僕達は二年生に終わりを告げた。
中にはFクラスを離れる奴もいたりした。
姫路さんは今年は体調も優れていてAクラスに。
姫路さんに関してはもう誰も驚く人はいない。
まあ……
元々彼女のいるべきクラスはあそこだからだと思うけどね。
雄二は今年はBクラスにいったみたいだ。
去年はアレだったけど今年は何だかんだAクラスだと思ってたんだけどな……ほら霧島さんともうまくいったみたいだし。
ムッツリーニは殆ど保健体育だけでEクラスに所属している。 ……ムッツリーニって本当侮れないよね
美波と秀吉はDクラス。
あ、なんかわかる気がするよ。
他は特に変わりはないかな。
そして
肝心の僕。
吉井明久のクラスは__Eクラス……ま、まあFクラスじゃないだけマシかな、なんて心では明るくプラス思考に考えているけれどもっと上を目指せると思っていたのも事実。
今年はAクラスに行けると思ってたのに!?
去年の僕の輝かしい成績を思えばあり得ると思っていた
「はぁ……」
「げ、元気だしなよアキ! ウチだってほ、ほらDクラスなんだしね?」
「凄いね美波」
美波とはあれからなんら代わりはない。
気をつかってそうしてくれてるだけかもしれないけど
クラスを離れても僕らはたまにこうして集まることがある。
勿論、たまたまそこであったとかそういうときも勿論あるけどね
「まぁ……でもウチらにしては頑張ったとおもわない?」
「……え?」
「だってほら、ウチら一応去年まで落ちこぼれクラスだった訳じゃない?」
確かに……
僕やムッツリーニはともかく、美波や秀吉や雄二は中々なクラスに所属しているわけだし……
「ね? 瑞希はまあ、わかってたことだけどAクラスだし坂本はBクラス次席! 上等だと思うわよ」
「ははっ、確かに」
そして今日も、僕のEクラスライフが始まりを告げる。
「霧島さんは良く図書室に来るの?」
「……今日は偶々」
本を片手で数冊抱えながら空いている方の手で本を開きながら霧島さんは本を物凄いスピードで読んでいた。
この人本当に同じ人間なのかな……
「しょ、翔子ちゃんに明久くん? ”2人っきり”でなにしてるんですか」
「あ、姫路さん久しぶり!」
「……瑞希」
霧島さんは本を読み終えたのかただ閉じただけなのか良くわからないけれど本を閉じて姫路さんに目をやった。
「……吉井とは偶々あって少し話をしていただけ」
「そ、そうですよね!」
何だか良く分からないけれど、姫路さんと霧島さんは僕の前で何だか高次元の……僕みたいな凡人には少しわからないような難しい会話をしている……に違いない。
「あ、そうだ霧島さん雄二とは上手くいってるの?」
「……当たり前」
「羨ましいです! 私だって明久くんと……」
「? 僕がどうかした? 姫路さん」
「い、いえ!」
あれ、今姫路さんが僕の名前を言っていたような気がしたんだけど気のせいだったのかな……?
あ、それにしても雄二と霧島さんは上手くいってるみたいでよかった。
Aクラスに入れなかった雄二が一体どんな物凄い目にあってるのかって心配してたんだけど大丈夫そうで安心したよ
「……そう言う吉井は瑞希と上手くいってるの?」
「ぇえ!? 翔子ちゃん!?」
「上手く……かどうかはわからないけどこの間買い物に付き合ってもらったんだ…ね? 姫路さん」
「は……はい…」
姫路さんは顔を真っ赤に染めながら小さく頷いた。
あれ?
照れる要素あったかなぁ……?