妖精部隊に配属された鬼神   作:エム3

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入隊

「オラァ!!これで15機!!次はどいつだぁ!?」

 

ザック・トリシュラー。それが俺の名前だ。俺が今、いる場所は、戦場。そして、目の前にいる1機のロボット。いや、MS。そいつを潰した後、周囲の警戒をする。

 

この世界はあの有名な『ガンダム』の世界。俺はその世界に生まれた一人の兵士。いや、ジオンの軍人だ。階級は・・・中尉。まあ、平々凡々ってところだな。だが、何故か上司に認められて、色んな奴に認められた。

 

所謂エースパイロットになったんだと思う。異名も貰った。だからってよ。『黒の鬼神』って異名は何なの?

 

『ザックさん。周辺に熱源反応はありません。今ので最後です』

 

ザック「あ、マジ?気づいてなかったわ。サンキューな。アンリ」

 

『いえ、私はザックさんの専属オペレーターですから!」

 

アンリ・ラーミナ。俺の専属オペレーターになった16の女。何でか知らんが、部隊を持ってるわけでもない俺の専属オペレーター。いや、何で?

 

ザック「にしても、どんどん増えてくな。敵さんは。連邦はさっさと諦めてくれないもんかねぇ。」

 

アンリ『そうですね。あ、ザックさん、帰投命令です。』

 

ザック「了解。これより帰投する。お前もお疲れさん」

 

俺はコクピットのモニターを少し撫でる。地上に降りてからの俺の相棒。ヒートソードを持ち、今ゆっくりと帰還する。グフに。

 

 

アンリside

 

ザックさんに帰投命令を出した数分後、私がいる基地に黒色に染まったグフが帰ってきました。あのグフが、ザックさんの乗っている機体なんです!コクピットが開き、ザックさんが、降りてきました。

 

ザック「おー、アンリ。お疲れ」

 

アンリ「お疲れ様です。ザックさん。どこかお怪我は?」

 

ザック「見ての通りの無傷だよ。つっても、本隊がこっちにきてなかったのが救いだな。こっちにも少なからず、被害は出てるし。」

 

アンリ「そうですね。こっちの被害は・・・ザクが17機。ですね」

 

ザック「そんなにか・・・死んでいった奴ら、安らかに眠ってくれよ」

 

ザックさんが、少し悲しそうな表情で空を見上げています。・・・ザックさんはとても優しい人なんです。軍人には向いてないだろ?って、ザックさんは言ってますけど、それでいいと私は思います。

 

『おーい!ザック!アンリ!お前らに連絡だとよ!』

 

ザック「連絡?誰から?」

 

戦闘が終わった直後に連絡があるなんて・・・また、戦闘でしょうか?

 

『キシリア様からだと!!』

 

ザック「は!?キシリア様から!?」アンリ「ええっ!?」

 

き、キシリア様から、連絡!?な、何があったんでしょう!?

 

ザックside

 

『久しぶりだね。ザック・トリシュラー中尉。活躍は私の耳まで入ってくるよ』

 

ザック「こ、光栄です!!キシリア様!」

 

な、何で今、キシリア様から連絡が来るんだよ!?

 

ザック「そ、それでキシリア様。こ、今回はどのような御用件で?」

 

キシリア『ああ。今回は、二人に新たな任務についてもらおうと思ってね。』

 

アンリ「新たな任務・・・ですか?」

 

キシリア『そうだ。私の専属の秘匿部隊。『ノイジー・フェアリー』の新たなメンバーとして二人を加えようと思う』

 

ザック「ノイジー・・・フェアリー・・・?」

 

聞いた事もない部隊だ。最近設立されたのだろうか?

 

キシリア『ああ。そして、二人にはその部隊の戦力になってもらうつもりだ。』

 

ザック「了解しました!ザック・トリシュラー!すぐさま任務を開始します!」

 

アンリ・ラーミナ!ザック・トリシュラー中尉と共に、任務につきます!』

 

キシリア『お前達の活躍に期待しているぞ。詳細はラーミナ伍長の端末に送っておく。では、また連絡をする』

 

 

ザック アンリ『はっ!!』

 

キシリア様との通信を、敬礼して終える。あの人と、話す時はやはり緊張するな。

 

ザック「おい!ファットアンクルの準備は!?」

 

「こっちは準備終わってるぜ!お前さんのグフも搬送済みだ!!」

 

ザック「おっし。なら、早速出発だ!!アンリ、その部隊の配属基地の座標は?」

 

アンリ「すでに、送信済みです。あちら側にも、向かう事は伝えてあります」

 

流石、アンリ。優秀だなぁ。

 

ザック「よし!なら、お前達!ここは任せるぞ!俺達は次の任務へ向かう!次会うまで、絶対に死ぬなよ!!」

 

俺の言葉に、全員が敬礼をして俺達を見送ってくれた。いい奴らだよ。

 

ザック「にしても、ノイジー・フェアリー・・・あまり聞いたことが無い部隊名だ。アンリ、情報は?」

 

アンリ「今、情報が送られてきました・・・ノイジー・フェアリー。北米戦線に参加している。キシリア様直属の部隊ですね。MSは3機。あ、ザックさんのを加えたら、4機になりますね。」

 

ザック「4機・・・秘匿部隊だから、流石に数は少ないな。腕は立つのか?」

 

アンリ「そこは行ってみないとわかりませんね。送られてきた情報も、あまり詳しいことは・・・あれ?」

 

ザック「?どうした?」

 

アンリが端末を見ながら動かなくなったぞ?どうしたし。

 

アンリ「あの・・・ザックさん。大変な情報が・・・

 

 

 

 

ノイジー・フェアリーのメンバーが・・・全員、女性なんです」

 

ザック「・・・・・・は?」

 

キシリア様・・・俺をそこに何故、所属させるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新たなメンバー・・・ですか?」

 

今日の朝、皆んなが揃っている中で、キリーさんから新しい人が配属される事を話した。

 

「ええ。新たにMSパイロットが一人。オペレーターが一人入隊することになったわ。そして・・・私達『ノイジー・フェアリー』に男が所属する事になるわ。」

 

「お、男の人!?ですか!?」

 

「落ち着いて。男の人と言っても、私のお墨付きの人よ。誠実な人だし、実力も・・・そうね。エースと言える程の実力を持っているわ」

 

キリーさんがそんなふうに言う男の人・・・どんな人なんだろう?

 

「隊長のお墨付き・・・腕に期待はできそうだな」

 

「当たり前よ。だって『黒の鬼神』って呼ばれているパイロットよ?」

 

「く、黒の鬼神!?そ、それってもしかして『ザック・トリシュラー』中尉の事ですか!?」

 

「え?知ってるの?」

 

私は聞いたこともない名前だった。ザック・トリシュラーっていう名前の人。

 

「ゆ、有名な方ですよ!!黒いグフに搭乗していて、凄くかっこいい人で、優しい、軍人とは思えない人なんです!なのに、戦場に出れば仲間を救いながらも、敵を殲滅する姿はまさに鬼神みたいだと、言われてる方なんです!」

 

「そ、そんな人がいるんだ・・・」

 

「しかも、単機で、よ。」

 

「え?」

 

「彼は、基本的にチームは組まないの。あくまで、戦闘が激しくなっている場所へ駆り出されるエースパイロット。それだけ、信頼されているパイロットなの。単機で1部隊並みの実力。そう呼ばれているパイロットよ。」

 

単機で1部隊分・・・?そ、そんな凄い人が・・・?この部隊に・・・?

 

「・・・って、噂をすれば影ね。みんな、彼らを迎えにいきましょうか」

 

キリーさんが、そんな事を言うと、外から音が響いてくる。私達は外に出ると、ファットアンクル一隻が、見えた。

 

「みんか、各MSに搭乗したら、訓練場へ移動。新しいメンバーを迎えにいきましょう。」

 

『了解!!』

 

私達はパイロットスーツに着替えて、愛機に乗った後、ファットアンクルが着陸した訓練場へ向かう。皆んなが到着した後、ファットアンクルの中から、一機のMSが降りてきた。

 

「ふぁ〜・・・!黒い!黒色のグフ!」

 

「ミアの言う通りだね。真っ黒なグフだ。」

 

「あれが、ザック中尉のグフ・・・!」

 

『ん?出迎えか?』

 

ミアとヘレナ以外の声が通信機に入ってくる。その直後、モニターに一人の男の人が映し出された。この人が・・・ザック・トリシュラー中尉。

 

ザック『お?本当に女だけなんだな。キシリア様から送られて来た情報通り・・・だな?アンリ?』

 

「・・・アンリ?」

 

「あ、はい!私です!」

 

声を上げたのは、黒いグフの手の上に立っている女の人。

 

「えっと、ザック中尉の専属オペレーターをやってます!アンリ・ラーミナ伍長と言います!」

 

「それじゃあ俺もやっておくか。今日からこの部隊の配属された、ザック・トリシュラー中尉だ。歳は19になる。お前らよりは長く生きてるし、MS乗りとしても長くやってる。まあ、けど、俺は歳が下とか、上とか、関係ないと思ってる。んで、愛機は見ての通りのグフだ。よろしく頼むぜ」

 

ニカッと笑っているトリシュラー中尉・・・なんだろう、この人からは何か温かい感じがする。

 

「ええ。歓迎するわ。ザック中尉。アンリ伍長。私がこの部隊『ノイジー・フェアリー』の隊長、キリー・ギャレットよ。」

 

ザック「存じております。ギャレット少佐。一応、一通りのデータは見ていますので・・・」

 

キリー「あらそう?けど、データには書かれていないものもあると思うわよ?実際に話してみて得られる情報もあると思うけど・・・?」

 

アンリ「そうですよ?ザックさん。それに、ここにいる人達は全員女性なんですよ?ザックさんの事を知ってもらう為にも、交流は大事ですよ?」

 

ザック「・・・ん。一理あるか。」

 

ザック中尉は、顎を親指と人差し指で挟んで考えた後、その様な言葉を話した。

 

ギリー「それなら、一度、MSパイロット同士で交流をしたらどう?ちょうど、皆んなそこにいるから。」

 

私たちを指差すギリーさん。その指を追って、二人の視線も私達に向けられた。

 

ザック「了解。」

 

すると、お二人が私たちの方へ向かってくる

 

 

・・・あわわわ!私、上手く自己紹介できるかな!?

 

 

 

ザックside

 

 

俺は改めて、この部隊のMSパイロット達の前に立つ。まだ、幼い子供だが、彼女達は立派なMS乗りだ。一人の兵士として扱わせてもらう。

 

ザック「改めて自己紹介を。ザック・トリシュラー。階級は中尉。歳は19だ。これからよろしくな」

 

アンリ「初めまして!アンリ・ラーミナ伍長です!女性だけの部隊って聞いて少し安心してます!あ、けど!ザックさんは他の男性とは違い、いい人なので、仲良くしてください!!」

 

ザック「アンリ、それ、自己紹介になってないから。俺の紹介になってるから」

 

けど、アンリの言う通りなんだよな。MSパイロット、整備長、副隊長、隊長も、女性・・・正直、浮いてる感じか否めない。俺みたいに男が入るのはいいのだろうか?

 

 

「あ、あの!少しよろしいでしょうか!?」

 

ザック「・・・ん?」

 

すると、一人の女の子が手を挙げた。眼鏡をかけた3人の中で、一番ちっこい子だ。

 

「MSパイロット、ミア・ブリンクマンと言います!階級は技術少尉です!」

 

ザック「技術少尉?珍しいな。兼任パイロットというのは・・・それで、ブリンクマン技術少尉、どうかしたのか?」

 

ミア「え、えっと・・・自己紹介の後、トリシュラー中尉のグフを見てもいいでしょうか?」

 

ザック「ん?俺のグフを?まあ、別に構わないよ。」

 

ミア「あ、ありがとうございます!!」

 

すごい満面の笑みで、目を輝かせているブリンクマン技術少尉・・・兵器に目がないのかなんなのか・・・

 

ザック「えっと、それじゃあ次は・・・」

 

「・・・自分はパイロットのヘレナ・ヘーゲル曹長・・・です。」

 

そう言ったのは、左腕に・・・タトゥー?を入れている女性だった。

 

アンリ「わぁ〜!それ、タトゥーですよね!!かっこいいなぁ・・・!」

 

ヘレナ「えっ・・・いや、その・・・」

 

すると、アンリが彼女のタトゥーに目をつけた。実はというと・・・

 

アンリ「私も同じなんです!ほらっ!」

 

アンリは右腕を見せると、その右腕には、羽根のようなマークが入っていた。

 

アンリ「形は違いますけど、私達、タトゥー仲間なんです!」

 

ヘレナ「は、はぁ・・・えっと・・・」

 

・・・困ってるな彼女。仕方ない、ここは助け舟を出そうか。

 

ザック「アンリ、あまり相手を困らせるなよ?」

 

アンリ「あ!す、すいません!私の周りに、タトゥーを入れてる人ってあまりいなくて・・・」

 

ヘレナ「い、いや・・・別にいいけど。」

 

ザック「まあ、アンリも困らせたいわけじゃないんだ。むしろ、ここにいる人たちとは仲良くしたいって思ってる。だからまあ、仲良くしてやってくれ」

 

ヘレナ「はい・・・」

 

ザック「さて、最後は・・・君だな。」

 

「は、はい!!アルマ・シュティルナー少尉です!!よろしくお願いします!!」

 

髪を後ろで束ね、緑の瞳が特徴の女の子・・・アルマ・シュティルナーは元気な挨拶をした。

 

ザック「よろしく。あ、そうだ。先に言っておくけど、堅苦しいのはやめにしよう。階級だってあんましかわらねぇし、歳は・・・まあ、離れてるかもしれねぇが、これから同じ部隊になるんだ。気楽に呼べよ。ザックでもいいぞ?」

 

ミア「え、ええっ!?そんな、烏滸がましいですよ!!」

 

ザック「気にするなよ。これから、背中を預ける仲間になるんだ。俺は気にしないさ。」

 

アンリ「そうですよ!私なんてまだ16歳ですよ?」

 

アルマ「ええ!?アンリちゃん、まさかの同い年!?」

 

ザック「意外な発見だな。まあ、とにかくなるべく敬語はなしな。それだけよろしく頼む。それじゃあ、約束通り、ブリンクマン技術少尉、グフ、見るか?」

 

ミア「は、はい!!お願いします!!」

 

俺はブリンクマン技術少尉を連れて、愛機のグフの元へ。ヘレナやアルマもついてきていたが。俺が宇宙から降りてきてからの、愛機。こいつには世話になりっぱなしだ。

 

ミア「ふぁ〜・・・!!普通のグフとは全然違う・・・!!ジャイアント・バズに、ヒートソードが2本!これが、ザック中尉のグフですか・・・!」

 

ザック「そんな大したもんじゃないさ。ただ、敵の勢力を一撃撃破を目指してるだけって話だ。」

 

ヘレナ「一撃で・・・?」

 

ザック「そりゃそうだ。変に戦いが長期戦になればなるほど、物資は減る。そうなると、補給もままならない。余計な物資を回すことになる。それを防ぐために、一撃離脱・・・まあ、こっちの被害を最小限にする為にこの武装なんだよ。後はまあ・・・スラスターを少し弄ってるくらいだな。」

 

アルマ「へぇ〜・・・ザック中尉も、MSに詳しいんですか?」

 

ザック「ん?いや、そう言うわけじゃねぇよ。ただ、俺には俺の戦い方があって、それに合う様に調整してもらってるだけだ。俺は基本単機だしな。連携も一応できるが・・・まあ、あんまし得意じゃねぇ。」

 

実際、ここにくる前の戦闘でも、うまく連携が取れてたなら、被害はまだ少なくなってたはずだ。直すべきだとは思ってるけどな・・・

 

ミア「ザックさんの戦い方は、スナイパーのヘレナさんみたいな立ち回りに近いみたいですね」

 

アンリ「ん〜・・・そうでもないと思いますよ?」

 

アルマ「へ?」

 

アンリ「ザックさんは最前線で戦うのが得意なんです。スラスターを利用して、一撃撃破、すぐさま別の敵を一撃で、取りこぼしを別の部隊の人達が撃破・・・そんな感じの戦い方なんです。」

 

ヘレナ「あー・・・模擬戦の時のアルマ少尉みたいな感じですね。敵を撹乱しながら、撃破して行く・・・みたいな。」

 

ザック「まあ、俺は好き勝手に動いてるだけだしな。」

 

ミア「けど、ザック中尉が加わるなら、前線での戦闘が何倍にも楽になりますよ!!」

 

ザック「かもな。まあ、アルマ達の実力は、実戦で見させてもらうさ。」

 

実際、模擬戦と実戦での動きはだいぶ変わるからな。そんな時。

 

キリー「みんなー!今から、二人の歓迎会をするわよ!」

 

アルマ「あ、はーい!!」

 

ザック「歓迎会ねぇ・・・今が、戦争中だってこと、忘れてんのかね?」

 

アンリ「まあいいじゃないですか!ザックさんはあんまり休息なんて取らないですし!この機会にしっかり休んでください!!」

 

ミア「やっぱり、ザック中尉は色々な戦地を回っているんですか?」

 

ザック「ん〜・・・まあ、そうだな・・・地球に来るまでは、宇宙で戦ってたしな・・・その後、キシリア様に言われて地上に降りてきたんだよ。」

 

キシリア様から急な呼び出しで、行ってみたら地球での戦闘の加勢に行ってくれないかって言われた時は、びっくりしたけどな・・・その時に、グフを支給してもらったんだよな。

 

そんな話をしながら、ノイジー・フェアリーの基地・・・ティルナノーグに入り、ホールに集まった。目の前には、豪華な料理が並んでいる。どれもめちゃくちゃ美味そうだ。集まったメンバーはキリー少佐やバルバラ中尉、アルマ達・・・そして、一人見知らぬ人がいた。

 

キリー「紹介するわ。ノイジー・フェアリーの整備班長、イルメラよ」

 

イルメラ「よろしく。整備の事で困ったことがあったら、いつでも頼ってよ?」

 

ザック「ああ。ザック・トリシュラー中尉です。グフの事、宜しく頼みます」

 

アンリ「アンリ・ラーミナ伍長です!よ、宜しくお願いします!」

 

簡易的な挨拶をした後、俺達を歓迎するパーティーが始まった。いやぁ、楽しいな。こんなに楽しいのはいつぶりだろうか。いつもは戦争戦争だったからな。すると。キリー少佐とバルバラ中尉が近づいてきて・・・

 

キリー「どう?歓迎会、楽しめてる?」

 

ザック「キリーさん・・・まあ、楽しめてる・・・とは思います。アンリもあんなに笑顔でアルマ達と楽しんでますし・・・」

 

キリー「そう。それならいいわ。あの子達には笑顔でいてほしいから・・・」

 

ザック「大切なんですね。アルマ達の事が」

 

キリー「当然よ。あの子達も、あなたも、ここにいる全員は家族なんだから。大切なのは当たり前でしょ?」

 

ザック「家族・・・ですか。いいと思いますよ。そういうの。あ、そういえば忘れてた。キリー少佐、バルバラ中尉。一つお聞きしたいのですが・・・」

 

バルバラ「?何だ?トリシュラー中尉?」

 

ザック「ええっと・・・ティルナノーグでの全員の行動時間とかって・・・決まってますか?」

 

キリー「?決まってはいないけれど・・・どうして?」

 

ザック「あ、いや・・・その・・・男が俺一人なので、色々気をつけないと思いまして・・・シャワーを浴びる時とか・・・ね?」

 

キリー「ああ・・・・・・」

 

キリーさんもバルバラさんも、何か察した様な表情だ。いや、だってそうでしょうよ!?男は俺一人だけなんですよ!?

 

ザック「もし、シャワーを浴びに行って、鉢合わせたら・・・と思いまして・・・それなら、俺が浴びる時間を考えれば・・・っと。」

 

バルバラ「・・・確かにそうだな。よし、トリシュラー中尉、貴官には、後日入浴の時間を教える。その時間から入るといい。シュティルナー少尉達にも伝えておく。」

 

ザック「助かります。」

 

バルバラ中尉には感謝しないとな・・・お、この飯美味い。俺たちの歓迎会を終え、俺はバルバラ中尉から案内された自室にて眠りにつく為の準備中だ。

 

ザック「流石に移動があったせいか疲れてるな・・・早めに寝るか」

 

俺は明かりを消し、ベットに入る。

 

ザック(あんな子供・・・しかも、女の子が戦場に出るのか・・・戦場は男が出てればいいのに・・・死なせるわけにはいかないよな・・・死ぬ気で守らないと。)

 

密かな決意を胸に、俺の意識は暗闇の中へと落ちていった。

 

 

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