ロクでなし魔術講師と糸使いの少年   作:ネコ耳パーカー

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それではタウムの天文神殿編スタートです。
物語が進み出す章だと僕さ思ってます。
よろしくお願いします


タウムの天文神殿編1話

「はぁ~~~…」

 

「ったく、いつまで落ち込んでだよ。次だ次!」

 

「そうだよシスティ。きっと、またチャンスはあるから…」

 

「うん。分かってる…分かってるんだけど…ヘコむなぁ…」

 

俺とルミアは落ち込むシスティーナを、何とか元気づけようと励ましている。

 

「ルミア、アイル。…システィーナどうしたの?」

 

「実は…」

 

今回学院教授である【フォーゲル=ルフォイ】が帝国の東部に新しく見つかった、古代遺跡の調査隊の先行に立候補したのだが、あえなく落選。

そのショックが大きく、中々立ち直れていないのだ。

若い、位階が低い、女、生意気など…とにかくまあ、難癖つけられまくったのだ。

 

「何よ…魔術師に男も女もないじゃない…ていうか生意気ってなによ…。はぁ、これで4回目か…流石にヘコむなぁ…」

 

「怒るのか、落ち込むのかどっちかにしろよ…」

 

「でもシスティに足りないものがあるのも事実だよ?システィはまだ、【第二階梯(デュオデ)】なんだし…。調査員って慣例的に【第三階梯(トレデ)】以上なんでしょ?」

 

「むぅ…それは…そうだけど…」

 

「性別云々はともかく、実力は流石に否定しきれんぞ?それに…今回の【予想探索危険度】って確かB++だろ?」

 

【予想探索危険度】とは、文字通り遺跡の探索の危険具合を表すものだ。

S〜Fの7段階を更に2つに細分化し、計21段階評価で示されるのだ。

今回のB++は入念な準備をした調査隊でも、偶に死人が出るレベルだ。

正直、今のシスティーナには荷が重い。

 

「そんな危険な場所には、まだ行かないで欲しいな…私…心配だよ…」

 

「むむむ…」

 

俺達の心配や指摘に少しむくれるシスティーナ。

 

 

「…まあ、お前も実力はメキメキ着いてきてるわけだし、その内何とかなるだろ」

 

「そうだよ、システィは頑張ってるんだもん。いつか認められて、実力で探索に行ける日が来るよ」

 

「…2人とも。ありがとう」

 

やっと宥め終わったか…。

疲れるなこれ。

そう思って安堵のため息をついていると

 

「おはよう諸君!」

 

何やら様子がおかしいグレン先生が現れる。

 

「さて…授業を始める!だがその前に…お前達に聞きたい事がある。毎日教室にこもり、教科書の知識をだけを求めて…本当にそれでいいのか?」

 

何言い出したんだこの人?

周り見ろよ、あのルミアすらポカーンとしてるぞ。

それでもなお話は続く。

 

「確かに本で得られる知識も大切だ。しかし、この世界は広い!お前達はもっと世界を知るべきだ!己の知らない世界に行き、見聞を広め、自身を高めるべきだ!」

 

ここまで言って先生は、1回言葉を切る。

俺達の反応を見て、何か満足したのか続きを話し出した。

 

「今回、俺は学院側からある遺跡の調査依頼を受けた。特別にそれにお前達を同行させようと思う!!その場所は…【タウムの天文神殿】だ!!」

 

突然の発言に誰もが驚く。

かくいう俺もだが、この時ある予感がした。

 

(あ〜…まさか…そういう事か?さてはヤラかしたなこの人)

 

「【タウムの天文神殿】ですって!?」

 

「ん?どうした白猫?」

 

「急に立ち上がるなよ!?ビックリしたろ!」

 

「ご、ごめんなさい…何でもないです…」

 

何やら様子はおかしいが、これはチャンス。

東洋の言葉を使うなら、渡りに船ってやつだ。

 

「だが、俺が見てやれるのは、8,9人ぐらいだ。我こそはって奴はいるか!」

 

募集枠は意外に小さい。

 

「おいシスティーナ!これはチャンスだぞ!」

 

「そうだよ!あそこは危険度も低いし、探索初心者のシスティにはピッタリだよ!」

 

俺とルミアがシスティーナに発破をかける。

それに応えて、手をあげようとした時

 

「やれやれ、相変わらずおかしな人ですね、先生は」

 

呆れたようにギイブルの声を上げる。

タイミングが悪い奴だな、あいつは。

 

「普通、調査員の募集は【第三階梯(トレデ)】以上ですよね?何故ヒラの学生である僕達に声をかけたんですか?」

 

「そりゃ、そこから募集かけたら雇用費が発生…じゃなくて!これはお前達の見聞広めてもらう為の事だ!いわばこれは遺跡探索の特別講義だ!」

 

もうちょい本音を上手く隠そうよ。

変な汗ダラダラ流しながらじゃ、隠しきれてないだろ。

 

「…はぁ。どうやら噂は本当のようですね」

 

「噂?なんだよそれ」

 

ギイブルの言葉にカッシュが反応する。

 

「我らがグレン大先生様は、契約更新に必要な魔術研究の論文を執筆してなくて、クビになるギリギリなのさ」

 

「く、クビ!?今の話本当なんですか!?本当に執筆してないんですか!?」

 

ルミアが顔を真っ青にしながら、先生に詰め寄る。

 

「やっぱりか…」

 

「あ、アイルは知ってたの!?」

 

隣にいるシスティーナも動揺してるのか、俺に問い詰めてくる。

 

「噂は今朝聞いたんだけどな。それに、そんな事してる様子も余裕も、なさそうだったし」

 

「た、確かに…!?」

 

まあ、事情は察するが、同情はできない。

どうせ、忙しかったよりも、知らなかったの方が大きいのだろう。

職務規定書とか読んで無さそうだし。

 

「…だァー!もう!この哀れでゴミクズな俺に力を貸してください!お願いします!!!」

 

「あれが【ジャンピング・ムーンソルト・土下座】…」

 

なんて綺麗で哀れな土下座だろうか。

クラスの誰もが呆れ果ててた、その時

 

「顔を上げてください、先生。私にその調査、お手伝いさせて下さい」

 

大天使ルミア様、降臨。

その神々しさにシスティーナが思わず上げかけた手を下げてしまう。

コラコラ、下げんな。

 

「…フッ!お前なら着いてきてくれると思ってたぜ!」

 

突然ふてぶてしい態度をとる先生。

いや、感謝しろよ。

 

「ルミアとグレンが行くなら私も行く」

 

そこにリィエルも参加が確定。

更にそこから畳み掛けるように、ギイブル・カッシュ・セシル・リン・テレサの5人が参加を表明。

そんな中、システィーナは色んな葛藤で、立候補出来ないでいた。

流石にここは俺も手伝う気は無い。

自分の夢の為なら、自力でどうにかして欲しい。

願わくば、グレン先生に気づいて欲しい。

この複雑な乙女心に。

 

「さて、これで7人なんだが…実は後2人、俺が頭下げてでも、お願いしたい奴がいる。1人目が…」

 

そう言って俺達の方に来る。

何だよ、美味しい所は最後に取っとくタイプだったのか。

そう思い一安心していると、システィーナの前を通り過ぎてしまい、向かったのは

 

「ウィンディ、頼む。同行してくれないか?」

 

((そっちかーい!!))

 

思わず、2人揃ってズッコケる俺とシスティーナ。

いや、理屈は分かるよ?

確かに今回遺跡調査なら、ウィンディは是非にも欲しい奴だ。

しかし、ここにフリークスがいるじゃん。

専門家に足突っ込んだ奴がいるじゃん!

そんな葛藤を抱えてる間に、ウィンディが承諾。

 

「よし!そして2人目だが…」

 

そう言って降りてきて、俺達の前に出てくる。

やっぱり、先生は分かって…

 

「アルタイル、力を貸してほしい頼む」

 

「ないやないかーい!!!」

 

思わず、大声でツッコミを入れてしまった俺。

だって隣見ろよ。真っ白になって灰になってるぞあいつ。

 

「な、何言ってるんだ…?」

 

「いえ…気にしないで下さい…で?なんで俺?」

 

「純粋に戦力兼、緊急事態の時の為だ。リィエルだけじゃなくて、ちゃんと考えて、皆を守れる奴が欲しい。それに…」

 

その先の言葉は何となく分かる。

先生なりに考えた結果なのだろう。

 

「…分かりました。でも、こっちもバイトの調整をしなくちゃなので、明日正式に返答します。まあ、最近は日雇いばっかりなので、大丈夫だと思いますけど」

 

「すまない。助かる。さて!これでメンバーは決定した!詳しい説明は放課後、ミーティング…で?どうした白猫?」

 

フラフラと、夢遊病みたいに先生に歩み寄るシスティーナ。

 

「な、なんだよ…?」

 

「あう…あう…!むぅ〜!ふぅ〜!むぅ〜!!」

 

「いや、本当に何だよ?ちょっと怖いぞ…?」

 

その様子を見ていた俺とルミアは、お互い見て、それぞれの方法でフォローする事にした。

全く…する気は無かったが、仕方ない…。

 

「で?先生。行くのはいいですけど、専門家もなしに行って分かるんですか?」

 

俺の言葉と、システィーナから死角になる位置で、手話(魔術師の必須技能の1つ)で、上手く誘導させる。

 

「…ああ。そういう事?…いや専門家ならここにいるだろ?そういう訳で、こいつらのまとめ役頼むぞ?白猫」

 

「…へ?私?」

 

「当たり前だろ?素人の俺達だけじゃ、訳分からんだろ?お前は強制参加だ。拒否れば単位落としてやる…」

 

ニヤリと悪い笑みを浮かべるグレン先生。

その様子に、やっと本調子を取り戻したシスティーナは

 

「な、なんて人なの!?し、仕方ないわね!今回だけですよ!!大体…」

 

こうして先生への説教が始まった訳だが、その様子は遺跡調査に行けるウキウキを隠しきれておらず、嬉しくて仕方ないって感じだった。

 

(((((やれやれ、面倒臭い子だな〜…)))))

 

全員の心境が一致した瞬間だった。

 

 

「まあ…これだ何とかなるだろ…」

 

「お疲れ様です、グレン先生。…まあ、自業自得だけど」

 

「うるせぇ」

 

そう言いながら、俺の頭を、軽く小突くグレン先生。

この一週間、用意やレクチャーに忙殺されており、やっと全ての用意が整ったのだ。

 

「まだあいつらの、ピクニック気分が抜けてねぇのが気になるが…ま、そこは俺がフォローしたやりゃいいか。お前も頼むぜ、アルタイル」

 

「了解…ていうか遅いですね、アルベルトさん」

 

「逆だ。俺が早く来すぎたんだよ。こっちの方に用があったからな」

 

今日はグレン先生とアルベルトさんの、定期の情報交換の日だ。

ここに来て以来、ここでやっていくのだ。

まあ爺さんもいるし、気が抜けるのだろう。

それにしても暇だ…ん?

 

「何読んでるんですか?」

 

「これか?【タウムの天文神殿】の研究論文の写本だ」

 

「ふーん、後で貸してください」

 

そう言いながら、俺は明日の用意を続けつつ、酒のつまみの追加を作っていく。

気配がしたので顔を上げると、入口にアルベルトさんがいた。

声を掛けようとしたら、静かに、とジェスチャーされたので、そのまま放っておく事にした。

 

「…ふぅ。思わず読み耽っちまったな」

 

いつの間にか、読み終えたのか一息つくグレン先生。

 

「どうでした?」

 

「ああ、すげぇいい論文だ。お前もしっかり読んでみろ、これは一度は読むべき論文だぞ。誰が書いたんだこれ?」

 

珍しい、この人がこんなにべた褒めするなんて。

余程なんだな。

 

「【()()()()=()()()()()()】…()()()()()?何処かで…?」

 

「システィーナの苗字でしょ。生徒のフルネームくらいちゃんと把握してください。あとその人は実の祖父ですよ」

 

「う、うるせぇ…分かってらぁ…」

 

「そうですか…。後もう一点。後ろ」

 

「は?」

 

グレン先生が後ろを振り向くと、そこにはアルベルトさんがいた。

 

「うぉわぁぁ!?アルベルト!?お、脅かすな!?」

 

「気を抜きすぎだ。俺が暗殺者なら3回は殺してるぞ」

 

全く気づきてなかったアルベルトさんに、凄い驚き方をするグレン先生。

その様子に笑いながら、俺はつまみと酒を出しておく。

 

「はいこれ。酒はボトルごと置いておきます。おつまみも用意してあります。お好きにしてください。皿とかはそこに置いといて下さい」

 

「おう、毎度ありがとうな。アルタイル」

 

「迷惑をかける、エステレラ」

 

「お気になさらず。俺の調理や目利きの練習も、兼ねてますので。なので酒とおつまみの感想を言ってくれると、嬉しいです。それでは俺は、これ読んでから寝ますね。おやすみなさい」

 

「明日は早いぞ。早めに寝ろよ」

 

「はーい」

 

そう言って俺は論文とコーヒーを片手に、自室に戻る。

用意は終わってるので、後は当日の用意分だけだ。

そのまま俺は椅子に座って、論文を読み進める。

正直、基礎知識すらない為訳分からんが、それでも筆者の熱が伝わってくる。

俺はその論文をコーヒーを飲みながら、夜が更けるまで読み続けていった。

 

翌日、まだ夜が明けたばかりの早朝、俺達は二階建ての大型貸し馬車に乗り、神殿に向かって出発した。

朝はやはり冷えるので、俺はかけるものを取り出して、同じく2階にいたルミアとシスティーナ、そしてリィエルに貸した。

 

「おい、冷えるぞ。これなら3人纏めて入れるから、被っとけ」

 

「ええ、ありがとうアイル。そういうところが貴方のモテるところね」

 

「そりゃどうも」

 

「アイル君は?」

 

「俺は大丈夫。ほら、リンとウィンディも。数少ないし、固まってくれると助かる」

 

「あ、ありがとう…アイル君」

 

「え、えぇ…。そういう気の利くところ、高評価ですわよ」

 

2人も思ったより、素直に受け取ってくれて助かる。

何と言うか…この一週間、一部のメンツからはあまり避けられてないのだ。

距離は感じるが、前ほどの壁を感じることはない。

それはさておき、俺がここにいるのは、空気がいいとかもあるが、何かあった時、少しでも見晴らしが良い方がいい為だ。

だというのに、担任講師と来たら…

 

「くっそぉぉぉぉぉ!!」

 

「何でここでポーカーしてるんだよ?しかもボロ負け」

 

そう、さっきから男子+テレサの5人で、ポーカーに熱中している。

しかも時々上から覗いてみると、イカサマしてさえ、テレサに勝てず、テレサの一強である。

 

「…あらあら?ロイヤルストレートフラッシュが出来てますわね」

 

「ふっざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「…いや、マジですげーな。初めて見たぞ、ロイヤルストレートフラッシュなんて」

 

「あの子の豪運、天運は本物ですわ。小細工程度じゃ止められませんわよ」

 

その様子を聞いていたウィンディが、ご愁傷さまとでも言いたげに言い捨てる。

 

「それにしても…本当に遺跡が多いですわね?これは何ですの?」

 

ウィンディにつられ外を見る。

そこには、石版や古墳など、大なり小なり遺跡が点々と存在している。

 

「アルザーノ帝国がある場所って…超魔法文明っていう古代文明が栄えた場所なんだよね…」

 

「らしいな」

 

リンの言葉に俺が肯定すると

 

「そうね!じゃあ、ここで古代文明の話をしない!?」

 

鼻息荒く、システィーナが参戦してきた。

自分の土俵の話になり、興奮しているのだろう。

 

「まあ、ついでに講義よろしく。分かりやすく、簡潔に纏めてくれよ?」

 

止められないと悟った俺は、さっさと終わらせろと言わんばかりに、話を促した。

ついでに基礎知識の勉強をしようとも考えた。

そこからは、システィーナがエンドレスに喋りだし、止まらなかった。

 

「き、来ましたわ…古代文明警備官が…」

 

「ご、ごめんねウィンディ。この手の話なると、システィ止まらないから」

 

「適当に煽ったのが間違いだったか…?」

 

そのままシスティーナが喋り倒してる中、ウィンディが質問をぶつける。

 

「1つよろしいですの?何故、超()()文明ではなく超()()文明なんですの?確か辞書的には…」

 

ウィンディが辞書からの引用を述べる。

簡単に言うと、超常現象を生み出す魔術ですら、説明出来ない奇跡、それが魔法だ。

例えるならポケットを叩いて、中からクッキーを出すのが魔法、材料を用意して、それを錬成して、クッキーを作るのが魔術だ。

 

「まさにその通りよ、ウィンディ。その摩訶不思議な力を以て築かれた文明、だから超()()文明なのよ」

 

何とも安直なネーミングである。

その時、リンが話し合いに参戦する。

 

「聞いた事があるよ…。遺跡から出土する遺品、魔法遺産(アーティファクト)。その機能が何なのか、どうやって使うのかは判明できるけど、その理論と仕組みは全く分からないって…」

 

「そうね…それに関しては、実際に使ってる人に聞くのが一番ね。その辺どうなのアイル?」

 

「「…え?」」

 

リンとウィンディが俺の方を向く。

そう言えば、こいつらには言ってなかったか。

 

「最初に言っておく。俺の使ってるこの【アリアドネ】も、魔法遺産(アーティファクト)の一つだ。確かにこれの使い方しか俺も分からないし、恐らく一族誰も知らなかったと思う。使い方も本来の用途では無いだろう。だから何だって話だけどな。要はこの力をどう使うかだぜ?」

 

俺はそう言ってから、深く凭れて寝る事にした。

 

 

 

「…寝ちゃいましたわね」

 

ウィンディが、ポツリとアイル君を見ながら呟く。

隈が凄かったし、寝不足なのかな?

そんな時、ブルっと少し彼が震えた。

そのまま体を丸める。

 

「…あれ?()()()()()

 

その様子を見ていたリンが、毛布を探すけど無いらしい。

もしかして、知ってて、私達に貸してくれたの?

…何処までお人好しなの?

 

「はぁ…リン。よろしいですわね?」

 

「うん。…私は大丈夫だよ」

 

そう話すとウィンディは、自分達の被っていた毛布を、アイル君にそっと被せる。

 

「全く…ここまでお人好しが過ぎると、逆に呆れますわ」

 

そう言いながら、その顔は柔らかい笑みを浮かべていた。

 

「ウィンディ、それなら私達の…」

 

「ルミア…こっち見て」

 

リンに言われて振り向くと、リィエルも寝てた。

 

「だから…私達のでいいよ」

 

「そもそも女子の制服には、空調調整の術式が付与されてるのを、お忘れなのかしら?…まあ、それが貴女達の言う、彼の優しさなのでしょうね」

 

「ウィンディ…!」

 

「いつも…私達のこと気にしてくれてたしね…」

 

「リンも…!」

 

私とシスティは嬉しさのあまり、泣きそうになった。

このあの時からずっと、彼とクラスメイトの関係が気になって仕方なかった。

その不安が1つ解消された気がした。

 

「後でアルタイルには、謝らなくては…あら?この馬車はどこに向かってるんですの?」




この1週間ほど、アルタイルは省いてはありますが、かなり皆のために働いてます。
何故そうするかは、次で判明させます。
ありがとうございました。
それでは失礼します。
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