凍心少年のヒーローアカデミア   作:霰雹

14 / 17




本編一章
受験


緑谷side

僕は雄英高校の前に立っていた。

(やっぱり凄く大きい学校だな…)

いつまでも校門前で立っていても邪魔なだけだし、かっちゃんに怒鳴られたし、そろそろ行こうかな…

気合を入れて一歩踏み出した瞬間、僕はつまづいた。

(あっ)

転ぶ、と思ったら浮いていた。

どうやら隣にいた人の個性らしい。

女子と話しちゃった!

あと、近くにいた人が何かの構えで止まっていた。

何だろうあれ…って、もう行かなきゃ!

時間を確認して慌てて走り出す。

 

-数分後-

(ギリギリ間に合った…)

両隣にはかっちゃんとさっきのポーズの人が居た。

この人、パーカー着てるけど制服どうしたんだろ?

あと凄く震えてる。

見てると逆に落ち着いてきた。

…実技試験、始まるな

 

プレゼントマイクside

「アーユーレディ!?」

全力の叫びで説明を開始したが、反応は無し。

何人か耳を押さえている。

だが、そんなのは日常茶飯事!

全力で相手し…何だあの席

ブツブツ言ってる少年とそれを睨む少年(目の角度は約80度)で、その横でガタガタ震えてる…あれ天喰じゃん。

そんな魔界のようなオーラを纏った席を見て、俺は放置を決め込んだ。

あんなん相手にできる訳ないじゃん。無理無理

俺は淡々とハイテンションで説明を終え、質問コーナーへと入る。

真面目そうな奴が手を挙げた。多分あの0ポイントヴィランについてだな。

予想通りの質問をされたので返す。

じゃあ移動…なんかまだ喋ってんなあいつ。

視線の先は…?

…待て!その魔界に手を出すのか!?

勇気あんなぁ…でもそれは無謀だろ。

「君たち!さっきからブツブツガタガタとうるさいぞ!そして君!どうしてそんなに人を睨むんだ!」

ごもっとも。ごもっともだけれど。

「うるせぇわ黙りやがれメガネ野郎!」

「な、メガネ野郎!?君口が悪いな!」

「か、かっちゃん、やめなよ!」

「カエリタイ」

真面目そうな奴、実は魔界の燃料だったのか?

あと天喰はもうちょっとだけ頑張ろうな。

そこからここまで届く声出せたのは褒めるよ。

 

その後、なんとか移動させた。

ちなみに魔界組は真面目、ブツブツがセット、他二人は別々に散らばっていた。

素晴らしい。欲を言えば全員別が良かった。

 

-試験開始-

俺が試験開始を宣言すると、一斉に走り出し…では無く、まず睨み魔界と天喰が飛び出していた。

もうこれ魔界組見てた方が良いな。

魔界組の存在を知っているのは俺だけ。

何かあったらすぐに連絡しなければ。

最悪この星が滅び…るわけねぇだろ。どうした俺。

 

意外にも(天喰以外の)魔界組は大人しく試験を受けてくれていた。

掛け声が「死ねぇ!」なのはどうかと思うが。

で、天喰はと言うと、まぁ無双していた。

予想は出来ていたが、他の奴に1ポイントも取らせないとは。

貝殻か何かを大量に棒状に伸ばし、複数のビルに刺して浮いている。

安全性と索敵を兼ねているのか。

しかも落ちても良いように下にビルがある場所を選んでいる。

で、そこから敵を見つけ次第刺す。

一種類しか使っていないのにあれか…

恐ろしい奴だNA!

あのブロックの受験生は運が悪かったと思ってくれ。

…そろそろ全部狩られるな。早い早い。

つーわけで、一足お先に0ポイントヴィラン投入!

 

巨大ロボが出てくる。

串刺しになる。

この間約1秒。

 

周りの被害を考えていないのかとヒヤヒヤしたが、咄嗟に何人かの受験生が助け合って事なきを得ていた。

他のグループでは、片腕両脚を犠牲にしてロボを吹っ飛ばしてるブツブツ魔界が居た。

つか魔界組全員非常に優秀な成績なんだが。

ほぼ入学間違い無しなんだが。

今年俺一年英語担当なんだが。

 

 

…帰って寝よ。




「転びそうな緑谷くんを助けようとして個性使用許可貰ってないこと思い出す天喰様」は絶対書きたかった。
あの受験を進行出来るマイクは凄いと思う。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。