けいおん`S   作:naogran

34 / 40
桜高祭2日目の朝。

律「これでバッチリだな。」

唯「でもよく寝てるね。」

まだ起きない澪に律が何かを書いた。

紬「きっとロミオ役で疲れてるのよ。」

陸「やり切ったからな。」

”ジジジジ”

澪「ん・・・?」

寝袋のファスナーを閉める音に、澪が起きた。

駿「起きた。」

律「おはよう澪。」

唯・紬・皐「おはよう澪ちゃん。」

陸・駿・豊・梢「澪おはよう。」

澪「おはよう皆。」

寝袋のファスナーを開けた。

澪「ん!?」

左手を見ると、『人』、『ヒト』、『ひと』の文字が複数書かれていた。

澪「・・・うわああああああ!!!」

陸「ダメだこりゃ。」


#34「またまた学園祭!」

”ゴチン!!!”

 

落書きした律に1発ゲンコツ。

 

律「・・・澪が打ったーーーー!!」

 

澪「何だよこれは!!!」

 

律「澪が上がらないようにと思ってさ!」

 

澪「書き過ぎだろ!!」

 

律「多い方が効果ありそうじゃん?」

 

唯「生命線も太くしておきました。」

 

澪「・・・・」

 

駿「澪。手ェ貸せ。」

 

濡れタオルで左手を拭いてあげる。

 

駿「水性ペンで良かったな。」

 

澪「何で止めなかったんだよ・・・」

 

駿「律に断固否定されてな。すまん。」

 

 

 

 

 

 

午後の講堂の舞台裏から、和が手品のステージを見てる。

 

 

 

 

梢も観客席から手品を見てる。

 

 

 

 

 

 

部室では、唯達が制服に着替えた。

 

澪「はむ!」

 

左手に人を書いて飲み込む。

 

律「よし!そろそろ行くか!」

 

唯「大丈夫だよ澪ちゃん!」

 

紬「ちゃんと特訓もしたし!」

 

澪「そうだよな・・・!」

 

梓「何時も通りやりましょう!」

 

澪「うん!」

 

律「よぉし!じゃあやるぞー!」

 

全員「オー!」

 

紬「私達のライブ!」

 

全員「オー!」

 

梓「最高のライブ!」

 

全員「オー!」

 

陸「テンション上げるぞー!」

 

全員「オー!」

 

唯「終わったらケーキ!」

 

全員「オー・・・?」

 

駿「相変わらずだな。おい。」

 

 

 

 

その後。唯達がさわ子が作った放課後ティータイムのTシャツを着て部室を出て講堂へ。

 

陸「やっぱり似合うな。」

 

豊「あぁ。」

 

駿「俺達も。」

 

皐「行こー!」

 

cloverty(クローバティ)も放課後ティータイムに続いて講堂へ向かう。

 

 

 

 

 

 

その後の講堂の舞台裏。

 

律「お疲れさんした〜。」

 

大喜利を終えた生徒達に挨拶した。

 

陸「まさかお前達が最初に出るとはな。早く演奏したくて希望したのか?」

 

唯「ま〜ね〜。でも私達信じてるよ!りっくん達が私達のように盛り上げてくれる事を!」

 

陸「ありがとう。」

 

律「よし、行くか!」

 

放課後ティータイム「うん!」

 

 

 

 

幕が下りたステージで、放課後ティータイムがセッティングする。

 

律「よし。準備万端だな。」

 

幕から3人が覗く。

 

駿「おぉ〜。今日も満席だな。」

 

陸「お。姉ちゃん見っけ。」

 

豊「律律。こりゃあ最高のライブ間違いなしだぞ。」

 

律「あぁ。4人も頑張れよ。」

 

唯「ねぇねぇ。学園祭ライブも3回だよね?」

 

律「そうだよな〜。2年前は初めてですっごく緊張したっけ?」

 

澪「2年前・・・」

 

皐「あ。トラウマが過ってる。」

 

律「ああ!いやそう言う事じゃなくって!ホラ!でも去年は・・・」

 

唯「私が熱出して、ギー太を家に忘れて来たんだ・・・」

 

皐「こっちもトラウマが!」

 

紬「あ!」

 

唯「あの時は・・・本当に申し訳ございませんでした・・・」

 

陸「唯!もういいんだ!自分を責めるな!」

 

律「そうだぞ唯!元気出せ!」

 

和『さぁ皆さんお待ちかね!桜高祭の目玉イベント!放課後ティータイムとcloverty(クローバティ)の演奏です!』

 

放送で和が盛り上げた。

 

律「ハードル上げるなよ和・・・」

 

陸「俺達にプレッシャーを与えるとはな。」

 

澪「もう嫌だ・・・あんなの嫌だ・・・」

 

紬「大丈夫よ澪ちゃん。」

 

唯「二度ある事は三度あるって言うし!」

 

陸「励ましてるのかそれ!?」

 

唯「わああ!」

 

コードレスが足に引っ掛かって転んだ。

 

律「唯!?」

 

梓「先輩!」

 

唯「うぅぅ・・・」

 

陸「泣くな泣くな。」

 

すると幕が上がろうとする。

 

陸「お。幕が上がりそうだ。」

 

駿「皆、1番手頑張れよ。」

 

cloverty(クローバティ)が走って舞台袖へ退散した。

 

 

 

 

講堂の幕が開き、5人が急いでスタンバイする。

 

唯「あ!」

 

”ジャイイーーーン!!”

 

唯「ギー太!!」

 

うっかりギー太を落として音を出したが、すぐに持ち上げて掛ける。

 

唯「すみませ〜ん・・・ん?」

 

観客席を見ると、生徒達が放課後ティータイムのTシャツを着て拍手で迎えてくれた。

 

唯「何これ!?」

 

梓「皆私達と同じTシャツを着てる!?」

 

和「さぁ皆さん!盛大な拍手を!」

 

ステージに和が登場した。

 

唯「和ちゃん!?」

 

澪「ちょっと和!何やってんだよ!?」

 

和「何か済し崩しだけど、澪ファンクラブ会長引き継いじゃったし。」

 

彼女も放課後ティータイムのTシャツを着ていた。

 

唯「じゃあじゃあ!」

 

梓「皆が着てるTシャツも!?」

 

和「落ち着いて。」

 

唯・梓「ん?」

 

舞台袖には、さわ子が腕組みして立ってる。その横に、ブレザーの下に放課後ティータイムのTシャツを着たcloverty(クローバティ)が手を振ってる。

 

和「Tシャツは山中先生が用意してくれて、ライブ前に衣装を皆に配ったのよ?陸達にはこっそり配ってたのよ。」

 

唯「・・・っ!さわちゃんありがとう!!」

 

梓「ありがとうございます!!」

 

クラスメイト「先生ありがとー!」

 

クラスメイト「ありがとー!」

 

クラスメイト「格好良いー!」

 

さわ子(コレよコレ!!)

 

理想の褒め言葉を貰えてご満悦。

 

唯「え〜・・・放課後・・・ティータイムです・・・」

 

あまりの出来事に涙を流しながら自己紹介した。

 

唯「えっと・・・」

 

クラスメイト「頑張れ唯!」

 

クラスメイト「頑張れ!!」

 

唯「皆ありがとー!私達の方が皆に色々して貰っちゃって・・・ズズズ・・・何だか涙が出そうです・・・!」

 

律「もう泣いてるじゃねぇか・・・」

 

観客席「あははははは!」

 

クラスメイト「唯ーー!!」

 

唯「あ・・・ズズズ・・・!」

 

鼻水を吸う。

 

クラスメイト「汚いよ!」

 

クラスメイト「部長ナイス!」

 

律「エッヘン!」

 

クラスメイト「澪も何か言ってー!」

 

澪「あ・・・ありがとう・・・」

 

ファンクラブ「キャアアーーーーー!!」

 

黄色い歓声が響いた。

 

唯「それじゃあ1曲目行きます!!ごはんはおかず!!ではでは聞いて下さい!!じゃあ行くよ。」

 

澪「うん!」

 

紬「うん!」

 

梓「うん!」

 

律「うん!ワンツースリーフォー!!」

 

 

 

 

『ごはんはおかず』

 

唯「ごはんはすごいよ なんでも合うよ ホカホカ ラーメン うどんに お好み焼き これこれ 炭水化物と炭水化物の 夢のコラボレーション☆♪」

 

『(アツアツ ホカホカ)』

 

唯「ごはんはすごいよ ないと困るよ むしろごはんがおかずだよ 関西人ならやっぱりお好み焼き&ごはん でも私 関西人じゃないんです♪」

 

『(どないやねん!)』

 

放課後ティータイム「1・2・3・4・GO・HA・N! 1・2・3・4・GO・HA・N!♪」

 

唯「ごはんはすごいよ ないと困るよ むしろごはんがおかずだよ 関西人ならやっぱりお好み焼き&ごはん 私前世は関西人!♪」

 

『(どないやねん!)』

 

放課後ティータイム「1・2・3・4・GO・HA・N! 1・2・3・4・GO・HA・N!♪」

 

マイクを外した唯が、マイクを観客席に向けた。

 

生徒達「1・2・3・4・GO・HA・N! 1・2・3・4・GO・HA・N!♪」

 

 

 

 

演奏が終わり、観客席から盛大な拍手が巻き起こった。

 

唯「え〜・・・」

 

”キィーーン!”

 

唯「おっと!ごはんはおかずでした!改めまして、放課後ティータイムです!」

 

生徒達「イエエーーーイ!!」

 

唯「私達3年生のメンバーは皆同じクラスなんですけど、昨日は演劇をやってて大変だったんですよ?澪ちゃんのロミオ見てくれました?格好良かったですよね〜。」

 

生徒達「わああーーーー!!」

 

唯「澪ちゃん何かやってみてよ。」

 

澪「何を?」

 

唯「何かロミオの台詞。」

 

澪「ば、バカ!そんなの出来る訳ないだろ!!」

 

唯「え〜?」

 

 

 

 

陸「澪に振ったな。」

 

駿「MC使いこなしてるな唯。」

 

 

 

 

律「いいじゃん。まだ覚えてるだろ?」

 

澪「律まで!!」

 

生徒達「キャアアーーーーー!!」

 

澪「・・・ああ、美しいジュリエット!君を独りで死神の所に逝かせはしない!」

 

生徒達「キャアアーーーーー!!」

 

澪「・・・・・」

 

唯「あ、それで!りっちゃんがジュリエットだったんですよ!」

 

律「私に振るか!?」

 

唯「りっちゃんも一言どうぞ〜!」

 

律「私はもう忘れちゃった〜・・・」

 

澪「自分だけズルいぞ律!」

 

律「うぅ・・・分かったよ・・・」

 

唯「りっちゃん!どうぞ前へ!」

 

ドラムから立った律が、澪のマイクの前に背伸びして立つ。

 

律「ロミオ!あなたはどうしてロミオなの?」

 

生徒達「キャアアーーーーー!!」

 

黄色い歓声が響いた。

 

クラスメイト「律かわいいー!」

 

クラスメイト「律ー!」

 

律「どうもどうも・・・」

 

照れながらドラムの前に座って手を振る。

 

 

 

 

豊「お〜お。律照れてる照れてる。」

 

皐「可愛い〜。」

 

 

 

 

唯「ありがとうご両人!あ!因みに私は木Gでした!ずっと動いちゃダメって言われてたけど、途中くしゃみしそうになっちゃって〜。」

 

 

 

 

梢(自分にも振ったわ。でも良いね。)

 

 

 

 

唯「でも、自分は木だ!木だ!って聞かせてたら、止まったんですよ!」

 

梓・律「ん?」

 

左の舞台袖を見ると、和が合図をしている。

 

唯「っで、シーンが変わる時は、ササササ!うわっ!」

 

梓「うわっ!」

 

左へ移動した時、梓にぶつかってしまった。

 

唯「あ!ごめんあずにゃん・・・」

 

梓「もう。大丈夫ですか?」

 

唯「梓ちゃんのクラスは何やってらっしゃったの?」

 

梓「え?喫茶店です。いいから次行って下さい。」

 

唯「あ!はいはい。では、次の曲行きましょう!」

 

”パチパチパチパチ!”

 

唯「あ!ロミオとジュリエットはムギちゃ・・・琴吹さんがシナリオを書きました!」

 

紬「あ!あははは!」

 

手を振って応えた。

 

唯「それと、陸君達がロミオとジュリエットのBGMを弾いてくれました!」

 

”パチパチパチパチ!”

 

舞台袖から4人が顔を出して手を振った。

 

 

 

 

純「何かもうグダグダ・・・」

 

梢「でも楽しそうで良いと思うわよ?」

 

 

 

 

唯「次ってどの曲だっけ?」

 

律「だからどっかにメモを貼っとけって言っただろ?」

 

唯「何処かに失くしちゃったみたいで・・・」

 

澪「落としたのか?」

 

唯「ポケットに入れたと思ったんだけど・・・」

 

紬「あ!さっきTシャツに着替えたから!」

 

唯「あ!そっか!あわあわあわあわ!」

 

慌てる唯に生徒達が笑う。

 

 

 

 

純「あはははは!」

 

梢「ふふふふふ。」

 

憂「頑張れ!お姉ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

校舎と外では、出店や出し物で賑わっている。

 

 

 

 

クラスメイト「宜しくお願いします。」

 

放課後ティータイムのライブに来てくれたお客様に放課後ティータイムのTシャツを配ってる。

 

 

 

 

 

 

講堂では、放課後ティータイムがふわふわ時間の演奏を終えていた。

 

”キャアアーーーーー!!”

 

唯「ありがとうございます!じゃあ、この辺でメンバー紹介行ってみたいと思います!まずは、顧問のさわちゃん!!」

 

 

 

 

さわ子(何で私!?)

 

 

 

 

澪「山中先生だろ?山中先生。」

 

唯「あ!山中先生です!山中さわちゃん先生!」

 

澪「さわちゃんはダメだって!」

 

唯「あ!」

 

 

 

 

照明がさわ子に照らされた。

 

 

 

 

唯「山中先生は何時も優しくしてくれて、私達の部活を応援してくれています!」

 

 

 

 

さわ子「皆輝いてるわよーーー!!」

 

 

 

 

放課後ティータイム「ありがとうございまーす!」

 

唯「そして、ベースの澪ちゃんです!!」

 

生徒達「澪ちゃーーん!!」

 

澪が一礼した。

 

唯「昨日は、私達の劇でロミオ役だったんだけど。」

 

律「それはさっき言った!」

 

唯「ウッ!」

 

ツッコミされ、全員が爆笑した。

 

澪「こんにちは!今日は、私達のライブを聞いて下さいまして、ありがとうございます!」

 

生徒達「澪ちゃーーーん!!」

 

”パシャパシャパシャ”

 

黄色い歓声とシャッター音が鳴った。

 

澪「私、ここに居る皆と一緒にバンドをやって来れて・・・最高です!!」

 

唯「あ、澪ちゃんにはファンクラブもあるんです。入りたい人は、そこに居る和ちゃんに言って下さい。」

 

 

 

 

和「え!?」

 

 

 

 

舞台袖の和に言った。

 

唯「和ちゃんは、私と古川陸君の幼馴染みなんですけど、生徒会長で物知りで、頭が良くて、何時も勉強を・・・」

 

和「ちょっと唯!」

 

陸「唯言い過ぎだ!」

 

ステージに出た陸と和にスポットライトが照らされた。

 

和「うわあ!」

 

陸「おわっと!」

 

照らされた2人がすぐに舞台袖へ退散した。

 

唯「和ちゃんも一言どうぞ!序でにりっくんも!」

 

和「何でよ!早く次行きなさい!」

 

陸「俺は後で登場するから、進めてくれ!」

 

唯「え〜?じゃあ次は、キーボードのムギちゃんです!」

 

紬「皆さんこんにちは!私達の演奏を聞いて下さいまして、ありがとうございます!」

 

クラスメイト「せーのっ!」

 

3年生「ムギーーー!」

 

紬「わっ!」

 

名前を呼ばれて紬がビックリした。

 

紬「ありがとー!バンドって、凄く楽しいです!!今もすっごく楽しいです!!!」

 

唯「ムギちゃん!落ち着いて?ムギちゃんの淹れてくれるお茶は、とっても美味しくて何時も楽しみなんですよ〜!」

 

クラスメイト「私も飲みたーい!」

 

紬「何時でも部室にお越し下さい!大歓迎ですから!」

 

唯「部室にはトンちゃんが居るので、是非会いに来て下さい!」

 

クラスメイト「トンちゃんって〜?」

 

唯「ああ、トンちゃんはね。スッポンモドキって言う亀なんですけど、鼻が豚みたいで可愛いんですよ〜!ね!あずにゃん!」

 

梓「え!?あ、はい・・・」

 

唯「ギターのあずにゃんです!」

 

梓「わ、私ですか!?」

 

 

 

 

皐「自然に梓に流れたね。」

 

 

 

 

”ガシャッ!!”

 

梓「あ!」

 

ムスタングのヘッドがマイクスタンドに当たって倒れそうになったが、梓が間一髪掴んで倒れずに済んだ。

 

梓「すみません!」

 

唯「大丈夫?」

 

梓「大丈夫です!すみません。えっと・・・中野梓です。宜しくお願いします・・・」

 

 

 

 

純「梓〜!」

 

憂「梓ちゃーん!」

 

梢「梓ー!」

 

 

 

 

皐「梓〜!」

 

 

 

 

唯「あずにゃんは2年生なんだけど、ギターがすっごく上手くて、私もあずにゃんとりっくんに教えて貰ってます。あずにゃん。りっくん。ありがとね〜。」

 

 

 

 

陸「俺に振るなよ。」

 

 

 

 

”パチパチパチパチ!”

 

梓「ありがとうございます・・・」

 

唯「次に、ドラムのりっちゃんです!我が軽音部の部長です!」

 

律「え〜、皆さん。今日は軽音部のライブを聞いて下さいましてありがとうございます。」

 

クラスメイト「よっ!りっちゃん!」

 

クラスメイト「緊張してんじゃないよ〜!」

 

律「それでは次の曲でーす。」

 

唯「え!?短っ!いいの?」

 

律「いいよ。」

 

唯「う〜ん・・・まぁいいや。と言う訳で、次の曲です!」

 

澪「おい。自分の紹介してないぞ。」

 

唯「あ!そうだった!」

 

紬「最後のギターの唯ちゃんです!」

 

 

 

 

憂「お姉ちゃんだよ!」

 

梢「しっかり見てね!」

 

来てくれた唯の両親が唯を見る。

 

 

 

 

律「唯は見た目のまんまで、のんびりしてすっとぼけてるけど。」

 

紬「何時も全力で、一生懸命で。」

 

澪「周りの皆にもエネルギーをくれて。」

 

梓「とっても頼れる先輩です!」

 

”パチパチパチパチ!!”

 

唯「おぉ!どうした!?何があった!?」

 

律「ホレ!早く次行けよ!」

 

 

 

 

憂「お姉ちゃーん!」

 

梢「唯ーーー!!」

 

 

 

 

唯「おぉ!憂ー!梢ちゃーん!」

 

 

 

 

憂「お姉ちゃーん!今目が合ったよ!」

 

純「そりゃあ合うだろうよ。」

 

 

 

 

クラスメイト「唯ー!」

 

クラスメイト「放課後ティータイムー!」

 

クラスメイト「放課後ティータイムー!」

 

盛大な歓声が、放課後ティータイムを熱くしてくれた。

 

唯「それでは、次が私達の最後の曲です!」

 

生徒達「えええーーー!?」

 

唯「もっと演奏したいんだけれど、この後cloverty(クローバティ)のライブがあるので!今日は、ありがとうございます!!山中先生ー!Tシャツありがとうございまーす!」

 

 

 

 

さわ子が手を振った。

 

 

 

 

唯「和ちゃん!何時もありがとー!憂!純ちゃん!梢ちゃん!ありがとー!りっくん!駿君!ゆー君!皐ちゃん!ありがとー!クラスの皆もありがとー!トンちゃんもありがとー!部室ありがとー!ギー太ありがとー!みんなみんな本当にありがとーーーー!!!放課後ティータイムは、何時までも・・・何時までも・・・放課後です!!!」

 

律「はえ・・・?」

 

 

 

 

梢「へ・・・?」

 

 

 

 

陸・駿・豊「はい・・・?」

 

 

 

 

唯「それでは私達の最後の曲!聞いて下さい!U&I!!」

 

 

 

 

『U&I』

 

唯「キミがいないと何もできないよ キミのごはんが食べたいよ もしキミが帰って来たら とびっきりの笑顔で抱きつくよ♪」

 

「キミがいないと謝れないよ キミの声が聞きたいよ キミの笑顔が見れればそれだけでいいんだよ♪」

 

唯・澪「キミがそばにいるだけでいつも勇気もらってた いつまででも一緒にいたい この気持ちを伝えたいよ 晴れの日にも雨の日も キミはそばにいてくれた 目を閉じればキミの笑顔輝いてる♪」

 

 

 

 

U&Iが終わり、盛大な歓声が響いた。

 

唯「ありがとうございました!!それではりっくん!皆!!宜しくね!!」

 

 

 

 

放課後ティータイムがステージから降り、cloverty(クローバティ)がステージで一瞬でセッティングした。

 

陸「いやぁ〜、放課後ティータイムのライブは圧巻でしたね!皆さんこんにちは!cloverty(クローバティ)です!」

 

クラスメイト「りっくーん!」

 

クラスメイト「駿くーん!!」

 

陸「何かこう言うのも何ですけど、圧巻のライブの後に我々が出る幕なのかって。」

 

唯「大丈夫だよりっくん!!思いっ切り楽しんで!!」

 

陸「えぇ〜、唯から激励を貰いました!我々はですね、まぁ曲作りが苦手で、アーティスト達の曲をアレンジして動画を投稿してるYouTuberなんですよ。そのアレンジがとっても良いと評価を貰いまして。登録者数が増えまくっています。それではここで、メンバーを紹介します!ベースの真中駿!」

 

駿「真中駿です!宜しくお願いしまーす!」

 

クラスメイト「駿くーん!」

 

陸「ドラムの西原豊!」

 

豊「ドラマー西原豊です!宜しくねー!」

 

クラスメイト「豊くーん!」

 

クラスメイト「ゆーくーん!」

 

陸「そして、放課後ティータイムの中野梓さんと同じ2年生で駿の妹のキーボードの真中皐!!」

 

皐「ヤッホー!真中皐ちゃんでーす!皆覚えてねー!」

 

 

 

 

憂「皐ちゃーん!」

 

純「皐ー!」

 

 

 

 

梓「皐ー!」

 

皐「おぉ!親友の3人が呼んでくれました!憂ー!じゅーん!梓ー!ありがとー!」

 

陸「あ、因みに駿と豊と皐は、放課後ティータイムの澪と律の幼馴染み同士なんです。」

 

駿「澪ー!」

 

豊「律ー!」

 

手を振ってる2人に、澪と律も手を振った。

 

陸「そして最後はこの俺!ギターの古川陸です!先程の放課後ティータイムの唯の幼馴染みであり、唯は何時もマイペースなんですが、やる時はやる子なんで!」

 

唯「りっくーん!照れちゃうよ〜!」

 

陸「照れてどうする!」

 

生徒達「あははははははは!」

 

陸「我々cloverty(クローバティ)が披露する曲は、1曲だけなんですが・・・皆盛り上がってくれますか!?」

 

生徒達「イエエエーーーーーイ!!!」

 

陸「OK!では行きましょう!アカシア!」

 

 

 

 

『アカシア』

 

陸「透明よりも綺麗な あの輝きを確かめにいこう そうやって始まったんだよ たまに忘れるほど強い理由♪」

 

「冷たい雨に濡れる時は 足音比べ 騒ぎながらいこう 太陽の代わりに唄を 君と僕と世界の声で♪」

 

「いつか君を見つけた時に 君に僕も見つけてもらったんだな 今 目が合えば笑うだけさ 言葉の外側で♪」

 

cloverty(クローバティ)「ゴールはきっとまだだけど もう死ぬまでいたい場所にいる 隣で (隣で) 君の側で 魂がここだよって叫ぶ 泣いたり笑ったりする時 君の命が揺れる時 誰より (近くで) 特等席で 僕も同じように 息をしていたい♪」

 

cloverty(クローバティ)「どんな最後が待っていようと もう離せない手を繋いだよ 隣で (隣で) 君の側で 魂がここがいいと叫ぶ そして理由が光る時 僕らを理由が抱きしめる時 誰より (近くで) 特等席で 僕の見た君を 君に伝えたい♪」

 

陸「君がいる事を 君に伝えたい そうやって始まったんだよ♪」

 

 

 

 

 

 

ライブが終わった後の夕方。陸達は片付けの手伝いを終えていた。

 

駿「よし片付け完了。この後の打ち上げの準備があるから、先行っとくな。」

 

豊「陸。また後でな。」

 

皐「唯ちゃん達を連れて来てね。」

 

陸「あぁ。また後でな。」

 

3人は真中家で打ち上げパーティーの準備をしに先に行った。

 

陸「さて、皆を呼びに行くか。」

 

梢「私も行くわ。」

 

唯達を呼びに陸と梢が部室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

そして部室では。

 

放課後ティータイム「・・・」

 

唯達5人が壁に座っている。

 

唯「大成功・・・だよね?」

 

澪「何か、あっと言う間だったけどな。」

 

紬「ちゃんと演奏出来てたかは全然覚えてないわ。」

 

律「って言うか、Tシャツのサプライズでいきなり吹っ飛んだ。」

 

梓「私もです。もう何が何だか・・・」

 

唯「でも・・・すっごく楽しかったよね!」

 

澪「今までで最高のライブだったな!」

 

律「皆の演奏もバッチリ合ってたし。」

 

唯「合ってた合ってた!」

 

律「ギー太も喜んでるんじゃないか?」

 

唯「うん!エリザベスもね!」

 

澪「エリザベス〜!」

 

梓「私のむったんだって!」

 

律「おぉ!梓のギターはむったんって言うのか!」

 

梓「ムスタングだからむったんです。」

 

唯「りっくんのギターはステラで、駿君のベースはフローラだよ?」

 

律「おぉ!2人の楽器にも名前付けてたな!」

 

紬「うふふふ!」

 

唯「ねぇねぇ!この後何する?」

 

梓「取り敢えずケーキが食べたいです!」

 

律「お〜!部費ならあるぞ〜!」

 

紬「ダメよ?私持って来てるもん!」

 

唯「ヤッター!じゃあそれ食べてから、次の事考えよ?」

 

澪「次は、クリスマスパーティーだよな!」

 

紬「その次はお正月で!」

 

梓「初詣に行きましょう!」

 

澪「それから、次の新歓ライブが!」

 

律「また学校に泊まり込んじゃおっか!」

 

唯「今度はさわちゃんも誘おうよ!」

 

梓「良いですね!それ!」

 

律「夏になってもクーラーあるし〜!」

 

紬「合宿もあるし!」

 

唯「楽しみだね〜!その次は!」

 

梓「えっと〜、その次はですね〜!」

 

律「って!次はないない。」

 

唯「来年の学園祭は、もっともっと上手くなってるよ!」

 

彼女達に自然と涙が流れてる。

 

律「お前留年する気か?高校でやる学園祭はもうないの!」

 

唯「そっか〜!それは残念だね〜!」

 

紬「・・・やだやだ!!」

 

涙を堪えながら駄々を捏ねてる。

 

梓「ムギ先輩!ワガママ言わないで!唯先輩も。子供みたいに泣かないで下さい!」

 

唯「これは汗だよ!・・・ううっ・・・!」

 

しかし涙が堪えず、泣いてしまった。

 

律「み〜お〜。デコピーン。」

 

蹲ってる澪にギャグを行った。

 

澪「ぷっ・・・!ふふふ・・・律だって泣いてる癖に・・・」

 

律「私のも汗だ!」

 

澪「ふふふふふ!」

 

律「あはははは!」

 

梓「ホラ。ムギ先輩も。」

 

紬「梓ぢゃん・・・!」

 

梓「はい。」

 

紬「梓ぢゃん・・・ありがど・・・!」

 

梓「はい。」

 

ハンカチで紬の涙を拭いてあげた。

 

梓「ムギ先輩。大丈夫ですから。落ち着いて?」

 

紬「うん・・・」

 

澪「良かったよな!本当に良かったよな!」

 

紬「うん!とっても良かった!」

 

梓「皆さんと演奏が出来て幸せです!」

 

唯「・・・・皆ーーーーー!!」

 

皆が大いに泣いた。

 

 

 

 

ドアの隙間から、陸と梢がこっそり覗いてる。

 

梢「卒業したら、放課後ティータイムは解散ね・・・」

 

陸「姉ちゃん。放課後ティータイムは、唯達の心の中で活動し続けると思う。皆の思い出は、一生消えないさ。」

 

梢「そうね。」

 

 

 

 

 

 

その後。和とさわ子が部室へ向かってる。

 

和「唯達、凄く驚いてましたね。」

 

さわ子「ふふ。ドッキリTシャツ作戦大成功〜♪これで!」

 

 

 

 

放課後ティータイム「さわ子!さわ子!さわ子!」

 

さわ子を胴上げする放課後ティータイムを想像する。

 

 

 

 

部室のドアを開けた。

 

さわ子「皆ー!お疲れ様ー!」

 

陸「先生。シッ。」

 

さわ子・和「ん?」

 

陸「ふふ。」

 

壁の方を指差した。

 

さわ子「あら?」

 

泣き疲れて眠ってる唯達。

 

梢「疲れて眠ってるんですよ。」

 

眠ってる唯達をさわ子と和が優しい笑顔で見る。

 

和「幸せそうな顔。」

 

陸「姉ちゃん。皆が起きたら乗せてあげてくれる?」

 

梢「勿論よ。」

 

放課後ティータイムとcloverty(クローバティ)の最後の学園祭ライブが幕を閉じた。

 

『END』




         キャスト

       平沢唯:豊崎愛生
       秋山澪:日笠陽子
      田井中律:佐藤聡美
       琴吹紬:寿美菜子
       中野梓:竹達彩奈

       古川陸:土屋神葉
       真中駿:堀江瞬
       西原豊:深町寿成
       真中皐:小倉唯

     山中さわ子:真田アサミ
       真鍋和:藤東知夏
       平沢憂:米澤円
       鈴木純:巽悠衣子
       古川梢:平野綾

    クラスメイト:MAKO
           陰山真寿美
           中村知子
           藤田麻美
           平野妹




『次回予告』

唯「卒アルに写る時の髪型研究するの。やっぱバッチシ決めたいよ。一生残るんだもん。」

豊「髪型にも拘るとは。」

梓「勉強しないんですか?」

和「頭痛?」

唯「今日の私は何時もの私じゃないのです。」

陸「何じゃそりゃ?」

和「そんな風には見えないけど。」

唯「あう〜!和ちゃんりっくん・・・長い付き合いなのに・・・」

憂「お姉ちゃん。」

唯「小学校のはニヤけてて、中学のは緊張のし過ぎ。今回のはバッチシ決める!」

#35「卒業アルバム!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。