凍心少年のヒーローアカデミア   作:霰雹

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作戦の終わらせ方が思いつかない。
サブタイトル納得いかなかったので変えました。


救済開始

ミリオside

俺はサー・ナイトアイ事務所のインターン生としてとあるビルの前に立っていた。

子供を軟禁状態にして育て、親に返すという業者。

これまでも何度か疑いを向けられたことはあったが、逃げられてきたらしい。

そこでサーの予知を使ってアジトを探そう、ということだった。

相手の力量が分からない以上、本来はプロのみで実行するべきだが、俺が無理を言ってついてきたのだ。

 

このヴィランの特徴を聞いた時、瞬時に環のことが頭に浮かんだ。

子供。暴力。監禁。

どれも心当たりがあった。もし「いつの間にかここにいた」という環の言葉(声に出してはないけど)が事実なら、環は他の子供より長く捕らえられている可能性がある。

環は居ないかも知れない。

それでも、ついて来ずにはいられなかった。

 

十数人のヒーロー*1が居る中、俺は単独行動をしない様に注意されつつビルの中に入っていった。

 

そこからは拍子抜けするほど抵抗がなかった。恐らくは隠れるのが得意なヴィランだったんだろう。

警察がパソコンのデータを抜き取るのを横目に最下層に向かう。

途中にいくつか部屋があったが、ドアに人の名前らしき物と[死亡済]と書かれたプレートが貼ってあった為スルーした。

事前に教えてもらった情報によると、ここは親に殺して良いと言われた子供だけを集めた場所らしい。

他の場所の子供達のことも気になったが、守秘義務があるからと教えてもらえなかった。

 

最下層。

このフロアに主犯格の部屋と訓練場がある。

慎重にドアを開けて訓練場に入ると、一人の少年が銃を持ったロボットと闘っていた。

甲羅のようなもので覆われている為顔は見えないが体中傷だらけだ。服も破れている。

…なんで、訓練が中止されていないんだ?

ヒーローが乗り込んで来ているんだぞ?

そのとき、壁の隅につけられたスピーカーから声がした。

「そのヴィラン役を捕まえろ」

主犯格の声だ。

意味を理解するのに数秒かかった。

その間に彼は俺を捕縛する。

状況を理解した俺は透過で抜け出すが、他のヒーローが何人か捕まってしまった。

辛うじて避けたヒーローも防戦一方。

俺も捕まえようとしてくるが、なんとか透過で避ける。けれど、幾つかの攻撃は避けきれず直撃してしまう。

(このままじゃ全滅、しかも実力じゃ敵わない…それならっ!)

俺は背後にワープで回り込み、後ろから抱きつく。

既に傷だらけで弱っている彼は簡単に倒れた。

「もう無理しなくていいよ、よく頑張ったね。

大丈夫。俺が居る。」

そう囁くと、彼の体から力が抜け、出ていた甲羅や植物が無くなっていく。

「ミリ、オ…?」

(!)

顔が見えないから気付かなかった。よく見ると、昔の環にそっくりだ。

環はまだ動こうとするが、貧血なのか立ち上がれない。

「もういいって。あとは俺がやる。遅くなっちゃったけど、助けにきたよ。」

そう言うとやっと環は目を閉じた。俺はマントを取り、環を包んでおく。

その間に他のヒーローは主犯格を捕らえたらしく、救護班が来ていた。

 

こうして、今回の作戦は終了した。

 

 

 

*1
イレイザーヘッド、サー・ナイトアイ、ファットガム等




次は病院パート。
多分天喰君病みます。
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