灰被りの為の舞踏曲   作:ふかひれ

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13話 歓迎会?

さて…

ここ数日でルドルフも伸びが良くなって来ている。

 

レースはまだ先であるが…黙々とメニューをこなしている。

 

 

 

その陰でのお話…。

 

「…この前のデートはどうだったんだい?」

タキオンがスカーレットにニヤニヤと話しかける。

 

「バッ…デートなんかじゃ無いわよ!」

「たまたま行きたい店が……その…男女ペアじゃ無いと入れなかったのよ!」

 

「ほー…カップルじゃないとダメなんだね?」

 

「……デート…なんだな?」

ずいっとやって来たのはルドルフ。

 

 

「か、かいちょー…」

 

「…そ、そうよ!?デートよ!?」

 

「それならカチイョーだってこの前デートしてたじゃない!」

 

「…ふふッ…確かにアレはデートだ…」

 

「どこ行ったのよ?」

 

「2人でスイーツ食べた」

 

「ほーー!!進んでるなあ」

ふむふむとメモを取り出すタキオン。

 

 

 

「……ライスはまだどこにも行ってないよ…」

 

「「ら、ライス!?」」

 

「2人はいいなあ…。どこかに連れて行ってもらって…」

「羨ましいなあ…」

 

「……でもアンタ…レースで応援してもらって…ヨシヨシしてもらったじゃない」

 

「…そうだけど…」

 

 

 

 

「トレーナーの手はどうだった?」

 

「暖かくて…大きくて…優しくて…ほわーってなったよ」

えへへ…と、微笑みながら撫でられた箇所に手を置くライス。

 

「う、羨ましい…」

 

「撫で撫でされたい…」

 

 

 

そこからアホみたいに練習した。

くっそタイムが縮まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では…」

 

「誠さんの歓迎会を始めます〜♪」

乾杯の合図と共に3人でガラスを交わす。

 

と言っても秋川ロリ長はソフトドリンクです。

 

「だからロリ長言うな」(禁止!)

 

「でも…ライスちゃんも初勝利ですね」

「さすかです♪」

 

 

「驚嘆ッ!さすがとしか言いようがない!」

 

「…でも、世間の風は冷たいですよ」

 

「…任せてくれ!君もこの学園も…きっと守ってみせる」

秋川理事長は力強く語った。

それ程までにこの人は学園を大切に思う中で俺もその中の1人だと言うのだろう。

 

これだけ小さな人なんだ。

俺の思う以上にキツイこともあるだろう。

たづなさんが支えてるとは言え、色々と苦しい事もあるだろう。

 

それでも守ると言ってくれるこの人に報いたいと強く思う。

 

 

 

 

「…で?ウマ娘との恋愛の方は?」

 

「ブッ…ゲホッゲホッ…何が!?!?」

唐突な質問だった。

無意識の外側からの的確なストレートパンチ。

 

「ど本命は?言い寄られてたりもするんだろう?」

 

「ええ、色々聞いてますよ?デートしたとか」

「誠さんも…青春真っ只中ですね?」

 

「そ、そんな事…」

 

「まあ…アレだ…子供とか…作らなかったらいいんじゃないか?」

 

「なんつーことを言うんだこの理事長は」

 

「そりゃそーでしょ!?生徒が子供できました〜とか言ったらダメでしょ!?」

 

「話が飛びすぎですよ!?」

 

 

 

「コホン…まあ…アレだ」

「…それだけ愛されてるトレーナーという事だよ」

 

「それに?たづなもフリーだぞうー?」

 

「・ちょっと!理事長っ」

慌てるたづなさん。

 

「満更でもないくせに〜」

煽るロリ長。

 

「ま…まあ…良い関係で居ましょう?」

 

 

良い関係と言うのがなんなのかはさておいて…

楽しい歓迎会になりそうだ。

 

 

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