この格好ならソックス履かなくてよくないか?」
紬「・・・・むぅ。」
スルーする澪に紬が頬を膨らませた。
律(あ!ムギの奴もしかして・・・!?)
あの時。
紬『私の事、叩いて欲しいんだけど!』
豊『叩く?ムギを?』
紬『うん!』
律『あのなぁ・・・痛いだけだぞ?』
紬『それでも叩いて欲しいの!』
律『まぁ、そこまで言うなら別に良いけど。』
豊『やんの?』
紬『本当!?』
律『軽くで良いんだろ?』
紬『お願いします!』
頭を下げて叩かれる準備に入った。
豊『ムギ。周りにSPが居たりしない?』
紬『そんなの居ないから!』
律『じゃあ行くぞ!』
紬『はい!』
殴ろうとしても殴れない。
律『え、えっと・・・ちょっとにしようかな・・・?』
豊『俺は頬をツンツンする感じにしよっか・・・』
紬『思い切ってどうぞ!』
豊『ええ!?・・・・・・・・・』
律『・・・・・・・チョビーン。』
ゆっくりとチョップした。
律『ダメだー!無理!』
豊『俺も無理!』
紬『え?』
律『いきなり言われても無理だって・・・』
豊『あどけなさが残る女の子を叩ける訳ねぇだろ・・・』
律『そうそう。こう言うのタイミングだし。』
紬『タイミング?』
律『そう。何もしてないのにムギの事を叩くとか無理。何かド派手にボケてくれれば、ドカーンっとツッコめるんだけどなぁ。』
紬『ド派手なボケ・・・』
そして現在。塾のエレベーター。
唯「ね?和ちゃんが可笑しいよね?ケーキで一口って言ったら、普通そこはないよね?りっくんにも聞いたんだけど全然分かってくれないのよ!」
まだあの時の議論が続いていた。
紬「・・・・・」
律(ムギの奴まさか・・・)
澪「巫山戯てたんじゃないのか?私も昔、律に上のイチゴ食べられて叩いた事あるから。気持ちは分かるけど・・・」
紬「ふむふむ。」
律(間違いない・・・)
エレベーターから降りた。
澪「まずは参考書でも見に行くか。」
律「ちょいムギ。こっち。」
端っこへ連れて行き、紬から聞いた。
律「やっぱりボケたつもりだったかぁ・・・」
紬「あ。違ったかな?一番夏期講習に似合わなそうな格好って思ったんだけど・・・」
律「な〜んかイマイチビミョーなんだよな〜。そう言うのは、もっと分かりやすくやらないと!」
着ぐるみでやって来たのを想像する。
紬『暑いね澪ちゃん!』
澪『当たり前だ!』
”スパーン!”
紬「成る程〜!」
律「メモするなー!っつーかさ、そこまでして叩かれたいのか?」
紬「うん!だって、りっちゃんと澪ちゃん。それに駿君と豊君は何時もスキンシップ取ってるし。唯ちゃんと梓ちゃんと皐ちゃんと陸君だって。私だけそう言うスキンシップがない気がするの!スキンシップ大好きなのに!」
律「えぇ〜?結構引っ付いてないか?・・・分かった。そこまで言うなら協力してあげよっか。」
紬「本当!?」
律「ボケは恥ずかしがったら負けだ!やるからには思いっ切り!とことんまでやるんだ!良いな?」
紬「はい!」
一方西原家の地下スタジオ。
陸「よし。良いの撮れたんじゃないか?」
駿「いやぁ〜。HOT LIMITは楽しいなぁ。」
皐「ねぇ〜。夏にピッタリだしテンション上がったよ。」
豊「じゃあこの動画をアップロードするぞ。」
陸「なぁ、登録者数かなり増えたんじゃないか?」
豊「そうだな。もう250万超えてるぞ。」
駿「遊びで始めたのにこんなに人気が付くなんてな。」
皐「このまま行ったら、私達有名人になれるかも!」
塾の方では。
澪「でも、唯と律までも進学に決めるとはな。」
唯「だって、今から就職活動は遅過ぎるってさわちゃんに言われちゃったし。」
澪「今から受験勉強も十分遅いけどな。」
唯「あ!ハチマキー!」
ハチマキを見付け見に行った。
律「よし。」
紬「うん!」
作戦実行。
律「澪ー。」
澪「ん?うわあ!!」
グリグリメガネの律に驚いた。
律「来年こそは合格するたい!」
澪「巫山戯るな!」
紬「澪ちゃん私もー!」
メガネ紬も来た。
澪「ムギ・・・似合ってるな。」
紬「へ?」
律「普通のメガネ掛けてどうする!」
椅子に座って参考書を黙読。
唯「うぅぅ・・・何か眩し過ぎて読んでられない・・・」
律「唯!よく見ろ。薄目で見るとこの長文の中から、うっすら文字が浮かび上がるんだ。」
唯「ん〜・・・?あ!見えた!あだ!あって文字だよ!」
澪「見えるか!!」
紬「私にも見える・・・この文とこの意味からすると・・・答えは『あ』!」
澪「流石ムギ!」
律「ちゃんと解いてどうすんだよ!」
紬「ごめんなさい。つい。」
受講証を受け取る。
受付「では、此方のカードを。」
澪「もっと綺麗に撮れてる写真持って来れば良かった・・・」
律「ヘヘ〜ン。私のは結構良いぞ〜。」
後ろ向きの写真。
澪「え!?」
律「引っ込み思案な者で。」
澪「こんな所で巫山戯るな!」
ツッコミチョップ。
律(よし!ムギ!)
紬「うん!」
アイコンタクトで作戦実行。
紬「私はこんなです!」
澪「ブッ!」
豚鼻の写真。
律(よし!今度こそ!)
澪「ん?何だ。2人共シール貼ったのか。」
シールを剥がすと、半開きの写真が出た。
澪「目が半開き・・・」
律「素の方がインパクトがあってどうする!!」
紬「そっか!」
唯「見て見て〜!」
憂の写真。
澪「妹!?」
唯「テヘヘ〜。提出する写真間違えちゃって〜。」
律「流石天然物は鮮度が違う・・・」
紬「うん。」
夏期講習が終わった。
紬「渾身・・・渾身だったんだけど!」
律「精一杯やっているのは分かってる。けど、どうしても叩き難いって言うか・・・まぁ澪も、相手がムギだと中々なぁ・・・」
紬「やっぱり無理なのかなぁ・・・」
塾から唯と澪が出て来た。
澪「あ。居た居た。」
唯「本当だ!お待たせ〜!」
律「あぁ。」
唯「帰ろ帰ろ〜。」
澪「明日登校日なのは、ちゃんと覚えてるよな?」
唯「覚えてるよ〜。クラスの皆に会えるの久し振りだね〜。」
澪「そうだな。」
登校日の部室。
梓「ケーキが1つ多い・・・これ、9等分は不可能ですよ?」
陸「俺達はいいよ。5人で食って。」
澪「じゃあじゃんけんで。」
梓「ええ!?私じゃんけん弱いから嫌です!」
唯「はいはい!じゃあこれで決めようじゃないか!」
指スマで決める。
豊「指スマ・・・」
梓「・・・良いでしょ。受けて立ちます!」
律「よぉし!じゃあ買った人にはケーキ!ビリは皆からデコピン1発ずつ!」
澪「へ!?デコピン!?」
駿「罰ゲームか。」
唯「おぉ!やろやろ!」
律(負けろ?負けたら叩いて貰えるから。)
紬(そっか!)
律「よぉし!それじゃあ行くぞ!私からな。いっせーの5!」
唯「いっせーの3!ありゃ〜?」
梓「いっせーの7!」
澪「いっせーの1!」
紬「いっせーの2!」
陸「ムギ勝った。」
紬「あ!やったー!・・・あ。」
皐「じゃあ負けた皆にはデコピン!」
豊「ほいしょっと!」
律「痛あああ・・・!!」
澪「言い出しっぺが負けるとはなぁ。」
唯「ムギちゃん良いな〜。」
紬「あ、うん・・・」
澪「じゃあ。早く食べて練習するぞ。」
唯「そうだね〜。今日はちゃんとイチゴも食べられるから贅沢は言わないよ。」
紬「あ!」
澪『巫山戯てたんじゃないのか?私も昔、律に上のイチゴ食べられて叩いた事あるから。気持ちは分かるけど・・・』
あの時の言葉を思い出した紬が。
紬「はむっ!」
澪のイチゴを食べた。
陸「ムギ?」
豊「何してんだ?」
紬「?」
これで澪は叩いてくれるはず。しかし。
澪「・・・・・・」
泣いてしまった。
駿・皐「泣いちゃった!?」
唯「和ちゃん!!」
和「ん?どうしたの唯?」
部室へ和を連れて来た。
唯「ホラ見て!イチゴは取られちゃったら悲しいんだよ!泣いちゃうんだよ!それ位大切な物なんだよ和ちゃん!」
和「そ、それは悪い事をしたわ・・・」
ようやく理解して唯に謝罪した。
唯「やっと分かってくれたんだね〜和ちゃん。」
紬「澪ちゃんごめんね・・・」
陸「ムギの奴、一体どうしたんだ?」
豊「あ〜、実は・・・」
皆に事情を話した。
澪「叩かれたい?」
紬「ごめんなさい。私のわがままなの。」
律「い〜や。あんなにボケてるのに何もしない澪が悪い。」
澪「違うだろ!」
駿「澪の責任かそれ?」
澪「そんな事位、最初から素直に言えば良いのに。」
紬「え?」
澪「軽く叩くだけだろ?」
紬「い、良いの?」
澪「別にその位なら。」
紬「抱き締めてもよかですかい!?」
陸「佐賀県民かあなた様は。」
紬「お、お願いします!」
頭を下げて殴られる態勢になった。
澪「あはは。変な奴だなぁ。」
腕を振り上げた澪だが、紬を見て動揺してる。
澪「・・・」
梓「な、何か緊張しますね!」
皐「緊張って言うか・・・」
澪「・・・っ!!」
”ゴチン!!”
律「何で私!?」
豊「叩けなかったか。」
中庭。
律「あ〜あ・・・結局上手く行かなかったなぁ。」
豊「作戦失敗か。」
律「ごめんな。」
紬「え?ううん。私の方こそごめんね?変な事お願いして。」
律「叩かれるだけだったら何か方法はあるんと思うんだ。例えば・・・」
紬「ありがとう。でももういいの。」
豊「いいのか?」
紬「あ。りっちゃん。おデコ赤くなってる。」
絆創膏を律のおデコの赤くなってる箇所に貼ってあげた。
紬「りっちゃんって、エスコートが凄く上手ね。」
律「え?」
紬「優しいし。人の為に一生懸命頑張るし。男の子だったら、きっとモテモテよね!」
律「はぁ!?」
豊「ムギの言葉に一理あるな。律が男だったら誰でも惚れてそう。」
律「なっ!?・・・・どう反応すりゃあ良いんだ!!」
”ポカン!””ゴチン!”
紬「あいったー!」
豊「いってーー!」
その夜の田井中家。
律「うん。そう。ごめんな〜。ホラ。この間澪に遊ばないか?って電話しただろ?あの後ムギと会ってさ。ん?何処に行ったかって、えっと・・・駄菓子屋とか。ゲーセンとか。ムギの奴、本当に何でも興味津々でさぁ。まぁ、何時もの事だけどな〜。そしたら、叩かれたいとか言い出してさ!ホラ。ああ言うのってタイミングだろ?だから・・・ん?もしもし澪?もしかして、怒ってるの・・・?」
澪『何で・・・』
律「ん?」
澪『何で私もその時誘ってくれなかったんだよ!!私もムギと豊と遊びたかった!!』
律「・・・誘ったじゃん。」
その後豊にも、澪から誘って欲しかったって言う電話が来た。
豊「すみませんでした・・・」
翌日。紬が駅で写真を見てる。
紬「フフフ♪」
おデコが赤くなった3人の写真に笑っていた。
『END』
キャスト
平沢唯:豊崎愛生
秋山澪:日笠陽子
田井中律:佐藤聡美
琴吹紬:寿美菜子
中野梓:竹達彩奈
古川陸:土屋神葉
真中駿:堀江瞬
西原豊:深町寿成
真中皐:小倉唯
真鍋和:藤東知夏
平沢憂:米澤円
受付:中嶋ヒロ
『次回予告』
校長「皆さんは、充実した夏休みを過ごせたでしょうか?こうして皆さんの日に焼けた元気顔を、久し振りに見る事が出来、私も大変嬉しく思います。高校生の夏休みに得られた経験は・・・」
唯「何で402.195キロも走らなければいけないのですか・・・?」
陸「計算細か。」
さわ子「不思議な味〜。」
唯「そうだ!それだよ!そしたらマラソン大会中止で、おしるこ大会だよ!」
#29「マラソン大会!」