灰被りの為の舞踏曲   作:ふかひれ

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9話 トレセン学園の日常 ?

 

各個人にそれぞれのメニューを渡す。

といっても基本的には合同での練習がメインであって、日常で出来そうなプチネタを書いて渡したりしている。

 

「ほい、ルナ」

 

「ん、ありがとう」.

 

 

 

 

「さて…トレーナー君。どうやって世界を変えて行く?」

 

「とりあえず…勝って名声を上げるしかないな」

 

「まあ…そうなるな」

 

 

「本気で歌って踊るのかな?」

 

「俺は割とマジなんだけど…」

 

「…そうだな…冗談の目ではないな……」

「まあ…そこも含めて…だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ…はじめないか?練習」

 

 

「そうだ…トレーナー君」

 

「ん?」

 

「確かに興味を強く持っている…。だが…忘れないで欲しい。私は君に全てを捧げる…」

 

「…好きって事だろう?」

 

「あぁ…だから君も私を見てくれ。きっと振り向かせてみせる」

「君の隣にいるに相応しい事を…この足をもって証明するよ」

 

ニコリと笑う彼女にドキッとする。

 

正直な所…

昨日ルナに飛びつかれてから変に意識するようになった。

好かれているのは喜ばしい事だが…思うには、恋愛としての好きとは違うのでは?と。期待や好奇心からではないか…と。

 

それに俺はトレーナー。

恋愛OKよと言われて、はい!なんては言えない。

 

 

だが…彼女の持つ魅力はそれだけではない。

惹き寄せられるなにか‥カリスマめいたものを感じる。

 

まあ…ゆっくりとやって行こう…。

 

 

 

 

 

 

「惚れ薬…」

 

「んあ!?」

いきなりヌッと現れたのはタキオンだった。

「タキオン!?」

 

「…まあ長い付き合いになるんだからね。じっくり見てやってくれたまえよ。しかし納得いかない」

 

「何に?」

 

「いや…彼女に惚れ薬は要らないのか?と聞いたんだが…要らないとあしらわれたよ‥」

 

「惚れ薬?!」

 

「あぁ…!君も何か薬が必要ならラボに来ると良い!実験…いい薬もあるからね」

 

「今実験で言った?ねえ?」

 

「なのに彼女は要らない…と、自力で君を振り向かせる…だってさー非科学的だよねえ」

 

「惚れ薬の方が非科学的だと思うんだけど…」

 

「それを科学で可能にするのが私の役目なのだよ!!」

 

「いや…走ろうよ!何の為にここに居るのさ!?」

 

「無論!設備の充実したところでの実験の為だが!?」

 

「レースは!?!?」

 

「……私はレース向きではないのだよた

 

「いや?素質はあると思うぞ?」

 

「それに走るメリットはないだろう?ウマ娘が楽しく走れる…だったか?夢物語過ぎないか?」

 

 

その言葉に一瞬ピリッとした空気が漂う。

主にルナだけど…。

 

「その夢を叶えるのがまた科学的じゃないか?」

「可能性が低い夢物語だからこそ破り甲斐のある壁だと思わないか?」

 

「何を…」

 

「空を飛ぶのだって、海の上を走るのだって」

「科学の進歩で達成された事たろう?不可能と言われた事なのに」

 

 

「それに…スポンサーがついて人気が出たら研究もやりやすくて捗ると思うんだよなあ……」

 

「………なるほどね」

「…安っぽい言葉だけれども……まあ…少しは心にきたよ」

 

そう言いながら歩いて行くタキオン。

彼女はルドルフの肩をポンと叩いて言う。

「君が彼に興味を持った理由が何となく…わかったよ…なんだか不思議な魅力があるものだね」

 

「…渡さんからな?」

 

「それはトレーナー君次第じゃないかな?…それに……私にはいざとなれば…惚れぐs………待て!待ちたまえ!使わないから!使わないから!!その顔で近づくな!!」

 

「タキオオオオン!」

 

「ちょ!来ないでくれ!」

 

 

何故かはじまった走り込み。

 

「気合入ってんな…あの2人……」

てかタイム早くね?

 

「……バカなの?あの2人は…」

 

「…お兄様!ライスも行ってきます!」

何故か混ざりに行くライス。

 

「3人に増えたぞ…?」

と、言いながらスカーレットを見やる。

 

「へっ!?アタシ!?行かないわよ!?」

 

「……ふーん?」

 

「行く意味ないでしよ!?」

 

「………」

 

「わ、分かったわよ!なんだか知らないけど行けば良いんでしょ!?」

 

 

 

「…くっ!なぜライスが増えたのかな?……おや!?スカーレットまで!?恨まれるようなとこは…実験以外では………実験が原因か…」

 

妙に納得したタキオンであった。

 






ほのぼの…日常会です(๑╹ω╹๑ )
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