クロストリガー   作:スカーレット・ウィング

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スクスト勢は設定を固めてないから固まったら設定を公開します


11話

「お前たち遅いぞ。」

「ちょっと盛り上がってしまってね。」

「まぁいい。捕虜の尋問だ。」

「玉駒にいるんじゃないの?」

「もう一人いる。二宮隊が合同で捕えた。」

「俺、関係なくない?」

「それが捕虜が瀬田とじゃないと話さないと言っている。だから隊長であるお前も事情を知っておけというわけだ。」

「めんどっ。わがままいうなよさっさと話して遊んでいろよ。」

 

風間がお前がいうなみたいな顔をしていたがスルーして部屋まで来た。

部屋には瀬田に忍田本部長、空閑と三雲がいた。

 

「先ほどはどうも。」

「では尋問を開始する。」

「やっと通じた。で、連れてきたの?」

「子猫ちゃんの儚いラブコールに答えないわけにはいかないからね。」

 

「瀬田先輩っていつもこんな感じなんですか?」

「ああ。平常運転だ。」

三雲はまた癖の強いひとだと思った。

 

「子猫ちゃんはおいて行かれることを分かっていたということかい?儚いね。」

「おおよそね。そもそもあたしはアフトクラトルの住民じゃなくて連れてこられたもの。帰属意識はないわ。」

「嘘は言ってないよ。全部事実だよ。」

 

「ではこの後どうしたいのかな。」

「どうもしないわ。あなたが話し相手になってくれるのなら他にはないわ。」

「子猫ちゃんは欲がないんだね。」

「あなたと話すととても落ち着くの。不思議な気分よ。その仰々しい話し方が気に入ったのかも。」

「それは光栄だね。そんな儚い子猫ちゃんのために今後も話せるように努力しよう。」

「結構情熱的なのね。」

「それはうれしい誘いだ。」

「ところでヒュースはなにか話した?」

 

瀬田は忍田に目をやり、忍田はうなづいた。

 

「いいや、なにも話していないよ。」

「やっぱり。彼は孤児院にいたのを拾われているから大恩を感じているの。だから真面目な彼が国のことを話すことはないわ。帰れることはもうないのにね。」

瀬田「これはなかなか儚いことになってきそうだね。」

「なんとしてでもヒュースは国へ帰りたいと考えているわ。あたしは彼と違ってミデンに所属してもいいと思っている。それだけ覚えてちょうだい。」

「話したいなら呼ぶと良い。儚い子猫ちゃんのために時間をつくるよ。」

 

「最後にひとつ良いことを教えるわ。彼は用心深いから足止めのために属国をけしかけてくるわ。」

「それは本当か。」

少し興奮した様子でいう。

「本当よ。実際によく使う手だもの。二回はあると思っているわ。10日以内に一度目があると考えてるの。たぶんガロプラね。」

「なんでそう言えるか。」

「可能性が高いのはガロプラかロドクルーン。ロドクルーンはトリオン兵が中心でガロプラは兵力自体は多くないけど強兵がいるの。つまりガロプラのほうを信用してるの。両国に指令を出しているだろうけどくるのはガロプラとあたしは見ているわ。」

「貴重な意見に感謝する。」

「構わないわ。雇い主がいなくなるのは困るもの。」

 

尋問は終わった。

 

玉駒

 

「空閑、今日アタッカーたちが乱戦してたみたいだけどどうだった?」

「全然、村上先輩たちと一緒に太刀川ってひとにやられたから戦えなかった。用事があるって言って終わったら結局戦えなかった。」

 

反省会をしていると

 

「また九斬さんに挑んだの?あんたはまだまだ弱いんだから早いわ。」

 

木南が乱入して先輩風を吹かせるのであった。

 

 

 

 

「こんにちは。死神です。風間蒼也というものに太刀川慶に単位を取らせるために私を呼び出されてきました。」

「あのー九斬さん。どうしたんですか。」

 

正体を見破られた九斬は頭の被り物を取った。

 

「そこは察して乗ってくれ。俺は課題で忙しいのに太刀川が危ないせいで課題が終わらなくて気が立ってる。口には気を付けたまえ。」

「太刀川さんならさっき個人戦に行きましたよ。」

「悪いが防衛任務はすべてキャンセルだ。一人で頑張れ。」

 

「え。補填の人っていない感じ。」

「ああ。少し奴には世間体を分かってもらわねばならない。故に部下から厳しい叱りを受けさせる。」

「まだその設定続いているんだ。」

「今から探しに行くが出会ったら伝えてくれ。課題の邪魔をした罪は重い、と。」

 

顔を引きつらせつつ出水は答えた。

俺らもああなるのかね。

そのつぶやきは自分たちの隊長に向けられたものなのかそれとも将来の自分に向けられたものなのか。

 

 

どこかの会議室

部屋には異質な光景が広がっていた。椅子に座らされ勉強をする男性、それを見張るものが五人。積まれているのが参考書でなければ拷問の現場かと思うほどには殺伐としている。

 

自分の課題をやりつつ様子を見る九斬。あとは麻雀に夢中なにぎやかし。

なぜ麻雀をしている奴がいるのか、それは九斬にしかわからない。

 

「あのー、そろそろ休憩しません?」

「貴様に休憩する時間などあると思うのか?貴様のせいで課題が終わっていない、この意味が分かるか?」

「わからないといったら?」

「面白い冗談を言うな。個人戦を許可制にする。か、許可がなければ施設を使えなくする。」

「俺が悪かった。」

 

(どうしてこうなった。いつも通り九斬からカンペを貰ってパスするはず、それに講義もチョロいものにしたはず。なのにどうして囚人のような扱いを受けなければいけないんだ。)

 

「いけないなぁ?これじゃあ単位は取れないねぇ。」

 

この男、完全にやっている。課題の邪魔をされた腹いせにさんざん煽りちらすつもりである。

挑発に関しては九斬が一番言っているがさらに本来であればここに風間のスコーピオンの如きの鋭さを持つ口撃も追加されていた。

太刀川感謝しろ。

 

「貴様が終わるまで俺もお前も泊りだからな。熱い日々を過ごそうではないか。」

 

 

 

無事太刀川は単位を取得することができ、解放された。

余談だが少しばかり勉強するようになったとか。

 

 

 

 

話の結合(一話と二話をつなげて一話とする)

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