長くなりそうなので二つに分けました
ミリオside
俺は都内某警察病院の前に立っていた。
この前の作戦での怪我はリカバリーガールに治して貰えたので問題ないが、環の怪我は治して貰えてないはず。
どうしても心配になって来てしまった。
あの後サーに環がどうなったかを聞いたが、逆に何故知り合いなのかということを聞かれてしまい、結局何も聞けなかった。
別に教えてくれたって良いじゃないか。(やんわりと文句を言ってみたらくすぐりマシーンの餌食になった)
と、いうわけで仮免ヒーローの俺が大した理由もなく警察病院の中に入れるわけがないので建物の外から探してます。
もちろん個性を使えば侵入可能だがなるべく法律は守りたい。
出来れば早く見つかってくれ。
「…何やってんだ、通形。」
えっ
「イレイザー…」
違う。俺が見つかりたいんじゃない。
でも大丈夫。俺はただの通りすがりの生徒。
何もやましい事は無い。
そう言い聞かせながらイレイザーの方を向くと、サー、校長(イレイザーに乗っている)が揃っていた。
マジかよ。
「お前が何か考えている顔をしていたのでな、予知させて貰った。」
しかもご丁寧に予知ですか。
俺は笑顔だけ貼りつけてどう謝るか考えていた。
下手したら二度と来ないように言われる可能性がある。
悩んだ末に俺が選んだのはシンプルに土下座だった。
俺が怒られるだけならまだしも、環に影響が出るのは嫌だからね。
でも、校長はいつもの挨拶を決めながら地面に降り、
「一緒に行こうじゃないか!」
と言った。
話を聞くところによると、先生方も環に用事があったらしい。
俺がここに来て忍び込む未来が見えた以上、自分がついて行って許可を得るしかない、と考えたサーとバッティングし、一緒に追いかけたということだ。
何にしろありがたい。
環は地下に居るらしいのでエレベーターに乗って地下に向かう。
やけに長い時間に感じた。
「…」
なんだここ。
明らかに危険なヴィランが収容されてますってオーラが出ている。
さっきの長い時間っていうのは気のせいでは無かったらしく、壁に地下10階を示す数字が書かれていた。
とりあえず環の病室に向かう事となった。
環の病室は窓一つ無い密室で、監視カメラが付けられていた。
彼の実力やこの前の暴れ方を考えれば当然なのだろうが、それでももう少し自由にしても良いのではないか。
前回見た時と変わらず心配になるほど痩せており、怪我は手当されているもののかなり酷いことが分かる。
点滴を打っている所からして、十分に食事を取れていなかったのだろう。
そういえば、校長は環に話があると言っていた。悪い話じゃ無いと良いのだが。
校長を見ると、資料を俺に渡してきた。
「幼い頃からの虐待に洗脳…十分情状酌量の余地があったのさ。その結果、君は雄英高校での保護観察が決まったのさ!」
…えっ?
軽く設定
天喰環
生まれた直後に親が組織に預けた。
才能と努力で生き残ってきたがヒーローが突入した時はもう少しで死ぬような状況だった。
本人が全く話さないため検査をした結果、精神的なダメージが大きく、責任能力がないと判断されたため裁判では無罪。
現在は優秀なヒーローが集まっている雄英高校にて保護観察となっている。
また、ヒーローとしての実力はあるため、ヒーロー公安委員会はヒーローにするべきだと主張している。