けいおん`S   作:naogran

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映画後編「天使編!」

ロンドンから無事に帰国した唯は、陸と和と梢を家に招き入れた。

 

唯「和ちゃん!梢ちゃん!好きなの持って行って?」

 

ロンドンで買った大量の紅茶。

 

和「10年分位あるわね。」

 

陸「買い過ぎだろ。」

 

梢「でもどれも美味しそうね。」

 

陸「どうだった姉ちゃん?プレスタのチョコ。」

 

梢「うん!美味しかったよ!陸の分も残してるから。」

 

陸「ありがとう。」

 

憂「ロンドンでアフタヌーンティー出来なかったんだって。」

 

和「それは残念ね。」

 

唯「そうなんだよ・・・」

 

陸「予約制だったから仕方無いよ。」

 

憂「でも演奏はして来たんだよね?」

 

和「聞いた!それ見たかったわ!」

 

唯「楽しかったよ〜。」

 

陸「ちょっと長引いたけど、あれは良い思い出だ。」

 

和「クラスの皆も見たかったって言ってるわよ?」

 

唯「そうなの?」

 

陸「皆が?」

 

 

 

 

 

 

登校日。

 

クラスメイト「ねぇねぇ!ロンドンでライブやったんでしょ?」

 

駿「あぁ。」

 

クラスメイト「どうだった?」

 

豊「めっちゃ楽しかったぞ?」

 

クラスメイト「何やったの?」

 

唯「ごはんはおかずだよ!」

 

イチゴ「どないやねん。」

 

律「それだ!イチゴ!」

 

クラスメイト「りっくん達は何歌ったの?」

 

陸「Another day comes。」

 

クラスメイト「あ!それ最新の動画の?」

 

陸「そうそう。」

 

クラスメイト「卒業する前にもう1回聞きたいなぁ〜。唯達の演奏。」

 

クラスメイト「ジャズ研は卒業ライブするんじゃなかったっけ?」

 

クラスメイト「うん。」

 

律「何!?」

 

唯「良いね!」

 

紬「思い付かなかったね!」

 

唯「何かやりたいね!」

 

律「おう!」

 

陸「なぁ、最後のライブは俺達とコラボしないか?」

 

駿「俺達軽音部のパワーを見せたいしさ!」

 

唯「良いね!それ!」

 

律「やろうやろう!っで、何処でやろう?」

 

澪「部室?」

 

クラスメイト「え〜?じゃあさ!リクエストしても良い?」

 

皆からのリクエストを聞いて、職員室へ。

 

 

 

 

 

 

職員室。

 

さわ子「教室でライブ?」

 

唯「そう!最後の登校日に!」

 

律「高校最後の思い出作り!」

 

さわ子「へぇ〜!懐かしいな〜!私もやった・・・」

 

掘込先生「ん?」

 

さわ子「ハッ!」

 

唯達の後ろから掘込先生に睨まれた。

 

さわ子「ダメよ!?他のクラスの迷惑になるでしょ?」

 

唯・律・澪・紬「ええ!?」

 

さわ子「合唱部や吹奏楽部が教室で演奏したりする?」

 

律「さわちゃん急にどうしたんだよ!」

 

さわ子「兎に角!あなた達だけ特別って訳には・・・」

 

掘込先生が去った後、紙に書いた。

 

さわ子「いかないの!」

 

紙に『朝とかどう?』と書いて唯達に見せた。

 

唯・律・澪・紬「っ!」

 

4人が賛成した。

 

唯「分かったよさわちゃん。」

 

さわ子「そう!分かってくれれば良いの。」

 

澪「失礼します。」

 

唯達が職員室から出た。

 

さわ子(あの時、何か知らないけど滅茶苦茶怒られたのよね・・・あの子達・・・あの頃の私達に比べて全然ロックじゃないの。ふわふわのひよこちゃんだわ。きっと耐えられないわ。あの子達。絶対泣いちゃうわね。だったら私が、守るしかないじゃない!!)

 

 

 

 

 

 

2年1組。卒業生に付ける花を作ってる。

 

純「梓〜。ハサミ貸して?」

 

梓「良いよ。」

 

ハサミを純に貸した。

 

純「梓ってさ・・・」

 

梓「ん?何?」

 

純「面白い事するよね。」

 

あの付箋がまだ貼られてた。

 

梓「しまった!違うの!それは先輩が・・・」

 

”コンコン”

 

梓「ん?」

 

窓を誰かがノックし、梓に手招きした。

 

純「憂〜!皐〜!見て見て〜!梓が〜!」

 

憂「どうしたの?純ちゃん。」

 

皐「梓がどうかしたの?」

 

純「見て〜?このハサミ〜!」

 

憂「あはははは!」

 

皐「あ!これ唯ちゃんが貼った付箋じゃん!」

 

窓を開けた梓が下を見る。

 

梓「あ!」

 

紬「ハァ〜イ。」

 

澪「梓。皐も呼んで。」

 

梓「あ、はい。皐ー!」

 

皐「ん?何梓?」

 

 

 

 

廊下に出て、唯達からライブの事を聞いた。

 

梓「教室でライブですか?」

 

皐「しかも放課後ティータイムとクローバティのコラボライブ?」

 

律「うん!でも私達の教室だからさ。私達でやろうかな〜?なんて。」

 

唯「思ってたりするんだけど〜。」

 

梓「・・・そんなのダメです!」

 

皐「そうだよ!ダメだよ!」

 

唯・律・澪・紬「あ・・・」

 

梓「私もやりたいです!」

 

皐「私が居ない軽音部なんて嫌でしょ?」

 

澪「本当に!?」

 

梓「はい!」

 

皐「参加させて!」

 

梓「先輩達の前で演奏出来るなんてもう最後じゃないですか!しかも学校で!」

 

皐「先輩達に私達の最高のライブを見せてあげようよ!」

 

紬「良かった〜!」

 

唯「ありがとう2人共〜!」

 

梓「で、何時やるんですか?律先輩!」

 

皐「ライブの日程を教えて!」

 

 

 

 

 

 

3年生最後の登校日。

 

さわ子(来た!最後の登校日!あの子達は私が守ってみせる!)

 

 

 

 

 

 

3年2組の教室では、クラスメイト達が唯達のライブの準備をしている。

 

 

 

 

部室から唯達が楽器を運んでる。

 

 

 

 

3年2組。

 

和「もう1列いりそうね。」

 

律「あれ?良いの?」

 

陸「上履きに机って・・・」

 

クラスメイト「後で拭けば良いじゃん。」

 

豊「そうだな。」

 

楽器を机の上に置いた。

 

 

 

 

 

 

職員室では、さわ子がウズウズしてる。

 

 

 

 

 

 

3年2組では、cloverty(クローバティ)と放課後ティータイムのコラボライブが始まった。

 

『ギフト』

 

陸「生まれながらの才能のことを神様からのギフトと人は 呼ぶらしいけれど僕のはちっちゃい箱だな♪」

 

唯「リボンもなくて色だって地味で みすぼらしいその箱が なんか恥ずかしく後ろ手に隠していた♪」

 

澪「最初に空を飛んだ鳥は翼を広げた格好で どのくらい助走をつけて地面を蹴ったんだろう♪」

 

陸・唯・澪「自問自答きっとそこには答えがないことを 意外と前に気付いてたかも 悩んでる自分に酔っていた 明日に架かる橋はもろくも崩れそうで 今行かなくちゃ 駆け抜けなくちゃ 心さえ軽やかに行けたら♪」

 

 

 

 

 

 

職員室。さわ子が座っていると。

 

掘込先生「山中先生。お早いですね。」

 

さわ子「えぇ!色々やる事がありまして。」

 

掘込先生「おや?この音は?」

 

3年2組から聞こえるライブに気付いた。

 

さわ子「え?あ〜。工事でもしてるのかしら?」

 

掘込先生「そうですか。景気の良い工事ですね。あははは」

 

さわ子「あははは。」

 

だがしかし。

 

掘込先生「なんてな!この間コソコソ話していたのはこれか!怪しいと思ってた!」

 

さわ子「待って下さい!!」

 

 

 

 

 

 

図書室。

 

3年生「ライブ?」

 

3年生「うん!」

 

3年生「見たい見たい!」

 

 

 

 

 

 

3年2組。

 

唯「えっと、じゃあ!これで最後にします!」

 

豊「ワンツースリー!」

 

 

 

 

『U&I』

 

唯「キミがいないと何もできないよ キミのごはんが食べたいよ もしキミが帰って来たら とびっきりの笑顔で抱きつくよ♪」

 

陸「キミがいないと謝れないよ キミの声が聞きたいよ キミの笑顔が見れればそれだけでいいんだよ♪」

 

唯「キミがそばにいるだけでいつも勇気もらってた いつまででも一緒にいたい この気持ちを伝えたいよ♪」

 

唯・澪・陸「晴れの日にも雨の日も キミはそばにいてくれた 目を閉じればキミの笑顔輝いてる♪」

 

 

 

 

間奏中。唯と梓と陸がギターを弾き合う。

 

 

 

 

唯「キミの胸に届くかな?今は自信ないけれど 笑わないでどうか聴いて 思いを歌に込めたから♪」

 

ステージからジャンプした。

 

唯「ありったけの「ありがとう」 歌に乗せて届けたい この気持ちはずっとずっと忘れないよ♪」

 

 

 

 

 

 

廊下からさわ子と掘込先生が見てる。

 

掘込先生「まっ。昔のお前達に比べたら、可愛いもんだな。」

 

そう黙認してくれた。

 

 

 

 

 

 

唯「思いよ 届け♪」

 

するとクラスメイトが、掘込先生とさわ子を教室へ連れ込んでライブを楽しむ。

 

 

 

 

 

 

コラボライブは無事成功を収めた後。

 

陸「何か・・・あっと言う間だったな。」

 

駿「でも楽しかったな。」

 

豊「今まで以上の最高のライブだったな。」

 

唯「うん。・・・さぁ!後はあずにゃんと皐ちゃんの歌を完成させるだけだよ!」

 

澪「だけって、それが1番大事な事だろ?」

 

紬「そうだ!メロディーが出来たの。」

 

唯「聴かせて〜!」

 

陸「どれどれ?」

 

紬からイヤホンを借り、耳に着ける。紬がウォークマンを操作して完成したメロディーを唯と陸に聴かせる。

 

唯・陸「っ!」

 

他の皆にもそのメロディーを聴かせる。

 

律・澪「っ!」

 

駿・豊「っ!」

 

律「ムギ・・・凄いぞこれ!」

 

紬「後は歌詞が纏まれば完成だね!」

 

澪「うん!」

 

唯「あずにゃんと皐ちゃんと一緒に居た時間が沢山あって、困っちゃうね。」

 

律「うん!」

 

駿「だな!」

 

唯「私達の宝物だよ〜!」

 

陸「俺達の思い出のカケラだな。」

 

澪「あ!その2つ使おうよ!」

 

紬「うふふ♪」

 

 

 

 

 

 

その夜。7人が部屋で歌詞を考える。

 

 

 

 

田井中家。

 

聡「姉ちゃんご飯。」

 

律「お。」

 

リビングへ行く途中。

 

律「お!」

 

聡「何?」

 

律「背伸びたじゃん!」

 

聡「マジ!?」

 

 

 

 

 

 

翌日。ハンバーガーショップに集まり、歌詞を出し合った。

 

 

 

 

その後。皆が田井中家に集まり、律の部屋で部屋で練習する。

 

唯「出来た?」

 

律「出来た!」

 

陸「完璧だ!」

 

駿「あぁ!」

 

紬「良かった!間に合った!」

 

澪「唯。駿。まさかと思うけど、この事はまだ梓と皐には・・・」

 

唯「大丈夫だよ!憂には内緒にしてるもん!」

 

駿「心配すんな。親父と母さんにも内緒にしてるから。」

 

 

 

 

 

 

桜高・体育館。2年1組が卓球の授業をしてる。

 

梓「何かさ・・・」

 

純「どうした?」

 

梓「ずっと変なんだよね。先輩達。」

 

点数係の憂と皐。

 

純「ずっと変じゃん。ちょっと。おりゃ!」

 

梓「うわあ!」

 

皐「純2点目!」

 

梓「そうじゃなくて。」

 

純「何処が変なの?」

 

梓「私が行くとね、急に何かしてた事を止めたりするの。」

 

皐「それ私も同じ。お兄ちゃんの部屋へ行ったら、何か隠してる気がするな〜って。」

 

純「そりゃあ可笑しいね。」

 

梓「何してたんですか〜?って訊くと、急に目を逸らして。」

 

純「宇宙と交信してるんじゃない?」

 

梓「まさか。」

 

皐「まさかの異文化交流?」

 

純「もしくは、梓と皐に隠れて凄いお菓子食べてるとか?」

 

梓「それは・・・ありえるな。」

 

皐「ありえるかも。」

 

梓「な〜んかずっと隠してる感じで。ねぇ憂。まさかとは思うけど、唯先輩留年・・・してないよね?」

 

皐・純「え!?」

 

憂「それはないよ。」

 

梓「本当に・」

 

憂「卒業式用のタイツ買うって言ってたもん。」

 

梓「そっか・・・」

 

皐「良かった・・・」

 

純「じゃあさ!やっぱり大学落ちてたとか?」

 

皐・梓「え!?」

 

憂「ちゃんと確かめた。」

 

梓「じゃあ何だろう・・・」

 

皐「お兄ちゃん達、何隠してるんだろう・・・」

 

憂「大丈夫だよ梓ちゃん!皐ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

その夜。駿の部屋。

 

駿「でもね、ふれたよ! 愛すべき君に・・・君で良いのかな?」

 

皐『お兄ちゃんちょっと良い?』

 

駿「皐?どうしたんだ?」

 

ベッドの下に歌詞ノートを隠した。皐が部屋に入って来た。

 

皐「これ。制服のボタン直したよ。」

 

駿「おぉ。ありがとう。」

 

皐「もう卒業かぁ・・・お兄ちゃん。東京でも頑張ってね?」

 

駿「皐も。3年生として後輩達を守ってくれよな。」

 

皐「うん!おやすみ。」

 

駿「おやすみ。」

 

皐が部屋から出た。

 

駿「ふぅ・・・」

 

 

 

 

 

 

その夜。唯の部屋。

 

唯「でもね、会えたよ! すてきな君に・・・何かここの歌詞物足りないなぁ。」

 

サビの部分にイマイチピンと来ない様子。

 

”コンコン”

 

憂『お姉ちゃん入るよ〜。』

 

唯「は〜・・・あ!えっと!まーだだよ!」

 

歌詞ノートをすぐに隠した。

 

唯「もういいよ〜!」

 

ドアを開けて部屋に入ると、唯が不自然に寝ていた。

 

憂「お姉ちゃん。まだほっぺに弦の痕が付くよ?」

 

唯「あ!そうだね!」

 

憂「ん?」

 

テーブルの下に隠れてる歌詞ノートに気付いてしまった。

 

憂「ハッ!あ、明日の準備出来てるよね?」

 

唯「うん!とうとう卒業か〜。」

 

憂「早く寝てね?」

 

唯「憂もね。」

 

憂「うん!」

 

唯「憂。」

 

憂「何?」

 

唯「ありがとね。」

 

憂「え?」

 

唯「私、ちゃんと卒業出来るよ〜。」

 

憂「・・・うん!じゃあおやすみ。」

 

唯「おやすみ〜。あそうだ!憂!」

 

憂「ん?何?」

 

唯「大学行っても、皆でお茶出来るよね?」

 

憂「勿論!出来ると思うよ!」

 

唯「そっか!良かった〜。」

 

憂「じゃあ今度こそおやすみ。」

 

唯「おやすみ〜。」

 

 

 

 

 

 

一方中野家。梓が憂からのメールを読んでる。

 

梓「・・・」

 

 

 

 

 

 

翌朝の唯の部屋。遂に卒業式。

 

唯「でもね、会えたよ! すてきな子猫に・・・」

 

陸『唯ー!』

 

唯「ハッ!」

 

外から陸に呼ばれ、急いで支度した。

 

 

 

 

2人が急いで走る。

 

陸「歌詞考えてたのか?」

 

唯「うん!完成したと思う!」

 

 

 

 

その後律達と合流し、学校へ走る。

 

 

 

 

 

 

そして卒業式が終わった後。唯と陸が部室へ向かう。

 

律「唯!陸!」

 

唯・陸「ん?」

 

部室に入ろうとしたが、後ろから律の声が聞こえた。

 

律「空いてたぞ!」

 

屋上が解放されてた。

 

唯「わぁ!」

 

陸「屋上だ!」

 

 

 

 

屋上に出て、唯と陸が楽器を置いた。

 

唯「わあああああああああーーーーーーー!!」

 

律「わあああああああああーーーーーーー!!」

 

澪「わあああああああああーーーーーーー!!」

 

紬「わあああああああああーーーーーーー!!」

 

陸「わあああああああああーーーーーーー!!」

 

駿「わあああああああああーーーーーーー!!」

 

豊「わあああああああああーーーーーーー!!」

 

大いに叫びながら屋上を全力で走った。

 

 

 

 

走った後。

 

全員「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

陸「いやぁ〜、走った〜・・・」

 

唯「ねぇりっちゃん・・・」

 

律「ん?」

 

唯「上手く演奏出来るかな・・・?私、今まで一番緊張してるよ・・・」

 

紬「私も・・・!凄く手が冷たいの!」

 

彼女の手を唯達が握った。

 

澪「本当だ・・・緊張・・・するよな!」

 

豊「俺も・・・後輩へ贈る曲が上手く出来るか不安で・・・」

 

律「ヤバーイ!」

 

駿「なぁ、今からでも止めるか?」

 

律「ダメだ!」

 

紬「梓ちゃん・・・皐ちゃんどう思うかしら・・・?」

 

律「喜ぶに決まってる!!」

 

駿「・・・だよな!喜ぶに決まってるよな!」

 

唯「良かった!皆ドキドキしてたんだね!」

 

律「当たり前だ!!」

 

すると風が吹いた。

 

唯「ん?」

 

空を見ると、1羽の鳩が飛んでいる。

 

 

 

 

 

 

一方梓は、先輩達へ贈る手紙を書いている。皐が梓が書いた手紙を読んでる。すると風が吹き、梓が廊下に出て窓の外を眺める。

 

梓「あ・・・・」

 

皐「鳩が飛んでる。」

 

空を鳩が羽ばたいてる。

 

 

 

 

 

 

屋上。

 

唯「私とりっくんが初めてりっちゃん達の演奏を聞いたのって、翼をくださいだったよね?」

 

紬「それで7人で軽音部が始まって。」

 

律「梓が入って来てくれて!」

 

駿「皐も入って来てくれて!」

 

唯「凄くパワーアップしたよね!」

 

紬「うん。」

 

澪「梓のカッティングで音が締まるんだよな。」

 

律「唯のは力技だもんな。」

 

澪「お前が言うなよ。」

 

陸「でも迫力あったよな。」

 

豊「そこが唯の良い所だよな。」

 

唯「そっか・・・私達に翼をくれたのは2人だったんだ・・・」

 

全員「ん?」

 

唯「あずにゃんと皐ちゃんは、私達を幸せにしてくれたちっちゃくて可愛い天使なんだよ!」

 

律「天使って。」

 

澪「そうかも知れないな!」

 

駿「皐もそうだな。俺の妹で天使みたいな子だし。」

 

唯「ハッ!」

 

すると唯に何かが閃いた。

 

律「何?」

 

唯「でもね、会えたよ! すてきな天使に。」

 

紬「あ!」

 

唯「どうかな!」

 

紬「素敵!!」

 

駿「それだ!」

 

律「ちょっと恥ずかしくないか?」

 

澪「いや!凄く良いと思う!」

 

陸「今まで以上のベストマッチだ!」

 

唯「この曲も、あずにゃんと皐ちゃんの羽になるかな?」

 

律「・・・なる!と思いたい。」

 

紬「なるわ!沢山詰め込んだもの!2人への気持ちをいーーーっぱい!!」

 

澪「気に入ってくれると良いな。」

 

豊「気に入ってくれるさ。」

 

紬「お茶にしよっか。」

 

律「そうだな。」

 

陸「最後のお茶かぁ。」

 

 

 

 

 

 

部室に戻り、最後のお茶。

 

唯「紅白まんじゅう食べよ?」

 

陸「もう食うの?」

 

律「これ美味いんだよな〜!」

 

唯「あ!これあずにゃんの分ね。」

 

駿「じゃあこれは皐の分にするか。」

 

陸「俺も姉ちゃんの分残してあげるか。」

 

澪「なぁ。どうやって切り出す?」

 

律「ん〜・・・まずは部長の私から。梓。皐。聞いて欲しい曲があるんだ。」

 

唯「おぉ!うんうん!」

 

駿「いや皐には俺に言わせてくれよ。」

 

律「い〜や。ここは部長の私が仕切るから私に言わせろ。」

 

駿「もう。」

 

律「次はムギだな。梓ちゃんと皐ちゃんの為に作ったのよ。とか!」

 

紬「え!?上手く言えるかな・・・?」

 

唯「笑ったりしちゃダメだよ?ムギちゃん。」

 

紬「あ!ちょっと待って?この話をしてる時って何時も・・・」

 

そう言うと、タイミングよく梓と皐が来た。

 

澪「おぉ!梓!皐!」

 

皐「お待たせ!」

 

梓「すみません。」

 

紬「え?」

 

梓「今日位は私がお茶を淹れようかと思ったんですけど・・・」

 

紬「ダメよ〜。」

 

 

 

 

 

 

職員室。寄せ書きを貰ったさわ子。

 

さわ子「・・・」

 

 

 

 

 

 

夕方の部室。

 

唯「あずにゃん。こっちにおいで?」

 

駿「皐もこっちへ来てくれ。」

 

2人をソファーに座らせ、唯達7人が楽器の調整をする。豊は律の隣にドラムをセッティングした。

 

陸「準備良いか?」

 

律「うん。」

 

豊「ワンツースリー。」

 

 

 

 

『天使にふれたよ!』

 

唯「ねぇ 思い出のカケラに 名前をつけて保存するなら “宝物”がぴったりだね♪」

 

澪「そう ココロの容量が いっぱいになるくらいに 過ごしたね ときめき色の毎日♪」

 

律「なじんだ制服と上履き ホワイトボードの落書き♪」

 

紬「明日の入り口に 置いてかなくちゃいけないのかな♪」

 

放課後ティータイム「でもね、会えたよ! すてきな天使に 卒業は終わりじゃない これからも仲間だから 一緒の写真たち おそろのキーホルダー いつまでも輝いてる ずっと その笑顔 ありがとう♪」

 

唯「ねぇ 桜の木もちょっと 背丈が伸びたみたい 見えないゆっくりなスピードでも♪」

 

陸「きっと あの空は見てたね 何度もつまずいたこと それでも 最後まで歩けたこと♪」

 

駿「ふわり放課後の廊下に こぼれた音符の羽根♪」

 

豊「ふかふか積もるまで このままでいれたらいいのにな♪」

 

cloverty(クローバティ)「でもね、ふれたよ! 愛すべき天使に ただいまって言いたくなる この場所は変わらないよ メールの受信箱 ○(マル)したカレンダー とびきりの夢と出会いくれた 音楽にありがとう♪」

 

放課後ティータイム・cloverty(クローバティ)「駅のホーム 河原の道 離れてても 同じ空見上げて ユニゾンで歌おう!♪」

 

「でもね、会えたよ! すてきな天使に 卒業は終わりじゃない これからも仲間だから 大好きって言うなら 大大好きって返すよ♪」

 

唯・陸「忘れ物もうないよね ずっと 永遠に一緒だよ♪」

 

 

 

 

”パチパチパチパチパチ!”

 

素敵な曲を聞いた2人が立ち上がって拍手した。

 

 

 

 

 

 

アンコールでふわふわ時間を歌った後。唯達が家路を歩く。

 

唯「あずにゃん。皐ちゃん。喜んでくれたよね!」

 

紬「うん!」

 

駿「泣きながら聞いてたな。」

 

澪「うぅ・・・」

 

律「あれ?秋山さん泣いてんの〜?」

 

澪「ち、ちょっと鼻が詰まっただけだ!」

 

豊「でも目ウルウルだぞ?」

 

澪「こ、これは汗だ!」

 

紬「泣いてる暇なんてないよ!澪ちゃん!」

 

唯「そうだよ!私達大学生だよ!」

 

陸「俺達は東京で活躍するからな。」

 

律「ポジティブだなぁ〜。お前ら。」

 

唯「お茶の時に食べるお菓子も、ちょっと大人っぽくしなきゃ!」

 

紬「本当〜!」

 

律「そこかよ!」

 

澪「ぷふふふふ・・・」

 

駿「お。笑ってくれた。立ち直れたか?」

 

澪「そう言えば、あのデスデビルの曲も後輩の為に作った曲なんだって。」

 

紬「そうなの!?」

 

陸「とても後輩の為の曲とは思えないな、あれ・・・」

 

律「人の感性ってそれぞれだよな・・・」

 

唯「あれ?私達、ちゃんと伝統受け継いでるじゃん!」

 

律「すっごい偶然だけどな!」

 

陸「今後の生徒さんどうなんだろうな?この3年間、男子生徒は俺達3人しか居なかったけど・・・」

 

澪「先生から聞いたけど、来年は男子10人程入学するらしいぞ。」

 

駿「このタイミングで!?もう1年前倒しで来て欲しかった・・・」

 

豊「まぁまぁ。なぁ、唯達も今度東京に来て俺達の家に遊びに来いよ。色々お持て成しするからさ。」

 

唯「お!良いね!楽しみだよ!」

 

すると7人が走り出した。

 

唯「そうだ!来年は何処へ行く?」

 

律「来年?」

 

陸「何処に?」

 

唯「あずにゃんと皐ちゃんの卒業旅行!」

 

律「行くのかよ!」

 

唯「行こうよ!」

 

『おしまい』




         キャスト

       平沢唯:豊崎愛生
       秋山澪:日笠陽子
      田井中律:佐藤聡美
       琴吹紬:寿美菜子
       中野梓:竹達彩奈

       古川陸:土屋神葉
       真中駿:堀江瞬
       西原豊:深町寿成
       真中皐:小倉唯

     山中さわ子:真田アサミ
       真鍋和:藤東知夏
       平沢憂:米澤円
       鈴木純:巽悠衣子
       古川梢:平野綾

        川上:中村千絵
      河口紀美:浅川悠
        マキ:中尾衣里

    クラスメイト:中村知子
           MAKO
           片岡あずさ
           北村妙子
           平野妹
           平井友梨
           山村響
           佐藤有世
           陰山真寿美
           七沢心
           杉浦菜穂子
           那瀬ひとみ

      堀込先生:金谷ヒデユキ
       唯の父:北沢力
       唯の母:夏樹リオ
      田井中聡:伊藤実華

使用楽曲コード:15162303,17188822,17257387

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