ロクでなし魔術講師と糸使いの少年   作:ネコ耳パーカー

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生きてますよ。
主人公の戦いだけではもたないので、それぞれの戦いも見ていただければと、思います。
まあ、原作をざっくりとまとめてるだけなんですが。
それではよろしくお願いします。


フィジテ防衛戦編第5話

(…やっぱりおかしいわね)

 

突破口の無い絶望に、心が押し潰れそうになりながらも、イヴは冷静に思考を続けていた。

そのおかげか、派手に魔術を使ってはいたものの、まだまだ余力を残していたのだ。

謎の無限復活再生術に、謎の無限死者召喚術。

魔術とは、法則(ルール)に則っているものである。

あまりに埒外だった為、見落としそうになっていたが、イヴはついにその法則(ルール)を見つけ出した。

 

(…()。エレノアが操る死者は()()()()()()()。エレノア自身も女。これが明確な法則(ルール)。つまりこれは()()じゃない。…明確な法則が存在す()()よ。まずは法則(ルール)が何か、そこを知る必要がある)

 

イヴは炎を振るいながら、とある呪文をこっそりと詠唱しだした。

 

「あはははは!アハハハハハハハハ!!!」

 

「ハァ!」

 

無限に湧き出る死者の密集陣形(ファランクス)を、イヴは【第七園】の炎で焼き尽くす。

そのまま死者を焼き付くし、エレノアをも焼き払う。

しかし

 

「ヒャハハハ…!アハハハハハハハ!」

 

すぐに再生して、再び死者の群れを呼び出す。

 

「チィ!」

 

負けじとイヴも炎を操る。

一見して彼女達の戦いは互角だ。

しかし、やはり不利なのはイヴ。

当たり前の話だが、彼女は優秀な魔術師ではあるが、無限の魔力容量を持っている訳では無いのだから。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…!」

 

「あらあら?どうなさいましたか、イヴ様?随分と息が荒くなってますわよ?」

 

珠のような汗をかきながら、ついにイヴの呼吸が荒くなり出す。

それでも…イヴは冷静だった。

 

「『真紅の炎帝よ』!」

 

(少しづつ見えてきたわ…エレノアの魔術の正体…)

 

気迫で炎を起こしつつも、イヴは思考を止めない。

 

(死霊術は基本、自身が契約した死体に仮初の生命を吹き込み、召喚·使役する術。だから、女以外の共通点がないか調べた。…彼女達の【ジーン·コード】を)

 

【ジーン·コード】…つまり肉体の情報は、魂紋同様、()()()()()()()()()()()()

だから同じ結果が出ることは()()()()()…のだが。

 

(()()()()()。エレノアとエレノアが操る死者達。そいつらの【ジーン·コード】が()()()()()())

 

それが示すのは、エレノアが操る死者=エレノア自身であるということ。

そしてエレノアは、何らかの方法で死んだ自分を呼び出している、という事になる。

それが発覚すれば、今度は別の問題が出てくる。

 

(この短時間にどうやって、自分の死体を作っているのか…ということ。クローンを作れば可能だが、それにはバカみたいなコストと時間がかかる)

 

無限に復活するエレノアと、無限に召喚されるエレノア。

新たに発覚した新法則(ルール)が、イヴの記憶の奥底に眠っていた記憶を呼び覚ました。

 

(そういえば…あれはたしか、250年以上前の論文だったかしら)

 

それはリィエルが【エーテル乖離症】で倒れた時。

イヴはイヴで、エーテル法医学の論文や資料を読み漁っていた時、たまたま見つけたものだ。

内容は『既死体験による、死の超越』。

簡単に言うならば、『術者自身が一度体験した死を踏み倒す』という、頓珍漢な内容だった。

 

(魔術的理論としては、差程難しい話では無いわ。例えば刺されて死ぬとすると、その事実が世界に記録され、肉体は崩壊し、魂は【摂理の輪】に帰還する。いわいるこれが、人の()()()()。しかし、仮にその魂を、この世界に繋ぎ止めたら?そして同じ人物を、同じように刺して殺したら?その人物は、()()()()()()()()()()()()。その事実は世界に記録されている。世界は矛盾を許さない。故にその死は()()()()()()()()()。それを利用すれば、様々な死因を覚えさせて、完全に死を超越する事が出来るのでは?…そういう内容だったわね)

 

当然、この理論は見向きもされなかった。

イヴ自身、この理論を一笑し、記憶の片隅に追いやったくらいだ。

 

(でも何か引っかかる。…そういえば、この理論の提唱者の名前はたしか…リヴァル。リヴァル=()()()()()())

 

シャーロットというハウスネームは、べつに珍しくない。

このアルザーノ帝国ならば、よくある名前だ。

現に軍の仲間や学院の生徒にも、多数存在する。

 

(エレノアのフルネームは…エレノア=()()()()()()。これは、ただの偶然?)

 

ゴォォ!!

 

ここまで考えながらも、イヴはずっと炎を振るい続けている。

そしてついに、イヴはある覚悟を決めた。

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

イヴが放った炎は、これまでとは違い、全てを破滅させる炎ではなく。

黒魔【フレイム·バインド】。

エレノアを拘束する為の炎だった。

 

「あらあら、何をするかと思えば。無駄でございますわ」

 

「でしょうね。どうせすぐに逃げ出すでしょう。でも…」

 

そう言いながらイヴは、左手に小さい炎を灯し、その炎越しにエレノアの目を覗き込む。

 

「それは…?」

 

「秘伝【火幻術】。炎の揺らめきで相手に幻覚を見せる幻術。今からこれを…()()()()()()()()()()()()

 

「…え?」

 

「私達の精神を同調させ、貴女の心の底を覗き込む。()()()()()()()()()()()()()()

 

「な…!?」

 

本来、精神魔術においてこの手は、禁じ手中の禁じ手だ。

大変危険極まりない、自殺行為だ。

一つ間違えれば他人の深層心理という奈落に落ち、二度と戻って来れなくなる。

それでも…これしかない、イヴはそう覚悟したのだ。

 

「ふ…フザケルナァァァァァァァァ!!!」

 

ここに来て、今まで余裕な雰囲気だったエレノアが、初めて動揺した。

 

「ヤメロォォォォォォォォォォォォ!!!」

 

今日1番の抵抗を見せ、大量の死者を呼び出す。

 

「ハァァァァァァァァ!!」

 

しかしイヴも負けじと、【火幻術】の片手間に炎を操り、焼き払う。

 

「…【火幻術】!!!」

 

ついにイヴの魔術が完成する。

2人の意識を白く染めあげ、イヴはエレノアの過去を覗き込む。

それは…まさに地獄の釜の底のような過去だった。

 

 

⦅『戻ってきて!イヴ姉様!!』⦆

 

「…は!」

 

イヴの意識は聞こえてきた声に、強制的に戻される。

強引に精神を引き戻すのは、相当危険な行為だが、しかしその声が無ければ、危うくイヴは戻って来れなかった。

 

⦅姉様!姉様!ご無事ですか!?⦆

 

⦅…ええ、ありがとうベガ。本当に助かったわ⦆

 

そう、イヴに声をかけたのはベガだ。

イヴは予め、ベガにいざとなったら戻すようにと、頼んであったのだ。

【アリアドネ】の通信機で届いたベガの【言霊】が、イヴの意識を強制的に引き戻させたのだ。

 

⦅いえ…お爺様が、今戻せと教えてくださったので。後、お爺様が怒ってます…すごく⦆

 

⦅…戻ったらしっかり怒られるわ。とにかく貴女も傍から離れない事。いいわね⦆

 

そういってイヴは通信を切る。

今までイヴが見てきた、外道魔術師の数々の所業で、ダントツに最悪な光景だった。

イヴですら、寒気と吐き気が抑えきれない。

しかしそれを、意地と気迫で抑え込み、毅然とエレノアを睨みつける。

不気味なまでの静寂の末

 

「…ミタナ?」

 

地獄の底から響くような、怨嗟にまみれた声が響いた。

 

「見たなミタナミタナマタナ!!ぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

相当触れられたくない逆鱗だったのだろう。

しかし、そんな様子を見るイヴは、あっさりと言い放つ。

 

「見たけど。それが?」

 

「ッ!?」

 

イヴは喚き散らすエレノアを無視して、種明かしをする。

 

「おかげで、貴女の秘密がよくわかったわ。あの拷問部屋で受けた死を無効化する。それが貴女の不死身の正体ね。そして貴女の死霊術の正体も…」

 

「ええ!えぇ、そうですとも!!私はあの部屋で受けた死を無効化出来る!そして、この子達は平行世界で死んだ私自身ですわ!!!」

 

ここまで喚き散らしたからか、幾分冷静になったエレノアが、いやったらしい笑みを浮かべる。

しかしその目には、明らかな怒りや憎しみが乗っていた。

 

「同一人物故に、ノーリスクで使役·支配出来る。これが私の固有魔術(オリジナル)死覧博物館(デス·ミュージアム)】ですわ!」

 

「ふうん?」

 

そんな視線に晒されても、イヴは顔色ひとつ変えずに受け流す。

 

「唯一例外があるとするなら、グレン様の【イクスティンクション·レイ】。あれだけは、使用者が限られてるゆえ…しかし!それ以外は全て、網羅したと自負してますわ!お分かりですか、イヴ様!貴女では勝ち目は無いのですよ!!」

 

封印や拘束が効かないのも、この応用だろう。

死んでから再び復活する…そういう体だろう。

自己死(アポトーシス)などの条件起動式も経験済みだろう。

 

「…なるほど、たしかに無敵だわ」

 

イヴはあっけらかんと言い放った。

 

「ええ…理解してくださいましたか、イヴ様。貴女はタダでは殺しませんわ。私が経験した75,662通りの死を、経験させてあげますわ…!ヒャハハ!ヒャハハハハハハハハハハ!!!」

 

戦場に響く、エレノアの狂った嗤い声。

そんな誰もが恐怖するような笑い声を受けて

 

「いい加減にしろ、サイコ女」

 

イヴは毅然と言い放つ。

堂々と、凛としたその声は、エレノアの狂気を祓うよな声。

 

「…は?」

 

呆然とするエレノアに、イヴが吐き捨てる。

 

「なに被害者ぶってる訳?…お笑いだわ。見なさいよ、このフィジテの有様を。あの悍ましい【最後の鍵兵団(ウルティムス·クラーウィス)】を!…ふざけないでよ!一体何人殺したのよ!?帝国史上、一個人で貴女以上に殺した人間、他にいるも思う!?貴女達の目的はもう、心底どうでもいい…。私は貴女を許さない…!帝国魔導武門の棟梁…尊き魔導の灯火で暗き闇を払い、世の人々の行く末を明るく照らし、導くべき者…【紅焔公(ロード·スカーレット)】イグナイトとして!!私は貴女を滅ぼす!!!」

 

そう声高々に宣言して、イヴはその左手に灼熱の炎を灯し、身構える。

 

「…気に入りませんわね…!その目!」

 

その様子を見たエレノアは、その姿があの憎き男達に被って見え、皮膚が剥がれ、血が吹き出すほど強く引っ掻く。

 

「…しかし、お忘れですか?私は貴女が思いつく限りの死は、全て超越しました。例外は先程述べました通り、【イクスティンクション·レイ】…根源素(オリジン)レベルにまで、分解されることですが…」

 

「…そういう風に、誘導したいんでしょ?貴女」

 

イヴのその指摘に。

 

「ッ!?」

 

よく見ないと分からない位の、動揺を見せるエレノア。

イヴは当然気づいており、そのまま話を続ける。

 

「たしかに、効く可能性は十分ある。だとしても、何故自分から弱点を晒したのか?…答えは簡単、グレンがいないから。この戦場で、【イクスティンクション·レイ】を受ける確率は、0%だから。だから、わざとそう言った。そうすることで、もう1つの弱点から注意を逸らしたかったから。違う?」

 

「…」

 

「他にもおかしい点があるわ。それは…貴女が実験を受けたのが、250年前。【第七階梯(セプテンデ)】セリカ=アルフォネアが【イクスティンクション·レイ】を開発したのは、200年前の【魔導大戦】。どうにも時系列が合わないわね?貴女の肉体は魔術で何とか出来るとして、リヴァル=シャーロットが、その魔術を考慮に入れてたかは、些か疑問ね。それよりももっと可能性のある死がある。75,663通り目の死がある。…違う?」

 

「ッ!?」

 

エレノアの顔に、ハッキリとした動揺が出てきた。

これはブラフではない、経験則としてイヴはそう判断した。

 

「それと、貴女の不死身の秘儀だけど…どうやら数も関係ありそうね。多分に予想の入ったカマかけだったけど、当たりっぽいわね」

 

「…だから、なんだと言うのです?私は75662回殺さないと死なない…」

ゴウッ!!

 

そんなペラペラと話すエレノアに、イヴの紅蓮の炎が叩きつけられる。

 

「バカね!無限とほぼ無限は全くの別物よ!貴女はただ、しぶといだけの人間よ!75662回?上等よ!殺しきってやろうじゃない!!!」

 

「ヒャハハ!ヒャハハハハハハハ!!!出来るのですか!?ここまで貴女はまだ112回…いえ、113回しか、私を殺してませんよ!」

 

「やってやる!姉さん…力を!【無間大煉獄真紅·七園】!!!」

 

眷属秘術(シークレット)【第七園】、その極地。

イヴの支配下空間に無間の煉獄が生み出されて、遥か彼方、天の果てまで焼き尽くす大焦熱地獄が現れる。

 

「ギャアァァァァァァァァ!!!」

 

そんな地獄にエレノアの悲鳴が、アンサンブルするのだった。

 

 

 

 

 

「『雷帝の閃槍よ(1発)』!『穿て(2発)』!『貫け(3発)』!」

 

「ッ!?」

 

フェロードのほんのわずかの隙を突くように、アルタイルの【ライトニング·ピアス】が駆け抜ける。

光速で放たれるそれは、フェロードの頭を貫かんと駆け抜け

 

「『■■■』!…何!?」

 

古代魔術(エンシャント)で張った結界を貫かれ、フェロードは慌てて躱す。

そのままフェロードは考察を続ける。

 

(どういう事だ…!?古代魔術(エンシャント)近代魔術(モダン)に負けるだと…!?それに、まず先程の【ライトニング·ピアス】はおかしい!?()()使()()()()()!?)

 

フェロードはアルタイルを、霊的視点で観察してある事に気づいた。

まず、魔力濃度(デンシティ)が桁違いに高いこと。

これは即ち、通常とは桁違いの威力で、魔術が放たれているということ。

そしてもうひとつは…彼の空天神秘【UNLIMITED

CROSS RANGE】が強くなりだしたこと。

 

(さっきまでは【アリアドネ】を介さないと、その効果が上乗せされなかったが、今ではそれ無しでも上乗せされている!?彼の体に定着しだしたのか!)

 

つまりアルタイルは、リアルタイムで成長しているということ。

この極限状況の中、さらに強くなっている。

そしてそれは、他でもないアルタイル自身が、1番如実に感じ取っていた。

 

(何だろう…。かなり研ぎ澄まされてる気がする。…何でも出来そうな気がする)

 

戦いながら、フェロードとレ=ファリアの戦いから、学習していく。

空間を自由に使う戦い方なんて、一生出来そうにないので、アルタイルはその一挙手一投足を、全て見て、学んでいく。

そして…盗み、自身のものへと昇華させていく。

 

「行くぞ…!」

 

アルタイルはそう呟くと、一気に駆け出す。

アルタイルの活路は近接格闘戦。

とにかく近づくしかない。

 

「来るな!『『『■■■』』』!」

 

本来セリカの絶技である、【三重唱(トリプル·スペル)】。

当然のように使われた、絶技によって放たれた古代魔術(エンシャント)は、一個人を消し飛ばずには十分すぎる。

 

カチャリ。

 

「…は?」

 

そう、一個人を消し飛ばすには十分すぎるのだ。

それは…フェロードとて、例外ではない。

 

「なにぃ!?『■■■』!」

 

慌てて防御するフェロードは、この怪奇現象の正体を看破していた。

 

(ルミア…!彼女の鍵の力で、僕とアルタイルが入れ替わったのか!?)

 

そこでふと、あることに気づく。

自分とアルタイルが、入れ替わったという事は。

今、()=()()()()()()()()()()()()

 

「…レ=ファリア!」

 

慌てて確認するとそこでは

 

「消えろぉ!」

 

〖そっちこそ!〗

 

アルタイルとレ=ファリアが、激しい格闘戦をしていた。

アルタイルとレ=ファリアでは、そもそものパワーの出力が違う。

単純な力比べなら、まずレ=ファリアが勝つが、アルタイルには、それを補う戦いの上手さがある。

 

〖この…しつ…こい!〗

 

「丸見えなんだよ!」

 

ゴギィィィィィン!

 

激しい衝突音を響かせながら、【アリアドネ】と【銀の鍵】が、衝突する。

激しい鍔迫り合いの末、両者が弾かれる。

 

「チィィィ!」

 

〖つぅぅぅ!〗

 

「アルタイルゥゥゥ!!『■■■』!!」

 

自分の魔術を防ぎきったフェロードが、再び古代魔術(エンシャント)で、焼き払おうとする。

 

「『七色煌めく光の華よ・その輝きを以て・ 我らに華の加護を与え・その道行を照らし護り給え』!」

 

しかしアルタイルは【アイギス·ブローディア】で、その魔術を防ぐ。

しかしその隙に、レ=ファリアが【銀の鍵】で空間を切り裂き、同位相高次元領域から無限エネルギーを放出する。

 

カチャリ。

 

しかし、そんなエネルギーの濁流を、ルミアの【銀の鍵】が吸収し、アルタイルを助け出す。

 

「ありがとう、ルミア!」

 

「アイル君の背中は、私が守るよ!」

 

ルミアの頼もしい言葉に、アルタイルは笑いながら、フィジテの方を見る。

視線の先には、蒼天を焦がすかのような炎が、上がっているのが見えた。

あんな大魔術を使えるのは、ただ1人。

 

(イヴ先生…貴女も戦ってるんだよね)

 

そう思うと、不思議と力が湧いてくる。

諦めてたまるかと、その拳を握りしめる。

 

「「はァァァァァァァ!!」」

 

〖「ヤァァァァァァァ!」〗

 

2組の気迫がぶつかり合い、幾度目かの空間を軋ませたのだった。




もうね、仕事を辞めたいですね…。
それでは失礼します。
ありがとうございました。
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