ポケモン世界の就職活動   作:ねねと

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決着 ジムリーダー・オルド

轟音、衝撃、砂煙

 

「カイロス、戦闘不能」

 

審判の声が響いた

 

「…戻ってくれ、カイロス、休んで…」

解っていた結果だ、破壊光線を受けたカイロスの身体は大爆発を耐えることは出来なかった、それでも僕の心にあるのは無力感ばかり

「さて、次だ、バリヤード!」「バリバ~リ」

「チャレンジャー、ポケモンを」

「…頼む、メタグロス!」

「メタ」

だが今はジム戦だ、僕らは全力を持って目の前のバリヤードを倒さなければならない、そのためにここに来た

「それでは、バトルを再開致します!」

「リフレクター!」

「メタグロス、瓦割りからのメタルクロー!」

練習した動作をする、右で瓦割り、左でメタルクロー、バリヤードの特性はフィルターだが殴り合いは不得手な種族だ、確かなダメージになる筈「不意打ち」

 

…想定がだいぶ甘かったようだ…

「下がれ!メタグロス!鉄壁して高速移動!」「メタ」

「不意打ち警戒なら良いじゃないの、んじゃフラフラダンスだ」「メ…!?」

ダメだ、鉄壁は間に合ったが機動力を上げられてない!

「んじゃガードスワップ、物真似もしてメタルクローをコピーしてやれ」

やられた…!混乱状態でこれは不味い…!

「メタグロス!聞こえるか!?高速移動だ!」「メ…?」

ダメだ、此方の声が聞こえていない!だが焦るなっ…!不意打ちはいかにフィジカルが弱い種族のバリヤードといえども確実にメタグロスにダメージを与えてくる、下手な攻め手は敗北への片道切符その物だ!

「奴さんが混乱してる間にリフレクターと光の壁を張れ!マジカルシャイン!」

メタグロスに直撃する閃光、巨体が地面に叩きつけられる

「メ、メタ…」

どうにか正気を取り戻したようだ…混乱技が厄介過ぎる…!

「メタグロス!聞こえるか!?高速移動だ!距離を取って怠ける!」「メッ…タ!…」

どうにか立て直す事が出来そうだ、次の手を考えろ…!

「怠ける覚えてるメタグロスなんて珍しいじゃないの、まあともかくメタルクローだ、攻撃上げて不意打ちの威力高めようぜ、バリヤード」「バリバリィ!」

彼方の言ってる事はともかく機動力は上げておきたい、マジカルシャインへの対応をしよう、不意打ちは此方から攻撃しない限り来ないので後回しだ

「メタグロス、高速移動だ!」

バリヤードのメタルクローを躱せた、取り敢えずは攻撃力を上げられる事はないだろう

「ったく、一級ならスピードスワップで奪ってたのによ、さてはて、奴の次の手は…」

彼方は待ちの姿勢、ならばその時間は此方の防備も整える隙となる!

「リフレクターと光の壁を張るんだ!」

「へえ、だったらアンコール!」

…ッ!やられた…!守りは良くなったがこれで何手かは自由行動を許してしまう!

「メタルクロー、連打だ」「バーリバリバリバリバリバリバリバリバリィ!」

何枚も張られた壁にバリヤードのメタルクローが幾度もぶつかる、明らかに鋭くなった瞬間が有るがあれが攻撃力の上昇だ、親父の試合で見たことが有る

「メタグロス、更に高速移動、限界まで速くなれ!」

「ふむ、ウチのトレーナーのメタグロスにもこうゆうのが居たな、リフレクターがもう切れるんだ、コメパンでも打って来るのか?バレパンでも良いぜ?どちらにしても不意打ちは決めれるがな」

…!チャンスだ!彼方は不意打ち狙い、事実だとすれば有難い!ジムトレーナーの質の高いメタグロスばかりを相手取っていた経験値こそが仇となる!

「やるぞメタグロス!お前の『何時もの』破壊光線!」

「メター」

 

特性を平然と併用出来る強さのオルドのバリヤードは困惑していた、敵は遠距離、リフレクターは切れたが光の壁は残っている、今までこの場面のメタグロスは高速で流星の如く炎なり氷なり雷なりを纏った拳を突っ込んで来るのだ、そしてそれの不意を突くのも慣れている、だがこのメタグロスの思考を読んでみても『了解!破壊光線!』という思考しかないのだ、拳に鋼のエネルギーを纏う素振りすら無い、マスターの耳もそう聞こえている、この身はその系統の攻撃に滅法強い上に隙が出来る技、その上エネルギーを目視の上でも溜めてもいない、それに疑問を覚えた時にはメタグロスの体が突っ込んで来た、リフレクターが無いためにバリヤードは

 

「バリヤード、フィールドアウト!よってこの勝負、勝者ヤストモ!」

「…やった!やったぞメタグロス!」「メ」「ボールに戻るの早いな…ご苦労様だった、メタグロス」

「ご苦労さん、バリヤード…はあー…成る程ね、破壊光線にはそういう使い方が有ったか…メタグロスはわざわざ破壊光線で加速しなくても速いからそういうエネルギーの無駄遣いしない奴が殆どなんだよな…まあともかく持ってきな、俺のジムを攻略した証である『バリアバッジ』を!」

「ありがとうございます!」

「おう、んでリーグの道に進むんならバッジ8つ集めた後また来な、もう一段階ギア上げて相手してやる、それを8回繰り返せば一端のリーガーよ」

「取り敢えず其処は目指して無いです…」

「そうかい、んじゃポケセンに送ってやれ」

「はい、エーフィ、テレポート」「フィ~」

 

こうして、始めてのジム戦は僕にしてはずいぶんと出来すぎた結果になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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