「指令、重要な話とは何でしょうか。」
「ああ、先日太刀川と風間が捕縛したネイバーの件だ。」
!
少年は恨みのこもった顔をする
「まぁまぁ落ち着けよ三輪。まだ処分するって決まったわけじゃないし。」
「黙れ裏切り者め。なんでお前がここにいる。」
「私が呼んだのだ。」
「なぜです。ネイバーは敵、ネイバーと仲良くしようとするこいつらは絶対従いません。」
「彼は日本の出身だ。」
!
興奮していた少年は驚きの表情をみせる
「じゃあ、ほかの人たちは。」
少し表情に歓喜の色を見せ問う
「いや、彼がさらわれたのは10年以上前のことらしい。おそらくだが他の者はいないだろう。」
少年の表情が再び曇る
その時
「ネイバーを連れてきました。」
扉が開き、3人の青年が入ってくる
「さて、ここでもう一度私に話したことを話したまえ。」
「ええ、では。」
そうして九斬は話始める自身の十年について
「君はこのあとどうするつもりかね?」
「ここの戦闘員として働くかペンダントになるしかないでしょう。だが、半分ネイバーの俺を許せる奴はそこまで多くないでしょう。こうして話す時間があるのならともかく、しったらたいていの奴は俺のことを良く思わないでしょうし。今は問題ないかもしれませんがあなた方が退いたあと、事情を知らない者があがってきたときでしょう。」
一同は一部唸りながら考える
確かにネイバー達と戦ってきたから腕はそれなりに立つ方だろうそれにこの組織はできたばかりで戦力はまだまだ少ない
「では君の実力を見せてもらおう。実力次第だが正隊員として君の所属を認めよう。」
「それがまるいと思います。いきなり自称軍人とはいえ勧誘したわけでもない奴を優遇しすぎると組織の崩壊につながりますからね。」
「では、後程試験については伝える。」
九斬が退出した後一同は彼の者行う試験について話し合った
その一方で三輪は一人考えていた
(奴は自分のことをネイバーといった。だが、出身は日本といった話した内容からも人づてに聞いただけはない。)
先ほど話を聞いた青年について考えていた
三輪にとってネイバーは大切な姉を殺した憎い仇でしかなかった
だが、青年の話をきいて自身の覚悟に揺らめきが生じていた
(奴は自分のことをネイバーとも言っていた、死の覚悟もできている証拠だ。近界で育ったこちらの世界の人間と俺は戦えるのか。)
結論が出せず悩みながら歩き出した
「なんとか城戸さんたちを軟化させたいからねぇ。利用させてもらうよ、九斬さん。」
「おい迅、お前はあいつをどう見てる?」
「おれは入っても問題ないと思うよ、俺のサイドエフェクトがそう言ってる。」
「俺は熱い勝負ができると思ってる。あいつの腕はなかなかありそうだ。」
「そういうことなら太刀川さんと仲良くできるんじゃない?良い仲間になるとか。」
「それじゃあ面白くない。あいつとは並ぶよりも対面したい。」
「そうか。ならあいつは太刀川さんにまかせておけば安心かな。」
「そうだな。あと迅、俺と戦え。」
「良いよ。けど勉強は大丈夫か?」
「それはあとで考える。どうせあいつのことでいっぱいだからまだ来ない。」
そういうとふたりは部屋のなかへ入っていった
「ではまずここで訓練用トリオン兵の相手をしてもらう。向こうで兵士をやっていた発言を疑うわけではないが実力がわからなけければ適切な判断ができない。」
「それよりもあれ、輝いていえて眩しいからちょっと待ってくれ。」
!!!
試験に同席していた者たちは驚きの表情を見せた
「これは、いくつか聞いてもいいかい?」
「別に構わないけど。」
「じゃあ」そういって孤月を抜いた
「それが装備ですか。効率の良い装備ですね。」
一同に疑問と驚きが走った
「忍田さん、こいつはたぶんサイドエフェクトを持っていますよ。」
「その可能性が高そうだな。試験はいったん中止にする。」
一度解散しサイドエフェクトの調査を行うことにした
「あんた、それが他の奴と違うってわからなかったのか?」
「正直言って話したことはない。余計なことを言ってモルモットにされたくなかったからな。」
「へぇ、あとで俺とバトんない?」
「まだ俺の処遇は決まっていない。このままなら問題はないだろうがこのまま終わるとは思えん。戦闘できる立場にならないこともありえる。今はそう簡単に約束できない。」
「そうか。なら俺はいつでも歓迎だ。時間があったら忍田さんたちと相談して取り付けるさ。」
「そうなるといいな。お互いにな。」
「彼のものの処遇については風間が部隊に入れるもしくは入るということでいいか?
「はい。問題ありません。」
「彼のものについてどう思う?」
「今すぐにことを起こすことはないでしょう。向こうもこちらからの信用を得ようと動いているので問題ないと思います。」
「では戦闘面では?」
「申し分ないと思います。すぐにトップクラスになると思います。」
「そうか。では、くれぐれも気を付けること。」
「次に彼にサイドエフェクトがあるというのは本当かね?」
「はい、訓練室をみて眩しい、装備を見て効率が良いと言っていたのでおそらくトリオンが見えていると思います。ただ、本人はちょっと目が良いくらいにしか思っていませんでしたが。」
「それが本当なら色々と試しておかなければならないことがあるな。」
「それが本当ならこちらとしても色々と役に立つな。詳しく調べてみんとわからんが。」
「ひとまず調査は鬼怒田に任せる。」
「わかったわい。」
「ただし、時間がかかるが可能ではある。完全にやろうと思えば10年単位の時間が必要になる。」
「それでいいだろう。今は戦力の拡充が優先だ。」
会議はそう締めくくられた
そのころ九斬は
「つい口が滑ってしまったがうまくごまかせた。」
自身のサイドエフェクトについて考えていた
「南に100m、北に120m、西に250m。」
「よし、終了だ。」
九斬のサイドエフェクトについての調査が終わった
「それにしてもすごいねぇ。換装しなくても見えるなんて。」
そう声をかけたのはエンジニアの一人だ
「前からよく見えるとは思っていましたがまさかサイドエフェクトとは思いませんでした。」
九斬のサイドエフェクト、トリオン受信体質はトリオンが視界に移りこみ、視界を遮る。密度によって見え方が変わるが調査がなかなか進まない理由は
「頭が痛ぇ」
そう脳への負担が大きいことだ常人には見えないものが見えるということは常人よりも脳への負荷が大きいことになる。このデメリットによって長時間の調査が思うように進まないのである。
「眼鏡があったからすぐに回復できるが、さすがに眼鏡まではトリオンでつくれないからなぁ。」
戦闘中に眼鏡が落ちてしまうことが多々あったがフレームまでトリオンで作ってしまうと今度は目の前がトリオンで埋め尽くされてしまい何も見えなくなってしまった。
それに眼鏡といってもトリオンの視認性を抑えるだけで、見えなくなるわけではない。
そのうえ
「訓練用の仮装空間でも負担が大きいと模擬戦がね。」
訓練として利用する仮想空間はすべてトリオンで構成させているため、特に負担が大きい。そのため
「10分で倒れるとは。」
活動時間がかなり短くなっており、これはあくまでなにも起こらなかった場合であり、実際には戦闘を行うため建物が壊れるため
「5分ももたなかったのは悲しいなぁ。」
すぐに休憩しなければならなくなったのである
「まさか一本しか本気でやれないとはな。」
模擬戦の相手をした太刀川が少し気を落とした風に言った
太刀川の言う通り九斬は一本目こそ打ち合い九斬が勝利したもの、二本目の途中から動きが悪くなり、三本目では目に見えるほどに動きが悪く中断した
「これじゃあ俺とランク戦ができるのは当分先になりそうだな。」
他のメンバーが調査が終わらず、どうしようか悩んでいるのにこのありさまである
この男は他者と戦うのにはまっており、勉強そっちのけでランク戦に興じ、叱られている。全くこりていない
九斬の休憩時間中
「太刀川、お前に出した課題は終わっているのか?」
ギクッという声がしたあと
「待ってくれ風間さん、俺は一緒に調査に協力していたんだ。今からやるから。」
「なら、次回から模擬戦の相手は変更する。」
「それはひどくないか。」と太刀川は反論する
「太刀川が馬鹿なのは今に始まったことではないが。」
そういって九斬が解いた回答用紙をみる。
「お前、負けているぞ。十年も勉強してないやつに。」
九斬が解いているには中学二年相当の問題であるまだまだ成績こそよくないが太刀川と大差ないほどの正答率だ特に数学は80点以上を出している
「これはこいつがもともと知っていたんだ。そしてできる奴なんだ。」
太刀川が苦し紛れに答える。
「じゃあ、なんで英語はお前と同レベルなんだ?」
「それは、英会話をやっていたんだ。」
普段あっさりしている太刀川がなぜここまで往生際の悪くあがく。それはなぜか
「課題追加だな。」
そう、この男は学業に関しては壊滅的で留年を心配されるほど酷い。そのためこうして見張りが付き勉強させているのだ。
「太刀川、お前九斬に追いつかれたら高校卒業まで個人戦を禁止にするぞ。」
「それはひどくないか。」
太刀川の嘆きに同意するものは少ない、全面的に太刀川が悪いのだから
話の結合(一話と二話をつなげて一話とする)
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した方が良い
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しなくていい