凍心少年のヒーローアカデミア   作:霰雹

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毎回終わらせ方が分からない。
ここにあった推し語り消しました。
後悔深夜テンション!



受験勉強(?)

ミリオside

環が帰ってきてしばらく経った頃。

「…環?」

呼ぶと環は振り向いててちてちと歩いてきた。

「何してたの?」

「校長に呼び出された」

それじゃないよ環。

「どうして棚を見つめていたんだい?」

帰って来てからずっと教科書が立ててある棚を見ていた。

正直意味が分からない。

勉強したいのだろうとは考えたけど、俺に何も言わないし何もしない。

途中から虚無を見始めていたし、さすがに声を掛けた。

「…ミリオ」

「?」

「勉強は…将来的に役に立つと思うんだ」

「そうだね?」

話が遠回りすぎて分かりにくいが、勉強したいという事で良いのかな?

「じゃあ、俺が教えるよね!」

そう言うと環はちょっと嬉しそうに微笑んだ。

 

〜数十分後〜

 

分かってはいた。

環が頭良いことなんて数日前から分かっていたし、そのうち自分を超えるだろうとは思っていた。でも。

「なんで雄英の課題が余裕なんだよね!?」

自分が悪戦苦闘していた課題を数分で解き、さらに次の授業の予習問題まで解かれた。

もう教えることはない…なんてよくドラマで聞くけど、教える前から教えることがないか…

環はおどおどと困ったように近づいて来た。

「…環、俺から教えられることは無いよね」

理解できていないのか、不思議そうに首を傾げる。

もしかしてこの子、自分のレベルの高さに気付いていらっしゃらない?

だとしたら常識的なレベルを教え…いや、それで勉強しなくなっても困るしな…

自分で勉強してもらうか。

 

隣に並んで勉強していたら、いつの間にか夜ご飯の時間になっていた。

 

-夜-

俺は波動さんと共用スペースで話していた。

環の事について話すので、環は先に部屋に行ってもらった。

「で、いきなり出掛けたと思ったら勉強し始めたんだよね!」

波動さんに大体のことを話し終わった。

「通形って、たまに鈍感な所あるの!いつもはもっと敏感なのにね!不思議!」

よく分からない事を言って、クラスの話に変えられてしまった。

 

-次の日-

俺は訓練場で環と闘っていた。

と言っても、環が明らかに手加減してくれているけれど。

セメントス先生によると、社会復帰のために手加減を覚えさせたいそうだ。

俺はトレーニングになるし、一石二鳥って事だ。

ハンデとして、環は木しか使わない事になっている。

木なんて何処で食べたのか不思議だったが、先日出かけた際に木の枝を複数拾って隠していたらしい。

まともな食べ物だけを食べるように教えなければならないかもしれない。

 

試合が終わって、寮に帰ることになった。

「そういえば環、どうして空中に逃げなかったんだい?」

俺は高く飛べないから、根を伸ばして浮けば攻撃できない。

「…」

答えは無かった。

多分俺の勝てるチャンスを残してくれたんだろう。

手加減され過ぎててちょっと悲しい。

 

「…そういえば環、高校とか行くのかい?」

気になって聞いてみる。

流石にもう一月だし、考えないとまずいだろう。

「ミリオには内緒だ。決まったら教えるよ。」

誤魔化されてしまった。

けど、何かしら考えては居るんだな。

俺は、教えてくれるときを待つことにした。

 

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