唯「夏だあーーーーーー!!」
律「海だあーーーーーー!!」
駿「青い空ーーーーーー!!」
豊「白い雲ーーーーーー!!」
軽音部全員がビーチにやって来た。
澪「綺麗・・・」
唯「キラキラしてる・・・」
律「よぉ〜し!泳ぐぞーーーー!!」
唯「オーーー!」
澪「おーい!あんまり羽目外し過ぎるなよーー!!」
掬った海水を律が飲もうとする。
律「ぷへっ!唯!水がしょっぱいぞ!!」
唯「塩!塩だよりっちゃん!」
今度は波に乗って浜辺に流される。
律「唯!波だ波!」
唯「波だねりっちゃん!」
澪「聞いちゃいねえ・・・」
陸「楽しそうに遊びやがって・・・」
何故ビーチに行ったのかと言うと、時は遡り夏休み目前の桜が丘。
澪「ん?軽音部・・・?」
ある日の部室で、澪が棚の上の軽音部が書かれたダンボールを見付けた。
その中には、嘗ての軽音部員達が残した記録が入っていた。
澪「ん?桜高祭?」
桜が丘の学園祭の記録が入ったカセットテープを発見した。
それから翌日。
唯「・・・・えっと・・・・うぎゃっ!?」
追試を終えて唯がギターの練習を続けるが、指がつってしまった。
唯「指ぃ・・・」
律「本当に忘れたんだな・・・」
陸「Fでつってしまったか・・・」
唯「えへへ。お婆ちゃんによく褒められたんだ~。唯は一つ覚えると他の事は全部忘れちゃうって。」
律「それたぶん違うぞ~。」
駿「褒められてない褒め方。」
そこに澪が来た。
唯「あ!澪ちゃん!」
律「何処に行ってたんだ?」
澪「・・・・」
豊「どうした澪?調子悪い?」
彼女は宣言をした。
澪「合宿をします!」
唯「合宿?」
澪「そう!もうすぐ夏休みだし!」
駿「唐突だな。」
律「もしかして海!?もしかして山とか!?」
澪「遊びに行くんじゃありません!バンドの強化合宿!朝から晩までみっちり練習するの!」
豊「面白そうだな!」
陸「強化合宿なんて初めてだ!」
唯「わぁ〜!着ていく服買わなきゃ!」
律「水着も買わないとな~!」
澪「コラー!!」
合宿に関する会議。
澪「夏休みが終わったらもうすぐ学園祭でしょう?」
律「学園祭・・・」
澪「そう!桜高祭での軽音部のライブって言えば昔は結構有名だったんだぞ?それなのに・・・」
律「学園祭・・・」
唯「高校の学園祭って凄いんでしょ?」
律「模擬店?」
唯「焼きそば?」
律「たこ焼き!」
陸「あのぉ?お2人さん?」
律「はいはーい!私メイド喫茶がやりたい!」
唯「え~。おばけ屋敷がいいよ~。」
律「メイド喫茶!」
唯「おばけ屋敷!」
律「メイド喫茶!」
唯「おばけ屋敷!」
律「もう!絶対メイド喫茶の方が良い!!」
”ゴチーーン!!!!”
何故か律にだけ殴られた。
律「ううぅ・・・何で私だけ・・・」
澪「私達は軽音部でしょ!ライブやるの!」
駿「学園祭でヘマしたいんか!」
紬「ごめんなさい。遅れちゃって。ん?」
豊「ようムギ。ちょっとお取込みしててな。」
紬「そう・・・マドレーヌ、食べる?」
お茶を淹れて、澪達から先程の事を聞いた。
陸「って訳なんだよ。」
紬「まぁ。」
澪「ムギはどう思う?幾ら慌てずやって行こうって言っても、もう3ヵ月にもなるのに一度も合わせた事ないなんて。陸と駿と豊は何度も合わせてるけど。」
紬「まあまあまあまあまあまあ。」
唯「6回・・・」
駿(バイトの職業病が抜け切れてないな。)
紬「わぁ!行きましょう!是非!皆でお泊まり行くの夢だったの!」
唯「へぇ〜!そうなんだ!」
律「じゃあ海にする?それとも・・・」
澪「だから!バンドの強化合宿って言ってるだろ!!」
豊「どんだけ遊びたいんだよお前等は!!」
律「あはは・・・」
唯「あ。でも幾ら位掛かるのかな・・・」
律「そうだぞ。キツくないか?」
陸「費用とかどうするんだ?」
澪「それは・・・ム・・・ムギ?別荘とか・・・」
紬「ありますよ?」
唯・律・澪・陸・駿・豊(あるんかい!)
合宿当日。平沢家・唯の部屋。
憂「お姉ちゃ~ん。お姉ちゃん。」
部屋でグースカ寝てる唯を起こしに来てる。
憂「そろそろ起きたら?て言うかそれ私のパジャマじゃん。」
唯「もうちょっと・・・」
憂「しょうがないなあ。ん?」
部屋の隅にギターとキャリーバッグがあった。
憂「お姉ちゃん・・・?」
すると唯が突然起きた。
唯「今何時!?」
憂「え?えっと・・・」
”ピリリリリン”
携帯が鳴り、唯が出た。
唯「もしもし・・・」
澪『おはよう・・・』
唯「おはようございます・・・」
「ごめんなさああーーーーい!!!!」
電車内。
唯「はあ~。何とか間に合った~。」
ギリギリ間に合ってホッとしてる。唯と律と澪と紬の横の座席に陸と駿と豊が座ってる。
律「あれだけ寝坊しないように言ったのに。」
陸「目覚ましセットしてたんじゃなかったのか?」
唯「ごめん。ワクワクして上手く眠れなくて・・・」
律「ったく小学生か。」
陸「そりゃあ目覚ましで起きないはずだわ。」
澪「いや。そうでもないみたい。」
彼女の横に座ってる紬が眠ってる。
唯「ムギちゃん・・・夢だって言ってたもんね。」
紬「うふふふ・・・ゲル状がいいの。」
澪「ゲル!」
駿「何故コロイド!?」
唯「どんな夢見てるんだろ~。」
律「よし!写真に収めとこうぜ!」
唯「よしなよ~。可哀想だよ~。」
律「思い出思い出!」
”カシャ!”
眠ってる紬を写真に収めた。
紬「ん・・・?」
シャッター音とカメラのフラッシュで紬が起きた。
紬「・・・あ・・・ごめんなさい。」
唯「ほら起きちゃった。」
律「悪い悪い。」
豊「なぁムギ。そろそろ着く頃か?君の別荘。」
紬「あ。ええと・・・」
外を見ようとしたタイミングでトンネルに入った。
紬「もうすぐ。」
トンネルを抜けると、青い海が見えた。
唯「おぉ〜!」
律「すっげー!」
澪「海か。」
紬「はい。海。」
陸「綺麗だなぁ!」
律「唯!」
唯「あ!」
何かをしようとしてる。
唯・律「せーの!!」
勢い良く窓を開けた。
唯「わ~!潮の匂いだ~!」
律「泳ぐぞ~!」
澪「え!?だから遊びに来たんじゃなくて!」
唯・律「あ~!!」
しかし2人は話を聞かずに叫んでる。
陸「聞いちゃいねぇ・・・」
澪「ん?」
紬を見ると、彼女が笑顔を見せてくれた。
澪「・・・・」
別荘に到着。
律「でっけ〜!」
唯「おぉ〜!」
駿「ここが君の別荘!?」
紬「本当はもっと広い所に泊まりたかったんだけど、一番小さい所しか借りられなかったの。」
律「一番小さい?」
駿「これで?」
豊「十分デケェけど・・・」
早速リビングへ。
律「おぉ〜!」
唯「わぁ〜!広〜い!」
律「すっげぇ〜なぁ〜!」
陸「絶景を眺めるリビング!」
澪「ん?これは・・・」
テーブルの上にフルーツの盛り合わせがあった。
駿「ウェルカムフルーツ?」
紬「あ。ごめんなさい。何もしておかなくていいって言っておいたんだけど。」
律「ここは何だ!」
お姫様ベッドがある寝室。
唯「おぉ〜!お姫様ベッド!」
キッチン。
律「ていや!」
冷蔵庫にA5ランクの霜降り肉があった。
豊「し、霜降り肉・・・」
律「美味そう〜!」
紬「ごめんなさい・・・」
リビングの奥へ向かう。
紬「何時もなるべく普通にしたいって言ってるんだけど、中々分かって貰えなくて。」
陸「でも準備してくれる使用人さん達は優しいんだね。」
紬「どうぞ。」
澪「!」
防音室。ドラムが2セットある。
紬「しばらく使ってないからちゃんと動くか心配だけど・・・」
澪「うん!大丈夫そう!」
陸「アンプも最新機器!」
豊「な!これ俺が欲しかったドラムセット!」
駿「これだけあれば幾らでも練習出来るな。」
澪「あれ?唯と律は?」
紬「途中で居なくなっちゃったけど。」
陸「別の部屋へ探索しに行ったんじゃないか?」
澪「しょうがないなぁ・・・」
バッグからラジカセを出した。
紬「なあに?」
陸「ラジカセ?」
澪「ああ。これ?」
ラジカセの再生ボタンを押すと、昔の学園祭の軽音楽部の曲が流れた。
澪「昔の軽音部の学園祭でのライブ。この前部室で見付けたんだ。」
紬「上手・・・」
陸「俺達には及ばない上手さ・・・」
澪「そう。私達より相当上手い。何か聴いてたら負けたくないなって。」
紬「それで合宿って言い出したのね。」
陸「澪って負けず嫌い?」
駿「あぁ。」
澪「でも・・・」
紬「負けないと思う。私達なら。」
澪「ムギ・・・」
”バァン!!!”
律「よーし!あっそぶぞ~い!」
唯「オーイエーイ!」
澪「早!練習は!?」
唯「先行ってるから皆も急いでね~!」
陸「おい待てよ!おい!」
澪「これでも・・・?」
紬「ええ・・・まあ・・・」
律「おーーい!」
唯「早くーー!」
駿「完全に練習する気ゼロだな・・・」
紬「ちょっと待ってー!澪ちゃん行こう?」
澪「ムギ行くつもり?」
紬「折角だし少し位なら。ね?」
澪「え?でも・・・」
紬「陸君も駿君も豊君も。」
陸「俺達も?」
律「ムギ〜!行くぞ~!」
紬「は~い!じゃあ待ってるから。」
彼女は水着を着替えに行った。
陸「・・・澪どうする?」
駿「ここで練習するか?」
豊「それとも遊びに行くか。」
澪「・・・・・私も行くーーーー!!」
陸・駿・豊「行くんかい。」
そして冒頭に戻る。
唯「無人島に辿り着いてかれこれもう2週間かあ・・・」
律「流された時はどうなる事かと思ったけどな・・・」
唯「でも何かこれはこれで楽しいよね~・・・」
無人島に漂着してから2週間。唯と律の体力に限界が近付いた。
律「お・・・大物発見・・・」
目の前に巨大な海藻を発見し、それを拾った。
律「助かった・・・」
唯「ごっつぁんです・・・」
澪「何勝手な設定作ってるんだ?」
陸「変な茶番止めろ。」
唯・澪「・・・・」
澪の豊富な胸に唖然としてる。
唯「澪ちゃん・・・」
澪「ん?」
自分の胸を見る。澪の胸は大きい。余談だが陸の腹は見事なシックスパック。
陸「・・・まな板?」
律「喰らえええーーーー!!!」
涙を流して澪と陸にダブルバレーボール攻撃。
澪「うぐっ!」
陸「うげっ!」
律「唯!泳ぐぞ!」
唯「うん!!」
2人は逃げるように泳ぎに行った。
陸「いててて・・・」
澪「痛い・・・」
陸「・・・まな板コンビめ・・・」
澪「けど、綺麗な所だな。」
駿「ヒャッホー!」
豊「イエーーイ!」
サーフィンを楽しんでる2人。
律・澪・紬「あはははは!」
唯「ねえねえ。何描いたの?」
ナスカの地上絵に埋められてる唯を写真に収めた。
唯・律「・・・」
陸「あの・・・ムギさん・・・?」
クオリティの高い砂のお城を削ってる紬に驚いてる。
紬「気が付いたらこんなになってて。」
ビーチにある岩場に澪が来た。しかしそこには、フジツボがあった。
澪「・・・!!」
フジツボにビビって逃げて、しゃがんで耳を塞いだ。
澪「怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない・・・」
律「お医者さんに行くと、ヒザの皿にフジツボがびっしりと・・・」
澪「うわーーーーーー!!!」
ビーチで遊び続けて夕方になった。
唯「ふぅ〜!海水飲んだ~!」
律「辿り着いたぞ!黄金の島ジパング!」
澪「まだまだ。」
スイカを持って来た。
律「お!何時の間に!」
澪「折角海に来たんだから、思う存分遊ばないとここまで来た意味が・・・」
陸「あの、澪さん。」
澪「何?」
陸「何か忘れてませんか?」
澪「・・・あー!練習!!」
律「忘れてたのかよ!」
澪「ま・・・全く。律が遊ぼうとか言うからだぞ~。」
律「一番楽しそうに遊んでたのは誰だ?」
澪「つーん。」
駿「つーん。じゃねえよ!」
豊「早く戻ろうぜ?」
夜。晩御飯を食べ終えて防音室へ。
陸「次はこれやってみるか?」
駿「天体観測かぁ。良いな。」
豊「じゃあその次はゴールデンタイムラバーとかどう?」
曲を選んでる
律「はあ~・・・お腹いっぱ~い・・・」
唯『ああ~・・・床が冷たくて気持ち良い~・・・こうやって目を閉じると何か波に流されてるみたいな感じするよね~・・・」
律「あ。本当だ。」
唯「おやすみなさい。」
律「おやすみ。」
澪「始めるぞー!」
紬「2人共起きて?」
しかし2人が眠りに入ってしまった。
陸「お2人さん。ちょっと待っとれよ。」
眠ってる2人の前にアンプを起き。
”ギュイイーーーン!!”
自身のストラトキャスターで爆音を鳴らした。
唯・律「ううぅぅぅ・・・」
陸「ほい。起こしたぞ。」
澪「ありがとう。」
2人が起きた事で練習を始め・・・ようとしたが。
律「なあ・・・もう今日は止めにしようぜ・・・?」
澪「練習が目的でここに来たの!」
律「そりゃあそうだけどさ!」
駿「・・・澪。」
澪「ん?」
駿が澪にアイコンタクトをし、理解した澪が悪巧みをした。
澪「そう言えば律。最近ちょっと太ったんじゃないか?」
律「え!?」
澪「特にお腹の所とか。」
駿「それと脇腹辺りも。」
律「ええ!?」
澪「最近ドラム叩いてないからかな?」
豊「おやつ食い過ぎたせいかな?」
律「うぎゃああああああ!!!」
悪巧みに乗せられてドラムを我武者らに叩く。
澪・駿・豊「フフッ。」
唯「もうギター持てない。」
陸「ええ!?」
唯「だってこのギター重いんだもん。」
澪「だから軽い奴にしておけって言ったのに。」
陸「何でよりによって重いレスポールにしたんだよ。」
唯「誰だ!このギター買うって言ったのは!」
澪・陸「お前だ!」
練習が始まらないまま時間が過ぎて行く。
唯「そろそろ床あったまって来たね。」
律「ああ。」
唯・律「ごろりごろり。」
ゴロゴロと横に転がる。
紬「汚れちゃうわよ?」
唯「あ~・・・またひんやり。」
澪「そんなんで学園祭どうするつもりだよ。」
陸「ヘマしたいんかお前等?」
律「だ~からメイド喫茶が良いって言ってんだろ!」
唯「おばけ屋敷だよ~!」
陸「まだやってる・・・」
律「唯。お前何も分かってない。澪を見てみろ。」
澪「な、何だよ急に・・・?」
律「澪ほどメイド服姿が似合う奴、中々居ないぞ~?」
黒のストッキング・純白のエプロン・メイドカチューシャ。
萌え萌え〜〜〜〜キュン!❤️
律「とか言ったりしてな!」
澪「・・・・・・!!」
唯「可愛いかも~!」
律「なんてな。冗談・・・」
”ゴチン!!!”
澪の強烈な一撃を喰らった。
陸「まさかその為だけにメイド喫茶を推したのかよ。」
駿「メイドの澪・・・」
豊「悪くないかも・・・」
澪「!!!」
駿「いや冗談だ!」
豊「殴らないで!!」
澪に睨まれて怖じ気付いた。
ウッドデッキで花火。
澪「終わったら本当に練習するからな。」
律「分かってるって。」
紬「フフッ。」
陸「行くぞ。」
律・紬・陸・駿・豊「せーの!!」
澪「!」
”バァアーーーン!!”
花火をバックに唯が登場した。
唯「それじゃあ最後の曲いっくぜ~!」
咲き誇る花火と共に唯がギターを奏でる。
澪「・・・!」
最後の花火が切れた。
唯「オイエイ!オイエーーイ!!あれ?もう終わり?」
律「予算がなぁ。」
駿「花火使い果たしちゃった。」
紬「何時かまた。」
律「そうだな。武道館公演で派手にバババババーンと!」
豊「だから目標デケェなぁおい。」
唯「武道館?」
律「おいおい。目標はそこだって決めただろう。な?」
澪「え?」
唯「じゃあ、その時はピンクが良い!」
律「小学生かよ。」
唯「えぇ?だって可愛くない?」
駿「まずその可愛さから抜け出したらどうだ?」
律「それにピンクなんてガキっぽいだろ?」
紬「私もピンクはちょっと・・・」
唯「えぇ〜?そうかなぁ〜?」
”〜〜〜〜〜〜♪”
ラジカセから嘗ての軽音部の曲を流れた。
澪「武道館目指すなら、まずこの位は出来るようにならないとな。」
律「へえ。上手いなぁ。」
唯「あれ?でもこの曲・・・」
陸「ん?どうした?」
『お前らが来るのを待っていた!死ねー!!』
巨大なコールが響き、ラジカセが止まった。
唯「これって・・・」
紬「テープがB面に変わったのね。」
律「なんだぁ・・・」
駿「おい澪?」
唯・律・紬「ん?」
澪「聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない・・・」
さっきのコールにビビった澪がまたしゃがんで耳を塞いでる。駿が澪を撫でて慰めてる。
律「フジツボ。」
澪「いやー!!」
律「膝の皿屋敷。」
澪「嫌だ~!や~!やだよ~!」
ちょっと前に進んで、体育座りしていじけてしまった。
駿「どんな屋敷だよ。膝の皿屋敷って。」
紬「りっちゃん。」
唯「やり過ぎだよ。」
豊「澪がいじけちゃったじゃねぇか。」
律「ゴメン・・・悪かったな澪。」
唯「澪ちゃん。大丈夫だから。」
紬「おばけなんかじゃないわ。」
陸「さっきのは律の冗談だから本気にしなくて大丈夫。」
澪「・・・本当・・・?」
唯・律「きゅるるるりん・・・!」
涙目で上目遣いの澪に萌えた。
唯・律「萌え萌え~キュン。」
陸「か、可愛い・・・」
駿「て、天使だ・・・」
豊「結婚したい・・・」
男子共が赤面してる。
防音室。
律「ゴメンな澪・・・」
澪「むぅ・・・」
陸「よし。こんなもんかな。」
駿「どうだ?澪機嫌直ったか?」
律「まだいじけてる・・・」
豊「澪。許してやったらどうだ?」
澪「・・・・・」
豊「あはは。こりゃ時間の問題だな。」
紬「唯ちゃんでも本当にさっきの曲・・・」
唯「うん。見てて?」
ギターのコードをアンプに繋げた。
唯「えっと・・・」
”〜〜〜〜〜♪”
律「嘘・・・」
駿「・・・おい陸、お前が教えたのか?」
陸「いや、俺は何も教えてない。」
唯「ふぅ・・・はい!どう?」
紬「凄い!完璧!」
唯「えへへ。でも「ミョーン」て所が分からなくて。」
律「ミューン?」
澪「多分それチョーキングの事じゃないか?」
律「チョーキング?」
唯「・・・!!」
唯の首を絞める。
豊「違うそうじゃない。」
陸「チョーキングってのは、音を出しながら弦を引っ張る事だ。」
”ジャーーン♪”
陸「んでその後に弦を引っ張る。」
”ミョーン♪”
唯「おぉ!」
陸「やってみ?」
早速チョーキングを実践。
”ジャーン♪”
唯「これで・・・こう?」
”ミョーン♪”
陸「そうそう上手い上手い!」
唯「プクク・・・」
陸「え?」
唯「プククククク・・・」
”ジャーン♪”
”ミョーンミョーンミョーンミョーン♪”
唯「あはは!なんかこれ変!あはははは!」
陸「え?変って何処が?」
律「ツボだったみたいだな。」
澪「フジツボ~!?」
駿「あぁ。ツボがトラウマになったか。」
露天風呂・女湯。
唯「わあ~!まさか露天風呂まであるとはね~。」
紬「今日は本当に楽しかった〜。」
澪「ムギが言ってた通り。そんなに心配する事なかったのかもな。」
律「だったらもっと遊べば良かったのに!」
前髪垂らした律が飛び出した。
澪「誰だ!」
律「私だ!」
前髪を上げて正体を明かす。
澪「前髪なっげ~。」
律「何だよ悪いか?」
紬「でも意外と可愛い」
律「ありがとう!て意外とってどう言う事かな?」
露天風呂・男湯。
陸「あぁ〜〜。露天風呂最高〜〜。」
駿「夜空を眺めながら入る露天風呂ってサイコーだなぁ〜。」
豊「ほへ〜〜〜。」
陸「そうだ。学園祭で披露する曲のレパートリー決まったのか?」
駿「勿論。頭の中でギッシリ決めてある!」
豊「後は練習するのみ!」
陸「んじゃ上がったらもちっと練習するか。」
駿・豊「オー!」
露天風呂・女湯。
唯「ええと・・・」
ギターのコードを覚える。
澪「そこはこう。」
唯「え?分かるの?凄ーい!」
澪「で、後は薬指だけぱっと。」
唯「あ。そっか・・・」
”グギ!!”
澪「だ・・・大丈夫か!?」
唯「うう・・・」
またしても指がつってしまった。
唯「プクク・・・やっぱり音楽って良いね。今日皆と初めて合わせてみて楽しかったもん。」
澪「唯・・・」
唯「合宿しようって言ってくれた澪ちゃんのお陰だよ。ありがとう。」
澪「あ・・・そう・・・」
律「澪の奴照れてるぞ~!」
澪「違う!逆上せただけだ!」
合宿が終わって数日後の秋山家。
律「ごめんく〜ださ〜い!」
澪「合宿の写真出来たんだって?」
律「うん!はい。」
澪「おぉ〜!」
現像した写真を拝見する。その中に。
澪「ゲッ!?」
抱き枕を抱き締めてる澪の寝相があった。
律『ヘヘヘ。よく撮れてるだろう?因みにムギのも・・・」
しかし澪に首を絞め上げられた。
澪「ネガを渡しなさい。」
ネガとは、インスタントカメラに入ってるネガフィルムの略称。被写体の明暗や色が反転した画像がつくられる写真フィルムの事である。あの”写ルンです”に入ってるフィルムもそう。
律「デジタルカメラだからネガは・・・」
首を絞め上げられ、気絶してしまった。
数日後の部室。澪がホワイトボードの右下に何かを書いてる。
律「おい澪。始めるぞ~。」
澪「うん。うん。ちょっと待って。」
書いたのは『by 軽音部!』。学園祭までもう少し。
『END』
キャスト
平沢唯:豊崎愛生
秋山澪:日笠陽子
田井中律:佐藤聡美
琴吹紬:寿美菜子
古川陸:土屋神葉
真中駿:堀江瞬
西原豊:深町寿成
平沢憂:米澤円
『次回予告』
和「ん〜・・・やっぱりリストにはないわね。」
唯「そんなぁ・・・」
律「もしかして・・・」
豊「何だ?」
唯「先生、ギターやってたんですか?」
山中先生「ううん。昔友達がね。」
律「この前澪が見付けたダンボールに入ってたんだ!」
駿「昔の軽音部の写真っぽいんだ。」
唯「凄いね!流石和ちゃんだよ!」
和「顧問は?」
唯・律・澪・紬・陸・駿・豊「顧問?」
#5「顧問!」