皆さんも洗剤を使う時は気をつけてくださいね。
後…ロクアカばっか進んでSAOが、筆が全く進まない…。
困ったな…。
そしてアルタイル君はお約束のあの回です。
それではよろしくお願いします。
「はぁ〜…いい湯ですね…」
「全くだな〜…ってアルタイル!?いつの間に!?」
「さっきですよ?途中でアルフォネア教授とすれ違いましたし」
皆からの愛のタックルを受け、皆と無事よりを戻してから2日後、調査開始日から5日たったこの日、温泉が出来上がった。
アルフォネア教授が水質と温度をチェック、俺が覗き及び獣避けの結界を張り、更に上からアルフォネア教授の結界の二段重ねで、安全を確立したこの風呂は女子から大好評で、頑張った甲斐があったものだ。
「…先生、ありがとうございます。今回メンバーに俺を入れたのは、この為ですよね?」
そう、俺は先生に礼を言いたくて態々、このタイミングで来たのだ。
裸の付き合いってやつか?
「…別に、当たり前の事をしただけだ。俺はお前らの教師なんだから」
こういう時、照れ隠しなのはすぐ分かる。
本当に分かりやすい人。
「俺、先生が担任で良かったかも…」
微睡んでる俺は結構恥ずいこと言った気がする。
風呂の熱以外で、顔が赤くなってくるのに気づく。
咄嗟に誤魔化そうとした時、
「システィ、早く早く〜」
「もう…急かさないでよ〜」
「「…な!?」」
この声…まさか、ルミアにシスティーナ!?
一気に目が覚めた気がした。
悪い意味で。
「この温泉、本当に良いお湯加減ですからね…何度でも入りたくなりますわ。美容にも、良さそうですし」
「ええ、この温泉を見つけてくれた、アイルと教授に感謝ですね…」
げ!?ウィンディにテレサまでいるのか!?
となると…リンとリィエルも確実か!?
「こ、これどうしよう!?」
「と、とにかく隠れるぞ!?じゃなきゃ一巻の終わりだ!?」
そう言って俺達は、水中に潜る。
「(しまった!?そもそも声かければ良かったんじゃねぇか!?)」
「(今更かよ!?)」
俺達はジェスチャーしながら、自分達の咄嗟の行動に呆れている。
「ところで…本当に大丈夫ですの?カッシュさんが、また覗きに来るんじゃ…」
「あ、大丈夫よ、ウインディ。カッシュなら縛って吊るしてきたから」
「それなら安心ですわね。ついでに火炙りにしていただければよろしかったのに♪」
「あはは」
((お、恐ろしい!?鬼かこいつら!?))
温泉の中で震えるという器用なことをする俺達。
そのまま話は女子の胸トークに変わる。
「ぐぅ…ルミア…相変わらず…順調に育ってるわね…!」
「そ、そうかな…アルフォネア教授やテレサの方が…」
「確かにアルフォネア教授のプロポーションは完璧ですね…まるで古典彫刻の様に芸術的ですし…ふふ…憧れますわ…」
「テレサ…何て贅沢な…!私から見たら、どっちも同じよ!」
「おーっほっほっほ!それにしても、相変わらず貧相ですわねシスティーナ!こればっかりは私の完全勝利…あ、あら?そういえばリン…貴女小柄な割には意外と…?ひょっとして…わ、私よりも…!?まさか、着痩せするタイプ!?」
「ふふ…リンはルミアと、同じぐらいかしら」
「わ、わぁ…そ、そんなに見ないでぇ…!」
「ねぇルミア、何で皆丸いの?私は平たいのに」
「え、えぇっと…」
「あと、システィーナも結構平たい」
「むぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
(ふむふむつまり…セリカ≧テレサ>ルミア≒リン>ウィンディ>システィーナ>リィエル…ふっ当たりだろ!)
(いや知らねぇよ!そこ今はいいよ!?)
器用にツッコミを入れる俺。
それ以上にそろそろ限界だ…!
「だっばぁぁぁぁぁぁぁ!!!ゲホッゲホッ!!ヴォエ!!ゲボッゲボッ!!」
我慢の限界が来た俺は、遂に皆の前に出てしまった。
だが、この時の俺は逆上せたのと、酸欠状態だったのと、ダブルパンチの状態で、意識が朦朧としていた。
「…ここに…グレン先生も…いる…。説教は…後…に…」
そのまま俺は気を失った。
朝日で目を覚ました俺は、自分の寝袋に転がっていた。
何か…昨晩の記憶が…かなり…曖昧…。
あ、ルミアだ、少し確認したいことあるし、話しかけよう。
「ルミア、おはよう」
「お、おはよう!?アイル君!!」
おや?様子が…?
「ん?なんでそんな反応?」
「な、何でもないよ!?」
いや、何でも無くない反応だけど?
「?…まあいいけどさ、昨日の夜、俺って何してたか知ってる?風呂入ったところまでは思い出せるんだけど、それ以降が全く…」
「…思い出せないの?本当に?」
え?何でそんなダメ押しの反応?
「思い出せたら聞いてないぞ?」
「そ、そうなんだ…。アイル君、きっと思い出さない方がいいと思うよ?きっとそういうものもあるよ!さ、今日が最後だよ!頑張ろうね!!」
「お、おう…?」
妙に張り切ってるが…何なんだ?
他の男子に聞いたら、逆上せてたのを女子組が発見、救助してくれたらしい。
何だ…隠すことないじゃんか。
戻ったらお礼にお菓子でも作るか。
そんな事を考えていると、遂に最深部である
俺が部屋をぐるっと見て回っていると、突然世界が変わる。
「ッ!?」
俺は天井を見て…言葉を失った。
星雲が、流星が、惑星が、圧倒的臨場感と迫力を以て顕現していた。
震える魂を捉える満天の星、美しき幻想宇宙空間。
そんな光景に感動していると、機械が止められ、アルフォネア教授の音頭で先が促されられる。
皆が、それぞれの役目を果たそうとした時、
「アルフォネア教授!」
「うん?どうしたシスティーナ?私に用か?」
「お願いがあります…あの
システィーナ…そうか、ここの有用性を説いたのは、あいつの爺さんだ。
今この時が、一番の好機。
そう思ったのだろう。
アルフォネア教授もこれに快諾。
調べ尽くしてくれたが、結果は…
「ダメだな。私もできる限り隅々まで調べたが、今の機能以上のものは、見つからなかったよ」
「そう…ですか…」
すっかり落ち込むシスティーナ。
ルミアも必死に励ますが、顔色は変わらない。
そう思ってた時、突然顔を上げて、ルミアと何かを話すシスティーナ。
(…何だ?猛烈に嫌な予感が…!?)
「システィーナ、ちょっと待て。お前何する気だ?」
「何よ…あんたには関係ないわ!」
「おい待てシスティーナ!」
俺の静止を振り切って、システィーナはルミアの力を借りて、解析を始めてしまう。
「嘘…
「「え?」」
思わず耳を疑った。
その動揺が、いけなかった。
俺が固まってる間に、システィーナも動揺したのだろう。
うっかり起動させてしまったのだ。
「バカ野郎!」
止めた時には既に遅すぎた。
操作した機能に沿って、何やら扉が出来ていた。
それを見た瞬間。
「ばか…な…!?あれ…は!?星の…回廊…そうだ【星の回廊】だ!そうだ、私は!」
突然アルフォネア教授が、扉目掛けて走り出したのだ。
「アルフォネア教授!?何してるすか!?」
「セリカ!?馬鹿!?何やってるんだ!!無謀すぎる!!戻れ!!!」
グレン先生の静止も聞かず、俺も糸を放つも間に合わず、アルフォネア教授は扉の中に入ってしまい
「セリカ!?セリカァァァァァァァァァァ!!!!!!」
扉も消えてしまった。
「アルタイル。音声遮断の結界を張ってくれ」
「もう張りました」
「…サンキュな。さて、何があったか話してもらうぞ」
俺達は一度、野営地まで戻ってきて、各自テント内に入れてから、グレン先生はいつもの4人を、自分のテント内に招いた。
それから、システィーナから、大まかな事情を聞いた。
「…やっぱりな」
「先生…やっぱりとは…?」
「ルミア、お前の【感応増幅能力】…前から何か違うとは思ってたんだ」
「…え?」
俺もそこには違和感を持っていた。
でも、この件で確信した。
「…感応増幅は極論、力を底上げするだけのもの。なのに【Project:ReviveLife】を成功させた。ルミアの異能の本質は、不可能を可能にする何かって事ですよね」
「そういう事だ」
恐らく、それこそ天の知恵研究会の狙い。
でも、今はそれよりも、アルフォネア教授の救出の方が優先である。
「ごめんなさい…ごめんなさい!先生…!私が…勝手にあんな事しなければ…!」
「そうだな。今回は全面的なシスティーナが悪い」
俺はシスティーナの謝罪をバッサリと切り捨てる。
「アイル君!!」
ルミアはそんな俺を責めるように怒るが、俺はそれを否定する。
「ルミア、優しくするばかりが友情じゃない。間違ったなら、ぶん殴って止めてやるのも友情だ。…だから、お前のせいではあるが、お前だけのせいじゃない。お前をぶん殴ってでも止めなかった、俺の責任でもある」
そう、時には厳しくするのもまた友情だ。
だから俺は、システィーナに厳しい事を言う。
そしてそれは、俺自身にも戒めるように。
「…だったら、不用意に力を使った私も同罪。それも友情でしょ?」
ルミアがイタズラげに笑いながら、俺達に言う。
「…フッ。違いない」
「ばーか。お前達は悪くねぇよ。悪いのは…」
そこで言葉を切って、思いっきり机を殴りつける。
「あの耄碌ババァだ!!一体何考えてやがるんだ!!1人で突っ走りやがって…!!」
「…グレン、どうするの?」
「無論、連れ戻しに行く。様子がおかしかったんだ…!放っておける訳がねぇ…!お前達は朝、昼、夜の1時間ずつ、扉を開閉してくれ。それでも俺達が帰ってこなかったら…学院に戻って、応援を呼んできてくれ」
そう言いながら、色んな用意をしていくグレン先生。
「…だったら俺も行きますよ。こっちから開けれるって事は、あっちからも開けれるって事でしょ?だったら中に最低でも2人は行った方が確実だ。そうでしょう?」
「それは…そうだが…」
更に他の3人も、立候補するも…
「ダメだ。やっぱりお前達は残れ」
「「「先生!!」」」
「俺がいない間、誰が他の連中を守る?誰が仕切る?」
「グッ…」
そこを突かれると確かに痛い。
勿論、対応策は用意しているが、納得はしないだろうな。
先生がテントを出ると、そこにはカッシュ達がいた。
「先生、1人で行く気かよ?」
「…フッ、当然だろ?こんな楽勝ミッション、俺1人で十分だっつーの」
まだほざくか、この人は。
「おい!勝手に決めんなよ!」
「先生!まだそんなこと言って…!」
「そうですよ!私達…」
「ええい!お子様は黙らっしゃい!」
その様子を見ていたカッシュが、何かを悟ったらしい。
「なるほどね。なあ、先生よぉ…バッキャローーーー!!」
突然、飛び蹴りをぶちかましたのだ。
中々、いい蹴りだ。
なんて感心してると
「あんたの事だ。アイル達を案じてくれたんだろうが…今はそんな意地張ってる場合じゃねぇだろ!?俺が言うのもなんだけどな、あんたはメチャ強いけど、魔術師としちゃド3流だろうが!」
「そ、それは…」
もっと言ってやれ〜!
先生は狂霊一体すら、手間取るんだがら意地はるなよな。
「確かに俺達じゃ足手まといだ。だけどな、ルミアのプロ顔負けの
カッシュが笑顔で言う。
「これでも貴方に鍛えられてますからね。まあ、アルフォネア教授の結界がある以上、下手な行動をしなければ、問題ありません」
「教授は先生の大切な御方でしょう?形振り構うなんてらしくありませんわ」
ギイブルとウィンディが顔を背けながら言う。
「おひとりでなんて…そんな…無謀な真似…やめてください…」
「いくら先生でも、1人じゃ、教授は助けられませんよ…」
「ふふ、先生とアイルなら、全員一緒に帰ってきてくれるって信じてますから」
リンとセシルとテレサが、心配そうに言う。
「お前ら…どうして?」
はあ?間抜け化のこの人は。
カッシュが腰に手を当てながら、笑顔で言う。
「だって、
皆が一様に頷く。
その様子を、間抜けな顔で見ていた先生の、肩の力が抜けた。
もう…大丈夫かな。
先生はこっちを見ながら、やっと意地を張るのを辞めた。
「…頼む。お前ら、力を貸してくれ」
「「「「当然(です)!!!」」」」
はい、お約束の回で気を失うアルタイル君でした。
ぶっ飛ばされようかどうしようか迷いましたが、彼にはぶっ倒れて、記憶が飛んでもらった方が楽でした(笑)
そして、どこかへ行ってしまったセリカ。
それを追いかける彼らが目にしたものとは。
それでは失礼します。
ありがとうございました。