「さぁ!やってまいりました。B級ランク戦ラウンド4夜の部。今回対戦するのは二宮隊、影浦隊、玉駒第二、東隊の四どもえとなります。実況は海老名隊オペレーター、武富桜子。解説は加古隊長と九斬隊長でお送りします。」
司会を務める武富が説明をする。
「よろしくね。」
「よろしくお願いします。」
加古と九斬があいさつをする。
「注目はなんといっても玉駒第二。本日はどのような展開となるでしょう?」
「まぁ、今回の肝は玉駒だろ。どこが取るかで結果が決まるだろう。特に今回は東隊にMAP選択権があるからな。」
「つまり、玉駒第二は不利になると?」
「そうなる。結成したばかりで実践も少ない。歴のある他の部隊からみればカモになる。玉駒をどこがどうやって取るかによって変わると思うよ。」
「では、加古さんはどうですか?」
「九斬君が言っていた通りよ。玉駒次第で結果が決まるわ。」
「お前、俺がバッサリ言ったことを蓑するな。」
「いいじゃない。あなたの厳しさはみんな知っているわ。」
「ったく。俺がお喋りだからってさぼろうとするなよ。」
「わかっているわ。これはお仕事だもの。手は抜かないわ。」
「ステージは市街地B。それではB級ランク戦ラウンド4、スタート!」
「これは、深雪です。一体どういうことでしょうか。」
「アタッカー封じでしょう。影浦に空閑と優秀ですから奇襲を避けようとしてのことでしょう。」
「そうね。これは東さんの作戦ではないわ。小荒井君かしら。」
今回のフィールドについて解説を挟んでいると。
「ここで三雲隊長と犬飼隊員が遭遇。戦闘になりました。」
「これは厳しい展開です。できれば他の部隊を巻き込めないと動きがないので空閑が活かせません。」
「三雲隊長入り口を壊して校舎内へ侵入しました。」
「良い判断です。乱戦になれば空閑が脅威になってきます。」
「そういえば空閑君と戦ったことがあるような言い方ね。」
「緑川と一緒にな。評価に関しては試合が終わってからにしてくれ。さすがにここで言うのはな。」
「ならあとで行くわ。」
解説と雑談をしているうちに三雲が東の壁抜きで倒され、雨鳥が砲撃。雨鳥を倒しに動いた犬飼を影浦が撃破。アタッカーの乱戦の中北添の爆撃で乱れたところを空閑が奥寺を、影浦が小荒井を、東の狙撃で辻を撃破。北添、絵馬は二宮に倒される。残りは影浦、東、二宮の三名で全員バッグワームを使用して膠着状態に入った。
「戦況は膠着状態となりましたがこのまま時間切れでしょうか?」
「二宮が動かなければ、な。」
「といいますと?」
「この状況なら東は射手と攻撃手だから自分から仕掛けるにはリスクが高すぎるだろうし性格上まずない。影浦も東を運よく見つけられればいいが二宮に割り込まれると相打ちか負けの可能性が非常に高い。二宮は東がいそうな場所を攻撃するだけで好戦的な影浦を釣れるし東から見ても二人が戦っているように見せられる。となると一番動かしやすいのは二宮ってわけだ。これは実力がどうであれポジションの相性の問題だからこうなったらどうしようもない。」
「あら、二宮君有利なの?でも絶対動くことはないわね。」
「ああ、あいつにこれくらいの大胆さがあればもっと上っていけるのだが。東のせいでいらない知恵がついてしまったからな。前の脳筋のほうが持ち味を活かせていると思うが、これは本人の方向性の問題だからな。どうしようもない。」
そうこう話しているうちに始めに話した通り時間切れ。
「タイムアップ!2対2対2対1となりました。結果は九斬隊長の言う通りになりましたがどうでしょうか?」
「ちょっと玉駒に焦りが見られました。三雲はしっかり戦術を練るタイプでしょうしログをみれば東の壁抜きは分かっていたはず。それにあの場面三雲の取り合いなので逃げの構えを見せれば四人はにらみ合いになったはずです。なのでバッグワームを起動するだけでよかったと思います。それに雨鳥の砲撃も迂闊です。あれを乱戦の時に打っていれば得点になっていたでしょう。惜しいですね。」
「エース以外の頑張りの結果ね。エース以外がどれだけ働いたかの結果が今回の試合に出ているわ。」
「それでは、B級ランク戦ラウンド4夜の部終了です。」
太刀川隊室
「そういや出水、緋ノ宮のとこの視察あるだろ?」
「ああ、あれだろ。ボーだー初の内部公開になるってやつだろ。」
「そうそう。そこで案内役に俺と出水に決定したから。」
「おれに拒否権ないの?」
「ない。先にいうと逃げそうだから。」
「私は聞いてるよー。」
オペレーターの国近は答える。
「おいおい、なんで出水は誘って俺を誘わない。」
会話に乱入してきたのはこの部屋の主、太刀川である。
「お前に案内ができるか。恥をさらさないようにランク戦でもしとけ。」
「辛辣すぎないか。それに出水も国近もそこまでできるやつじゃないだろ。」
「そうだが、同年代のほうが向こうとしても気が楽だろうと思ってな。あとお前ほど酷くない。」
「それにしても今回の視察に来る子達ってどんな感じなの?」
「それは俺も詳しいことはわからんが好奇心旺盛で行動力が高いって聞いている。」
「かなりアクティブなんだねー。ゲーマーな私とは合わなそうだけどなー。」
「それでも流行とかは追いかけているだろ?なら大丈夫だろ。一般の友人もいるらしいしな。」
「その子もなかなかアクティブだねー。」
「いや、声をかけたのはお嬢様の方だ。」
「そうなの?これは行動力がある。」
「なんでも食べていた焼きそばパンに興味を持ったらしくてな。焼きそばパンから始まる友情。」
「私もしてみたいなー。恋愛でも友情でもいいから。」
「そういえば俺が来るときいつも唯我いないけどなんかあるのか?」
「それは…。」
国近が言いよどんでいると。
「ランク戦のときにすぐに倒しただろ?それと個人戦のときとか容赦なかっただろ?それで避けるようになってる。」
「ヘタレすぎだろ。」
九斬隊室
「九斬さん、僕にシューターを教えてください。」
頭を下げ、教えをこうのは玉駒第二の隊長、三雲修である。
「え、やだ。」
さっぱり断ったのは九斬である。
「なんでですか。」
「俺とお前じゃあ戦術が違う。これはわかるか。」
「はい。九斬さんはサポート重視ですがしっかり敵を倒すこともあります。」
「はい残念。教えないのはそこじゃない。」
「ならどこですか。」
「根本だよ。根本。実際にお前が俺の操作ができたとしても意味がない。」
「意味がない?」
「そう。簡単にいえば脅威にならない。お前にトリオン量じゃダメージにならない。あれはダメージにならないと意味がない。一番は経験で培った感覚みたいなものだから言語化できないし理論派のお前とは相性が悪い。仮にできたとしてもさばききれずにやられるのがオチだ。」
「そうですか。」
と三雲は肩を落とす。
「だが、大事なのは戦闘に関わることだ。」
「かかわること?」
「そう。いるかもしれない、仕掛けがあるかもしれないといった疑心は地味に有効だったりする。一番よく俺がやるのはいかにも近くに仲間や仕掛けがあるようにみせかけること。例えば目線をそらして合図を送るフリとか同じ方向を何度も見るとかだな。」
「なるほど。それなら戦闘力の低い僕でもできそうです。」
「もう一つ重要なことがある。」
「重要なことですか。」
「爆弾だ。」
「爆弾?」
「相手を倒しうるものだ。これがあるだけで面倒くささが変わる。」
「それは。」
「それは自分で考えろ。」
そう言って九斬は立ち上がり部屋を出ようとして立ち止まり。
「どうせ他の奴らのとこにも行くつもりだろ?俺が長々といっても覚えていられないからこの辺にしておく。」
「ありがとうございました。おかげでなにかつかめそうです。」
「それは結果で示してくれ。それと気負わないことだ。」
試合展開に変わりはないので巻きです。
同じもの見てもしょうがないでしょ
ちなみに九斬の中でB級は
上位 エース以外の働きによって決まる
中位 ある程度戦術を無視してもエース一枚で勝てる
下位 エース一人いれば圧勝できる
話の結合(一話と二話をつなげて一話とする)
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した方が良い
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しなくていい