岩神side
俺たちは豪華な部屋に通された
部屋にはソファーが置いてあって座るように促された
普段座布団など正座が基本の俺とバアルは少し戸惑ったが横にいる飲んだくれ詩人はまるで自分の家かのようにくつろぎだした
まったくこいつは、、、
もう慣れたことだが何度見ても呆れる
そして前の椅子に座る動物、、根津校長が話を始めた
「それで君達はなにか知りたいことはあるかい?」
くるくるとしたとても可愛らしい目でこちらを見てくる
だがその目の奥は鋭く何かを探るような視線を感じる
「ふむ、では今のことや個性というものを知りたい」
「わかったよ!じゃあまず個性からだね!」
個性、天空の島、一通り教えてもらった
個性というものは神の目のようなものだった
しかし違うところがあった
一つは少しのものではなく多くのものが持っているということ
二つは炎、水、氷、雷、草、岩、風など元素力以外というよりもいくつもの元素が混じっていたりしていた
神の目より力は少し劣っていたがそれでも強いようだ
個性は中国という国で初めて見られたらしい
それに伴って天空の島が出現したらしい
天空の島は今でも解明が進んでおらず近づくとキューブ状になって落下してしまうらしい
だから誰も近づいていないらしい、、いや、近づけないらしい
道中で見てきた人々と空に浮かぶ島を見たときからもしかしたらと思っていた
でも多くの犠牲を払い倒した天空の島そして神の目のようなものが再びあるだなんて思わなかった、、、思いたくなかった
そんな最悪な事の中で一つ朗報があった。
この世界ではまだモラが使わられているらしい
自分が作ったものがまだ残っていることがうれしくて自分でも頬が緩むのがわかる
「それで、、君たちのことを少し教えてもらえないかな?さっき使っていた力のことでもいいのからさ!」
バルバトスがこちらに目配せをしてから自己紹介を始めた
「そうだね、じゃあ僕から!個性?は風だよ!名前は、、ウェンティ!」
「俺は鍾離という、個性は岩だよろしく頼む」
「私は影と言います。個性は雷です。」
個性というものがまだなんだかまだ詳しくわかっていないがこれで大丈夫だろう
「なるほど、ありがとう!!そういえば君たち家とかってあるかい?」
、、、忘れていた、、というか考えていなかった
ふむ、公子殿がいたら何とかなったかもしれないが、、
どうしたものか、、
「その反応を見るにないみたいだね!こっちで用意しておくよ!」
学校内なら好きに歩いてもいいからねという言葉を残しそそくさと根津校長は部屋から出ていった
静かになった部屋で沈黙を破ったのは意外にも彼女、バアルゼブルだった
「学校内を探検しに行きませんか!」
彼女は初めて見る建物に興味津々なようで瞳が輝いていた
まるで先ほど少年に向かって刃を向けていたものとは思えないような違いだ
「ああ、少し探索をするか」
「そうですね!それにしても、、いい人でしたね」
「そうだな」
雑談をしながら部屋を出ようとソファーから立ち上がる
いつもならうるさいほど会話に入ってくる飲んだくれが静かだなと思い後ろを振り返る
おい早く行くぞ声をかけるがバルバトスは何か考え込んでいるようで呼んでも上の空のようでピクリとも反応を示さない
さすがに心配になってきて大きな声を出す
「バルバトス!!!」
「えへぇ!?なに!?急に大きな声を出さないでよ!爺さん!」
「何回も声をかけたぞ!」
「本当!?それは、、ごめん、てへっ」
「はぁ、、、」
腑抜けた声で驚いた彼はいつもと変わっていなかった
まったく、先ほどまでしていた心配を返してほしい
「そんなことより早く行きましょう!」
我関せずというようにバアルゼブルはもう廊下に出ていて進みたがっている
好奇心が抑えきれないのかうずうずとしている
「よし!早く行こう!」
いつの間にか俺よりも先にバルバトスはいて二人は歩き出していた
「おいちょっと待て!」
先に行ってしまった二人を追いかけるようにして俺も部屋を出た