「試召戦争をやるの?」
一応言っておくけれど試召戦争をしようとしているのは僕らのクラスじゃない。
なぜだかよくわからないけれどAクラスがDクラスに宣戦布告したらしい。
どうしたんだろうAクラスの人達……
まさか、あの霧島さんが自ら何てそんな事はあるはずないし……それに今回Aクラスは雄二のいるBクラスではなくDクラスに宣戦布告している。
あ、一応言っておくけれども僕とムッツリーニはEクラスだからね。
でも確か
Dクラスには……
「どうすんのよ木下、翔子結構マジで怒ってたわよ」
「ワシに言われてものぉ……大体このクラスの代表は島田じゃろう、お主も少しは考えたらどうじゃ」
「美波! 秀吉! AクラスがDクラスに宣戦布告ってどういうこと?」
「知らないわよ、でもウチらのクラスに気に入らないところがあったみたい」
美波は秀吉は顔を見合わせてため息をついた。
ていうか美波って代表だったんだ…
確かにあの数学と外来語の点数があればそうなるのかも……あ、いやでもそれならもっと上を狙えたんじゃ…
「でも霧島さんが雄二の件以外で動くなんて珍しいね」
「坂本が関係ないとも言い切れないのよ今回は特に」
「どうして?」
よくわからないけど雄二が関係してるって事……なのかな?
「実はねさっき翔子がウチらの教室に来た時相当怒ってたのよ、そりゃあもう不機嫌オーラ全開でね」
「ただ機嫌が悪かったんじゃ……」
「ただ機嫌が悪いだけで霧島があそこまで顔に出るとは思えんのじゃ」
そ、そうかなぁ……
「二人とも大変そうだね……でもまあ頑張ってね!」
「あらアキ、まさか手伝わないなんて言わないわよね?」
「なにを言っておる島田、言うわけないではないか」
……えーと…?
秀吉までそんな顔して……美波の性格に似て来た何てことないよね!?
じゃなくて何この状況!!?
「どういうこと? 大体なんで僕が__」
「て・つ・だ・う・わ・よ・ね?」
「手伝わせて下さい!!」
な、何て恐ろしい顔をするんだ!
あれはもう女の子の顔じゃないよ!!!
「よかったぁ……断られたらどうしようかと思ってヒヤヒヤしたわ」
「あれだけ作戦を練ったのじゃ、失敗するわけなかろう」
「それもそうね、そもそも相手が相手だし」
二人(主に美波)はもうなんていうか思いっきり悪人面をして僕をニヤニヤしながらみる。
ああ、秀吉……いつからそんな子に…
「……で、アキ」
僕は思わず息を飲んだ
「アンタにやって欲しいことがあるのよ」
「なに?」
「土屋と一緒に翔子が怒っている原因を探って欲しいの」
へ?
そんな事?
そんなの僕を捕まえないでもムッツリーニを捕まえておけば一発だったんじゃ……
「上手く頼むわね、翔子が何で怒ってるかもわからないんじゃ対処の使用がないしね」
「そういうわけじゃ、頼むぞ明久」
「あ、ああ……うん」