憂「あ!」
彼女の結果は、見事合格。憂は晴れて唯と同じ学校に通うのだ。
唯「憂・・・」
憂「ん?」
後ろを向くと、唯と陸と梢が居た。何故か唯がガチガチに震えていた。
憂「何でお姉ちゃんがそんなに緊張してるの?」
唯「だって・・・」
陸「そりゃあ緊張するだろう。妹の合格発表なんだから。それで憂。結果は?」
憂「あったよ。合格。」
唯「本当!?」
憂「うん!」
梢「流石ね憂!」
唯「・・・・!!」
嬉し泣きして憂を抱き締めた。
憂「お・・・お姉ちゃん苦しい・・・」
唯「よくやった!よくやったよ!ありがとうございます。いや~ありがとうございます。憂が合格出来たのも何を隠そうここに居る皆様のお陰・・・」
陸・梢「選挙か!」
???「憂〜!」
そこに1人の女子中学生が来た。
憂「皐ちゃん!どうだった?」
皐「無事に合格!あ。平沢唯さんと古川陸さんですね?」
唯「ん?」
陸「君は?」
皐「兄がお世話になっております。真中皐です。」
彼女は駿の妹の真中皐である。
唯「おぉ!駿君の妹さん!いやぁ〜、此方こそ妹がお世話になっております〜。」
皐「いえいえ〜。」
紬「合格みたいね。」
澪「唯の方が嬉しそうだな。」
律「親バカ?いや、姉バカか。」
豊「皐も合格出来て良かったな。」
駿「これで一緒に通えるな。」
紬「おめでとう憂ちゃん。」
律「やったな!」
憂「皆さんありがとうございます!」
駿「皐!おめでとう!」
皐「お兄ちゃん!ありがとう!」
梢「いやぁ〜、憂がもう高校生かぁ。私も大学生になったし。」
そしてその中に、1人の女子中学生・中野梓の姿があった。
梓「あった。」
彼女が入学する事により、軽音部に新たな展開が。
2学年に進学した唯達がクラス表を見る。
唯「ええと・・・あった!2年2組か~!」
律「私もだ!」
紬「本当!?私も2組!」
律「お!陸達も2組だ!」
陸「マジで!?」
駿「俺達一緒か!」
豊「凄え!」
唯「え!?じゃあもしかして澪ちゃんも!」
澪「1組・・・」
全員「え・・・?」
しかし澪だけ1組になった。
澪「な・・・何その目は・・・」
律「寂しくなったら何時でも遊びに来ても良いんだよ・・・?」
澪「私は小学生か!フン!律こそ私と離れて大丈夫か?もう宿題見せてやれないぞ?」
律「へへ~ん!平気だよ~。こっちにはムギが居るもんね~。」
澪「うっ・・・」
陸「それ以前に宿題自力でやれよ。」
駿・豊「それな。」
憂「あ!皆さんおはようございます。」
皐「おはよう皆!」
そこに憂と皐が来た。
律「似合ってる似合ってる!」
紬「初々しいわね。」
憂「そ・・・そうかな・・・」
皐「えへへ〜。ここの制服可愛いね〜。」
駿「2人は同じクラスか?」
憂『はい。皐ちゃんも一緒ですん。あ。お姉ちゃん襟。」
唯の襟から何かを取ってあげた。
憂「クリーニングのタグ付きっぱなし。」
唯「ああ本当だ。」
憂「それにここんとこ寝グセってるよ?」
唯「時間がなかったんだよ~。」
憂「明日からもうちょっと早く起きようね?」
唯「うん・・・」
律「お前ら姉と妹交代した方が良いんじゃないか?」
陸「入れ替えか。」
”キーンコーンカーンコーン”
憂「あ!じゃあまた。」
皐「また後でね〜!」
2人は自分の教室へ行った。
律「私等も行くか。」
自分達の教室へ向かった。
唯「あれ?2組って2階だっけ?」
陸「2階2階。」
律「如何にも上級生って感じだよな。じゃあな1階2年1組の秋山さん。」
澪「うるさい!」
豊「じゃあな澪。」
6人が2階の2組の教室へ向かった。
澪「寂しい・・・」
1組の教室。澪は1人ぼっち。
澪(誰も知っている子が居ない。)
このまま1人ぼっちになりそうになったその時。
和「澪!」
澪「!?」
和「良かった!唯とクラス離れちゃって知っている人が居るか心配だったの。」
同じ1組の和が来てくれた。
和「これから1年間よろし・・・」
澪「宜しく!」
泣きながら和の両手を握った。
???「おいおい澪。泣いてるのか?」
何故かそこに駿が来た。
澪「駿!?2組だったんじゃ!?」
駿「いや、律の見間違い。真中じゃなく
和「宜しくね駿。」
澪「宜しく!!」
今度は駿の両手を握った。
駿「余程寂しかったんだな。お前。」
新入生入学からの部活紹介。
唯「わ~。もう人でいっぱいだ。」
紬「やっぱり大きい部は手際が違うわね。」
陸「どれも人気の部活だからな。」
律「軽音部だからって甘くみんなよ~。澪!チラシは?」
澪「一応作って来たけど・・・」
軽音部のチラシ。
律「何か普通。ズバリ売りがない。」
澪「ガーン!」
紬「でも軽音部の売りって?」
律「そうだな。例えばお茶とお菓子はおかわり自由。食っちゃ寝食っちゃ寝の軽音部。」
唯「あ。それ良いかも。」
澪「良くない!」
豊「最早グータラ!」
律「じゃあ他に何かあるか?このままじゃインパクトがないぞ!」
駿「インパクトに拘るなよ・・・」
さわ子「なければ付けるまでよ!」
陸「先生?」
そのインパクトとは。
澪「軽音部で~す・・・」
紬「明日新歓ライブがありま~す。ぜひ来て下さいニャ~。」
律「興味のある人は放課後音楽準備室にどうぞ~ワンワン。」
唯「美味しいお菓子もいっぱいあるよ~コケ~。」
着ぐるみで部活紹介だった。
陸「何で着ぐるみ・・・?」
駿「遊園地のバイトかよ・・・」
豊「俺あんなのなりたくねぇ・・・」
少し距離を取ってチラシを配ってるこの3人。
唯「ねえねえ澪ちゃん。これって逆効果なんじゃ。」
澪「私も今思ってた・・・」
逆に生徒達が引いてる。
憂「へ~。そうなんだ。」
皐「そう。だからどの部が良いかな~って。」
そこに憂と皐が歩いて来た。
唯「憂~!」
憂「お姉ちゃ・・・」
しかし今の唯はニワトリの着ぐるみで走って来た。
憂・皐「うわああーーーーー!!!」
迫って来る着ぐるみ(唯)から憂が逃げ出した。
唯「憂・・・」
皐「え?その声唯さん!?」
唯「あ。皐ちゃん。」
その光景を梓と友達の女子生徒が遠くから見ていた。
梓「あれ何?」
女子生徒「さあ・・・」
そこに軽音部のチラシを持った陸が来た。
陸「軽音部です。興味があったら放課後3階の音楽準備室に是非来て下さい。」
梓「は、はあ。」
チラシを受け取った。
陸「それとごめんね?あの着ぐるみ集団は同じ軽音部だから。じゃあまた。」
チラシを配り終えて部室に戻った。
澪「はぁ・・・はぁ・・・」
唯「辛いばかりで、あんまり受け取って貰えなかったね・・・」
律「明日のライブで取り返すしかない!!」
紬「そうね〜。」
陸「いやぁ〜お前等、地獄絵図ありがとう。」
駿「その根性と勇姿、素晴らしかったぞ。」
豊「これで軽音部は安泰だな。」
律「何処がだよ!!」
さわ子「あの~。この服も作ってみたんだけど。」
作ったメイド服を見せたが、唯達はスルー。
律「さあ午後の授業始まるぞー!」
陸「早く行くぞー。」
午後の授業が終わり。
憂「軽音部に?」
純「うん。なんかかっこいいイメージあるでしょ?行ってみない?」
皐「うん!私も行きたい!」
憂と皐の親友の鈴木純が軽音部を見に行こうと言った。
女子生徒「あ・・・私はいいや。じゃあ・・・」
純「どうしたんだろう・・・」
皐(さっきのアレが原因かも・・・)
純「憂と皐は行くよね?」
皐「行く行く!」
憂「私も良いけど。」
純「じゃあ行こう!」
3人が軽音部へ向かった。
友人「梓。ジャズ研2階の部室で説明会だって。早く行こう?」
梓「あ。うん。」
3階へ向かった。
皐「あ。ここだね。」
部室へ入った。
憂「すみませ~ん。」
唯「いらっしゃいませ~。」
何故かメイド達が出迎えてくれた。男性陣は何時もの学生服。
憂「お姉ちゃん!?」
皐「唯さん!?」
律「お!憂ちゃん!皐!」
紬「もしかして軽音部に?」
皐「りっちゃんにムギさんも!?」
澪「助けてーーーーーー!!!!」
さわ子に捕まってしまった澪が部室から連れ出された。
陸「よ、よう。」
憂「りっくん!これどう言う事・・・?」
陸「話せば長くなる。」
律「さぁさぁ入って入って〜!歓迎するよ〜!」
憂「い、いやぁあの・・・その前に今のは・・・」
皐「澪ちゃんが・・・」
2階の廊下。
友人「え~と、確かオカルト研の隣の隣・・・」
ジャズ研の部室へ向かう梓と友人が歩いていると。
澪「いやあああーーーーーーー!!」
さわ子に連れ出された澪が悲鳴を上げながら1階へ。
梓「この上って・・・」
友人「確か音楽室だったと思うけど・・・」
梓「音楽室・・・?」
一方軽音部では。
唯「クリスマス以来、さわちゃん先生皆に服着せるの癖になっちゃったみたいでさ~。」
憂「そうなんだ・・・」
皐「お兄ちゃん。さわちゃんって誰?」
駿「山中さわ子先生。軽音部の顧問でかなりぶっ飛んでる。でも生徒達の人気の音楽教師なんだ。」
皐「へ、へぇ〜・・・」
憂「あ。私のお姉ちゃんで、唯です。こっちは幼馴染みの古川陸君。」
皐「そして、私の兄の駿だよ。そして幼馴染みの西原豊君。」
唯「平沢唯です。」
陸「古川陸です。」
駿「真中駿です。」
豊「西原豊です。」
皐「そして、私と憂の親友の鈴木純だよ。」
純「初めまして。」
唯「ちょっと待ってて?今お茶持って来るから。これ持ってけばいいんだよね?」
紬「熱いから気を付けてね?」
唯「熱!」
紅茶が熱かった。
紬「大丈夫?」
憂「お、お姉ちゃん・・・」
頑張って運ぶ唯だが、ガタガタ震えてる。
陸「おい唯溢れるぞ!」
不安を感じた憂が唯の代わりにお茶を運ぶ事に。
憂「お姉ちゃんは座ってて。後私がやるから。」
唯「そう?」
律「唯・・・」
豊「戦力外・・・」
その後、唯が純に皆を紹介する。
憂「この人が律さん。」
律「どうも~。部長の田井中律です。」
純『おぉ〜・・・!格好良い人だね~・・・」
すると部室に和が入って来た。
和「ちょっと律!」
律「ん?」
和「講堂の使用申請書また出してないでしょ?明日ライブ出来なくなるわよ。」
律「そうだった・・・」
和「全く・・・何度言えば分かるの?」
豊「お前はもうちょっと部長らしい事しろよ!」
律「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・」
憂「この人が琴吹紬さん。」
紬「初めまして~。」
純「ど、どうもです。」
皐「おぉ〜。おっとりしてて可愛いお人〜。」
純「それに優しそうな人だね。」
律「わあ!待て待て!」
焦ってる律を和が迫る。
和「大体その格好は何よ!」
律「私に言うな!」
紬「りっちゃんたら・・・」
憂「?」
陸(また百合シーンにうっとりしてる・・・)
駿「それで・・・あ、居た。」
部室のドアから恥ずかしがって覗いてるメイド澪が。
純「あの人ですか?」
駿「そう。秋山澪。俺と豊と律の幼馴染みで、ちょっと恥ずかしがり屋。」
律「何だ澪。そんな所に居ないで早く入って来いよ。」
澪「いや。笑うもん。」
憂「笑いませんよ。似合ってますし。」
澪「え?本当・・・?」
褒められて部室に入った。
憂・純「可愛い〜!」
皐「やっぱり澪ちゃんは可愛いなぁ〜!」
駿「お前本当澪が好きだな。」
さわ子「ん〜・・・」
何故か憂と純と皐を凝視してるさわ子がここに居た。
純「あの・・・この人は?」
陸「山中さわ子先生。軽音部の顧問。」
さわ子「あなた達・・・」
憂・純・皐「はい!」
さわ子「着てみな~い?」
懐からメイド服を取り出した。
憂・純・皐「結構です・・・」
一方梓は友人とジャズ研の部室から出た。
友人「どうだった?」
梓「うん・・・本物のジャズって言うのとは少し違ったかな。」
友人「そっかぁ・・・」
梓「・・・」
途中で3階を見た。
友人「ん?どうした?」
梓「そう言えば・・・」
ポケットから、陸から受け取った軽音部のチラシを出した。
梓「・・・・」
軽音部では、唯達と
純「わあ!格好良いかも!」
憂(やっと軽音部っぽくなって来た。)
皐「やっぱりお兄ちゃんはベースと相性バッチリだね。」
駿「何時も言ってるだろ?それ。」
唯「澪ちゃん。ストラップが肩に・・・」
澪「うん。私も。」
律「裾が邪魔。」
紬「袖が・・・あ。大丈夫か。」
陸「まだメイド服着てんのかよ。」
律「ああもうやり辛い!!」
澪「誰だ!メイド服って言ったの!」
駿「律お前!」
陸「早く着替えて来い。」
ジャージに着替えた。
紬「結局ジャージになりました。」
律「よーし行くぞー!」
唯「はいよー!」
律「とーっ!!」
何故か馬跳びを披露。
律「次!ムギだぞ!」
紬「はい!」
澪「何してんだ!」
ツッコミのゲンコツ。
陸「じゃあまず俺達の演奏を見てくれ。まぁ演奏してみただけどな。」
最初に
陸「ふぅ・・・どうかな?」
憂「凄いよりっくん!」
純「格好良かったです!」
皐「流石
駿「次はお前等だ。」
次は唯達。
律「じゃあ始めるぞ。」
唯「うん!」
”ジャーン♪”
純「わ!格好良い!」
憂「格好良いけどジャージ!」
友人「本当に行くの?あの着ぐるみの人達でしょ?」
梓「ちょっと覗くだけ。」
2人が軽音部の中を覗いてみる。唯達がふわふわ時間を演奏してる。
梓「ジャージ?」
友人「あれ平沢さんと真中さんじゃない?同じクラスの。何か平沢さん困ってるっぽいね・・・」
梓「真面目にやってる部じゃないのかな?」
その通りでございます。
演奏を終えた後。
唯「何かちゃんと演奏見せてあげられなくてごめんね。」
澪「何時もは真面目にやってるから。」
唯「そうかな~。」
澪「そうだろ!」
陸「え?」
駿「何か幻聴を聞こえたような・・・」
豊「幻でも見てるのかな・・・」
澪「おいお前等!」
紬「兎に角明日、ライブで2曲やるから見に来て?」
陸「俺達も2曲披露するからな。」
律「是非!清き一票を!!」
純「は、はぁ。・・・」
憂「じ、じゃあそろそろ行こうか。お姉ちゃん。先に帰ってるね。」
唯「はいは〜い。」
皐「じゃあお兄ちゃん。先に帰っとくね。」
駿「OK。」
廊下。
憂「ど・・・どうだった?」
純「え?ああ・・・うん。色々凄かった。」
皐「そうだね。色んな意味で凄かった。」
憂「そっか・・・」
純「・・・あ!ケーキは凄く美味しかった!」
憂「そ・・・そうだね。」
皐「うんうん。」
下駄箱。
憂「あ・・・あのね・・・」
純「あ、ごめん。ちょっとトイレ行って来る。先行ってて。じゃあ。」
皐「待ってるね〜純。」
トイレへ行った純を皐が手を振った。
憂「こりゃ望み薄かな~・・・」
皐「ちゃんとやってれば純が興味持ってくれたかもね。」
憂「うん・・・ん?」
皐「およ?」
そこに、下駄箱からローファーを取り出してる梓の姿があった。
梓「・・・」
こっちを見た梓はすぐに履き替えて帰って行った。
憂「ん?」
皐「あの子・・・」
その日の夜の古川家。
梢「どうだった?軽音部に新入部員入って来た?」
陸「多分ありゃあダメだな。色々ぶっ飛んで部活紹介しちゃったから。」
梢「どんな紹介だった?」
陸「唯達が着ぐるみ着てチラシ配り。メイド服でお持て成し。」
梢「もうただの喫茶店か遊園地じゃ・・・」
平沢家。
唯「どうだった?どうだった?」
憂「う・・・うん・・・凄かったって。」
唯「でしょ~?明日も来てくれるよね?」
憂「うーん・・・多分。」
唯「楽しいよ~軽音部。」
憂「うん・・・お姉ちゃん。軽音部の一番良い所って何処?」
唯「え?う~んそうだな~。楽しい所かなやっぱり。」
憂「楽しいって?」
唯「楽しいは楽しいだよ。あ。憂も入らない?目指すは武道館!」
憂「・・・考えとくね。(確かにお姉ちゃん軽音部に入ってから生き生きしてるもんな。ちょっと前までは・・・)」
以前の唯は。
唯『憂~アイス~。』
憂『ごはん食べてから!』
唯『アイス~。』
こんな感じだった。
憂(それが今は一生懸命になってる)
そんな姉を憂は尊敬している。
唯「憂。」
憂「何?」
唯「アイス食べたい。」
憂「ご飯食べてから。」
まだ変わりそうにないようです。
真中家。
皐「やっぱり、メイド服はやり過ぎたと思う。」
駿「だろ?俺達も止めたんだけど、先生が言う事聞かなくてな。」
皐「ん〜・・・私入ろうかな?」
駿「そっか。・・・え?入るって、軽音部に?」
皐「うん。あ、でも新歓ライブ見てから考えなきゃ。」
駿「あんまり無理すんなよ?」
皐「大丈夫よお兄ちゃん。」
翌日。講堂で新入生歓迎会。
舞台裏から澪が覗く。
澪「うわ・・・人手いっぱい。」
律「そりゃ新入生歓迎会だからな。」
紬「何時も通りやれば良いだけ。」
澪「ででででも・・・」
律「結局緊張するんだな。」
陸「まずは俺達のライブから。その後はお前達のライブ。」
唯「りっちゃん!そこで100円拾った!」
律「お前はもっと緊張しろ・・・」
歌う曲のレパートリーを確認。
陸「虹と全力少年。これで行くか。」
駿「腕が鳴るぜ〜。」
豊「そう言えば今更言う事だけど。」
陸「何じゃ?」
豊「今年の新入生、男子が1人も居なかった。」
陸・駿「あぁ・・・そっか・・・」
律「私の恋はホッチキス・ふわふわタイム。相変わらず澪のセンスは独特だよな~。」
澪「そう?」
唯「ねえねえボーカル全部私で良いの?」
律「そう言や決めてなかったな。折角2人居るんだし澪も1曲ぐらいやった方が良いんじゃないか?」
澪「え!?」
律「ホラ!ハイタッチ!」
澪「嫌だ!絶対嫌だ!」
紬「澪ちゃん・・・」
駿「澪お前・・・」
律「でも前のライブで評判良かったし・・・」
駿「嫌な意味で良かったな。」
澪「ヤダ!」
律「あんなアクシデントは起こらないって。」
豊「でも起こりそう。」
澪「ヤダ!」
紬「でも・・・」
澪「ヤダ!」
唯「澪ちゃ・・・」
澪「ヤダ!」
唯「ラーメンだけじゃ?」
澪「ヤダ!」
紬「餃子も付かなきゃ?」
澪「ヤダ!」
陸「落ち着け澪。」
澪「ヤダ!」
落ち着かせようとしたが拒否られた。
律「凄い拒否反応だなおい。」
陸「澪で遊ぶなよ・・・」
そこにさわ子が来た。
さわ子「しょうがないわね。全部唯ちゃんで良いんじゃない?」
司会者『次は、軽音楽部によるクラブ紹介と演奏です。』
陸「お。お前等準備するぞ。」
駿・豊「おう。」
さわ子「頑張ってね。最後に皆に一つだけ言っておく事があるわ。」
律「さわちゃん・・・」
さわ子「制服も意外と良い!」
陸・駿・豊「正装ですよこれ。」
律「早く舞台袖に下がって下さい。」
サムズアップするさわ子を引っ張って舞台袖へ。
同じ頃憂達は教室に居た。。
憂「え?決めちゃったの?」
純「うん。ジャズ研究会に凄い格好良い先輩が居て・・・ごめんね。」
憂「そ・・・そっか。しょうがないよ。何処に入るかは自由なんだし。」
皐「入るのも辞めるのも純の自由だしね。」
純「うん。じゃあ。」
皐「じゃあね〜。」
純が行ってしまった。
憂「・・・・」
皐「およ?あなた。」
梓「あ!」
また梓と目が合い、梓が教室から出ようとすると。
憂「あ!あの!」
梓「ん?」
皐「ちょっと付き合ってくれない?」
講堂では、
憂「ごめんね付き合わせちゃって。」
皐「うわ~。結構いっぱい居るね。」
梓「?」
全力少年が終わり、新入生達が拍手をした。
陸「え〜皆さん初めまして。
駿「ベースの真中駿です。」
豊「ドラムの西原豊です。」
陸「次は彼女達のバンドをお楽しみ下さい。皆!出番だぞ!」
憂(あ!お姉ちゃんボーカルなんだ!)
舞台に唯達が立った。
唯「どうも~・・・うわ!」
ハウリングが起こったが、すぐ収まった。
唯「先程
新入生達が笑った。
律(唯のMCは安心して聞いていられるな。)
唯「それでカスタネットが出来ればな~なんて軽い気持ちで入部しました。なので皆さんもそんな感じで気軽に入部して下さい。」
律「・・・」
唯「あ。でもカスタネットは実は難しいってさわちゃん先生が言ってました。では次の曲。」
律「全く・・・」
唯「あ。さわちゃんって音楽の先生のあだ名で・・・」
”ダダダドン!”
律「コミックバンドか!」
唯「ごめんごめん。」
唯「じゃあ次の曲。私の恋はホッチキス。」
演奏が始まった。
澪(出だしのリフ難しいのに完璧になってる・・・て言うか。唯!歌!)
唯(え?あ!歌詞忘れた・・・)
歌詞が忘れてしまった瞬間。
澪「なんでなんだろ。気になる夜君へのこの思い♪」
咄嗟の判断で澪が歌う。
唯(澪ちゃん・・・)
澪(早く歌え。)
それに続いて唯が歌う。
舞台袖から陸達とさわ子が見守り、憂と皐が小さく手拍子する。そして梓は背伸びして見てる。
新入生歓迎会が終わった後の部室。
紬「あの~・・・皆さんそんな目で見てたら来るものも来ないんじゃ。」
陸「逆に怪しまれるだろ。」
ドアの隙間から唯と律と澪が覗いてる。
唯「だって。折角ライブ盛り上がったのに・・・」
律「1人も来ないなんてあり得ない!」
駿「まぁ確かにそうだが・・・」
唯「あ!でももしかして私が失敗したから?」
澪「やっぱり部員が少ないのがいけないのかな・・・」
豊「いや多分別の理由で来ないんじゃ・・・」
唯・律・澪「はぁ・・・」
紬「お茶入りましたよ。」
お茶と和菓子。
唯「こうなったら憂ちゃんを捕まえて来るしかないか。」
澪「虫じゃないんだぞ。」
律「じゃあ皐を捕まえに行くか?」
澪「皐も虫かよ・・・」
???「虫って、私の事?」
全員「ん?」
声がした方を見ると、皐が部室に入って来た。
澪「皐?」
皐「来ちゃいました〜。ホラ出て来て。」
彼女の後ろから梓が顔を出した。
梓「あの~・・・」
唯「はい。」
梓「入部希望なんですけど・・・」
唯「え?今何と?」
梓「入部希望・・・」
皐「入部希望者だよ!しかも2人!」
陸・駿・豊「ええ!?」
唯・律・澪・紬「!!!!」
何と、軽音部に新入部員が2人入って来た。
律「確保〜〜〜〜〜!!!」
梓「きゃあああーーーー!!!」
皐「あれーーーーーーー!!!」
部長に捕まってしまった。
2階の廊下から、憂が3階を見ていた。
憂(良かったね!お姉ちゃん!)
『END』
キャスト
平沢唯:豊崎愛生
秋山澪:日笠陽子
田井中律:佐藤聡美
琴吹紬:寿美菜子
古川陸:土屋神葉
真中駿:堀江瞬
西原豊:深町寿成
中野梓:竹達彩奈
真中皐:小倉唯
山中さわ子:真田アサミ
真鍋和:藤東知夏
平沢憂:米澤円
古川梢:平野綾
鈴木純:巽悠衣子
生徒:菊池こころ
嶋村侑
堀口あすか
『次回予告』
梓「あの、これ何ですか・・・?」
皐「ネコミミ?」
さわ子「うん。ネコミミ。」
梓「いや、それは分かるんですけど・・・えっと・・・これをどうすれば・・・(もしかして、私の自主性が試されているのかな・・・?)」
唯「はい。次梓ちゃんの番。」
梓「えっと・・・1年2組の中野梓と言います。」
皐「改めまして、1年2組の真中皐です。軽音部の真中駿の妹をやっております。」
梓・皐「これから宜しくお願いします。」
#9「新入部員!」