旅の途中で様々な仲間を加えてどんどん強くなっていく
パーティとギンガ団との奮闘をお楽しみください。
僕はベットから跳ねる様に起きた。まるでコイキングのように。帽子を被りマフラーを巻いて家を出た。
「ジュン君のお家に行くんでしょう?気を付けてね」
分かってるよ母さん、とはにかみながら僕は返す。ドアを開け僕はジュンの家のもとに向か
った。ジュンとは近所の幼馴染である。彼はとてもせっか「おせーよ!罰金100万円な!」
・・・・・
ドアを開けようとしたら、ジュンが突然飛び出してきた。上へとカールした金髪が特徴的な
この少年がジュンである。とてもせっかちで罰金100万円は彼の口癖である。
「そうだコウキ!シンジ湖に行こうぜ!」
彼は気まぐれでもある。ポケモンなら性格は一つだが、人間は何個もある。それが面白い
所で厄介な所だ。僕がなぜ、と聞き返すと彼は伝説のポケモンがいるかもしんねーだろ!
と鼻息を荒くして言った。彼はこうなると止まらない。たとえが古いが最高速のD51の様である。僕はため息をついて彼の頼みを許可した。
シンジ湖はフタバタウンから少し上にある大きい湖だ。とても水質が綺麗で、いろいろな水ポケモンを見ることができる。
「さーて、伝説のポケモンはどこかな~っと。」
ジュンはノリノリで探している。ここシンジ湖には感情をつかさどるポケモンがいるという伝承がある。本当にいるのか怪しいが。
「くさむらにいるかもな」
ジュンはくさむらをかき分けて進む。くさむらにはポケモンが出てくるのに、よくもまぁそんな所を行けると関心していると
「コラッ!くさむらに入るんじゃない!」
一喝が聞こえた。振りむくとそこにはナナカマド博士がいた。
「あー・・・ナナカマド博士?」
ジュンが露骨に面倒な態度をとる。
「くさむらに入るとポケモンが出てくるじゃろ!まったく、お前の様な子供なんぞムックルさえ勝負にならん!とりあえずさっさと出ろ!」
「ナナカマド博士、落ち着いてください。」
ナナカマド博士の横にいる少女が窘める。年齢でいうと僕と同じぐらいだろうか?青い髪が
風になびいてとても美しい。まるでスイクンのたてがみの様である。
「まぁ、一度ビッパに尻でも噛まれれば反省するかもしれんがな」
あっ、少女に夢中になっててナナカマド博士の話聞いてなかった。ナナカマド博士は僕たち
を注意してそのままシンジ湖から出て行ってしまった。まるで台風の様に通り過ぎ去っていった。
「・・・面白い爺さんだな。」
ジュンは怪訝そうな顔で言った。僕もおそらくそんな顔をしていたと思う。
「まぁ、怒られたし、くさむらを探すのはやめるぜ。」
少し不服そうにくさむらから出ようとするジュン。するとその瞬間にくさむらからけたたましい鳴き声が聞こえた。
「っ!?」
ジュンがその声に驚き体制を崩す。くさむらから弾丸の様に表れたそれはジュンに突撃していった。ジュンはとっさに身を翻し、それの攻撃をかわした。それは突撃が失敗すると、空中で一回転し、ジュンにタックルを仕掛ける。体制の整ってなかったジュンはそれを食らい吹き飛び、木に背中を打ち付けた。ジュンの口から嗚咽が漏れる。それは勝ち誇った様にもういちど泣き喚く。それは、ムックルだった。
まずい、このままじゃ俺もやられる、と本能でコウキは理解した。ポケモンに渡り合えるのはポケモンだけである。コウキは冷静に周囲を見渡した。すると、ナナカマド博士が忘れて行った鞄が落ちていた。薄茶色の、四角い鞄であった。
コウキはとっさにそれをあけ、中のものを見た。それは、モンスターボールだった。3つのモンスターボールが入っており、コウキはその中の一つを適当に手に取った。ムックルはこちらが行動を起こしてるのに気づき、鳴いた後、こちらに突っ込んできた。スイッチに手をかけ、そのまま放り投げる。モンスターボールが二つに割れ、その中から赤い閃光が迸る。赤い光は具現化し、徐々に形を作っていく。
中から現れたのは、青いペンギンのような見た目をしたポッチャマであった。