ロクでなし魔術講師と糸使いの少年   作:ネコ耳パーカー

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そろそろ魔術競技祭編が終わります。
少しアルタイルとベガの過去が見え隠れします。
それではよろしくお願いします。



魔術競技祭編4話

俺達が会場に着くと、ちょうど競技の一つが終わったらしく、1組の勝利らしい。

あ〜あ、落ち込んでるな。

 

「行けるね?アルベルトさん、リィエル」

 

「無論だ」

 

「問題ない」

 

2人に確認をとってから俺達は2組に近づく。

 

「みんな!待たせてごめん!」

 

「アイル!?今までど…こ…に?」

 

俺の言葉にみんなが一斉に振り返る。

でもその視線は俺の後ろにある。

 

「お前達が2組の連中だな。俺の名はアルベルト、グレン=レーダスの古い友人だ。こっちはリィエルだ。やつがこの学校の講師になったと聞き見に来たのだが、グレンのやつ急用で手が離せなくなったらしい」

 

「「「え!?」」」

 

「そこで先生からの伝言。『お前たちの指示は、ここにいるアルベルトに任せる。そして…優勝してくれ、頼む』だって」

 

「優勝してくれって…」

 

「見ず知らずの人にそんな事言われても…」

 

システィーナ達の動揺も最もだ。

いきなり訳分からん奴に指示を任せようとは思わないだろうしな。

そんな時、リィエルがシスティーナの手を取った。

 

「お願い、信じて」

 

「…!?貴女…」

 

システィーナはその手に何か感じたのか2人をハッとした顔で見る。

これは…勘づいたか?

最後の俺の顔を見てくる。

その顔はほぼ確信している顔だったので、ウインクだけ返しておいた。

 

「…分かったわ。クラスの指揮をお願いします。アルベルトさん」

 

「「「「システィーナ!?」」」」

 

クラスの皆がシスティーナに判断に驚く。

 

「大丈夫なの?この人達…」

 

ティティスの不安も最もだが、今はなりふり構ってる暇はない。

 

「大丈夫も何も、やるしかないだろ?ていうか、もしこの状況で負けてみろ。グレン先生、調子乗ってバカにしてくるぞ。『お前らって俺がいないと全っ然ダメダメなんだな〜!ごめんね〜!途中で僕が抜け出したせいで負けちゃって〜!』って感じか?」

 

我ながら会心のモノマネだった。

 

「言いそう…」

 

「ウザイですわ。とてつもなくウザイですわ!」

 

「あのバカ講師にそんな事言われるのだけは断じて我慢ならないね」

 

「くそぉ!やるよ!やってやる!」

 

どうやら、マジで似てたのかクリーンヒットしたらしい。

おかげでみんなにまた火がついた。

…一部煽りすぎた気がしなくもないが…。

 

「…やりすぎだろお前」

 

「なんの事だか…」

 

さあ、こっちも反撃開始だ。

 

おお、1組の…セタだっけ?

結構リアルな龍だな。

始まった【変身】の競技、さっき実況も言ってたがここで落とせば、俺達の優勝は絶望的だ。

そんな競技に…

 

「む、むりだよ〜…」

 

1番気の弱いティティスが挑む。

あ〜あ、顔は真っ青、目も涙目だな。

しょうがない、一肌脱ぐか。

 

「弱い気の虫がついてる…ぞ!」

 

「ひゃあぁぁぁぁ!!」

 

肩を叩いたら物凄くビックリされた。

いや、逆に俺がビビったわ…。

 

「あ、アイル君!!な、何するの!?」

 

「いや、気を抜いてやろうかと」

 

「むしろ腰が抜けそうだよ!?」

 

おやおや、ティティスがこんなツッコミを入れるとは…。

 

「ちゃんとイメトレはしたんだろ?それに特別講義も」

 

「う、うん…でも…」

 

「どうせ祭りなんだ。気楽にやれって!こういうのは楽しんだ者勝ちだ!もし変な事言ってくるやつがいたら俺に言え!渾身の右ストレートをお見舞いしてやる!」

 

俺は元気づけるためにわざと明るく、シャドーを打つ。

その様子を見てたティティスは突然笑い出す。

 

「?なんだよ?」

 

「だって…グレン先生と同じような事言うんだもん!2人って少し似てるよね」

 

「心外だな!あんなロクでなしと一緒にすんな」

 

いやいや、絶対似てないし。

似てないったら似てない。

 

「ふふ!行ってきます!」

 

「おい!ティティス!はぁ…行ってこい!」

 

そう言ってティティスは会場に向かっていく。

その背中はさっきまでとは違い、落ち着きと自信に満ちていた。

 

「さあ!続いて2組のリンちゃんの登場だ!どんな変身を見せてくれるのか!」

 

「『刮目せよ・我が幻想の戯曲・演者は我也』」

 

そうしてティティスが変身したのは時の天使【ラ・ティリカ】だった。

会場の誰もが息を飲むその神々しい姿。

まるで聖画集から飛び出してきた様な変身に

 

「…すげぇ…綺麗だ…」

 

思わず呟いてしまう。

俺に出来るかって言ったら100%出来ない。

きっとティティスだからこそ出来たことだろう。

 

「天使様だ!聖画から飛び出してきたような時の天使【ラ・ティリカ】様の降臨だー!得点は…10点、10点、10点、10点!40点満点!パーフェクトだー!」

 

【変身】は文句なしのティティスの勝利だ。

 

「ティティス!おめでとう!」

 

「ありがとう!アイル君!後、私の事名前で呼んでいいんだよ?最近、ルミア達の事は名前で呼んでるでしょ?」

 

「そういう事なら。おめでとう!リン!」

 

「うん!ありがとう!アイル君!」

 

そう言って俺たちはハイタッチをした。

そのままクラスの所に戻るのをアルベルトさん達と見守っていた。

 

「リンの奴…強くなりましたね」

 

「ああ…立派になった」

 

「ところで…リィエル?なんで怒ってるの?」

 

「…知らない。アイル君のバカ…」

 

そんな裏のやり取りを交えつつ、進んでいく競技祭。

 

「続いて【グランツィア】も、難易度の高い【サイレント・フィールド・カウンター】で勝利!ここで2組が1組に並びました!この混戦の中、勝負の行方は最終種目【決闘戦】に委ねられます!」

 

お、ウィンガーの負けをウィズダンが取り返した。

これは中々熱い展開だなー!

 

「最終種目【決闘戦】!先鋒戦を1組が、中堅戦を2組がとり、1対1になったー!そして大将戦、1組はハインケル選手!2組はシスティーナ選手だ!学年を代表する2人の対決だー!」

 

「いよいよ私の番ね!」

 

「折角、僕が場を盛り上げてあげたんだ。無駄にはして欲しくないね」

 

「そこは『後は任せた』って言うところでしょう」

 

お、やる気十分だなシスティーナ。

ならさらに燃料を投下しますか。

 

「ここで先生からの伝言その2。『もし優勝出来たら、お前らに好きなだけ飲み食いさせてやる!』だってね?アルベルトさん」

 

「…ああ、確かにそう言っていた。期待、しているぞ」

 

「期待!していて下さい!」

 

そう言って、ハインケルに真っ直ぐ向かうシスティーナの背中を見ていると、アルベルトさんが小声で話してくる。

 

「おい!何勝手なことを…!?」

 

「別にいいでしょ?特別賞与に給料3ヶ月分なんだから」

 

その言葉に黙り込むアルベルトさん。

さてと、大将戦しっかり観戦しますか。

 

 

「グッ!?」

 

思ったより火力が強い!

 

「おおっとハインケル選手の【ファイア・ウォール】にシスティーナ選手思わず後退!」

 

さてと、どうしようか?

みんなの声援が背中を押す。

あの時のアルベルトさんの言葉、リィエルの手、アイルの目。

きっとそういう事なのだろう。

私の分からない所で戦ってるんだあの3人は。

でも応戦してくれている。

それだけで私は戦える!

 

「『拒み阻めよ・嵐の壁よ・その下肢に安らぎを』!」

 

私の切り札を切る。

黒魔改【ストーム・ウォール】は私だけの魔術。

だから、ハインケルは当然知らないし、動揺する。

 

「なんだこれは!?改変呪文!?『雷精の…』」

 

今更遅いわ!

これで終わりよ!

 

「遅い!『大いなる風よ』!」

 

すぐに切り替えて【ゲイル・ブロウ】を放つ。

 

「決まったー!システィーナ選手の【ゲイル・ブロウ】がハインケル選手を場外に吹き飛ばした!これで優勝は2組だー!」

 

 

もみくちゃにされるシスティーナ。

俺達はそれ見ながら、次の用意をする。

 

「アルベルトさん、リィエル」

 

「ああ、ここからだな」

 

「うん、行ける」

 

「それでは2組にはアリシア七世女王陛下より勲章が授与されます!」

 

そう言われ、アルベルトさんとリィエルが壇上に上がる。

俺は糸を体に巻き、いつでも動けるようにしておく。

 

「…今年の魔術競技祭の優勝クラスの代表と担任講師は、女王陛下から直々に勲章を賜る栄誉を得る…。待ってたぜこのタイミングを」

 

そして、アルベルトさんとリィエルの姿が変わり、グレン先生とルミアが現れる。

 

「グレン先生とルミア!?」

 

「馬鹿な!?お前達は逃走中のはず!?」

 

「入れ替わったのさ!協力者とな」

 

壇上で種明かしをする先生。

その姿を見てシスティーナは呟く。

 

「やっぱり…あれは…!アイル!知ってたの!?」

 

「ん?まあね〜。ただ言えないだろ?色々と」

 

そう答えながら準備運動をする俺。

そのまま一気に走り出す。

 

「ええい!賊を捕えよ!」

 

「『すっこんでろ』」

 

部下が壇上に上がる前にアルフォネア教授が結界を張る。

これは…【断絶結界】か。

俺は滑り込みセーフで潜り込んだ。

 

「へぇ、【断絶結界】か。気が利くなセリカ。後、お前。入って来たってことは最後まで付き合うんだよな?」

 

「当たり前」

 

そう答えながら、俺は糸を編み上げる。

 

「僭越ながら、陛下。そこのおっさんと部下は陛下の名を騙り、罪の無い少女を殺そうとした。どうか辞めるように勅命を」

 

「黙れ!逆賊が!」

 

おっさんがグレン先生を恫喝するが、黙るのはそっちだろ。

 

「うるせぇ、あんたが黙れよ。こっちには誰も傷つけずに済ませる方法と、その用意があるって言ってんだよ。いいから引っ込んでろおっさん」

 

俺は冷たく睨みつけながら、威嚇する。

おっさんはそんな俺の威嚇など気にもとめない。

 

「それではダメなのだ。この騒動が終われば、どんな罰でも受ける。腹も切ろう。だが陛下だけは…何としても、陛下だけはお守りせねばならんのだ!陛下!時間がありません。ご決断を!」

 

「だから!その前提をぶっ壊す用意があるって言ってんだよ、この石頭!斬る以外脳がないなら、すっこんでろ!!」

 

「おい!アルタイル!それ以上は!?」

 

「勅命です」

 

俺とおっさんが言い争ってる時、陛下が口を開く。

 

「その娘を…ルミア=ティンジェルを討ち果たしなさい」

 

「「な!?陛下!?」」

 

なんで!?なんでだ!?

ここまで来れば解決じゃないのかよ!?

クッソが!!これだから大人は!

 

「ご英断、感謝致します!陛下!」

 

そう言いながら、剣を抜くおっさん。

英断?何処がだ?

 

「はぁ…期待はずれだな陛下。何が誰もを愛し、誰もに愛されるお方だよ?結局、我が身可愛さでぶりっ子してるだけじゃん…爺さんの嘘つき」

 

「貴様!陛下への侮辱、今すぐ撤回しろ!」

 

「…アルタイル?」

 

「いいや!やめねぇ!どんな事情があれ、どんな秘密があれ、テメェの娘を殺せなんて言う奴、クソッタレ以外の何物でもない!」

 

「…アイル君…?」

 

俺達の親は…一族は、俺達を守る為に犠牲になった。

たった2人の子供を守る為に、その身を盾にして逃がしてくれた。

俺はそんな人達が好きで、憧れた。

だから強くなろうとした。

 

「きさまぁ!!」

 

「何が英断だ!自分の子供を守る決断もしない!存在を隠し、追放した!挙句に殺すだと!?ふざけんな!!己が身をかけて、命を懸けて、子供守るのが親じゃねぇのかよ!!それが!!本当の英断ってやつなんじゃねぇのかよ!!」

 

家族を殺すなんて英断じゃない。

本当に大切ならば意地でも守るべきだ。

それを選ばなかった、ただの臆病者だ。

そんな人に大切なものを奪われてたまるか。

だったら俺は…魔術師の道理に従う。

 

「『汝望まば、他者の望みを炉にくべよ』…俺の望みは、ルミアや他のみんなとの日常を守ることだ。もし、それを阻むのなら…陛下、例えあんたがルミアの親でも、俺はあんたを殺す」

 

「「「「な!?」」」」

 

みんなが驚く、そりゃそうか。

堂々と国のトップを殺すと言ったんだから。

 

「やめろアルタイル!今すぐ訂正しろ!」

 

グレン先生が流石に慌てて止めるけど、引く気は無い。

自分で吐いた唾は飲む気は無い。

 

「…もう遅い。本気か小僧」

 

「…本気だおっさん」

 

「ならば容赦はしない」

 

「上等だ。いざ、尋常に…」

 

「「勝負!!」」

 

そう言って俺達は一気に踏み込んだ。

 

「シッ!!」

 

「ぬるい!っ!?切れんだと!?」

 

俺は糸の弾を撃ちながら、同時に剣を編む。

おっさんは切ろうするも、切れずに弾くに止まる。

そのまま斬り掛かるが、やはり古強者。

接近戦では話にならず、弾き飛ばされてしまう。

 

「隙だらけだぞ!小僧!」

 

全身を切り刻まれるが、糸を巻いてるので切れない。

切れないが…衝撃は重い。

実は糸の防御には欠点がある。

斬る、貫くには強いが、一定の衝撃にはあまり効果が無いことだ。

テロリストの時はそれ程の重さはなく、防げた。

だがおっさんの剣戟は、確かに防げるが、衝撃は止められず、確実にダメージは増えていく。

 

「うっざい!!『吠えよ炎獅子』!」

 

「何!?軍用魔術だと!?」

 

咄嗟に【ブレイブ・バースト】で距離をとる。

ダメージは与えられてないが、何とか体勢は直せた。

炎が消えるのと同時に姿を消すおっさん。

俺は結界を張り、全方位を守る。

その瞬間、結界に衝撃が走る。

 

「守ってばかりでは倒せんぞ!」

 

そう言いながら、結界全体を切り刻もうとしている。

そんな中、俺は結界内で魔術を唱える。

 

「『三界の理・星の楔・律と理は我が手にあり』」

 

重力で一気に押しつぶす。

 

「グハ!?こ、これはなんだ!?」

 

「重力だよ」

 

俺は結界を解き、地面にめり込んでるおっさんの顔面を、足を糸で強化して、全力で蹴り飛ばす。

そのまま飛んでいくおっさんを引力で引き寄せ、追撃を図ろうとする。

 

「ガバ…!おのれ…!フッ!」

 

「何!?グボッ!?」

 

あいつ、引力を利用して剣を投げやがった!?

俺の引力とおっさんの膂力で、想定外の勢いで腹に刺さる。

まずい…骨が何本か逝った…!

衝撃は半端なく、引力が止まる。

 

「フン!」

 

「ガハ…ッ!!クッソが…!」

 

更に今度は慣性を利用して勢いを乗せて攻撃してくるおっさん。

その衝撃も滅茶苦茶重い。

また、骨が逝った…。

今度は俺が転がされ、剣を突きつけられる。

 

「終わりだ、小僧」

 

クソが…!まだだ…終われるかよ…!

 

「…ガァァァァァァァ!!」

 

地面に重力を叩きつけて割る。

足場を崩されたおっさんは体勢を崩しよろける。

その隙にタックルして転がす。

重力でおっさんを釘付けにしつつ、更に瓦礫に糸を巻きつける。

 

「おのれ!小僧…!?」

 

「墓標をくれてやる…潰れろ!!」

 

重力で持ち上げて、一気に落とす。

重力で勢いをつけ、更に糸で強度を底上げする。

幾らおっさんでもこれで…!

 

「『そこまでだ!』」

 

突然アルフォネア教授が瓦礫を全て消し飛ばす。

気づいたら、陛下はネックレスを外してグレン先生に投げ渡していた。

先生も【愚者の世界】を発動、事なきを得ていた。

 

「アイル君!?大丈夫!?」

 

ルミアが駆け寄って、そのまま治癒魔術をかけてくれる。

 

「へ、陛下!?何故!?」

 

「こいつだよ」

 

そう言いながらグレン先生は、愚者のタロットカードをチラつかせる。

 

「愚者のアルカナ…!?一定効果領域における魔術起動の完全封殺!貴公まさか!?」

 

「さてとまずは…この大バカ野郎!!」

 

「痛ってぇ!何すんだよ!」

 

なんで突然の拳骨!?滅茶苦茶痛てぇんだけど!?

 

「当たり前だろうが!!こっちはタネが割れてんのにあんな無茶苦茶しやがって!?相手は誰だか分かってんのか!?お前のとこの爺さん、エンダース・トワイスと同じ、40年前の封神戦争の英雄だそ!!」

 

マシか…道理でバカ強い訳だ。

 

「知らないっすよ、そんな事。どうでもいい」

 

「しかも!陛下を殺す!?お前本気だったろ!いつからお前はテロリストになった!?」

 

「ここまでしないと、このおっさんは釣れないでしょ?…まあ、本音もあったけど」

 

「お前な〜…」

 

「どういう…?」

 

ルミアは呆然としながら、呟く。

ルミアは気づいてなかったか。

俺?一応気づいてたぞ?

それでも言いたかったから、散々言ったけど。

 

「…陛下。もういいんじゃない?呪殺具はないんだし」

 

「…エルミアナ!」

 

涙を流しながら、ルミアを抱きしめる。

呆然とするルミアにグレン先生が解説する。

 

「『外したら殺す。』『一定時間経過で殺す。』『呪いの存在を言っても殺す。』解呪条件は『ルミアを殺すこと。』って所だろうな。つまり下手な事を言えば、呪殺具が起動しちまう。だからああするしか無かったんだよ」

 

「ごめんなさい!あなたをまた傷つけて…本当にごめんなさい!…無事で良かった…」

 

「お母さん…お母さん!」

 

そう言って泣きながら抱きしめ返すルミア。

その光景はただの親子だ。

そこで気が抜けたのか、急に意識が遠のいてきて、

 

「…い!アイ…!」

 

「しっ…ル…ん!」

 

そのまま気を失った。




糸をまきつけてのガードを考えた時、これではあまりにも無敵過ぎると思い、防弾チョッキの話を思い出し、衝撃に弱いということにしました。
後、あくまで物理防御なだけであり、身体的頑丈さは上がりますが、魔術耐性はあがりません。
そんな感じでデメリットもちゃんとありますよ!
それではありがとうございました。
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