クロストリガー   作:スカーレット・ウィング

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フィクションミリタリーとかいう謎のジャンルで補給の話とかあるけどトリオン体はエネルギー効率が良いとかでてきて後出しのやりたい放題してきたと感じる


20話

 

 

「ゲート発生、数60。トリオン兵、数1000を超えます。」

「なら部隊は引き気味に戦い敵をひきつけて狙撃と砲撃に倒させろ。人型に遭遇したら他の部隊と合流しろ。戦果をあげる機会は後にたんまりある。焦らずにじっくり根比べと行こう。」

 

「じゃあこれから敵の威力偵察に行ってきますか。あとは任せますよ司令官。」

「ああ。存分に暴れてこい。」

 

 

 

(おそらくあいつがいるはず…俺の身一つで見逃してもらえるかどうか。これだけの戦力を投入してくるとは、勝負を急いているのか俺を早く引きずり出そうとしているのか、そこを見極めたいな。)

 

 

「スナイパーの援護があるとここまで戦いやすくなるとはな。うちにも欲しくなってくるぜ。堤、お前やってみねぇか?」

「それだとクロスレンジの火力が落ちて強みが消えますがいいんですか。」

「ちっ。やっぱり新しく入れるほうがいいか。だが、そんな奴はそうそういねぇよな。くそったれ。」

「とにかく、今回は長期戦になる話ですからあまり前に出すぎてやられないように頼みますよ。」

「大丈夫だろ。後ろでスナイパーの援護があるうちは温存しろってことだろ?あいつが言うには敵が動いてきたときに反撃できるだけの余力を残しておけばいいだろ。」

「笹森。出番は後に来るって言ってた。わりぃが今は前に出るなよ。」

「問題ないです。今は前みたいなエース機の奇襲に備えるってことですね。」

「あの野郎はてきとうなことは言うがこういう場で嘘は言わねぇ。じっくりとやるぞ。」

 

 

戦いに慣れている者は作戦を理解して守備重視で展開しているが経験の浅い者は違った。攻勢は後で行うが体力のない自分がその時まで戦えるのかを不安に思い、功績を取ろうと前へ出てしまい押される部隊がいくつか現れた。多くは近くに配置した上位部隊の救援と叱責によって落ち着きを取り戻したが敵の攻撃が激しい場所では救援がうまくいかず窮地に立たされていた。

 

「前に出すぎだ。飛び出るなとは言わないが味方の支援が見込めるようにしてからにしないと今回みたいになる。」

「「「はい。」」」

 

助けられた部隊は軽率な行動により窮地に陥ったことを反省し他の部隊の近くに寄って戦線を構築した。

 

 

「九斬君、少しいいかな。」

「本部長。こっちも相手の狙いが見えてきたところです。」

「そうか。では頼む。」

「敵兵力の進軍方向は本部を狙っている。大方戦力を削って大大的に反攻できなくなったところをじっくり選別するつもりでしょう。なら、外の戦線を壊してでも本部内の戦力を隠しておいた方が安全だと思います。」

 

「しかしそれでは市民の方に被害が出るのではないのか?」

「そこが悩みどころです。こっちの動きがバレれば市街地へ向かって誘ってくるでしょう。間違っても本部長が出ることはしないでください。負け筋なんで。」

「だが、戦況次第では私が出る必要があるのではないのか?」

「いらないいらない。向こうは多分アフトクラトルの戦闘を見ているはずですからこっちの戦力換算に入っているでしょう。そうなれば向こうにとっていつ出てくるのかは相当重要になると思います。最低でも人型のナンバー3くらいを相手してほしいですね。」

「リーダーは倒さなくて良いのか?」

「戦争は相手の名誉を傷つけずに負かすことです。激しく傷つければ強い恨みを買うことになって街が飛びますよ。」

「そうなれば存続に関わる問題になる可能性がでてくるのか。わかった。戦局が動き次第連絡する。引き続き続行してくれ。」

「了解。」

 

(さて、どう動くかね…釣るか行くか、いや戦線を動かすのは良くないか。ならば)

 

 

 

戦闘開始から一時間が経過した。戦線は膠着状態になる。本部を落とし選別を行いたい敵と完全ににらみ合いになったところもあるが上位陣がいるところは着実に撃破、戦線を押し上げている。時折市街地へ向かう動きを見せて陣地から引きずり出そうとするがその動きはスナイパーに捕捉されて撃滅されていった。

 

 

「そろそろ動きましょうか。私もそろそろでないと殲滅されそうですし。カルラ、あなたも好きにして構いません。」

「やっとか。待ちくたびれたぜ。」

「ですが、少し妙な点があります。」

「んだよ。初期配置は敵戦力の秤だろ?反撃が弱い地域に兵力を入れて突破って話だろ?」

「はい、ですが有利な戦線はありません。いかに発展が目覚ましいといえども後進国。穴があるはずです。何かあるとみていいでしょう。」

「考えすぎだろ。基本的にトリオン兵じゃよっぽどのやつでもなければトリガーもちには勝てねぇんだからこんなもんだろ。」

(はー。さっきまで先生先生って言ってたのに突然変わるよなぁ。あれがなければもっと昇進できるってのに。)

「ではお互いに頑張りましょう。」

「誰にものを言ってんだ。おれがそんまヘマはそうそうしねぇよ。」

 

 

「さらにゲート発生人型ネイバーの反応を確認、数3。」

「ついにできてきたか。部隊の合流を指示。絶対に単独で戦うな。複数人でかかれ。」

 

 

「おやおや確か君はアフトクラトルのヒュース君じゃあないか。親に見捨てられて可哀想に。言ってくれればうちで拾ったのに。」

「チッ。」

「知ってるの?」

「ああ。うちは大国だからねぇ。アフトクラトルと違って勢力が割れていないから大国の中の大国だよ。使える兵力も桁違いだ。四つの国が集まったようなアフトクラトル(寄せ集め)とはわけが違うんだよ。知っているかい?」

アフトクラトルは内部では争いをしていてね。よっぽどのことがないと協力できないんだ。馬鹿だよね~。」

「それ以上アフトクラトル(祖国)のことを悪く言うな。これ以上は許さん。」

「なんでいちいち君の許しがいるのかな~?」

 

 

アフトクラトル(祖国)のことを悪く言われたヒュースは我慢できなかった。

 

「貴様ああ!」

「そういうとこ、変わってないなあ。」

 

憤慨してヒュースは襲い掛かるがそれをわかっているように流して大勢を崩す。そのまま一撃を与えようとする。

が空閑が間に入り受ける。その間にヒュースは立て直し後退した。

 

「なんで庇うのかなあ。こいつは君たちを裏切って帰る気満々だよ~。そんな奴守っても意味ないと思うんだけど。」

「そんなこと決まっている。ヒュースは僕達の仲間だからだ。」

「ふーん。随分緩いんだね。どうせすぐに本性をみせるよね。」

 

 

 

「お前、強そうだな。俺といっちょ闘う(ばとら)ない?」

「少しは骨のあるやつだと良いんだけどねぇ。精々簡単に終わらないでくれよ。」

 

 

ー-回想ー-

「で、大事な話ってなんだよ迅。」

「いやあ、実は太刀川さん、ぶった切られて負けます。」

「それは前にも言ってなかったか?」

「詳しく言うとそれが何日目なのかはわからないけどやられますんで少しでも粘ってください。そうすれば良い未来が増えますんで。」

ー---

 

(さて、あいつの予知を覆すためにもここで人肌脱いでやろう。)

 

 

 

 

 

「なんであなた達から師匠(先生)の匂いがするのかしら?」

「む?その先生とやらが誰かはわからん。なにか情報が欲しいな。」

(楓。わかっているな。)

(ええ。二穂ちゃん。連絡よね。)

(それと華賀利、まだ動くなよ。)

(承知いたしましたわ。))

 

師匠(先生)はあ、かっこよくてぇ優しいの。それでどんな時も守ってくれるの。」

「容姿のことをきいたのだが…」

「それはぁ、目はきりっとしてるんだけどぉ優しさがあってぇ、黒い髪で背の高くの。」

((忍田本部長だな。)ではないかしら。)

 

「うむ。なかなか意外ではあったが、弟子もいると聞いている。まさかネイバーにもいるとは…前の頃の話は聞いていないから大変だな。」

 

 

 




恐ろしく情緒不安定な弟子そしてすれ違い…アンジャッシュかな

話の結合(一話と二話をつなげて一話とする)

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