クロストリガー   作:スカーレット・ウィング

8 / 33
5話

今日は年に数回行われるボーダーの入隊式。現在戦闘試験の最中、観客席で正隊員たちが様子を見ていた

 

「よぉ迅、風刃を手放したんだってな。」

「話が早いね。」

「太刀川の野郎が元気だったからな。それでどいつだ?」

「それはお楽しみってことで。」

「相変わらず面倒なやつだな。」

 

「ありがとう。」

「あ?」

「遠征から帰ってきた日。あの中に九斬さんがいたら守り切れなかったから。」

「あぁ~。そういえば忍田がそんなこと言ってた。」

「おかげで良い未来に行けそうだ。」

「そんな賭けしなくても直接良い未来に行けます。って言えばいいのに。面倒なやつだな。」

 

「知ってる人が多くなるとそれだけ未来が増えるから。」

「まぁ、背負い込むなよ。精神病むほうがめんどうだからな。」

「気をつけるよ。」

 

「で、どいつだ?お前の秘蔵っ子は。あそこまでしていませんでしたはねぇだろ。」

「ああ、そろそろだと思うよ。」

そう言って迅は去っていった

「相変わらずの秘密主義なことで。」

少し気を損ねながら言う

 

(どうせ白髪のチビだろ。もったいぶる必要があんのか?他の連中よりはデキるみたいだが上位に入れるかどうかだろ。)

 

少し苛立ちながら考えているとついに件の白髪チビの順番になった。

そして試験が始まった。

記録は1秒を切った。これまでの記録は4秒だっため、不正を疑うものもいたがもう一度同じようにやって見せた。

 

(想像以上にデキるやつだな。間違いなく即戦力クラス。普段なら争奪戦が起きそうだが迅の奴がからんでいるところをみると玉駒にはいるのか?いや、少しまえに玉駒に移った奴がいたな。結局身内びいきか。)

と若干落胆していると

 

大きな衝撃を感じた

 

(本命はスナイパーだったか。いや、なら迅はスナイパーのほうに行くはず。スナイパーはおまけか。)

そう結論付けて隊室へと戻った

 

 

 

後日

「九斬さーん。」

「誰かと思えば緑川…と新人記録の。なんのようだ?」

緑川がここに来た理由と顛末を話した。

 

「はぁ~。迅に勧誘された三雲を恥をかかせとして返り討ちにあったと。情けねぇ。」

「でも最後の二戦は戻せたし。」

「阿呆。七戦も乗せられた時点で負けだ。もし勝って調子乗っていたら降格させてたからいい薬になったろ。自分よりも才能のあるやつはいるってことがわかった。新入りだからってなめてかからないことだ。」

そう言って説教していると

 

「ほうほう。緑川の言っていた通りだ。厳しいけど優しいと。」

九斬が二回目のため息をはいて

「二人まとめてボコボコにしてやる。ついてこい。」

 

二人揃ってボコボコにされた

 

 

 

玉駒支部にて

 

「空閑、どうだった?」

「九斬さんって人に指導してもらった。すごく強かった。全然戦わせて貰えなかった。」

「何?九斬と戦ったの?あたしでも勝てないのに勝てるわけないじゃない!」

先輩の木南が言った

 

(木南先輩でも歯が立たないなんてどうやって遠征部隊になるのは簡単じゃないな。)

 

早速自身の目的が達成できるか不安になった。

 

 

 

「こんなところに呼び出すとは何の悪だくみだ?迅。」

「近日来る大規模侵攻についてさ。」

「おおかた俺が死ぬってところだろ?知っていても聞かないのわかって言ってるだろ。」

「はは、そうなんだけさ。一応言っておこうと思って。」

 

 

「で、早く続きを言え。お前はそんなことのためだけに呼び出す奴じゃないだろ。」

「実はさ、メガネ君たちが窮地に追い込まれる。」

「当日は遊撃することになっている。動かせる部隊を増やすのが仕事になりそうだからずっと構っていられねぇぞ。」

「それはわかってる。だけどさ、どこかで九斬さんがフリーになる時間があるんだ。そこで援護してほしいんだ。」

「できたらな。多分そんな余裕はないだろうが。」

「いや、それでいいんだ。他の奴にも頼んでおくから。」

そう言って迅は去っていった

 

 

「そういうことは黙っておけよ。気分損ねる言動筆頭じゃねぇか。」

と悪態をつき考える

 

(レプリカっていう自立兵によれば複数の大国が接近するが一番高いのはアフトクラトルだろうなぁ。向こうにいた効に時も時も一番来ていた気がする。ただ、ヤマはると外した時にまずいから初手はなし、基地スタートか…)

 

 

思考をまとめると隊室へと向かい策をねり始めた。

 

 

 

 

 

鈴鳴支部

 

「今日は模擬戦の予定はありませんが何の用でしょうか。」

丁寧な口調で聞いたのは村上鋼。ボーダーでもトップクラスのアタッカーだ。

「実はな、近々起こる大規模侵攻の時にうちのメンバーの面倒を見てほしくてな。」

「それならA級部隊のほうがいいんじゃないかな?」

来馬は至極当然な疑問を問う。九斬はA級でボーダーの中でもタイマンで勝てる相手は少ないほどの実力者だ。あの太刀川や二宮に勝利を重ねるほどの実力者だ。頼み込めば断ることなどまずないだろう。

 

「理由はA級部隊は主戦力になるから足並みを揃えさせたいこと。次にスナイパーを見てほしいからスナイパーがいないところは難しいこと。そしてスナイパーは新入りだから腕は普通なこと。だから連携や技量が求めらえるところだと意味がない。あとそいつは結構真面目だからヘマしてベイルアウトすることになったら病みかねないから。」

「要するにスナイパーがいるけど技量を必要としないってことですか。」

「別役のことをディスるわけではないが精密な狙撃は求めていないだろう?」

「そうですが五人となると今さんの負担が。」

「心配はいらん。八潮をつける。」

 

「それでは瀬田さんは?」

「あいつも遊撃で行動する。アタッカー内なら誰でもやれるからな。」

「色々と面倒をかけるだろうが二人をよろしく頼む。」

「わかりました。頑張ってください。」

 

返事を返すと九斬はあとにした。

 

 

 

 




ここまででバンドリ要素皆無
そろそろ出さないと詐欺になる

話の結合(一話と二話をつなげて一話とする)

  • した方が良い
  • しなくていい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。