憂「お、お姉ちゃん大丈夫!?」
唯「うん大丈夫・・・」
陸「気を付けろ!落ちるぞ!」
梢「唯!」
椅子の上に立った唯が、背伸びしてクリスマスツリーに星の飾りを頑張って飾ろうとしている。憂が椅子を支え、陸が唯の背中を支え、梢がクリスマスツリーを少しずつ唯に寄せる。
唯「ん〜〜〜・・・・!!!」
そして、星の飾りが飾れた。
唯「出来た〜!うわああ!・・・っと!」
バランスが崩れて落ちたが、何とか着地した。
陸「ふぅ・・・」
唯「今年もサンタさん来てくれるかなぁ?私、宿題忘れたり給食残したり、あんまり良い子にしてなかったから、来てくれないのかも・・・プレゼント貰えますように!」
憂「大丈夫だよお姉ちゃん!サンタさんちゃんとプレゼントくれるよ!」
梢「サンタさんは優しいからね!」
陸「そうそう!」
唯「憂もりっくんも梢ちゃんもお願いしといた方が良いよ。」
陸「ん〜・・・欲しいプレゼントが来ますように!」
梢「素敵なクリスマスになれますように!」
憂「今年はホワイトクリスマスになりますように!」
唯「ホワイトクリスマス?」
憂「雪が降って真っ白になったクリスマスの事なんだって!」
唯「・・・」
翌朝。起きて着替えた唯が寝ている憂を起こしに行った。
唯「憂!憂!早く早く!」
憂「お姉ちゃん待って!」
起こした憂を連れて玄関へ。
唯「ジャジャーン!」
ドアを開けると、木に雪が積もっていた。
憂「わぁ〜!」
唯「ホワイトクリスマスだよ!」
憂「ん?ん・・・?」
雪に違和感を感じた憂が雪を持った。その雪はフワフワしている。
憂「お姉ちゃんこれ・・・」
唯「フフフ。クッションの中身!」
憂「え!?」
雪ではなく、クッションの綿だった。唯がクッションを破って木に置いただけだった。その日、唯は両親から沢山叱られました。
そして今。今年もクリスマスシーズンがやって来た。
憂「ふふふふふ。」
子共の頃を思い出した憂が笑ってた。
唯「憂。どうかした?」
憂「ん?ううん。今年も楽しいクリスマスになると良いな!」
その翌日。唯と憂と陸と梢が登校している。
憂「寒くなったね~。」
陸「冬だからな〜。」
梢「やっぱ私夏が好き・・・」
唯「・・・ん?あれ?マフラーしないの?」
憂「うん。実は去年洗って干しといたら飛ばされちゃったみたいで。」
”ヒュウウーー”
憂「っ!」
冷たい風が吹き、4人が寒がる。
陸「サビィ!!」
梢「寒い・・・!」
唯「っ!」
何かが閃いた唯が、自分のマフラーを憂に巻いて半分こにしてあげた。
憂「お姉ちゃん!」
唯「あったかあったか。」
梢「あら?唯。手袋どうしたの?片っぽよ?」
唯「失くしたしちゃったみたい。」
陸「寒いだろ?カイロあるけど使う?」
唯「いやいや悪いよそんな〜。」
すると今度は憂が手袋を嵌めてる両手で唯の腕を握って暖めてあげた。
唯「あったかあったか。」
唯・憂「フフフ。」
陸「本当、仲が良い姉妹だな。」
梢「あら。そう言ってるあなたも仲の良いお姉ちゃんが居るじゃない。」
陸「だな。」
その日の放課後の部室。
律「皆〜!クリスマス会のチラシを作ったよ〜!」
澪「あれ?クリスマス会ってやる事になっていたの?」
律「誰にも言ってないけどね!」
駿・豊「いや言えよ。」
陸「それで内容は?」
チラシを拝見する。
陸「日時12月24日。場所ムギの家。会費1000円。ムギの家で?」
紬「あの・・・その日はうち都合悪いの。」
律「あぁ。やっぱりダメだった?」
紬「うちは常に何かしらの予定が詰まっていて1ヵ月前に予約取らないといけないの。本当にごめんね!」
澪「そ、そうなんだ・・・」
唯・律・陸・駿・豊(どんなお家!?)
紬「りっちゃんのお家はどう?」
澪「あぁ〜。ダメダメ。律の家は汚くって足の踏み場もないから。」
律「何だとー!・・・澪の部屋なんか服が脱ぎ散らかってる癖に~。パンツとか。」
澪「えええ!?・・・ま・・・真顔でデタラメ言うな!」
律「証拠は写真にバッチリ!」
澪「嘘吐けー!」
律「嘘じゃないも~ん♪」
証拠の写真を見せた。
澪「パンが2つでパン・・・」
全員「・・・・」
律「他にも〜♪」
パンの写真の他に澪の下着の写真があった。
澪「ひええ!!止めろー!止めてくれー!!」
紬「し、駿君のお家は?」
駿「俺?ちょっと狭いから、クリスマス会には不向き。」
紬「豊君は?」
豊「俺ん家の広い場所は地下の防音スタジオだけ。それに祖父母が居るし迷惑になりそうだから。」
紬「そう。唯ちゃんのお家は?」
唯「ん?別に良いよ?」
陸「あ。俺と姉ちゃんも唯の家でクリスマスを過ごす予定だから来いよ。」
律「え?やったー!」
澪「でも、クリスマスに大人数で押し掛けて大丈夫なのか?」
駿「親御さん許してくれるのか?」
唯「うん。その日はお父さんもお母さんも居ないから。」
律「そう言や前行った時は居なかったな。」
唯「よく2人で旅行するんだ。クリスマスはドイツ行くんだって。」
豊「ドイツ?」
ドイツ。
唯の両親『アハハハハハハハ!!イエーイ!!』
律・澪(ラブラブ夫婦!)
駿・豊(凄え親御さん!)
紬「何か用意するものある?」
唯「料理は任して!」
律「大丈夫か~?」
唯「うん大丈夫!憂と梢ちゃんが作ってくれるから。」
駿・豊「おい!」
澪「出来た妹と幼馴染みで良かったな・・・」
律「あ!!そうだ!あれやろうよ!プレゼント交換!」
唯「やろうやろう!」
紬「やろうやろう!」
律「澪。変なもの持って来るなよ?」
澪「それはお前だろ!小学校の時だって・・・」
小学校の時。律からのプレゼントはビックリ箱で澪が気絶。
駿「澪だけじゃないぞ!俺と豊だって・・・」
小学校の時。律からのプレゼントはビリビリ南京錠で2人がビリビリに痺れた。
豊「あの時の恨み、忘れてねえからな?」
律「えへへ〜。」
唯「ベタやなぁ・・・」
律「お前がツッコむな!」
唯「ベタ子さん。」
紬「楽しみだわ~!クリスマス会!」
陸「ムギって賑やかが好きなんだな。」
紬「うん!大好き!」
夕方。
律「和さんも軽音部のクリスマス会に参加しない?」
和「え?私部外者だけど良いの?」
律「全然良いよ~。私達友達だし。」
駿「何時も世話になってるし。」
律「人数増えた方が使えるお金増えるし。」
澪「それをどうする気だ?」
唯「和ちゃん来れる?」
和「うん。」
唯「わーい!」
平沢家。
唯「と言う事で、お料理宜しくね。勿論私も手伝うよ!」
憂「任せて!」
梢「取って置きのを作るからね!」
憂(でも・・・お姉ちゃんが怪我したら大変!)
料理が苦手な唯が料理を任せたら危ないと想像する。
憂「お姉ちゃんは飾り付けとかお願い!」
唯「合点です!」
梢「陸は料理の手伝いとか頼むよ。」
陸「OK!」
憂「でもクリスマス会って何やるの?」
陸「あぁ。ケーキ食べて。プレゼント交換して。それと一人一芸披露する予定だ。」
憂「え!?」
梢「一芸!?」
憂「一芸って何をすれば・・・」
唯「あれ・・・真面目に考えてる?」
陸「冗談のつもりなのに・・・」
憂「でも何か考えておくね!」
唯「え・・・あ。うん。」
梢「じゃあ陸。私のお気に入りの歌を披露すからアコースティックギターお願い。」
陸「お、おっす。」
憂「それとプレゼントも用意しなきゃ!」
唯「そうだ。私も買いに行かなきゃ!」
陸「何すっかなぁ〜?」
翌日。唯はプレゼントを選びにファンシーショップへ。
唯「何が良いかな~?あ!これ可愛い~。和ちゃん私これにする。」
猫のぬいぐるみ。
和「普通自分に当たったらやり直しだよ。」
唯「・・・じゃあこれで良いや。」
どせいさんっぽいちっちゃいぬいぐるみ。
和「おい・・・」
一方雑貨屋では。
駿「よし。ゲームショップでプレゼント買ったし。」
豊「澪決まったか?」
澪「いや、まだ。律。決まった?」
律「オレヲオオオオオオ!!!!」
ゾンビマスクの律が迫って来た。
澪「ヒャアアアアア!!!」
駿「何故それ選ぶ!」
澪「ぜ・・・絶対駄目・・・」
律「じゃこれは?」
ガイコツのビックリ箱。
澪「うわああああ!!」
律「これなんか・・・」
”ゴチン!!!”
律「痛ああ!!」
豊「ホラーから離れろこのアホ!!」
商店街。
唯「やっと決まった〜。」
陸「おーい!お2人さーん!」
そこに陸が来た。
唯「あ!りっくん!」
和「陸はプレゼント決まった?」
陸「あぁ。どんな展開か楽しみだ。お!」
そこに偶然律達と会った。
律「なんだ~。唯達もプレゼント買いに来てたんだ。」
唯「何買ったの?」
澪「それを言ったら楽しみがなくなるだろ。」
唯「ああ。そっか~。」
律「そうだ。ジャジャーン。これから抽選に行くんだ~。」
唯『あ!私達もだよ!」
陸「実は俺も〜!」
抽選券3枚。
抽選券を持って福引き。
律「またティッシュか・・・」
全員が白でティッシュ。
陸「あ、でもティッシュの備蓄には役に立った。」
駿「それな。」
店員「出ました!1等賞~!」
福引きで1等賞が出た。しかもそれを引いたのは紬だった。
唯「む、ムギちゃん!?」
紬「あ!皆もお買い物!?」
律「当たったの?」
紬「うん。ハワイ旅行だって。」
駿「凄え強運!!」
紬「でも辞退したの。」
唯「何で~!?」
陸「ハワイを辞退!?」
紬「こっちが欲しくて変えて貰っちゃった!クリスマスに皆でやりましょう?」
全員「う、うん。」
ハワイ旅行の代わりに人生ゲームを貰ったのだ。
一方平沢家では。憂と梢がレシピ本を読んでいた。
憂「梢ちゃん。何作ろうかな〜?」
梢「フライドチキンも良いし、ピザも良いし・・・どれも迷うわねぇ〜。」
憂「あ。そして、何の芸をやろう・・・」
梢「まだ考えてる・・・」
クリスマスイブ当日。
梢「うん。良い感じに焼けてる。」
ターキーがオーブンでこんがり。
梢「あ、そっち手伝うよ。」
憂「ありがとう。」
2人でおにぎりを握る。
”パァン!!”
唯・陸「うわあ!!」
憂・梢「ん?」
音がしたので、リビングへ様子を見に行く。
憂「お姉ちゃんりっくんどうしたの?」
唯「あ、憂・・・」
陸「いや、唯がいきなりクラッカーを・・・」
梢「もう。」
憂「掃除してたんじゃなかったの?」
唯「えへへ・・・つい・・・」
テーブルに出来たサンドイッチと唐揚げを置いた。陸はアコースティックギターを弾く。
唯「わぁ〜。美味しそう〜。」
憂「ん?お姉ちゃんダメだよ?」
唯「摘まみ食いなんてしないよ~。」
梢「いや、唯ならなり兼ねない。」
憂・梢「・・・はっ!」
唯「お!?」
振り向いたが、唯が両腕をクロスにしてこっちを見てる。
憂・梢「・・・はっ!」
唯「しないってば〜。」
陸「どうだか・・・」
憂・梢「・・・はっ!」
唯「・・・!」
振り向くと、唯が体を逸らして止まってる。
憂「だ、だるまさんが転んだ状態・・・!!もう。お姉ちゃん遊ばないで?」
唯「えへへ〜。」
梢「皆が来たら食べて良いから我慢してよね?」
唯「はぁ〜い。」
憂「まだ全然飾り付けてないし急いでね。」
唯「うん。シュバッ。シャキンシャキーン。」
懐からハサミと折り紙を取り出して飾りを作る。
陸「今から作るのかよ・・・」
”ピンポーン”
陸「お?」
憂「あ。」
玄関。
律・澪・紬・駿・豊「お邪魔しま〜す!」
憂「どうぞ。」
律「やっほー。唯来たぞ~!」
駿「陸〜!」
唯「お~い。皆上がって~。」
陸「来たか諸君。」
律「何してんの?」
唯「やり出したら止まらなくなっちゃって。」
律「小学生かよ。」
陸「俺は姉ちゃんにアコースティックギターの練習お願いされてね。」
豊「梢さんに?」
憂「あ。コート貰います。」
律「あ。ありがとね。」
澪「働き者の妹と、遊び人の姉。不幸なドラマが始まりそうな設定だな。」
リビングへ上がった。
梢「あら皆。いらっしゃい。」
律・澪・紬・駿・豊「お邪魔しま〜す!」
梢「何時も弟がお世話になっております。」
澪「いえいえ。」
梢「今料理出すわね。陸、手伝って。」
陸「おいっすー。」
料理を出した。
律「うわ~!料理スゲ~!」
紬「憂ちゃんが作ってくれたの?」
梢「私も作ったのよ?」
陸「あ、因みにこのカプレーゼは俺が作った。」
律「凄え〜!」
唯「ムムム!私も作ったよこのケーキ!」
本格的なクリスマスケーキ。
律「うわ!凄ー!」
豊「流石唯!」
唯「の上にイチゴを乗せました!」
律「私の言った凄ーを返せ!」
駿「俺の言った流石を返せ!」
唯「ダメ?」
陸「ダメだろ!」
憂「あ・・・あの!お姉ちゃん色々凄く頑張ってくれて・・・掃除しようとしてくれたり、飾り付けようとしてくれたり・・・それからえっと・・・」
澪「一生懸命庇ってる!」
豊「良い子過ぎる!」
律「分かった・・・ごめんね?」
駿「憂ちゃんは健気だなぁ・・・」
唯「じゃあ和ちゃん遅れるって言うから先に乾杯しようか~!」
憂「うん!」
陸「んじゃあジュース配るぞ〜!」
澪「能天気な姉と健気な妹。」
律「これはこれで良いコンビなのかもね。」
ジュースを配り終えて乾杯。
全員「かんぱ〜い!」
律「いや~今年も終わっちゃうね~。」
豊「あっと言う間の1年だなぁ〜。」
さわ子「や~ねえオヤジ臭い。」
全員「ん?」
律「わ!?さわちゃん!?」
何時の間にかさわ子が居た。
さわ子「これ美味しいわ~。おかわり貰える?」
唯・律・澪・紬・陸・駿・豊「何時の間に!?」
律「まさかロープを攀じ登り・・・」
澪「窓から侵入して・・・」
唯「忍び込んで来た!?」
陸「何処の忍者だよ!」
さわ子「ちょっと~。人を何だと思ってるの~?まったく顧問を忘れるなんてどう言う事?」
律「いや~・・・忘れてた訳じゃないんですけど・・・」
唯「先生は彼氏と予定があると思って呼びませんでした。」
”ドンガラガッシャーーーン!!!!”
地雷を踏んでしまった。
さわ子「そんな事を言うのはこの口か~!」
地雷を踏んだ唯がさわ子に頬を引っ張られた。
律「天然が凄い・・・」
澪・紬「うん・・・」
駿「天然って怖えなぁ・・・」
さわ子「罰として唯ちゃんはこれに着替えなさい!」
サンタコスの衣装。
唯「何でそんなものを持ってるんですか?」
さわ子「フフッ。」
サンタコスに着替えて登場。
唯「じゃ〜ん!」
さわ子「ダメね。唯ちゃんは恥じらいが足りないわ。」
陸「理不尽。」
さわ子「ここはやっぱり・・・」
ニヤニヤして澪を見る。
澪「ひっ!!」
駿「澪逃げろ!!」
さわ子「こ~ら逃げな~い♪」
澪「ひえ~!」
さわ子「待ちなさ〜い!」
澪「いやあああああ!!」
玄関。
和「こんにちは〜。」
さわ子『梃子摺らせないでよ〜!』
澪『いやああああ!!』
和「ん?」
中から騒ぎ声が聞こえ、和がドアを開けた。
澪・さわ子「!!!」
そこでは、さわ子に無理矢理服を脱がされようとしてる澪の姿が。
澪「ひゃっ!!」
さわ子「フフフフ☆」
和「ごめんなさい。間違えました。」
そう言ってそっ閉じ。
澪「間違ってないよ助けて!!!」
何とか誤解が解き、和がリビングに上がった。
澪「もうお嫁に行けない・・・」
駿「はいはいどうどう。」
憂(高校生って、何だか凄い・・・!)
梢「あ、先生。何時も弟がお世話になっております。古川陸の姉の古川梢です。」
さわ子「此方こそ。古川君がお世話になっております。」
2人は深々と頭を下げた。
陸「何事もなかったかのように挨拶してる・・・」
律「気を取り直してプレゼント交換でもするか~!」
唯「お〜!」
憂(高校生って切り替えが早い!?)
和「あ、でも先生は?」
さわ子「私も持って来てるわよ。本当は今日彼氏に渡すつもりのプレゼントだったんだけど。」
全員(重たい・・・)
さわ子「それじゃー始めるわよー!」
全員がテーブルにプレゼントを置いた。
さわ子「歌が終わった所でプレゼント。ジングルベ~ルほいっ!ジングルベ~ルイエーイ・・・」
無理矢理な歌を歌いながらプレゼントが流れる。
律(何かヤケクソ・・・)
唯(もっと楽しいものじゃないの!?プレゼント交換って!?)
澪(もうお嫁に行けない・・・)
憂(何か目が回りそう・・・)
紬(今年のクリスマスは今までで一番盛り上がってるかも。)
陸(嫌なプレゼントだったらどうしよう・・・)
駿(ビリビリは嫌だなぁ・・・)
豊(もうこうなったら恨みっこなしだ!)
さわ子「ストップー!」
やっとプレゼントが渡ったが。
律「あ。これ私が買った奴だ。」
さわ子「ん?じゃあ交換交換♪」
澪「え?さわ子先生・・・」
駿「多分それは・・・」
さわ子「何か凄く素敵な物のような気がするわ~。さあ何かな~?」
プレゼントを開けた瞬間。
”ゴチーーーン!!!!”
ビックリ箱がさわ子の頭部に直撃した。
全員「・・・・・!!!!」
さわ子「あはははははは・・・最高のクリスマスだわ~!!」
律「うわ~!先生が壊れた!」
さわ子「メリークリスマス~!メリークリスマス~!あ~!」
陸「あの頃の先生は何処行ったんだーーーー!!」
気を取り直して、次々とプレゼントを開けた。
陸「いやぁ〜。まさか欲しいゲームが渡って来たとは。」
駿「ミスチルのニューアルバムゲット!」
豊「ドラムグローブ!使ってるのもうすぐ破れそうだったからラッキー!」
梢「可愛い手帳!」
澪「あ!それ私が買った奴!」
紬のプレゼントは澪が買ったマラカス。
和「あ。それ私。」
律のプレゼントは和が買った海苔。
陸「海苔!」
唯「和ちゃんお歳暮じゃないんだから。」
梢「和は?」
唯「あ。良いな~美味しそ~。」
和のプレゼントは紬が買ったお菓子。
駿「澪のは?」
澪「うわあああーーーー!!」
さわ子「はいはい。それが私のね。」
澪のプレゼントはさわ子が買ったホラーDVD。
駿「もう澪はホラーの呪縛から逃れないのか・・・?」
唯「まさか!これを彼氏にあげるつもりだったんですか?」
さわ子「・・・ううぅ・・・そうよ!悪かったわね~!」
澪(天然って怖い・・・)
豊(もう先生の傷を抉るの止めて・・・)
紬「後、プレゼント開けてないのは唯ちゃんと憂ちゃんだけだね。」
さわ子「早く開けなさいよ・・・」
唯・憂「あ、はい。」
2人がプレゼントを開けた。その中は・・・
唯は手袋。憂はマフラー。
陸「あ・・・」
梢「あなた達それ・・・」
唯「あ・・・憂がマフラー失くしたって言ってたから!」
憂「あ・・・お姉ちゃんが片っぽ失くしたって言ってたから!」
2人の願いが通じ合ったのだ。
唯・憂「あはははは。」
澪「お互いのプレゼントが当たってなかったらどうする気だったんだ?」
紬「良かった~。」
唯「ありがとう憂。」
憂「うん。ありがとうお姉ちゃん。これがあれば冬もあったかいかも~。」
陸「願いが通じ合って良かったな。」
梢「本当。尊いわね。」
律「よ~しじゃあ次は1人ずつ芸でもするか!」
澪「良い話系の流れだったのに。」
律「ん?澪が一番にやるか~?」
澪「ひ!?」
和「完全にオヤジだわ。」
律「じゃ唯!」
唯「え!?私!?う~ん・・・」
憂「はい!私やります!」
唯「え?憂?」
陸「自ら!?」
最初は憂。一芸は腹話術。
憂「こんにちは~。メリークリスマース。皆楽しんでますか~?」
サンタとトナカイのパペットマペットで腹話術を披露。
全員「おぉ〜!」
憂「えへへへ・・・すみません。こんな事しか。」
紬「準備してたの?」
憂「はい。お姉ちゃんに一人一芸って言われてたので。」
唯「え!本気にしたの!?」
憂「違うの?」
唯「ごめん憂・・・」
憂「良いよ。気にしないで。」
梢「それにしても憂って器用よねぇ。腹話術までマスターするなんて。」
唯「じゃあ私も!エアギター!ギャギーン!」
律「あ。じゃあエアドラム!チャンチャンチャンダダダダーン!!」
次の一芸は澪。サンタコスで登場。
澪「ううぅ!」
恥ずかしがって退散した。
唯「澪ちゃん頑張ったね!」
次の一芸は紬。
紬「モノマネしま~す!」
両手を頭上と顎の下にくっ付けて手を振る。
律「な・・・何?」
紬「マンボウの真似でした~。」
次の一芸はさわ子。
さわ子「よっしゃー!次行くわよ~!」
腹を出して”パン!”と叩いて手の跡を付けた。
さわ子「紅葉〜。」
澪(綺麗で優しいさわ子先生は何処に・・・)
次の芸は駿と豊で漫才を披露。
豊「あぁ〜これ以上やってけない!」
駿「いやお前のせいだろ!いい加減にしろ!」
駿・豊「どうもありがとうございました〜!」
次の芸は陸と梢で、楽曲・ホットミルクを披露。陸がアコースティックギターを弾き、梢が歌唱する。
時間が流れ、夜になった。
律・澪・紬・駿・豊・さわ子「お邪魔しました〜!」
唯「寒いね憂・・・」
憂「あ!雪!」
陸「おぉ!」
雪が降り始めた。
唯「本当だ。ホワイトクリスマスだね。」
憂「お姉ちゃん。私にホワイトクリスマスプレゼントしてくれた事あったよね。」
唯「え?う~ん?」
陸「お前覚えてないのか?」
梢「あの後おばさん達に叱られたじゃない。」
唯「そうだっけ?」
陸「んじゃ、俺達も帰るから。」
梢「またね。」
唯「ばいば〜いりっく〜ん。」
憂「梢ちゃんもまたね〜。」
その後。憂の部屋。
憂(今日は本当に楽しかったな~。)
”コンコン”
唯「憂〜。入るよ〜。」
部屋に唯が入って来た。
憂「お姉ちゃん?」
唯「一緒に寝てもいい?」
憂「うん!」
一緒にベッドへ入った。唯の両手には憂からのプレゼントが。
唯「今日はこれして寝るんだ~。あったかいから。」
憂「私もマフラーして寝ようかな。あったかいから。」
しかし深夜では。
憂「くしゅん!」
唯が布団を取られ、憂が寒がってる。
憂「お姉ちゃん寒いよ・・・」
12月30日。唯はコタツに潜ってテレビを見て、憂が掃除している。
憂「お姉ちゃん。埃落ちるよ?」
12月31日の大晦日。
憂「お姉ちゃん。年越し蕎麦。」
唯「わ~い。」
1月1日の正月。
憂「おもち2つで良いよね?」
唯「うん。」
1月2日。
憂「みかんむけたよ。」
唯「あ~ん。」
1月3日。軽音部で初詣で。
唯「年末年始はこんなでした〜。」
律「憂ちゃんくれ!」
駿「お前はヒモか!」
紬「相変わらず良い姉妹ね〜。」
豊「それだけグータラしてたら太るぞお前?」
唯「私幾ら食べても体重増えないんだ~。」
澪「そんな訳・・・」
紬「ないでしょ!!」
何故か紬が強く怒った。
澪「所でムギ。何キロ太った?」
紬「ーーキロ。」
澪「私は、ーーキロ。」
お互いの体重を聞いて泣いてしまった。
豊「泣いちゃった。」
律「唯。取り敢えず謝っとけ。」
唯「ごめんなさい!」
駿「なぁ陸。唯の話は本当なのか?」
陸「あぁ。昔に比べて体重が変わってないと憂から聞いた。」
唯「それにしても澪ちゃん。晴れ着気合入ってるね。」
澪「律が昨日着て行くの?って聞くから。」
律「聞いただけ。」
澪「な!?何~!」
唯「今年も澪ちゃんのポジションは変わらずか〜。」
澪「着替えに帰る!」
陸「おいおい!そのままで良いじゃん。可愛いし。」
澪「そ・・・そう?」
唯「そうだよ〜!」
澪「・・・」
唯・澪「えへへ。」
紬「今年も良いものを見せて貰いました~。」
律「ムギも相変わらずだなぁ。」
陸「百合が抜け切れてないかぁ。」
???「チッ!」
紬「ん?さわ子先生。」
陸「おみくじ結んでる。」
さわ子「クッ!!」
リア充を見て悔しがる。
律「さわ子先生も相変わらずで・・・」
駿「運命の人が見付かりますよう祈ります・・・」
参拝。まずは唯達が参拝。
律「皆何をお願いしたの?」
紬「私は家内安全を。」
澪「体重減りますように。」
唯「美味しいものを沢山食べられますように。」
律「皆軽音部の事祈ろうぜ。」
再び参拝。
澪「演奏が上手くなりますように。」
紬「皆と楽しく過ごせますように。」
唯「ムギちゃんの持ってくるケーキをもっと沢山食べられますように。」
”ゴチン!!”
殴られてもう1度お願いする。
唯「ギターが上手くなりますように・・・」
律「よし!!」
もう1度参拝を終えた唯達が戻って来た。
陸「お。終わったか。」
律「お待たせ〜。」
澪「3人は何をお願いしたんだ?」
陸「俺はギターの更なる上達。」
駿「楽しい部活生活。」
豊「
唯「じゃあ、帰りに何か食べて帰る?」
紬「あ、食べ物の話はしないで・・・」
澪「唯は本当に太らないのか!?」
陸「諦めてくれ澪。唯の話は本当だ。」
今年も軽音部は賑やかになりそうです。
『END』
キャスト
平沢唯:豊崎愛生
秋山澪:日笠陽子
田井中律:佐藤聡美
琴吹紬:寿美菜子
古川陸:土屋神葉
真中駿:堀江瞬
西原豊:深町寿成
山中さわ子:真田アサミ
真鍋和:藤東知夏
平沢憂:米澤円
古川梢:平野綾
古川陸(幼少期):藤原夏海
唯の母:夏樹リオ
唯の父:北沢力
『次回予告』
澪「軽音部でーす・・・」
律「寂しくなったら何時でも遊びに来ても良いんだよ・・・?」
澪「私は小学生か!」
唯「いらっしゃいませ〜。」
律「さぁさぁ入って入って〜!歓迎するよ〜!」
憂「い、いやぁあの・・・その前に今のは・・・」
さわ子「あなた達・・・」
憂・皐「うわああーーーーー!!!」
紬「兎に角明日、ライブで2曲やるから見に来て?」
陸「俺達も2曲披露するからな。」
澪「寂しい・・・」
#8「新歓!」